8588 045 000
(396679)
デジタル・マルチトラッカー
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
MON OUT
PHONES
8/16/H
UNBAL
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
MIC
PEAK
0
10
0
10
MIC
PEAK
MIC
PEAK
MIC
PEAK
MIC
PEAK
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
8/16/H
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
ACCESS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
-10
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
6
7
8
TRACK
1
2
3
4
5
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
ORANGE
INPUT
MUTE
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
取扱説明書
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使用する場合
●電源コードを傷つけたり、加工したり、ねじっ
たり、引っ張ったり、あるいは加熱したりしな
いでください。コードが破損して、火災・感電
の原因になります。
●本機の分解・修理・改造は絶対にしないでくだ
さい。また、本体カバーは絶対に外したりしな
いでください。火災・感電の原因になります。
●機器本体または取扱説明書に表記されている電
源電圧(家庭用100 ボルト)以外の電圧では
使用しないでください。なお、電源プラグは電
源コンセントに確実に差し込んでご使用くださ
い。火災・感電の原因になります。
●雷が鳴り出したら、電源プラグには絶対手を触
れないでください。感電の原因になります。
●電源コードの上に重いものを載せたり、コード
が本機の下敷きにならないようにしてくださ
い。コードが傷付いて火災・感電の原因になり
ます。
注 意
設置する場合
●本機を長期間(一ヶ月以上)使用しない場合に
は、安全のため必ず電源プラグをコンセントか
ら抜いてください。接続したままにしておく
と、火災・感電の原因となることがあります。
●油煙や湯気の当たるような場所、あるいは湿気
やホコリの多いところに置かないでください。
火災・感電の原因となることがあります。
●電源コードを熱器具に近付けないでください。
コードの被覆が溶けて、火災・感電の原因とな
ることがあります。
●濡れた手で電源プラグの抜き差しはしないでく
ださい。感電の原因となることがあります。
●本機をぐらついた台の上や傾いたところなど、
不安定な場所に置かないでください。落ちたり
倒れたりしてけがの原因となることがありま
す。
●電源が入った状態で、本機を布やふとんなどで
被ったりしないでください。熱がこもり、火災
の原因となることがあります。
●窓を閉め切った車の中や、直射日光が長時間当
たる場所など、異常に温度が高くなる場所に放
置しないでください。火災の原因となることが
あります。
●大きなモニター音を長時間ヘッドフォンでモニ
ターするのはお止め下さい。聴力障害の原因と
なることがあります。
●この製品は精密な部品でできています。製品を
運ぶときなどは、必ず二人以上で慎重に行って
ください。
製品をお手入れする場合
●本機をお手入れする場合には、安全のため電源
プラグをコンセントから抜いてください。
電源プラグを差し込んだまま行うと、感電の原
因となることがあります。
●本機を移動する場合には、電源スイッチを切
り、必ず電源プラグをコンセントから抜いて、
接続されている外部機器の接続ケーブルを外し
てから行ってください。コードが傷付き、火
災・感電の原因となることがあります。
●5年に一度位は、機器内部の清掃が必要です。
販売店または当社営業窓口へご相談ください。
長期間掃除しないと内部にホコリがたまり、そ
のまま使用すると火災・感電の原因となること
があります。特に湿気の多くなる梅雨時期の前
に行うと、より効果的です。
使用する場合
●本機に他のオーディオ機器を接続する場合に
は、必ず本機および接続する機器の電源を切
り、接続する機器の説明書をよく読んで、説明
に従って正しく接続してください。また、接続
に使用するケーブルなどは指定されたケーブル
を使用してください。
その他のご注意
●本機の近くで携帯電話を使用すると、機器にノイズが入る
ことがあります。携帯電話のご使用は、本機から離れた場
所で行ってください。
●本機の電源を入れる前には音量(ボリュームな
ど)を最小にしてください。突然大きな音が出
て聴力障害の原因となることがあります。
●この製品をラジオやテレビの近くで使用すると、ノイズや
雑音が生じることがあります。このような場合には、本機
をラジオやテレビから離してご使用ください。
3
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ご使用になる前の注意
設置に関するご注意
電源に関するご注意
★本機をつぎのような場所で使用するのはお止めください。
*極端な高温/低温など、温度差の激しいところ
*湿気やホコリの多いところ
★本機は家庭用の交流100 ボルト電源で使用します。
エアコンなどの200ボルト電源のコンセントには接続
しないでください。
*電源電圧の変動が激しいところ
★雑音の発生する外部機器(大型モーター、調光器など)、
あるいは大量に電力を消費する機器(エアコン、大型電
熱器など)と同じ回路のコンセントには接続しないでく
ださい。
*震度や揺れの激しい不安定なところ
*強い磁気を発しているところ(テレビ、スピーカ
などの近く)
★ハードディスクを内蔵した本機を、極端に温度の低い場
所から暖かい場所へ移動させたり、冬季間など部屋の温
度が変化する場所で使用する場合、ハードディスクや他
の部品に結露が生じることがあります。
このような状況下でご使用になるには、新たな温度に慣
れるまで本機を約1時間程度放置するようにしてくださ
い。
★電源電圧の異なる地域でご使用になる場合は、お買い上
げになった販売店、または当社の営業窓口までご相談く
ださい。電源周波数はいずれの地域でも50Hz、60Hz
切り替えなしでご使用になれます。
★被覆が切れたりこすれたりして傷んでいる電源コードは、
そのまま使用すると大変危険です。もし、傷んでしまっ
たときはすぐに使用を中止し、修理を依頼してください。
★水などで濡れた手で、電源プラグを抜き差ししないでく
ださい。感電する恐れがあり大変危険です。
修理依頼に関するご注意
★本体ケースのカバーを外して、内部に手を触れないでく
ださい。感電することがあり大変危険です。
★本機には、お客様が簡単に修理できる部品を使用してい
ません。修理を依頼するには、お買い上げになった販売
店、または当社の営業窓口へご連絡ください。
★修理依頼で本機を持ち運んだり返送する場合には、必ず
専用の梱包箱を使用してください。もし、梱包箱がない
ときは、衝撃吸収材などを使って完全梱包するようにし
てください。輸送中または梱包の不備による故障などに
ついては、当社では責任を負えませんのでご注意くださ
い。
★本機の内部に水などの液体や可燃物、ピンなどの金属類
を入れないでください。感電や故障の原因となり大変危
険です。万一、水などが入った場合には、電源プラグを
コンセントから抜いて、お買い上げの販売店、または最
寄りの当社営業窓口へご連絡ください。
★本機の電源をオンするときは、本機に接続されている外
部機器を傷めることのないように、本機の出力が接続さ
れている機器より先に電源をオンするようにしてくださ
い。また、本機の入出力端子にプラグを抜き差しすると
きは、ミキサー部のINPUTフェーダーやボリューム類
のレベルを最小に絞った状態で行ってください。
★本機は民生用機器であるため、基本的に故障の際の代替
機の提供、および出張修理などは行なえませんので、あ
らかじめご承知置きください。
著作権に関するご注意
ハードディスク取り扱いのご注意
★本機を使って第三者が著作権を保有しているCDソフト、
ビデオソフトなどを無断で録音したものは、あなたご自
身が楽しむ以外、営利を目的とした公演、放送、販売、
配布などに使用することは法律で禁止されています。
★本機に内蔵して使用するハードディスクは、非常に精密
な装置です。使用中、または使用していないときでもハー
ドディスクに強い衝撃を与えないようにしてください。
特に電源が入っている状態で、本機とともに移動したり、
強い衝撃を与えないでください。
★本機の電源を切るときは、SETUPモードから抜け出し、
かつ停止している状態で行ってください。
損害賠償に関するご注意
特にハードディスクがアクセス中(本機のHD ACCESS
LED が点灯または点滅)には、絶対に電源を切らない
でください。録音したデータを失うことはもとより、ハー
ドディスクの故障の原因となります。
★本機を使用して生じる「直接的損害」・「間接的損害」に
ついては、当社では一切の責任を負えませんので、あら
かじめご承知置きください。
なお、本機の使用中に生じるあらゆるデータの消失に関
しては、当社では一切の責任を負いませんのでご注意く
ださい。
★本機を改造して使用することはお止めください。
4
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用途別目次
この「目次」は、おおまかな用途に合わせたページを検索するものです。後述の「目次の詳細」と併せてご利用ください。
持っている楽器を演奏して録音してみたい!
録音した曲を繰り返し何度でも聴きたい!
☟
32-34、44-47 ページをお読みください
☟
69 ページからをお読みください
希望の位置へロケートさせたい!
録音した演奏の一部分を録音し直したい!
☟
35 ページからをお読みください
☟
38 ページをお読みください
トラックの入れ替えをしたい!
ハードディスクをフォーマットしたい!
☟
40、77 ページをお読みください
☟
24 ページをお読みください
全16 トラックに録音した音をミックスダウンしたい!
曲の一部分を他のトラックへコピーしたい!
☟
43 ページをお読みください
☟
72 ページをお読みください
複数のプログラムを作りたい!
アナログ信号とデジタル信号を同時に録音したい!
☟
70 ページをお読みください
☟
90 ページをお読みください
VF160EX をM IDIでコントロールしたい!
内蔵エフェクトの詳細を知りたい!
☟
91 ページからをお読みください
☟
57 ページからをお読みください
ミキシング設定を保存したり、呼び出したりしたい!
自分のオリジナルCD を作りたい!
☟
62 ページからをお読みください
☟
79、125 ページをお読みください
早送りしながら頭出ししたい!
CD やM D から好きな曲をデジタル録音したい!
☟
67 ページをお読みください
☟
88 ページをお読みください
内蔵コンプレッサーをかけたい!
ソング・データのバックアップを作りたい!
☟
55、148 ページをお読みください
☟
97 ページからをお読みください
外部のエフェクターへ信号を送りたい!
コンデンサー・タイプのマイクを使いたい!
☟
54 ページをお読みください
☟
147 ページをお読みください
デジタル・スクラブしてポイントを探したい!
イコライザーをかけて録音したい!
☟
67 ページをお読みください
☟
41、52 ページをお読みください
内蔵エフェクトをかけて録音したい!
速度を可変しながら再生/録音したい!
☟
42、51、57 ページをお読みください
☟
68 ページをお読みください
5
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プログラムに名前をつけて管理したい!
希
望
の
位
置
よ
り
手
前
に
ロ
ケ
ー
ト
し
た
い
!
☟
71 ページをお読みください
☟
137 ページをお読みください
ガイドとなる入力信号を聞きながら録音したい!
フェーダーをペアで操作させたい!
☟
78 ページをお読みください
☟
146 ページをお読みください
プログラムを連続して再生したい
テンポ・マップを作成したい!
☟
96 ページをお読みください
☟
133、135 ページをお読みください
オーディオCD を本機で再生したい
外部機器を使わずミックスダウンしたい!
☟
103 ページをお読みください
☟
79 ページをお読みください
不要になった曲をイレースしたい!
バックアップ・ディスクをフォーマットしたい!
☟
75 ページをお読みください
☟
101 ページからをお読みください
メトロノーム音に合わせて録音したい!
M TC のオフセット時間を設定したい!
☟
87 ページをお読みください
☟
138 ページをお読みください
トラック再生音と新たに演奏する曲をミックス録音したい!
外部機器と同期させたい!
☟
85 ページをお読みください
☟
91 ページからをお読みください
外部M IDI機器へM IDI同期信号を出力したい!
ピンポン録音したい!
☟
137 ページをお読みください
☟
86 ページをお読みください
録音済みのプログラムにプロテクトをかけたい!
ハード・ディスクのフォーマット情報を知りたい!
☟
140 ページをお読みください
☟
144 ページをお読みください
録音したソング・データをコンピュータで使いたい!
ハードディスクを交換したい!
☟
120 ページをお読みください
☟
25 ページをお読みください
PAN を設定したい!
シーンのイベント・マップを作りたい!
☟
41、51 ページをお読みください
☟
64 ページをお読みください
不要なプログラムを削除したい!
VF160EX の録音機能を知りたい!
☟
71 ページをお読みください
☟
10 ページをお読みください
“AdatM ixerM odeを活用したい!
☟
95 ページをお読みください
6
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目次の詳細
安全上のご注意 .................................................................2
ご使用になる前の注意 .....................................................4
用途別目次 .........................................................................5
●オート・パンチ・イン/アウト ...............................................39
PUNCH IN/OUT ポイントの登録........................................39
オート・パンチ・イン/アウトのリハーサル ....................39
オート・パンチ・イン/アウトのテイク ............................39
トラックの入れ替え(Track Exchange).................40
第1 章 VF160EX の基礎知識
ミキシング ......................................................................41
●レベルの調整...............................................................................41
●PAN の調整................................................................................41
●イコライザーの調整...................................................................41
●エフェクト・センド・レベルの調整 .......................................42
●エフェクト・タイプの設定 .......................................................42
はじめに.............................................................................9
製品の主な特徴 .................................................................9
操作に入る前に ..............................................................10
●2 つの録音モード.......................................................................10
●記録方式.......................................................................................12
●プログラム...................................................................................12
●リメイン.......................................................................................12
●アディショナル・トラック .......................................................13
●インプット・モニターとリプロ・モニター............................13
●イベント.......................................................................................13
●チャンネルとトラック ...............................................................13
●トリム...........................................................................................14
●フェーダー...................................................................................14
●[CH STATUS/CH SEL]キー.................................................14
●タイムベース...............................................................................15
ミックスダウン ..............................................................43
●アナログ・ミックスダウン .......................................................43
●デジタル・ミックスダウン .......................................................43
基本的なBUSS 録音.....................................................44
●1 つのトラックへBUSS 録音 .................................................45
●複数の音源を2 つのトラックへBUSS 録音..........................47
第3 章 ミキサーのいろいろな操作
電源投入時の状態 ..........................................................50
各部の名称と働き ..........................................................16
●トップ・パネル(アナログ入出力セクション)......................17
●トップ・パネル(ミキサー・セクション)..............................18
●トップ・パネル(レコーダー・セクション)..........................19
●トップ・パネル(ディスプレイ・セクション)......................22
●リア・パネル・セクション .......................................................22
●フロント・パネル・セクション ...............................................23
ノーマル・ディスプレイでの操作...............................50
●フェーダー...................................................................................50
●チャンネル・ミュートとソロ機能 ...........................................50
●マスター・チャンネルのミュート ...........................................50
●AdatM ixerM ode(全トラックのインプットモニター)....50
チャンネル・パラメータ・エディット.......................51
●PAN の設定................................................................................51
●イコライザー(EQ)の設定 .....................................................52
●EFFECT センド・レベルの設定 .............................................53
●EFFECT センドのPRE/POST 設定 .....................................53
●AUX センド・レベルの設定.....................................................54
●AUX センドのPRE/POST 設定.............................................54
●フェーダー・レベルの設定 .......................................................55
●コンプレッサーの設定 ...............................................................55
●チャンネル・ビュー ...................................................................56
記録メディアについて ..................................................24
●ハードディスクの再フォーマット ...........................................24
●ハードディスクの交換 ...............................................................25
●ハードディスクの新規フォーマット .......................................27
第2 章 基本的な録音/再生
デモ曲について(録音を始める前に必ずお読みください).....28
周辺機器の接続 ..............................................................29
LCD について.................................................................30
エフェクト・エディット...............................................57
●エフェクト・タイプについて ...................................................58
●エフェクト・タイプの設定 .......................................................59
●エフェクト・パラメータの設定 ...............................................60
●エフェクトのミュート ...............................................................60
●エフェクト・パラメータの詳細 ...............................................60
基本的なDIRECT 録音 .................................................32
●1 つのトラックへDIRECT 録音..............................................32
●2 つのトラックへDIRECT 録音..............................................34
基本的なロケート機能 ..................................................35
●ABS ロケート ............................................................................35
●メモリー・キー/マーク・キーでのロケート........................35
メモリー・キー/マーク・キーへの登録 ............................36
登録した位置へダイレクトにロケート ................................36
登録位置の変更 .......................................................................36
●イベント・メモリーへのロケート ...........................................37
イベント・メモリーの登録....................................................37
イベント・メモリーの確認....................................................37
イベント・メモリーを指定してロケート ............................37
シーク・ロケート....................................................................37
シーン・メモリー ..........................................................62
●シーン・メモリーのストア(保存).........................................62
●シーン・メモリーのリコール(呼び出し)..............................62
●レベル・アジャスト ...................................................................63
●フェーダー・アジャスト ...........................................................63
●シーン・メモリーのダイレクト・リコール............................64
●シーン・メモリーのクリア(削除).........................................64
シーン・イベント・マップ...........................................64
●イベント・メモリーの登録 .......................................................64
●シーン・イベント・マップの作成 ...........................................65
●イベント・メモリーの削除 .......................................................66
●シーン・シーケンスのON/OFF ..............................................66
●シーン・シーケンスの実行 .......................................................66
パンチ・イン/アウト...................................................38
●本体キーによるパンチ・イン/アウト ...................................38
●フット・スイッチによるパンチ・イン/アウト....................38
7
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第4 章 レコーダーのいろいろな機能
第6 章 ソング・データのセーブ/ロード
S/P DIF/adatデジタル信号によるセーブ/ロード107
●S/P DIF /adatデジタル信号によるセーブ..................... 107
●S/P DIF /adatデジタル信号によるロード..................... 109
キューイング/デジタル・スクラブの操作...............67
●[F FW D]/[REW IND]キーでのキューイング......................67
●シャトル・キューイング ...........................................................67
●[SCRUB]キーでのデジタル・スクラビング ........................67
CD-RW /CD-R によるセーブ/ロード.................... 112
●CD-RW /CD-R ディスクへのセーブ(バックアップ)...... 115
●フル・イレースを実行するには ............................................ 117
●CD-RW /CD-R ディスクからのロード ............................... 118
バリピッチ機能の操作 ..................................................68
●バリピッチのON/OFF ..............................................................68
●速度の設定...................................................................................68
W AV ファイルのセーブ/ロード............................. 120
●W AV ファイルのセーブ ........................................................ 121
●W AV ファイルのロード ........................................................ 123
オート・ファンクション...............................................69
●オート・プレイ...........................................................................69
●オート・リターン.......................................................................69
●オート・リピート.......................................................................69
CD-DA フォーマットのセーブ/ロード.................. 125
●オーディオCD の作成 ............................................................ 125
●オーディオCD からのロード ................................................ 129
プログラムに関する操作...............................................70
●プログラムの新規作成 ...............................................................70
●プログラムの選択.......................................................................71
●プログラムの削除.......................................................................71
●プログラム・タイトルの編集 ...................................................71
第7 章 SETUP モード
SETUP モードに入るには ...................................................133
拍子の設定 ..............................................................................133
テンポの設定 ..........................................................................135
メトロノーム機能の設定 ......................................................136
プリロール時間の設定 ..........................................................137
M IDI同期出力信号の設定.....................................................137
M TC フレームレートの設定................................................138
M TC オフセット時間の設定................................................138
M TC オフセット・モードの設定 ........................................139
スレーブ・モードの設定 ......................................................139
スレーブ・タイプの設定 ......................................................140
録音許可/不許可の設定 ......................................................140
デジタル入力の設定 ..............................................................141
デジタル出力の設定 ..............................................................142
BAR/BEAT リゾリューション・モードの設定 ...............142
M IDIデバイスID の設定.......................................................143
各トラックのイベント・チェック.......................................143
ドライブのフォーマット情報...............................................144
フェーダー・フィックス・モードの設定...........................144
フェーダー・リコール・モードの設定...............................145
ペア・フェーダーの設定 ......................................................146
ファンタム電源の設定 ..........................................................147
コンプレッサー・チャンネルの設定...................................148
トラック編集の操作 ......................................................72
●コピー・ペーストとムーブ・ペースト ...................................73
コピー(またはムーブ)・クリップの実行 ..........................73
ペーストの実行 .......................................................................73
ペーストのアンドウ/リドウ................................................74
●イレース.......................................................................................75
イレースの実行 .......................................................................76
イレースのアンドウ/リドウ................................................76
●トラック・エクスチェンジ .......................................................77
トラック・エクスチェンジの実行........................................77
第5 章 応用編
DIRECT 録音での応用例 ..............................................78
●入力信号を聞きながらDIRECT 録音......................................78
インターナル・ミックスダウン・モード...................79
●インターナル・ミックスダウンによるミックスダウン........79
インターナル・ミックスダウン・モードに入るには ........80
インターナル・ミックスダウンのリハーサル ....................80
インターナル・ミックスダウンのテイク ............................81
曲の頭に“無音部分”を作る................................................83
BUSS 録音での応用例..................................................85
●入力音と再生音をミックスして録音 .......................................85
●ピンポン録音...............................................................................86
メトロノーム機能 ..........................................................87
デジタル録音 ..................................................................88
●外部機器からのデジタル録音 ...................................................88
16 トラック同時録音 ....................................................90
トラブル・シューティング
録音に関するトラブル ............................................... 149
編集に関するトラブル ............................................... 150
M IDIクロック同期システム.........................................91
M TC 同期/マシン・コントロール・システム ........92
スレーブ・モードによる同期システム.......................93
“AdatM ixerM ode”の利用方法 ...............................95
その他
M IDIインプレメンテーション・チャート .............. 151
VF160EX 対応M M C 一覧 ....................................... 152
VF160EX 対応INQUIRY M ESSAGE 一覧........... 152
保守............................................................................... 153
製品の主な仕様 ........................................................... 153
ブロック・ダイヤグラム............................................ 155
チェーン・プレイ機能(プログラムの連続再生).....96
●プレイ・リストを作成する .......................................................97
●チェーン・プレイのプレイ・モードを設定............................99
●プレイ・リストを編集 ............................................................ 100
オーディオCD(CD-DA)の再生 ........................... 103
●再生モードの切り換え ............................................................ 103
●オーディオCD の再生モードで可能な操作......................... 104
8
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第1章 VF160EX の基礎知識
はじめに
このたびは、フォステクス デジタル・マルチトラッカーM odel VF160EX をお買い上げいただきまして、まことに
有難うございます。VF160EX は、Fostexが独自に開発したA.S.P.(FostexAdvanced SignalProcessing)テク
ノロジーによる高性能DSP マルチ・エフェクトを内蔵したデジタル・ミキサーと、非圧縮/44.1kHz/16bitでの高音
質な録音/再生が可能な16トラック(+8アディショナル・トラック)・デジタル・レコーダーを一体化したデジタル・
マルチトラッカーです。ご使用になる前にこの取扱説明書を良くお読み頂き、末永くご愛用くださいますようお願い致
します。
製品の主な特徴
●ミキサー・セクション
● CD などからのS/P DIFデジタル信号、またはadatデジタル
信号をダイレクトにデジタル録音可能。
● A.S.P(. FostexAdvanced SignalProcessing)テクノロジー
による高性能DSP マルチ・エフェクトを標準搭載。
● 1/100フレーム単位で時間を設定可能なリハーサル機能付きオー
ト・パンチイン/アウトを搭載。さらにフット・スイッチによ
るマニュアル・パンチイン/アウトも可能。
● 16本のインプット・フェーダーとステレオ・マスター・フェー
ダーで、全ての信号を直感的にコンロトールすることが可能。
● チェーン・プレイ機能を搭載し、複数のプログラムを連続再生
が可能。
● 全入力チャンネルに、チャンネルON/OFFスイッチ、3バンド・
イコライザー、PRE/POSTの切り替え可能な2系統のEFFセ
ンドとAUX センドを搭載。
● オーディオCD の再生モードを活用することで、本機で作成し
たオーディオCD(または市販のオーディオCD)を再生可能。
● 8系統のアナログ・インプット全てに、トリムを搭載。マイク・
レベルからライン・レベルの入力に対応。
●その他
● アナログ・インプット7& 8 チャンネルには、フォーン・コネ
クタに加え、ファンタム電源の供給が可能なキャノン・コネク
タを採用。さらにインサート端子も装備。
● ドット・マトリクス・タイプLCD(液晶ディスプレイ)及び自
照式キーを採用。ミキサーやレコーダーの設定/状態などをグ
ラフィカルに表示。
● アナログ8チャンネル同時録音を実現する“DIRECT”録音と、
ピンポン録音などに使用する“BUSS”録音の、2 種類の“レ
コード・アサイン・モード”を採用。“DIRECT”録音では、adat
デジタル信号と併用するすることで“、16トラック同時録音”も
可能。
● 長時間使用に信頼性の高い、3.5インチのE-IDE規格ハードディ
スクが使用可能。
● VF160の全データ(レコーダー・データとミキサー・データ)
を、FDM S-3およびW AVEファイルとして書き出し/読み込
みが可能。
● フェーダー位置やエフェクトの設定等、ミキサーの状態を最大
99 個まで登録/呼出が可能なシーン・メモリー機能を搭載。
● CD-R/RW ドライブを使用して、ソング・データのセーブ/ロー
ド、およびオーディオCD の作成が可能。
● ミックス・ダウンした信号を、S/P DIFデジタル信号として出
力し、DATなどの外部デジタル機器でのデジタル録音が可能。
● 外部デジタル機器adat、DAT などを使用して、S/P DIFまた
はadatデジタル信号によるセーブ/ロードが可能。
● インターナル・ミックスダウン・モードを活用し、VF160EX
自身でのミックスダウンが可能。さらにミックスダウンした曲
のオリジナル・オーディオCD が作成可能。
● M IDIクロック&ソング・ポジション・ポインタ、またはM TC
(M IDITimeCode)の出力が可能。
● M M C(M IDIマシン・コントロール)に対応。
●レコーダー・セクション
● 外部からのM TC 入力によって、スレーブ走行させることが可
能。
● Fostexの独自フォーマットであるFDM S-3(FostexDisk M an-
agementSystem-3)を採用。非圧縮/16bit/44.1kHzでの高
音質な16トラックの録音/再生に加え、8アディショナル・ト
ラックの使用が可能。モノ・トラック換算で1GB当たり約3時
間の録音が可能。
● レコーディング時のガイド・リズムとして利用できるメトロノー
ム機能を搭載。
● バー/ビート・リゾリューション機能により、拍単位(クロッ
クは切り捨て)での編集が可能。
● デジタル・レコーダーならではのコピー・ペースト、ムーブ・
ペースト、イレース、アンドウ/リドウなど音声編集が非破壊
で可能。
● 6 箇所の編集用メモリーに加え、7 カ所のマーク・ポイントを
使用することが可能。
● 個々の楽曲に名前を付けて最大99曲まで管理することが可能
な“プログラム機能”搭載。
● 0 ~10 秒のプリロール・タイムの設定が可能。
● ±6.0パーセントの範囲でピッチのコントロールが可能。
9
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操作に入る前に
ここでは、VF160EX の具体的な操作に入る前に、ぜひ知っておいていただきたい事柄や名称について説明します。
初めてマルチトラッカーをお使いになる方、あるいはテープ式のマルチトラッカーに使い馴れた方も、操作に入る前にこの項をお
読み頂き、VF160EX の概要を理解するようにしてください。
●2 つの録音モード
VF160EX には録音するためのモードが2 つ(DIRECT 録音、BUSS 録音)あり、“REC ASSIGN(アサイン)セクション”で設
定します。
DIRECT 録音
BUSS 録音
もう1 つは“BUSS(バス)”録音と呼び、主にイコライザー
や内蔵エフェクトをかけながら録音する場合、または複数チャ
ンネルの信号をミックスしながら2トラックまたは1トラック
にまとめて録音する(ピンポン録音など)場合に使用します。
1 つは“DIRECT(ダイレクト)”録音と呼び、主にA ~H イ
ンプットに入力した信号を加工せず録音する場合、またはA~
Hインプット全ての入力信号を同時に独立したトラックへ録音
する場合に使用します。DIRECT 録音では原音のまま録音し、
ミックスダウンのとき自由に音の加工が可能なため、プロフェッ
ショナルな曲作りができます。VF160EXにおいては最もお勧
めする記録方式です。
この録音モードでは、インプット信号またはトラック再生音を
ミキサーを経由してレベル調整やイコライザーをかけた後、録
音専用のバスである“REC BUSS”へと送られた信号を録音
します。内蔵エフェクトの信号も、この“REC BUSS”へと
送ることができますので、エフェクトを付加した音も録音可能
になります。この“REC BUSS”へ送るチャンネルのことを
“SOURCE(ソース)”と呼びます。
この録音モードでは、インプットA ~Hに入力された信号は、
[TRIM(トリム)]ノブでゲイン調整した後に、直接レコーダー
のトラックへと送られます。
録音されるトラックは、入力端子付近に表記してるようにAイ
ンプットの信号は1/9 トラックに録音できます。同様にB イ
ンプットは2/10へ・・・そしてH インプットは8/16トラック
へと録音できます。
なお“BUSS”録音の場合は、“REC BUSS”がL/R の2チャ
ンネルであるため、同時に録音可能なトラック数は、2トラッ
クまたは1 トラックとなります。
したがって、[TRIM(トリム)]ノブでゲインを調整するだけで、
簡単に全てのトラックへ録音することが可能です。
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
なお、1/9トラック・・・8/16トラックへは同じ信号が送られます
ので、16トラックを同時に録音した場合には、同じ音が入ったト
ラックが2トラックづつできてしまいます。つまり、A ~H イン
プット信号を同時に別々の音で録音できるのは、最大8トラック
ということになります。
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
AUX1/AUX2
COMP
-10
-10
MID-G/F/Q
-20
-30
-20
-30
PRE/POST
PAN
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
LO-G
-∞
FADER
CH VIEW
CH PARAM EDIT
4
INPUT
5
RED
これを解消するためにはadatデジタル入力を併用することで16
トラックへ別々の音を同時に16トラック録音することが可能です。
具体的な方法は後述を参照してください。
1
2
3
6
7
8
MUTE
TRACK
ORANGE
REC
GREEN
PLAY
OFF
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
+6
0
+6
0
+6
0
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
BAL
INSERT
INSERT
BAL
-10
-10
-10
INPUT
A-H
-20
-30
-20
-30
-20
-30
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
A
B
C
D
E
F
G
H
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
TRIM
TRIM
A-H
LINE
MIC
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
MIC
PEAK
3/11/C
MIC
MIC
PEAK
5/13/E
MIC
PEAK
7/15/G
PEAK
1/9/A
PEAK
4/12/D
1/9
2/10 3/11 4/12 5/13 6/14 7/15 8/16
1
2
3
5
7
9
11
13
15
4
6
8
10
12
14
16
RECORDER
1~16 Track
1
9
2
10
11
3
4
12
5
13
6
14
7
15
8
16
10
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下記例は、トラック1をREADYに設定した場合の表示で、インプッ
トA端子に入力する信号がトラック1へ録音できる設定を示してい
ます。
DIRECT録音、またはBUSS録音を実行するにしても、録音
する音源や録音トラックの設定が必須です。
本機では、これら音源や録音トラックを設定するのに、下記
のキーがその役目を果たします。
録音方法によってこれらのキーを使い分けるようになってい
ますので、よく覚えておきましょう。
[DIRECT REC TRK]キー
[INPUT SEL]キー
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE
DIRECT
REC TRK
INPUT SEL
REC TRK
BUSS 録音時:
INT
MIXDOWN
“BUSS 録音”を実行するときは、 [INPUT SEL] キー、
[BUSS-SOURCE] キー、そして [BUSS-REC TRK] キーを
使用します。
[BUSS-REC TRK]キー
[BUSS-SOURCE]キー
DIRECT(ダイレクト)録音時:
■[INPUT SEL]キー
“DIRECT 録音”を実行するときは、 [INPUT SEL] キーと
[DIRECT REC TRK] キーを使用します。
インプット端子に入力する信号を“BUSS録音”するには、[INPUT
SEL] キーを押した後チャンネルに立ち上げるインプット信号を設
定します。チャンネル9 ~16 の [CH STATUS/CH SEL] キーを
押して設定します。
■[INPUT SEL]キー
下記例は、インプットH をチャンネル16に立ち上がるよう設定し
た表示です。
[INPUT SEL] キーは、9ch~16chに立ち上げる信号をレコーダー
の出力(TRACK)にするか、あるいは入力信号(INPUT)にする
かを設定するときに使用します。
電源をオンした後に [INPUT SEL] キーを押すと、常に下記表示が
現れます。この表示は、1ch~16chにレコーダーの出力(“TRK”)
が立ち上がる設定を示しています。
通常“DIRECT 録音”を実行する場合には、この設定状態のまま
[DIRECT REC TRK] キーを押した後録音するトラックを指定しま
す(BUSS 録音によるピンポンもこの設定で使用します)。
Tips:
[SHIFT] キーを押しながら、チャンネル9 ~16 の [CH STA-
TUS/CH SEL] キーを押すと、チャンネル9~16すべてが“IN”
に設定できます。キーを押すごとに“IN”と“TRK”が交互に
切り替ります。
■[BUSS-SOURCE]キー
[BUSS-SOURCE] キーは、BUSS録音の「ソース・チャンネル」を
選択するときに使用します。
■[DIRECT-REC TRK]キー
上記 [INPUT SEL] キーで設定を確認した後 [DIRECT-REC TRK]
キーを押すと、DIRECT録音のトラックを選択する表示が現れます。
この表示は、トラック1 ~16 全てが“未設定”の状態を示してお
り、録音トラックを指定するには希望チャンネルの [CH STATUS/
CH SEL] キーを押します。
上記 [INPUT SEL] キーでインプットH を選択した状態で [BUSS-
SOURCE] キーを押すと、下記のようなソース・チャンネを選択す
る表示が現れます。この表示の状態で希望の [CH STATUS/CH
SEL] キーを押すと、そのチャンネルがソース・チャンネルに選択
されます。
Tips:
Tips:
[SHIFT] キーを押しながら、チャンネル1~8の [CH STATUS/
CH SEL] キー(あるいはチャンネル9 ~16 の [CH STATUS/
CH SEL] キー)を押すと、トラック1~8(または9~16)す
べてのSAFE-READY が切り替えられます。
[SHIFT] キーを押しながら、チャンネル1~8の [CH STATUS/
CH SEL] キー(あるいはチャンネル9~16の [CH STATUS/
CH SEL] キー)を押すと、チャンネル1~8(または9~16)
すべてソースに切り替えられます。
11
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下記例は、チャンネル16を選択しインプットH をソース・チャン
ネルに設定した表示です。
●記録方式
VF160EXは記録するメディアとして、従来のテープなどとは
異なるハードディスクを使用しています。
VF160EXの録音は、ABSタイムにおける24時間以内であれ
ば、どこの位置からでも録音することができます。また、その
中のどの時間へも移動(ロケート)することが可能です。つま
り、VF160EXは“24時間のカウントが刻まれたテープが入っ
ている”と考えてください。
このとき、チャンネル1~4とチャンネル16を選択すると、トラッ
ク1~4とインプットH がソース・チャンネルに設定され、トラッ
クの再生音とインプット信号がBUSS 録音可能になります。また、
上記表示の“EFF 1”または“EFF 2”を同時に選択すると、ソー
ス・チャンネルの信号に内蔵エフェクトをかけながらBUSS録音が
できるようにもなります。
ABS 0
:先頭の00時00分00 秒の時間
REC END :録音最終位置の時間(この場合00時15分00秒)
ピンポン録音を実行するときは、前述の“SELECT INPUT/
TRACK”が全チャンネル“TRK”の状態で、下記例のようにソー
ス・チャンネルを設定します。後述の録音トラックを15 と16
に設定することで、トラック1 ~14 をトラック15-16 へピン
ポンすることができます。
また、テープ式のレコーダーでは使用するテープの長さによっ
て録音可能な時間が決まってきますが、VF160EXでは未記録
の部分はディスクを使用しませんから、効率的な録音が可能と
なります(もちろん無限ではありませんが・・・)。
●プログラム
VF160EXでは、この“
2
4
時
間
の
カ
ウ
ン
ト
が
刻
ま
れ
た
テ
ー
プ”
を最大99個まで使用することができます。このテープのこと
を“プログラム”と呼んでいます。
プログラムは、ハードディスク上で個々に独立していますので、
他のプログラムに影響を与えること無く、それぞれのプログラ
ムごとで録音/再生/編集などが自由に行えます。
またプログラムには名前(プログラム・タイトル)を付けるこ
とが可能ですから、楽曲の管理などに便利です。
■ [BUSS-REC TRK]キー
このキーは、BUSS 録音の「録音トラック」を選択するときに使用
します。
前述のようにソース・チャンネルが設定された状態で [BUSS-REC
SOURCE] キーを押すと、下記のようにBUSS録音のトラックが選
択できる表示に変わります。
通常の画面では、下図のようにLCD に表示されます。
●リメイン
この状態で希望の [CH STATUS/CH SEL]キー押すと、そのトラッ
クが録音トラックに選択されREADY 状態になります。
リメイン(REM AIN)とは、使用中のハードディスクにあとど
のくらい録音できるかという“残り”を表すものです。
VF160EXは24時間が刻まれたプログラムで管理されていま
すが、実際にはハードディスクの残りの容量によって録音可能
な時間が変わってきます。VF160EXのリメイン表示は、LCD
表示を切り換えることで下図のように表示され、ハードディス
クに録音可能なモノ・トラック換算での大まかな残り時間と残
りのディスク容量が表示されます。
下記例は、インプットH からの入力信号が立ち上がっているch16
をソース・チャンネルに選択して、トラック1へBUSS録音する状
態を示しています。
BUSS録音時のトラック選択は、モノ・トラックまたは隣り合った
奇数/偶数2トラックが選択できます。なお、ソース・チャンネル
に設定したトラックは選択できません。
12
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モノ・トラックとは、1つのトラックという意味です。つまり、
“モノ・トラック換算での残り時間”とは、ハードディスクの
残り容量に1トラックだけで録音し続けた場合にどのくらいの
長さの録音ができるか、ということをいいます。
したがって、4トラックを同時に録音し続けた場合には 3時間
7分÷4 = 46分、8トラックでは3時間7分÷8 = 23分、16
トラックでは3時間7分÷16 = 12分というように、残り時
間を録音するトラック数で割ると、録音可能な時間が計算でき
ます。
したがって、インプット・モニターにすることができるトラッ
クは“READY(録音待機)”になっているトラックまたは録音
しているトラックだけとなります。
VF160EXでは99のプログラムでハードディスクを管理して
いますが、このプログラムには録音データのみならず各種設定
情報なども含まれているため、プログラムを増やすごとに僅か
ですがディスクを消費してしまいます。
したがって、録音を始める前にはREM AIN 表示を確認し、作
業中に容量不足などが発生しないように心掛けてください。
●アディショナル・トラック
●イベント
VF160EX は、1つのプログラムが24トラックで構成されて
います。このうち常に録音/再生/編集が可能なトラックは1
~16 トラックであり、これとは別に8 トラック(17 ~24)
の“アディショナル(付加)・トラック”を持っています。こ
れら24トラックは、1トラック毎または複数トラック毎(ス
テレオ・ペア・トラックまたは8 トラック)、交互に入れ替え
ることが可能です。これを“トラック・エクスチェンジ”と呼
びます。
VF160EXで録音を行うと、録音されたトラックにはそれぞれ
の録音毎に独立した1つの録音ファイルが作られます。また、
無録音部分も1つの無音ファイルと認識します。これら録音ファ
イルと無音ファイルを“イベント”と呼んでいます。
VF160EXは、トラックごとに最大512までのイベントを作成
することが可能です。これを越えるイベントでの録音はできま
せん。通常使用では、この状況になることは希です。
VF160EXには、現在のイベント数を表示する機能があり、イ
ベント数が越えた場合には警告表示を行います。もし発生した
場合でも、後述の“プログラムのセーブ/ロード”を行うこと
で解消することが可能です。以下にイベント数の具体例を表記
します。
これによって、ソロ・パートを複数のトラックに録音し、それ
らを入れ替えて聞き比べたり、複数トラックに録音されたリズ
ム・セクションを丸ごと入れ替えてリミックスをする等、様々
な使用方法があります。
なお、17~24トラックのままでは録音/再生/編集が行えま
せんので、使用する際には1 ~16 トラックと入れ替えます。
A, 何も録音されていないトラックは、VF160EXが無録音部分を1つ
のファイルとカウントしますので、トラックには1つのファイルが
あることになります。
B, 録音を行うと、1つの録音ファイルが作成されるので、トラックに
は2 つのファイルがあることになります。
C, 続けて録音を行うと、新たに録音ファイルが作成され、トラックに
は3 つのファイルがあることになります。
D, 早送りをして再度録音を行うと、無音ファイルの後に録音ファイル
が作成され、トラックには5つのファイルがあることになります。
E,(B)と(C)をまたいで録音した場合、トラックには4つのファイ
ルとなり、イベントは減少します。
A
B
C
D
E
●インプットモニターとリプロモニター
VF160EXのレコーダーでは、各トラックの信号を出力する際
に、“リプロ・モニター”と“インプット・モニター”の2 種
類があります。
●チャンネルとトラック
“リプロ・モニター”とは、トラックの出力が再生音であるこ
とを示します。既にそのトラックに録音されている再生音を聞
く場合等、通常の再生はリプロ・モニターで行います。
本書では、ミキサーに関係する項目を“チャンネル”と呼び、
レコーダーに関係する項目を“トラック”と呼んでいます。
例えば“、レコーダーの1トラックの再生音をミキサーの1チャ
ンネル・フェーダーに立ち上げる”“、インプットA~Hの8チャ
ンネル分の信号をレコーダーの7&8トラックに録音する”と
いうような表現になります。
“インプット・モニター”とは、そのトラックへ入力された信
号(録音しようとしている音)をそのままトラックの出力へ送
ることを示します。これは、録音する音の録音レベルを確認す
る際に使用します。
13
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CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
●トリム
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
+6
0
[CH STATUS/CH SEL] キー
MUTE
MUTE
VF160EXで録音する際にもっとも注意してほしいのは、入力
されたアナログ信号をデジタル信号に変換する(A/D変換)と
きです。これを調整するのが“トリム [TRIM ]”であり、監視
するのが“ピーク [PEAK]”LED です。
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
1~8チャンネル
PRE/POST
AUX1/AUX2
COMP
-10
チャンネル・フェーダー
MID-G/F/Q
-20
-30
PRE/POST
PAN
-30
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
LO-G
-∞
FADER
CH VIEW
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
VF160EXのインプット[INPUT]A ~H に入力したアナログ
信号音に対して、トリムのゲインが大きすぎる状態([PEAK]
LED 常に点灯する等)では、入力信号が歪んだ(クリップ)信
号としてデジタル信号に変換されてしまい、ノイズのように聞
こえてしまいます。以降のミキサーやレコーダーではこの歪み
を取り除くことはできません。
CH STATUS/CH SEL
+6
0
+6
[CH STATUS/CH SEL] キー
9~16チャンネル
マスター
フェーダー
チャンネル・フェーダー
-10
-20
-30
-30
-20
-30
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
したがって、入力された信号の最大音量になる部分で“[PEAK]
LEDが点灯するかしないか”程度にトリム[TRIM ]を調整して
ください。
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
MASTER
INPUT
●[CH STATUS/CH SEL] キー
TRIM
[CH STATUS/CH SEL]キーは、VF160EX を操作する際に
最も重要な役割となります。
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
MIC
PEAK
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
8/16/H
このキーは、行う操作の内容や状態によって、その機能が変化
します。
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
+6
0
+6
0
● 通常は、現在のチャンネル・フェーダーに入力信号“IN (INPUT)”
または再生音“TRK (TRACK)”が立ち上がっているか、お
よびトラックが録音待機(READY)になっているかをキー
の点灯/点滅で表示します。
●フェーダー
このキーを単独で押すとフェーダーのON/OFFキー(M UTE)
として動作し、[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押す
とSOLO 機能のON/OFF の役目も果たします。
VF160EX には、16本のチャンネル・フェーダーと1本のマ
スター・フェーダーを搭載しています。
このうち、1~8チャンネル・フェーダーは常に1~8トラッ
クのレコーダーからの出力信号(リプロ・モニターまたはイン
プット・モニター)が立ち上がっており、このレベルの調整が
行えます。またマスター・フェーダーは、常にステレオ・アウ
トへの出力レベルを調整します。
● 各チャンネルの内蔵エフェクトへのセンド・レベルやイコ
ライザーを設定する場合には、右図の
EQ/COMP
EFF1/EFF2
HI-G/F/Q
各設定のキーを押した後、[CH STA-
TUS/CH SEL]キーを押すことで、設
PRE/POST
COMP
定するチャンネルを選択します。例え
ば、[PAN]キーを押した後、1チャンネ
ルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押
すと、1チャンネルの信号のPAN が設
定できます。1~16チャンネルの[CH
STATUS/CH SEL]キーを押すことで、
任意のチャンネルを設定できます。
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
一方9~16チャンネル・フェーダーだけは、フェーダーに立
ち上げる信号を“インプットA ~H からの入力信号”または
“レコーダーからの出力信号”のどちらかを選択してレベルを
調整します。
PRE/POST
PAN
LO-G
FADER
CH VIEW
CH PARAM EDIT
これは、前述の“2つの録音モード”と併せて最小限のフェー
ダーの数で、最も合理的な録音を行うために使用した方式です。
なお、9~16チャンネル・フェーダー全てにインプットA ~
H を立ち上げると、トラック9~16の再生音はミックスする
ことができませんが、通常使用では9~16トラックに録音す
る時点には入力する信号も減ってきている(ソロ・パートを残
すのみなど)ため、回避可能と思われます。
● [INPUT SEL]キーを押したときには、前述のように9 ~
16チャンネル・フェーダーに“IN (INPUT)”または“TRK
(TRACK)”のどちらかを選択する状態となります。このと
きは、9~16チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーの
みが動作し、[CH STATUS/CH SEL]キーを押すたびに“IN
(INPUT)”または“TRK (TRACK)”が交互に切り替えで
きます。
本機では、ペア・フェーダーの設定も可能です。ステレオ入力
信号のレベル調整などに便利です。
14
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本文中のいたるところで“
タイ
ム
ベ
ース”という言葉が出てき
● [BUSS-SOURCE]キーを押した場合には、前述のように
“REC BUSS”へ送るチャンネルを選択する状態となりま
すので、[CH STATUS/CH SEL]キーが押されたチャンネル
が、“REC BUSS”へと送られます。
このキーは、後述の“BUSS REC モード”のみ有効です。
● [BUSS-REC TRK]キーと[DIRECT-REC TRK]キーを押
した場合には、それぞれの録音モードで録音する(録音待
機にする)トラックを選択します。
“M TC”は、ABS 0 の位置をM TC の**時**分**秒にする
か、言い換えると“M TC を何時からスタートさせるか”を設
定し、その時刻を基準として以降24時間のM TC をABSに同
期して刻んでいきます。例えばABS 0 をM TC の1 時に設定
した場合、M TC は1時からスタートし、ABS の1時(1時間
経過)はM TC は2 時になるわけです。
●タイムベース
ます。このタイムベースは、従来のテープ式レコーダーでいう
“テープ・カウンター”の役目と同じようなもので、レコーダー
の走行位置を表す際に利用します。
設定したABS 0でのM TC 時刻を“M TC オフセット”と呼び
ます。下図では、レコーダの現在位置がM TC の00H(Hour:
時)59M(M inutes:分)57S(Second:秒)にいることを示
しています。
このタイムベースには、1. ABS(アブソリュート・タイム)表
示、2. BAR//CLK(小節/拍子/クロック)表示、3. M TC
(M IDIタイムコード)の3 種類があります。タイムベースは、
[SHIFT]キーを押しながら[DISP SEL/TIM E BASE]キーを
押すと切り換えられます。
初期設定ではM TC オフセットは、00H 59M 57S 00F 00SFに
設定されています。この時刻は24時間のどの時刻にでも変更可能
です。
また、ABS 0 の位置ではなくBAR//CLK の001 小節1 拍目に
設定を変更することも可能です。
“ABS”(アブソリュート・タイム)とは、ハードディスクの“絶
対時刻”であり00時00 分00秒(ABS 0)から23時59分
59秒までの時間がプログラムを作成した時点で刻まれていま
す。
下記に、3つのタイムベースの関係を表記します。ご参照くだ
さい
下図では、レコーダの現在位置がABSの00M(M inutes:分)
00S(Second:秒)にいることを示しています。
時間(Hour)の桁は、ABS が1時間を超えた時点で表示され
ます。
ABS 0は走行位置を管理する全ての基礎となっており、他の
タイムベースと相関関係があります。
ABS 0
00M 00S
00M 03S
001BAR
00M 06S
002BAR
.....
.....
.....
ABS
BAR/ /CLK
MTC
- 002BAR
1
1
1
“BAR//CLK”とは、VF160EXに内蔵されているテンポマッ
プ(拍子とテンポ)によって作り出された“小節/拍/クロッ
ク”を表示します。
00H 59M 57S
01H 00M 00S
01H 00M 03S
右上図では、レコーダの現在位置がBAR//CLKの-002BAR
(-2小節)1 (1拍目)にいることを示しています。
BAR//CLK は、ABS 0の位置を-002小節として設定し、こ
の位置を基準として、それ以降の小節を設定した拍子とテンポ
にしたがって走行位置を決定します。
初期設定では、ABS 0の位置は-002小節に設定されていますが、
この値は-009 ~-002 小節の間で変更することも可能です。
15
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各部の名称と働き
WARNING:
CAUTION
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTURE.
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AVIS:
AUX SEND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOOT SW
POWER
AC-IN
OPTICAL
IN
OUT
1
2
R
L
IN
OUT
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
MON OUT
PHONES
8/16/H
UNBAL
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
MIC
PEAK
0
10
0
10
MIC
PEAK
MIC
PEAK
MIC
PEAK
MIC
PEAK
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
8/16/H
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
ACCESS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
-10
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
6
7
8
TRACK
1
2
3
4
5
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
ORANGE
INPUT
MUTE
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
16
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●トップ・パネル
アナログ入出力セクション
1
3
4
5
6
2
INPUT
1/9/A
4/12/D
5/13/E
MON OUT
2/10/B
3/11/C
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
PHONES
L
R
INSERT
INSERT
BAL
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
LINE
0
10
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
MIC
PEAK
LINE
MIC
MIC
PEAK
0
10
PEAK
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
8/16/H
7
8
9
10
1.
[
I
N
P
U
T
]
(
ア
ン
バ
ラ
ン
ス
)
端
子
:
A
~
F
5. [M ON OUT](モニター・アウト)端子:L, R
●モニター用のアンプ内蔵スピーカ、あるいはアンプ+スピーカー
などを接続します。
●外部音源のアンバランス出力を接続します。
●標準入力レベル:-50dBV ~+2dBV
●コネクタ:PHONE
●基準出力レベル:-10dBV
●コネクタ:PHONE
2. [INPUT BAL](バランス)端子:G, H
●外部音源のバランス出力と接続します
6. [PHONES](ヘッドフォン)端子
●モニター用のヘッドフォンを接続します。
●コネクタ:TRS PHONE
●標準入力レベル:-50dBV ~+2dBV(約-48dBu ~+4dBu)
●コネクタ:XLR-3-31 タイプ(2 番ホット)
●コンデンサ・タイプのマイクロフォンを使用するためのファンタ
ム電源(+48V)を供給することが可能です。
7. [PEAK](ピーク)LED:1 ~8
●入力された信号が、クリップするレベルよりも約2dB 低いレベ
ルになると点灯します。
●[INPUT UNBAL]端子G, H にプラグを差すと、この入力は切
断されます。
●通常は、このLED が点灯するかしないかのゲインに、[TRIM ]ノ
ブを調整してください。
3. [INPUT UNBAL](アンバランス)端子:G, H
●外部音源のアンバランス出力と接続します。
●標準入力レベル:-50dBV ~+2dBV
●コネクタ:PHONE
8. [TRIM ](トリム)ノブ:1 ~8
●入力された信号に合わせて、ゲインを調整します。
●-50dBV(M IC)~+2dBV(LINE)の間で、ゲインの調整が可
能です。
●この入力にプラグを差すと、[INPUT BAL] 端子 G, H は切断さ
れます。
4. [INSERT](インサート)端子:G, H
●G, H チャンネル入力だけに使用する外部エフェクタ(一般的に
はコンプ・リミッタなど)を接続します。
9. [M ON OUT](モニター・アウト)ノブ
●[M ON OUT]端子への出力レベルを調整します。
●基準入出力レベル:-10dBV
10.[PHONES ](ヘッドフォン)ノブ
●φ6 TRS PHONE端子を使用していますので、外部エフェクタ
と接続する際は、下図のようなY 字ケーブルを使用します。
●[PHONES]端子への出力レベルを調整します。
To Effect Input
TIP:
SEND
各項目の詳細は、後述の各操作方法を参照してください。
GND
RING:
RETURN
From Effect Output
17
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●トップ・パネル
ミキサー・セクション
11
13
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
14
15
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
16
17
18
19
20
21
22
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
AUX1/AUX2
COMP
-10
-10
MID-G/F/Q
-20
-30
-20
-30
12
PRE/POST
PAN
-40
-50
-60
-40
-50
-60
-∞
LO-G
-∞
FADER
CH VIEW
CH PARAM EDIT
6
7
8
TRACK
1
2
3
4
5
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
ORANGE
INPUT
MUTE
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
23
11
12
+6
0
+6
0
+6
0
-10
-10
-10
-20
-30
-20
-30
-20
-30
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
24
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
15
G
16
H
TRACK
INPUT
14
F
MASTER
12.チャンネル・フェーダー:1 ~16 チャンネル
●1~8チャンネル・フェーダーは、1~8トラックの再生音[TRACK]
のレベルを調整します。
11.[CH STATUS/CH SEL]キー:1~16チャンネル
●ノーマル・ディスプレイ(後述)の時は、各チャンネルのON/
OFF キーとなります。
●9~16チャンネル・フェーダーは、インプットA ~H へ入力さ
れた信号[INPUT]、または9 ~16 トラックの再生音[TRACK]の
レベルを調整します。これは[INPUT SEL]キーによって、どちら
のレベルを調整するか設定します。
●PAN やイコライザーなどミキサーの各種設定を確認/変更する
際([CH PARAM EDIT]キー(No.17~22)点灯)には、設定を確
認/変更するチャンネルを選択します。
●録音するトラックを選択する際([REC ASSIGN-DIRECT]キー
または[REC ASSIGN-BUSS]キー点滅)には、録音待機(READY)
または解除(SAFE)するレコーダーのトラック(1~16)を選択
します。
13.[SCENE -RECALL / DIRECT RCL]キー
●シーン・メモリーを呼び出す際に使用します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、シーン・メモリー・
ダイレクト・リコールが行えます。
●[SHIFT]キーを押しながら任意の[CH STATUS/CH SEL]キー
を押すと、そのチャンネルのSOLO 機能をオン/オフできます。
●キーの点灯(点滅)によって、下記の状態(STATUS)を表し
ます。
●[SCENE -STORE /M AP] キーとこのキーを同時に押すと、シー
ン・メモリーの消去が行えます。
インプットA~Hへ入力された信号[INPUT]が、
14.[SCENE -STORE /M AP]キー
ORANGE
フェーダーでレベル調整できます。
※9 ~16 チャンネルのみ設定可能。
●シーン・メモリーを登録する際に使用します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、シーン・マップ
を確認/変更することが可能です。
トラックの再生音[TRACK(PLAY)]が、フェー
ダーでレベル調整できます。ソロ機能がON に
なっているときは点滅します。
●[SCENE -RECALL /DIRECT RCL]キーとこのキーを同時に
押すと、シーン・メモリーの消去が行えます。
GREEN
OFF
フェーダーへの信号は[M UTE]されています。
15.[EFF EDIT -EFF1 /M UTE]キー
●エフェクト1のエフェクト・タイプやパラメータの設定を確認/
変更する際に使用します。
対応するトラック(1~16)がREADY(録音
待機)状態になっています。この場合[GREEN]
と[RED]の交互に点滅となります。また、録音
中には点灯となります。
RED
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、エフェクト1の
ミュートON/OFF が行えます(M UTE ON 時にLED が消灯)。
18
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16.[E
F
F
E
D
IT
-
E
F
F
2
/
M
U
T
E
]
キー
2
0
.
[
C
H
P
A
R
A
M
E
D
IT
-
E
Q
/C
O
M
P
-
M
ID
-G
/F
/Q
]
キー
●エフェクト2のエフェクト・タイプやパラメータの設定を確認/
変更する際に使用します。
●中音域用パラメトリック・イコライザーの設定を確認/変更す
る際に使用します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、エフェクト2の
ミュートON/OFF が行えます(M UTE ON 時にLED が消灯)。
●設定を確認/変更するチャンネルは、[CH STATUS/CH SEL]
キーで選択します。
17.[CH PARAM EDIT -EFF1/EFF2 /PRE/POST]キー
●EFFECT1 またはEFFECT2 のセンド・レベル設定を確認/変
更する際に使用します。キーを押すたびに、EFFECT1とEFFECT2
の設定が交互に切り替わります。
21.[CH PARAM EDIT -PAN /FADER]キー
●PAN の設定を確認/変更する際に使用します。
●[SHIFT] キーを押しながらこのキーを押すと、現在のフェー
ダーの位置が表示され、正確なレベル設定が可能です。
●共に、設定を変更するチャンネルは、[CH STATUS/CH SEL]
キーで選択します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、EFFECT1また
はEFFECT2のPRE/POST設定を確認/変更することが可能です。
●共に、設定を変更するチャンネルは、[CH STATUS/CH SEL]キー
で選択します。
22.[CH PARAM EDIT-EQ/COM P -LO-G /CH VIEW ]キー
●低音域用シェルビング・イコライザーの設定を確認/変更する
際に使用します。
18. [CHPARAM EDIT-EQ/COM P-HI-G/F/Q/COM P]キー
●高音域用パラメトリック・イコライザーの設定を確認/変更する際
に使用します。キーを押すたびに、設定パラメータが切り替わります。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、コンプレッサー
の設定を確認/変更することが可能です。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、選択されたチャ
ンネルの各種設定された項目の状態が表示されます。
●共に、設定を確認/変更するチャンネルは、[CH STATUS/CH
SEL]キーで選択します。
●共に、設定を確認/変更するチャンネルは、[CH STATUS/CH
SEL]キーで選択します。
23.[M ASTER CH STATUS/CH SEL]キー
●LCDがノーマル・ディスプレイ(後述)の時は、マスター・チャ
ンネルのON/OFF キーとなります。
19. [CH PARAM EDIT -AUX1/AUX2 /PRE/POST]キー
●AUX1またはAUX2のセンド・レベル設定を確認/変更する際
に使用します。キーを押すたびに、AUX1とAUX2 の設定が交互
に切り替わります。
●PAN やイコライザーなどミキサーの各種設定を確認/変更す
る際([CH PARAM EDIT]キー(No.17~22)点灯)には、設定
を確認/変更するチャンネルを選択します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、AUX1またはAUX2
のPRE/POST 設定を確認/変更することが可能です。
●共に、設定を変更するチャンネルは、[CH STATUS/CH SEL]キー
で選択します。
●キーの点灯(点滅)によって下記の状態(STATUS)を表しま
す。
24.[M ASTER]フェーダー
●STEREO OUT L, R端子から出力する音声信号のマスター・レ
ベルを調整します。
各項目の詳細は、後述の各操作方法を参照してください。
●トップ・パネル
レコーダー・セクション
25 26 27 28
30 31
29
34
REC ASSIGN
DIRECT
REC TRK
BUSS
SOURCE
36
37
INPUT SEL
REC TRK
PGM SEL
DISP SEL
SETUP
33
32
35
INT
MIXDOWN
AUTO RTN
TIME BASE
AUTO PUNCH
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A RTN
A PLAY
END
IN
OUT
START
IN
OUT
39
38
46
45
44
51
1
3
4
5
6
7
2
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
43
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
40
41
42
47
CD PLAY
F FWD
P.EDIT
EVT MEM
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS 0
LOCATE REC END
PREV
NEXT
48
49
50
FADER
ADJUST
EXIT/NO
52
54
53
EJECT
LEVEL
ADJUST
56
ENTER/YES
SHIFT
JOG
SHUTTLE
55
19
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25.
[
I
N
P
U
T
S
E
L
]
キ
ー
32.[AUTO RTN -START / M ARK1]キー
●キーを押すと、オート・リターンやオート・リピートを行うとき
の始点(AUTO RETURN START 点)として登録されている値を
確認/変更できます。
●9~16チャンネル・フェーダーに、インプットA ~H の入力
信号([INPUT])、または9~16トラックの再生音([TRACK])の
どちらの信号をフェーダーに送るかを設定します。
このキーを押して、[INPUT]-[TRACK]の設定を行っているときは、
このキーが点滅します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“M ARK1”に登
録されている値を確認/変更できます。
●ノーマル・ディスプレイの状態で[SHIFT]キーを押しながら
[INPUT SEL]キーを押すと、全トラックが一斉にインプットモニ
ターになります(このモードを“AdatM ixerM ode”といいます)。
●これらは、ロケート・メモリーとして利用可能です。
33.[AUTO PUNCH -IN / M ARK2]キー
●キーを押すと、オート・パンチ・イン/アウト、またはペースト、
イレースを行うときの録音開始点(PUNCH IN 点)として登録され
ている値を確認/変更できます。
“AdatM ixerM ode”は、特にAdatオプチカル対応のサウンド・
カードを搭載したパソコンと本機を組み合わせてレコーディング
する際に便利です(ただし、“INPUT SEL”で“IN (Input)”に
設定されているトラックはインプットモニターにできませんので
ご注意ください。また、“AdatM ixerM ode”を使用するには、事
前にDIGITAL IN/OUT の設定を“adat”にしておく必要があり
ます)。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“M ARK2”に登
録されている値を確認/変更できます。
●これらは、ロケート・メモリーとして利用可能です。
26.[REC ASSIGN -BUSS -SOURCE] キー
●“BUSS”録音でのREC BUSSに送るチャンネル(SOURCE)
を選択します。[CH STATUS/CH SEL]キーでSOURCEチャン
ネルを設定します。
34.[AUTO PUNCH -OUT / M ARK3]キー
●キーを押すと、オート・パンチ・イン/アウト、またはイレース
を行うときの録音終了点(PUNCH OUT 点)として登録されてい
る値を確認/変更できます。
●このキーを押してSOURCEの選択を行っているとき、このキー
が点滅します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“M ARK3”に登
録されている値を確認/変更できます。
●これらは、ロケート・メモリーとして利用可能です。
27.[REC ASSIGN -BUSS-REC TRK] キー
●このキーが点滅しているときは、“BUSS”録音での録音するト
ラック(READY)が選択できます。[CH STATUS/CH SEL]キー
でREADY トラックを設定します。
35.[AUTO RTN -END /M ARK4]キー
●キーを押すと、オート・リターンやオート・リピートを行うとき
の終了点(AUTO RETURN END点)として登録されている値を確
認/変更できます。
●このキーが点灯している場合は、BUSS RECモードであること
を示しています。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“M ARK4”に登
録されている値を確認/変更できます。
28.[REC ASSIGN -DIRECT-REC TRK] キー
●このキーが点滅しているときは、“DIRECT”録音での録音する
トラック(READY)が選択できます。[CH STATUS/CH SEL]キー
でREADY トラックを設定します。
●これらは、ロケート・メモリーとして利用可能です。
36.[CLIPBOARD -IN /M ARK5]キー
●キーを押すと、クリップボードへコピーまたはムーブするときの
開始点(CLIPBOARD IN 点)として登録されている値を確認/変
更できます。
●このキーが点灯している場合は、DIRECT RECモードであるこ
とを示しています。
●停止状態で、[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、イン
ターナル・ミックスダウン・モードに入ります。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“M ARK5”に登
録されている値を確認/変更できます。
29.[DISP SEL /TIM EBASE]キー
●このキーを押していくと、LCDには下記の内容が順に表示され
ます。
●これらは、ロケート・メモリーとして利用可能です。
37.[CLIPBOARD -ALIGN SEL / M ARK6]キー
●キーを押すと、コピー/ペーストまたはムーブ・ペーストすると
きのアライン点(ALIGN 点)に登録されている値を確認/変更でき
ます(注意:クリップ・ボードに有効なクリップ・データが存在す
るときのみ使用できます)。
a. 選択されたタイム・ベースでの現在位置
現在走行している位置を表示します。
b. 選択されたタイム・ベースでのREM AIN(残り時間)
使用しているディスクで録音可能な残り時間と残り容量を
表示します(モノ・トラック換算)。
c. 入力されたM TC 時間
[M IDIIN]端子に入力されているM TC時刻を表示します。
スレーブ機として動作させる際に有効です。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“M ARK6”に登
録されている値を確認/変更できます。
38.[CLIPBOARD -OUT /M ARK7]キー
●キーを押すと、クリップボードへコピーまたはムーブするときの
終了点(CLIPBOARD OUT 点)として登録されている値を確認/
変更できます。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、LCDのタイム・
ベースを下記の内容に切り換えます。
a. ABS(絶対時間)
0 時から24 時までの絶対時刻
b.BAR//CLK(小節)
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“M ARK7”に登
録されている値を確認/変更できます。
内蔵テンポマップで設定した拍子とテンポでの小節/拍/ク
ロック
●これらは、ロケート・メモリーとして利用可能です。
c. M TC(M IDIタイムコード)
設定したM TC 時刻の表示
39.[A RTN/A PLAY / SCENE SEQ.]キー
●キーを押す度に、オート・プレイ→オート・リターン→オート・
リピート→OFFが切り替わり、LCD
30.[PGM SEL]キー
●01~99のプログラムを切り換える際に使用します。また新し
くプログラムを作成する際にも使用します。
AUTO
PLAY
AUTO
RETURN
にはその設定が表示されます。
31.[SETUP]キー
●レコーダー及びミキサーの各種設定をする、セットアップ・モー
AUTO
REPEAT
OFF
ドに入る際に使用します。
20
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●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、シーン・シーケン
スのON/OFFが行えます。シーン・シーケンスをONにすると、ノー
マル・ディスプレイ部の“S**”が白黒反転表示に変わります。
●このキーだけを押すと、READYトラックがインプット・モニター
になります(キー:点滅)。再度このキーを押すとインプットモニター
が解除され、READY トラックはリプロ・モニターに戻ります。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、AUTO PUNCH
のON/OFF が行えます。
40.[HOLD/ ]キー/
●このキーを押すと、キーを押した時点の値(時刻または小節/拍/
クロック)が保持されてディスプレイに表示されると同時に、値の
編集が行えます。
48.[STOP]キー
●再生、録音、早送り、巻き戻し中にこのキーを押すと、レコーダー
の走行が停止します。
●値の編集を行うときにこのキーを押すと、右または下への桁移動
ができます。また、[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、左
または上への桁移動ができます。
●コピー・ペーストなどの各種音声編集作業や、各種SETUPメニュー
の内容を設定などを中止/中断する際に使用します。
●このキーを押しながら[PLAY]/[REW IND]/[F FW D]キーを押
すと、次の様な動作を行います。
41.[STORE]キー
●編集した値(時間または小節/拍/クロック)を、編集点(AUTO
PUNCH 点など)/M ARK 点/イベント・メモリーなどへ登録する
際に使用します。
[STOP]+ [PLAY]:CLIPBOARD PLAY
クリップ・ボードにコピーまたはムーブされている音声を再生
します。
[STOP]+ [REW IND]:LOCATE ABS 0
現在のプログラムにおけるABSの先頭(ABS = 00M 00S 00F)
へロケートします。
42.[EDIT]キー
●コピー・ペーストなど音声の編集を行う際に使用します。以下5
種類の音声編集が可能です。
[STOP]+ [F FW D]:LOCATE REC END
現在のプログラムにおける、音声記録終了部分(REC END)へ
ロケートします。
a. コピー・クリップ[Copy Clip]
b. ムーブ・クリップ[M ove Clip]
c. コピーペーストまたはムーブ・ペースト
[CopyPaste]or[M ovePaste]
49.[PLAY]キー
●キーを押すとレコーダーが再生を開始します。
●このキーを押しながら[RECORD]キーを押す(または[RECORD]
キーを押しながらこのキーを押す)と、READY トラックが録音を
開始します。
d. イレース[Erase]
e. トラック・エクスチェンジ[TRK Exchange]
43.[UNDO/REDO]キー
●録音中に[PLAY]キーのみを押すとパンチアウト(録音解除)と
なります。
●このキーを押すと、コピー・ペーストなど音声編集や、オート・
パンチイン/アウトや録音などの作業を破棄して元に戻る(アンド
ウ)ことが可能です。
●[STOP]キーを押しながらこのキーを押すと、"CLIPBOARD PLAY"
を実行します。
●再度このキーを押すと、アンドウを行う前の状態に戻る(リドウ)
ことが可能です。
50.[REW IND /PREV]キー
●本機が停止状態のときこのキーを押すと、30 倍速の巻き戻しを
行います。
44.[VARIPITCH /P.EDIT]キー
●このキーを押すたびに、バリピッチ(スピードを変えての再生/
録音)のオン(キー:点灯)/オフ(キー:消灯)を交互に切り替
えます。
●PLAY状態で押すと3倍速のキューイング(音を出しながらの巻
き戻し)を行います。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと“、PREV(previous)
ロケート(手前のイベント・メモリーへのロケート)”を実行します。
●[STOP]キーを押しながらこのキーを押すと、"LOCATE ABS 0"
を実行します。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、変化させるスピー
ドを変更する(Pitch Edit)ことが可能です。
45.[LOCATE /EVT M EM ]キー
●編集点(AUTO PUNCH 点など)/M ARK点などへのロケート動
作を実行する際に使用します。
●値の編集を行うときにこのキーを押すと、編集する桁の移動がで
きます。
51.[F FW D /NEXT]キー
●最後にロケートした値がこのキーの値として毎回登録しなおされ
ますので、このキーを押すだけで最後にロケートしたポイントへロ
ケート(ラスト・ロケート)可能です。
●本機が停止状態のときこのキーを押すと、30 倍速の早送りを行
います。
●PLAY状態で押すと3倍速のキューイング(音を出しながらの早
送り)を行います。
●[STORE]キーが点灯している状態で[SHIFT]キーを押しなが
らこのキーを押すと、ホールドまたはエディットした時刻がイベン
ト・メモリーへ登録されてます(イベント・ナンバー01 ~99)。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、“NEXTロケート
(次のイベント・メモリーへのロケート)”を実行します。
●[STOP]キーを押しながらこのキーを押すと、"LOCATE REC END"
を実行します。
46.[SCRUB /CD PLAY]キー
●FW DおよびREV方向へ音程変化のない音声のデジタル・スクラ
ビングを行う際に使用します。
●値の編集を行うときにこのキーを押すと、編集する桁の移動がで
きます。
●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、本機の再生モード
(内蔵HDD の再生モードとオーディオCD の再生モード)を交互に
切り換えできます。
52.[FADER ADJUST /LEVEL ADJUST]キー
●このキーを押すとフェーダー・アジャスト・モードに入り、内部
で設定されているフェーダー位置を確認すると同時に、手動でフェー
ダー位置を合わることで、内部で設定されているフェーダー位置と
実際のフェーダー位置を合わることができます。
47.[RECORD / AUTO PUNCH]キー
●[PLAY]キーを押しながらこのキーを押す(またはこのキーを押
しながら[PLAY]キーを押す)と、READYトラックの録音を開始
します(キー:点灯)。
21
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●[SHIFT]キーを押しながらこのキーを押すと、レベル・アジャス
ト・モードに入り、強制的に現在のフェーダ位置に音量を合わせる
ことが可能です。
●トップ・パネル
ディスプレイ・セクション
59
53.[SHIFT] キー
●シフト機能を持った各種キー/ダイヤルを機能させる際に使用し
ます。シフト機能を持ったキーの下側には、その機能の表記がされ
ています。
57
54.[EXIT/NO /EJECT]キー
ACCESS
60
●コピー・ペーストなどの各種音声編集作業や、各種SETUPメニュー
の内容を設定などを中止/中断する際に使用します。[ENTER/YES]
キーと対をなすキーです。
PHANTOM
58
●本機がオーディオCDの再生モードになっているとき、[SHIFT]キー
を押しながらこのキーを押すと、CD-R/RW ドライブからディスク
を取り出すことが可能です。
57.[ACCESS]LED
●内蔵のハードディスク・ドライブが、データの書き込みまたは読み
込みを行っている際に点灯します。
55.[ENTER/YES]キー
●コピー・ペーストなどの各種音声編集作業や、各種SETUPメニュー
の内容を設定などを決定/実行する際に使用します。[EXIT/NO]キー
と対をなすキーです。
58.[PHANTOM ]LED
●ファンタム電源がON のとき点灯します。ファンタム電源ON/
OFF の設定はセットアップ・モードで行います。
56.[JOG /SHUTTLE] ダイヤル
59.LCD(液晶ディスプレイ)
●レコーダー及びミキサーの状態や各種設定を表示します。
●[SCRUB]キーをオンにして任意チャンネルの[CH STATUS/
CH SEL]キーを押した後このダイヤルを回すと、FW DおよびREV
方向へ音程変化のない音声のデジタル・スクラビングが行えます。
●[SHIFT]キーを押しながらこのダイヤルを回すと、回す角度に
よって1倍速~64倍速の早送り/巻き戻しを行うシャトル動作と
なります。
60.コントラスト調整ノブ
●LCD のコントラスト(濃度)を調整します。時計方向へ回すと
コントラストが強くなり、反対へ回すと弱くなります。
●各種の値を編集するときには、値の増減などが行えます。
各項目の詳細は、後述の各操作方法を参照してください。
●リア・パネル
WARNING:
CAUTION
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTURE.
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AVIS:
AUX SEND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOOT SW
POWER
AC-IN
OPTICAL
IN
OUT
1
2
R
L
IN
OUT
63
65
66 67
69
62
64
61
68
61.[AUX SEND -1/2]端子
62.[ST OUT -L/R] 端子
●マスター・レコーダーなどと接続し、ステレオL/R の信号を出
力します。
●外部エフェクターなどと接続し、AUX SEND 1/2の信号を出力
します。
●基準出力レベル:-10dBV
●基準出力レベル:-10dBV
●φ6 TRS PHONE端子を使用していますので、外部エフェクタ
と接続する際は、下図のようなY 字ケーブルを使用します。
●コネクタ:RCA(ピン)
63.[M IDIIN] 端子
To Effect 1
TIP:
AUX1
GND
●外部M IDI機器のM IDIOUT 端子と接続します。
●主に、M M C(M IDIマシン・コントロール)などのM IDIコント
ロール信号を入力します。
RING:
AUX2
●コネクタ:DIN 5 PIN
To Effect 2
22
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64.
[
M
I
D
I
O
U
T
]
端
子
●フロント・パネル
●外部M IDI機器のM IDIIN 端子と接続します。
●主に、M TC(M IDIタイムコード)/M IDIクロック信号&ソング・
ポジション・ポインターなどのM IDI同期信号を出力します。
●コネクタ:DIN 5 PIN
65.[DIGITAL/DATA IN]端子
●外部デジタル機器のOPTICALデジタル・アウト(S/P DIF)、ま
たはadatデジタル・アウトと接続し、VF160EX へデジタル信号
を入力する際に使用します。
●DAT/adatによるソング・データのロードの際に使用します。
●コネクタ:角形オプティカル
70
65.[DIGITAL/DATA IN]端子
●外部デジタル機器のOPTICALデジタル・アウト(S/P DIF)、ま
たはadatデジタル・アウトと接続し、VF160EX へデジタル信号
を入力する際に使用します。
70.CD-R/RW ドライブ
●CD-R/CD-RW ディスクを使ったソング・データのセーブ/ロー
ド、およびオリジナルのオーディオCDが作成できるようになりま
す。
●DAT/adatによるソング・データのロードの際に使用します。
●コネクタ:角形オプティカル
CD-R/CD-RW ディスクを使ったソング・データのセーブ/ロード、
およびオーディオCD の作成については、本文112 ページからの
説明を参照してください。
66.[DIGITAL/DATA OUT]端子
●外部デジタル機器のOPTICAL デジタル・イン(S/P DIF)、ま
たはadatデジタル・インと接続し、VF160EX からデジタル信号
を出力する際に使用します。
●DAT/adatによるソング・データのセーブの際に使用します。
●コネクタ:角形オプティカル
67.[FOOT SW ] 端子
●FostexM odel8051などのフット・スイッチ(アンラッチ・タ
イプ)を接続することで、パンチイン/アウトが可能です。
68.[POW ER]スイッチ
●VF160EX の電源をON/OFF します。
69.[AC IN]端子
●付属の電源ケーブルを接続します。100ボルトの家庭用電源以外
に接続しないでください。
各項目の詳細は、後述の各操作方法を参照してください。
23
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記録メディアについて
VF160EX には、M aster16 モードでフォーマットされた記録メディア(3.5 インチE-IDEハードディスク)が搭載さ
れています。そのため、ハードディスクの新規取り付けやフォーマットを行うことなく録音作業に入ることができます。
●ハードディスクの再フォーマット
ここでは、ハードディスクの再フォーマットについて説明します。
VF160EX は、フォステクス独自フォーマットの“FDM S-3(FostexDisk M anagementSystem-3)”を採用しており、非
圧縮での16bit/44.1kHzの高音質な16 トラックの録音/再生に加え、8 アディショナル・トラックの使用が可能です。
ハードディスクを再フォーマットするには、下記要領で正しく行ってください。
<ご注意>
ハードディスクを再フォーマットすると、いままで録音されていたデータ(各種設定も含む)は全て消去され、VF160EX は初期設定
の状態となります。再フォーマットする際には、ハードディスクに必要なデータが残っていないかを確認するようご注意ください。
1. VF160EX の電源をオンにします。
新規フォーマット時に“Standard”でフォーマットしたハードディ
スクでは“Standard”と“Erase”が表示され、前回“Quick”で
フォーマットしたハードディスクでは“Standard”と“Quick”が
表示され、どちらかが選択できるようになります。
2. [SETUP]キーを押します。
SETUP モードに入り、SETUP メニューのセレクト表示に変わり
ます(反転表示が現在選択されているメニューを示します)。
タイプ
特 徴
ハードディスクの単位ブロックのアクセス・タイ
ムも含め、良否判定を行いながらフォーマットし
ます。
Standard
フォーマットに要する時間は長くなりますが信頼
性が高いため、通常は初期設定であるこのフォー
マット・タイプを選択してください。
3. [JOG]ダイヤルを回して“Disk Format”メニューのタイ
前回“Standard”タイプでフォーマットしたディ
スクを再フォーマットするときのみ表示されて
選択できます。
トルを反転させ、[ENTER/YES]キーを押します。
フォーマット・タイプを選択する表示に変わります。
前回フォーマットしたタイプによって、ディスプレイは次のように
表示されます。“****”はドライブ名を表示します。
Erase
Quick
このフォーマットでは、“Standard”タイプを
維持したままディスクの全データを消去し、
“Standard”タイプより短い時間でフォーマッ
トすることができます。
前回“Quick”タイプでフォーマットしたディス
クを再フォーマットするとき、または未フォーマッ
トのディスクを新規にフォーマットするとき表示
されて選択できます。
このタイプでは、ディスクの全領域を良品セクター
として扱う簡易フォーマットです。
4.
[F
F
W
D
]
キーまたは
[R
E
W
IN
D
]
キー
で
フ
ォ
ー
マ
ッ
ト
・
タ
イプを選択して、[ENTER/YES ]キーを押します。
選択したフォーマット・タイプが設定され、“Sure ?”が点滅しま
す。(注意):フォーマットしないときは、この時点で[EXIT/NO]
キーを押してください。
点 滅
または
点 滅
点 滅
24
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5.
[R
E
C
O
R
D
]
キ
ー
を
押
し
な
が
ら
[E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キ
ー
を
押
し
ま
6.
[E
X
IT
/N
O
]
キー(または
[S
T
O
P
]
キ
ー)を
押
し
て
、S
E
T
U
P
す。
モードから抜け出します。
“Standard”を選択して実行した場合は、ディスク上の適合セクター
数(Good ***M B)/不適合セクター数(Bad ***M B)/リメイ
ン(Remain***M B)などを表示しながら、フォーマットの進行
状態が表示されます。
フォーマット後自動的に作成される、プログラム(P01)の先頭を
示すノーマル・ディスプレイに変わります。
フォーマット中はしばらくお待ちください。
フォーマットが完了すると、フォーマット後の適合セクター数/不
適合セクター数を表示して“Completed!”が点灯します。
また、“Erase”または“Quick”を選択して実行した場合は、瞬時
にフォーマットが終了するため、進行状態を表示することなく
“Completed!”が点灯する表示に変わります。
●ハードディスクの交換
既に搭載されているハードディスクを交換することができます。
ただし、新たにご使用いただくハードディスクは当社で動作確認された製品に限ります。ハードディスクをお求めになる前に、
下記いずれかの方法で「動作確認されたハードディスク」をご確認ください。
<録音/再生ハードディスク、およびバックアップ・メディアについて>
VF160EX で使用可能な録音/再生ハードディスクやバックアップ・メディアの最新情報は、フォステクスホームページ
の記録メディア情報ページ
<http://www.fostex.co.jp /jpn /M EDIA /M EDIA.html>
でご覧いただけます。
なお、ホームページをご覧いただけない場合には、下記クリエイティブ・ホットライン、もしくは弊社サービス部門まで電
話にてお問い合わせください。
<クリエイティブ・ホットライン>
TEL:042-546-1499(土日、祝祭日、弊社指定休日を除く10:00 ~12:00、13:00 ~17:00)
<弊社サービス部門>
TEL:042-546-3151(土日、祝祭日、弊社指定休日を除く10:00 ~12:00、13:00 ~17:00)
<警 告>
ここではハードディスクの交換手順を説明していますが、ハードディスクの交換は、基本的に当社サービス部門にご依頼く
ださい。お客様ご自身がハードディスクの交換作業を行ったことが原因で発生する故障に、製品保証は適用されません。
また、交換作業時に発生する事故、あるいはハードディスクの損傷などについて、弊社においては責任を負うことはできま
せんのでご注意ください。
25
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<ハードディスク交換作業時のご注意>
●ハードディスクを交換する場合には、必ず電源を切り電源ケーブルをコンセントから抜いてください。
●交換作業は、平らで安定した場所で行い、製品に傷を付けたりしないよう柔らかい布などを敷くようにしてください。また、怪我を防止する
ために手袋などをはめてください。
<ハードディスク取扱上のご注意>
●ハードディスクは非常に精密な装置です。交換/取り付けなどの取り扱い時、ハードディスクに「強い衝撃」を与えないでください。また、
「強い磁気」の発生している機器の近くには絶対に放置しないでください。
●新たに取り付けるハードディスク本体のDIP スイッチ、またはJUM PER を、必ず「Cable Select(ケーブル・セレクト)」に設定してくだ
さい。設定が「M ASTER (マスター)」や「SLAVE (スレーブ)」になったまま取り付けて使用すると、ハードディスクは正常に動作しませ
ん。DIP スイッチ/JUM PER の設定については、ご使用になるハードディスクに付属している取扱説明書をお読みください。
●ハードディスクの機種によっては、コネクタの差し込み部分が固く、容易に接続できない場合がまれにあります。そのような場合には、過度
な力を加えて無理に差し込んだりせず、慎重に行ってください。思わぬ怪我やハードディスクの損傷となることがありますのでご注意くださ
い。
3. 取り出したハードディスクに接続されているケーブルのコ
1. VF160EX本体底部にあるパネルを固定しているネジ(4箇
ネクタ(2 箇所)を、順に取り外します。
コネクタを抜くときは、必ずコネクタの部分を手で持って外してく
ださい。
所)を外して、パネルを取り除きます。
パネルを取り除くと、クッション材に包まれたハードディスク・ユ
ニットが現れます。
4
3
ハードディスク
2
1
コネクタ
パネル
クッション材
4. 新しいハードディスクにケーブルを接続します。
コネクタを抜くときと同様、必ずコネクタ部分を持って確実に差し
込んでください。
2. 矢印②の方向へ、ハードディスクを取り出します。
クッション材をつかんで少し持ち上げると、ハードディスクを容易
に取り出すことができます。
ハードディスクにはケーブルが接続されていますので、無理に引っ
張ったり過度な力を加えないよう、注意して取り出してください。
ハードディスク
2
1
コネクタ
クッション材
ハードディスク
26
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5.
ケ
ー
ブ
ル
を
接
続
し
た
後
、
ハ
ー
ド
デ
ィ
ス
ク
を
V
F
1
6
0
E
X
本体
6
.
先に
取
り
外
し
た
ネ
ジ
(
四
箇
所
)
で
パ
ネ
ル
を
固
定
し
ま
す
。
パネルとケースのねじ穴を合わせて、共締めしてください。
へ収納します。
取り外したときと逆の要領で、クッション材で包み込むようにハー
ドディスクを収納して、最後にクッション材を被せます。
ケーブルなどがはみ出さないよう、慎重に収納してください。
ハードディスクの交換が終ったら、次項「ハードディスクの新
規フォーマット」を参照して、ハードディスクをフォーマット
してください。
1
2
クッション材
ハードディスク
●ハードディスクの新規フォーマット
新しいハードディスクと交換した後、下記説明手順に従ってハードディスクを新規にフォーマットしてください。
4. [RECORD]キーを押しながら[ENTER/YES] キーを押し
1. VF160EXの電源ケーブルをコンセントに差し込み、電源ス
ます。
イッチをオンにします。
フォーマットが開始されます。
VF160EX が立ち上がるとともに、LCD に“Unformat!”を表示
した後、自動的にSETUP モードの“Disk Format”メニューが選
択されている表示に変わります。
フォーマットに時間がかかりますので、フォーマット中はしばらく
お待ちください。
フォーマットが終了すると、ディスプレイに“Completed!”が点
灯して知らせます。
5. [EXIT/NO]キー(または[STOP]キー)を押して、SETUP
モードから抜け出します。
フォーマット後自動的に作成される、プログラム(P01)の先頭を
示すノーマル・ディスプレイに変わります。
2. [ENTER/YES]キーを押します。
前述の「再フォーマット」と同様、フォーマット・タイプを選択す
る表示に変わり“、Standard”が点滅します。ディスプレイの“****”
部分は、搭載したドライブ名を表示します。
<フォーマット直後のノーマル・ディスプレイ>
点滅
<ご注意>
新規フォーマットでは、次の図のように“Standard”タ
イプまたは“Q uick”タイプが選択できますが、必ず
“Standard”タイプを選択してフォーマットしてください。
3.“Standard”が点滅している状態で[ENTER/YES]キーを
押します。
“Sure ?”が点滅する表示に変わります。
27
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第2 章 基本的な録音/再生
この章では、VF160EX を使った基本的な録音/再生の方法について説明します。
作業に入る前に、「デモ曲について」、「周辺機器の接続」、「LCD について」をよくお読みください。
デモ曲について(録音を始める前に必ずお読みください!)
この製品には、工場出荷時においてあらかじめお客様にテストしていただくための「デモ曲」が、プログラム1(P01)
に録音されていることがあります(注意:製造の都合上、録音されていない場合もありますので、ご了承ください)。
そのため、下記の方法でデモ曲が録音されているかどうかを確認してください。
<デモ曲が録音されているかどうかを確認するには!>
製品の開梱後、電源を入れてプログラム1が立ち上がった後、[PLAY]キーを押して再生させてください。
●レベル・メータが振れない:
●レベル・メータが振れる:
デモ曲は録音されていません。プログラム・タイトルは
“#0001”などの仮タイトルが表示されます。
デモ曲が録音されています。プログラム・タイトルはデモ曲
のタイトルが表示されます。
デモ曲が録音されている場合、プログラム1を再生して自由にデモ曲を聴くことができます(再生の方法は、後述の
32ページからをお読みください)。
ただし、デモ曲が録音されているプログラム1には“プロテクト(録音不可)”がかかっているため、そのプログラ
ムへの「上書き録音」はできません。したがって、初めて録音を始めるには、下記のいずれかの操作を行ってから作
業するようにしてください。
(注意:デモ曲が録音されていない場合は、下記操作を行うことなく録音作業に入れます。)
デモ曲は残したまま、他の録音を始めたい!
「プログラムの作成機能」で、新たなプログラムを作成してください。
新規に作成するプログラムはプロテクトがかかっていないので、録音することができます
プログラムを新規に作成する方法は、後述の70ページをお読みください。
デモ曲のプログラムに上書き録音したい!
SETUP モードにある「録音許可/不許可の設定」で、プロテクトを“オフ”に設定してください。プログラム
1に上書き録音ができるようになります。プロテクトをオフにする方法は、後述の140ページをお読みくださ
い。
デモ曲のプログラムは不要なので、削除してから録音したい!
「プログラムの削除機能」で、デモ曲が録音されているプログラム1を削除してください。
プログラム1を削除すると、自動的に何も録音されていないプログラム1ができあがり、新たな録音ができるよ
うになります。プログラムを削除する方法は、後述の71ページをお読みください。
28
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周辺機器の接続
VF160EX の各入出力端子には、下記のような音源や外部機器が接続できます。
入出力端子に外部機器を接続するときには、必ず[M ASTER]フェーダーを“-∞”位置、[M ON OUT]ノブ/[PHONES] ノブを
“0”の位置にしてください。接続時のノイズによって、スピーカー等の破損を防止するためです。
INPUT
1
2/B
3/C
4D
5
6/F
7/15/
UNBAL
MON OUT
PHONES
8/16/
UNBAL
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
LINE
LINE
MIC
PEAK
0
10
0
10
MIC
PEAK
MIC
PEAK
MIC
PEAK
MIC
PEAK
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
8/16/H
WARNING:
CAUTION
TO REDUCE THE RFIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTU.
RISK OF ELIC SHOCK
DO EN
RISQUE DE OC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AUX ND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOSW
POWER
AN
OPTICAL
O
1
2
R
L
IN
OUT
OPTICAL
ADAT/ANALOG CONVERTER
DIGITAL MODE
CLOCK
ANALOG INPUT MODE
1-2 1-4 1-8
POWER
STBY ON
75
WORD
ON
OFF
OPTICAL
INT(44.1k)
ADAT
S/P DIF
LOCKED
29
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LCD について
ここでは、LCD の主な表示内容及びその操作を説明します。
●タイムベースの切替
●電源投入時の表示
[SHIFT]キーを押しながら[DISP SEL]キーを押すたびに、
タイムベースを“1. ABS”➡“2. BAR/ /CLK”➡“3.
M TC”...の順で切り替えます。
VF160EXにフォーマット済みのハードディスクを搭載し
た状態で電源をオンすると、[Initial..(初期化中)]&[ソフト
ウエアーのバージョン]➡[CurrentDr]➡[IDE]➡[ハードディ
スク名(一瞬)]➡[記録モード(Standard またはQuick)]
を順に表示した後、電源をOFFしたときのタイムベースで
のプログラムの先頭(ABS 0)で立ち上がります。
タイムベースが切り替わると、必ずノーマル・ディスプレ
イになります。これらの表示を必要に応じて使い分けてく
ださい。
電源投入直後のLCD 表示を“ノーマル・ディスプレイ”と
呼びます。
“ノーマル・ディスプレイ”には、3つのタイムベースでの
現在位置/プログラム・ナンバー&プログラム・タイトル
(デモ曲が記録されているときは、デモ曲のタイトルを表示
し、記録されていない場合は仮タイトルが表示されます)/
シーン・ナンバー&シーン・ネーム/1~16トラックのレ
ベル・メーター/ステレオ・アウトL・R のマスター・レベ
ル・メーターが表示されます。
タイムベース:ABS でのノーマル・ディスプレイ
起動ディスプレイ
タイムベース:BAR/ /CLK でのノーマル・ディスプレイ
ノーマル・ディスプレイ
タイムベース:M TC でのノーマル・ディスプレイ
30
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※1
残り時間表示は現在選択されているタイムベースによって次の
ように表示されます。
●[DISP SEL] キーでの切替
[DISP SEL]キーを押すたびに、“1. 現在のタイムベース
でのノーマル・ディスプレイ”➡“2. 現在のタイムベース
でのREM AIN 表示”➡“3. 入力されるM TC 時刻表示”の
順に表示が切り替わります。それぞれの表示は、次の内容
を示しています。
1. 現在のタイムベースでのノーマル・ディスプレイ
● 現在のタイムベースでの現在時刻
● プログラム・ナンバーとプログラム・タイトル
プログラム・タイトルは最初の9 桁を表示します。
● シーン・ナンバーとシーン・ネーム
<タイムベース:ABS 及びM TC >
シーン・ネームは最初の9 桁を表示します。
● 1 ~16 トラックのレベル・メーター
● L/R のマスター・レベル・メーター
<タイムベース:BAR/ /CLK >
※2
画面の右側には、プログラムのSETUP内容などがアイコン化
されて表示されます(下記例を参照)。
2. REM AIN 表示
● 現在のタイムベース(下記はABSの場合)でのモノトラッ
ク換算残り時間と残り容量※1
Rec Protectメニューで設定された録音可
/不可の状態を表示します。現在Offに設定
され、録音が可能なことを示しています。
Onに設定されているときは“REC”と“INH”
表示が交互に点滅します。
● フォーマットの種類
● ハードディスクの名称
● 1 ~16 トラックのレベル・メーター
● L/R のマスター・レベル・メーター
● プログラムのSETUP 内容※2
本機のサンプリング周波数(44.1kHz)を
示しています(固定)。
カレント・ドライブが、内蔵E-IDEハード
ディスクであることを示しています。
M idiSync Outメニューで設定されたM IDI
同期出力信号を表示します。現在CLK に設
定されていることを示しています。
3. 入力されたM TC 時刻表示
● 入力されたM TC 時刻
SlaveTypeメニューで設定されたスレーブ・
タイプを表示します。現在VARIに設定さ
れていることを示しています。
入力がない場合、“00H 00M 00S 00F”を表示します。
● プログラム・ナンバーとプログラム・タイトル
プログラム・タイトルは最初の16 桁を表示します。
● シーン・ナンバーとシーン・ネーム
シーン・ネームは最初の16 桁を表示します。
● 1 ~16 トラックのレベル・メーター
● L/R のマスター・レベル・メーター
M TC Frame Rateメニューで設定されたフ
レーム・レートの値を表示します。現在25
Frameに設定されていることを示していま
す。
31
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基本的なDIRECT 録音
ここでは、最も簡単に録音が行え、かつ最も原音に近い状態で録音する“DIRECT”録音での基本的な録音/再生の手順を
説明します。VF160EXを操作する上で是非とも知っておいていただきたいことを、実際のレコーディングからミック
ス・ダウンまでの流れに沿って説明していきます。マルチトラッカーが初めての方も熟知された方も、実際に作業して
いただいてVF160EX の操作を試してください。
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
BAL
INSERT
INSERT
BAL
DIRECT 録音について
DIRECT 録音では、入力するチャンネルと録音されるトラックの関係が、右図の
ようになっています。このことから、DIRECT 録音では8入力チャンネルの音を
同時に録音することが可能です。
A
B
C
D
E
F
G
H
TRIM
LINE
MIC
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
3/11/C
LINE
MIC
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
PEAK
1/9/A
PEAK
4/12/D
<ご注意>
●16トラックを同時に録音することは可能ですが、同じ音が録音されるトラッ
クが2 トラックづつできてしまいます。
1/9
2/10 3/11 4/12 5/13 6/14 7/15 8/16
●9̃16ch の[CH STATUS/CH SEL]キーの内、ORANGEの点灯([INPUT])
になっているチャンネルは、9~16に対応したトラックの再生音が出力で
きないため、録音禁止となります。したがって、[DIRECT-REC TRK]キー
でREADY にすることができません。
RECORDER
1~16 Track
1
9
2
10
11
3
4
12
13
5
6
14
15
7
8
16
●1 つのトラックへDIRECT 録音
ここでは、レコーダーのトラック1 に録音します。事前に1 ~16ch のチャンネル・フェーダーとマスター・フェーダーを-∞位
置(下げ切った状態)、及びA ~H の[TRIM ]をLINE(左いっぱいまで回す)位置にします。またヘッドフォンまたはモニター用
スピーカーを接続してください。下記説明は、まだなにも録音されていないVF160が立ち上がっている状態を前提にしています。
1
2
3
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
8
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
MIC
PEAK
MIC
PEAK
4/12/D
MIC
PEAK
5/13/E
MIC
PEAK
7/15/G
3/11/C
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
4
7
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
ACCESS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
-10
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
6
7
8
TRACK
1
2
3
4
5
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
ORANGE
INPUT
MUTE
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
Hint!
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
Caution!
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
7
5
6
32
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1ch
の
[
C
H
S
T
A
T
U
S
/C
H
S
E
L
]
キ
ー
を
押
し
ます(
キー:
R
E
D
Tips
:
録
音
ト
ラ
ッ
ク
の
R
E
A
D
Y
解除
録音の準備
(
前
ペ
ー
ジ
の
図
を
参照)
Tips:レベル・メータ
前述の<操作-8>を行うと、ノーマル・ディスプレイにはチャ
ンネル1とマスターL/R のレベル・メータが振れていきます。
[INPUT]1/9/A 端子に、録音する音源を接続します。
1
2
[INPUT SEL] キーを押します(キー:ORANGEの点滅)。
9ch~16chの[CH STATUS/CH SEL]キー➡GREEN の点滅
全チャンネルが“TRK”(Track)であることを確認します。
このとき、ch 1フェーダーは入力されている信号をモニターす
るためにステレオ・バスL/R へ送るために機能しています。ち
なみにch 1フェーダーを絞り切っても、モニター音が聞こえな
くなるだけで、トラック1 の入力レベルには変化ありません。
各トラックの入力レベルは、<操作-8>のように[TRIM ]つま
みで調整します。
DIRECT録音では、基本的に全てのチャンネル・フェー
ダーを“TRK”にします。もし、“IN”(Input)(ORG:
点滅)になっているチャンネルがある場合は、そのチャ
ンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押して“、TRK”
に切り換えます。
録 音
[DIRECT-REC TRK]キーを押します(キー:RED の点滅)。
録音トラックを選択する表示に変わります。
3
1. [STOP]キーを押しながら[REW IND] キーを押して、ABS
0 へロケートします(ロケートABS 0)。
2. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押して、録音
を開始します。
1chの[CH STATUS/CH SEL]キーと[RECORD]キーがRED の
点灯となり、録音中であることを示します。
3. 録音が終了したら[STOP]キーを押して、VF160EX を停
止させます。
“Please W ait”を表示した後、ノーマル・ディスプレイに戻りま
す。
4
の点滅)。
以上の操作で、ひとつのトラック(ここではトラック1)に録音す
ることができました。同じ要領で、インプット端子を入れ替えて他
のトラックへも録音してみましょう。なお、録音したトラックの音
は、つぎの操作で聴いてみましょう
1ch がREADY
になったことを示
しています。
今録音したトラックをSAFEにするには、RED に点灯している
[DIRECT-REC TRACK]キーをもう一度押し、READYになっ
ているチャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押します。
その後[EXIT/NO]キーまたは[DIRECT-REC TRACK]を押す
とノーマル・ディスプレイに戻ります。
[EXIT/NO]キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻し
5
6
ます。
1chの[CH STATUS/CH SEL]キー➡GREEN/RED:交互点滅
トラック1 が“READY”であることを示します。
[RECORD]キーを押して、トラック1をインプット・モ
ニターにします(キー:RED の点滅)。
再 生
この段階でモニター音が出力されるようになります。
1chフェーダーとマスター・フェーダーを目盛“0”の位
置にします。
1. [STOP]キーを押しながら[REW IND]キーを押して、ABS
0へロケートします。
7
8
音源の音を出しながら、[TRIM ]1/9/A を適正なゲインに調
2. [PLAY]キーを押して、再生させます。
整します。
1chフェーダーでトラック1の再生レベルが調整できます。
音源が最大音量となったとき、[PEAK]LEDが点灯するかしない
かの位置が最適なゲインです。また、LDC 内のレベル・メータ
でも信号が0 を越えない様に調整します。
[M ON OUT]つまみ、または[PHONES]つまみを上げてモニター
音を調整します。
Tips:録音のアンドウ/リドウ
録音後[UNDO/REDO]キーを押すと、録音する前の状態に戻
ります(アンドウ)。
また、再度[UNDO/REDO]キーを押すと、録音した後の状態
へ戻ります(リドウ)。アンドウ/リドウは全ての録音に対して
機能しますので、思うような録音が出来なかったときには速や
かにアンドウして、作業をやり直しましょう。
[M ON OUT]または[PHONES]レベルは上げ過ぎな
いよう注意してください。大音量で長時間モニターし
ていると耳に悪い影響を与えることがあります。
33
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●2 つのトラックへDIRECT 録音
今度は、前述の操作でトラック1 に録音された状態のまま、ステレオの音源をトラック15& 16 に録音します。
下記操作は、前行程で9~16chの[CH STATUS/CH SEL] キーが全て“TRK”(GREEN の点灯)になっていることを前提に進
めます。
1
1
3
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
MON OUT
PHONES
8/16/H
UNBAL
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
7
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
MIC
PEAK
MIC
PEAK
4/12/D
MIC
PEAK
5/13/E
MIC
PEAK
3/11/C
7/15/G
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
ACCESS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
Hint!
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
-10
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
6
7
8
TRACK
1
2
3
4
5
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
ORANGE
INPUT
MUTE
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
Hint!
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
3
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
6
6
4
5
[EXIT/NO]キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻
4
録音の準備
します。
15&16chの[CH STATUS/CH SEL]キー➡GREEN/RED:交互点滅
15& 16trkが“READY”であることを示します。
“[INPUT]7/15G”および“[INPUT]8/16/H”端子に、
録音するステレオ音源を接続します。
1
2
3
[RECORD]キーを押して、トラック15&16をインプッ
5
6
ト・モニターにします(RED:点滅)。
[DIRECT-REC TRK] キーを押します(キー:RED の点
滅)。
この段階でモニター音が出力されます。
15 & 16chフェーダーとマスター・フェーダーを目盛“0”
の 位 置にします。
15& 16ch の[CH STATUS/CH SEL]キーを押します
(キー:RED の点滅)。
15& 16trkが“READY”になります。これ以外のトラックは、
“SAFE”(キー:消灯)になっています。
Tips:ペア・フェーダーの設定
15&16フェーダーをペア・フェーダーに設定することが可
能です。ペア・フェーダーに設定すると、一つのフェーダー
で2チャンネル分同時に操作できます。詳細は146ページの
SETUP モードを参照してください。
音源の音を出しながら、[TRIM ]7/15/G & [TRIM ]8/
16/H を適正なゲインに調整します。
7
34
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Tips
:アンドウ
/
リドウ
1.
再
生
し
た
い
時
刻
へ
ロケ
ー
ト
し
ます
。
Tips
:M
U
T
E
(
ミ
ュ
ー
ト)
録 音
録音後[UNDO/REDO] キーを押すと、録音する前の状態に戻
ります(アンドウ)。再度[UNDO/REDO]キーを押すと、録
音した後の状態へ戻ります(リドウ)。
1. 録音開始する時刻へロケートします。
2. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押して、録音
を開始します。
15& 16chの[CH STATUS/CH SEL]キーと[RECORD]キーが
RED の点灯となり、録音中であることを示します。
レベル・メータにはトラック1(録音済)、トラック15&16(録
音中)とマスター・レベルが振れていきます。
このとき1chフェーダーを上げていくと、トラック1 の再生音を
聞きながらトラック15 &16 へ録音(オーバー・ダビング)する
ことができます。
再 生
2. [PLAY]キーを押して再生します。
1& 15& 16chフェーダーで各トラックの再生レベルが調整できま
す。
3. 録音終了後、[STOP] キーを押して停止させます。
再生時、ノーマルディスプレイの状態で[CH STATUS/CH SEL]
キーを押すと、そのチャンネルをミュート(消音)することが
できます([CH STATUS/CH SEL]キー:消灯)。
Tips:録音モード(DIRECT-BUSS)の変更
録音モードを“DIRECT 録音”から“BUSS 録音”に変更した
い場合には、前述の操作でDIRECT録音するトラックが選択さ
れている状態で[BUSS-REC TRK]キーを押してください。ディ
スプレイに“Rec M ode Change!”が表示され、“Sure?”が
点滅します。
その後続けて[ENTER/YES]キーを押すと、DIRECT録音の録
音トラック設定は解除され、BUSS録音を行うための録音トラッ
ク選択表示に変わります(後述の“BUSS 録音”を参照してく
ださい)
基本的なロケート機能
VF160EX には、速やかに希望の位置へ移動するための各種ロケート機能があり、用途に応じて使い分けることができます。
●ABS ロケート
ABS ロケートには3 種類あり、下記の操作で実行できます。
● [STOP]キーを押しながら[REW IND]キーを押すと、プログラムの先頭であるABS 0 へロケートします。
すべてのタイムベースでその先頭にロケートします。
● [STOP]キーを押しながら[F FW D]キーを押すと、一番最後に録音が終了した時刻(REC END)へロケートします。
曲の最後の部分を探したり、曲の長さを調べる際に便利です。
● [STOP]キーを押しながら[RECORD]キーを押すと、一番最後に録音を開始した時刻へロケートします。
電源投入後、一度も録音を実行していないときは、ABS 0 へロケートします。
●メモリー・キー/マーク・キーでのロケート
VF160EX には、時刻の登録ができるキーが7 つあります。これらを総称して“メモリー・キー”と呼びます。各メモリー・キー
には2 つの時刻を登録することが可能です。
1 つは、Auto Return/Auto Punch/コピー・ペーストなどのトラック編集などを機能させる時刻を登録します。しかし、こ
れらの機能を使用しない場合は、ただのロケート用メモリーとして利用できますので、ここではロケート用メモリーとして使用
します。2 つめは、ロケート専用の時刻である“マーク・メモリー”を登録します。
したがって、メモリー・キーだけで各種機能を使用しない場合には14個のロケート・メモリー、使用する場合でも7個のロケー
ト・メモリーを登録することができます。各メモリー・キーには、下記の内容が登録されます。この操作は全てのタイムベース
で行えます。
35
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1-2.[SHIFT]
キ
ー
を
押
し
な
が
ら
[
M
A
R
K
1
~
7
]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
1.
P
L
A
Y
ま
た
は
S
T
O
P
状
態
の
と
き
、
登
録
し
た
い
時
刻
で
[H
O
L
D
/
●
[A
U
T
O
R
T
N
-
S
T
A
R
T
/
M
A
R
K
1
]キー:
AUTO RTN
AUTO PUNCH
CLIPBOARD
ALIGN SEL
┱ START ポイント&M ARK1 メモリー
●[AUTO PUNCH -IN/M ARK2]キー:
┱ PUNCH IN ポイント &M ARK2 メモリー
●[AUTO PUNCH -OUT/M ARK3]キー:
┱ PUNCH OUT ポイント &M ARK3 メモリー
●[AUTO RTN -END/M ARK4]キー:
┱ END ポイント&M ARK4 メモリー
●[CLIPBOARD -IN/M ARK5]キー:
┱ CLIP IN ポイント &M ARK5 メモリー
●[CLIPBOARD -ALIGN SEL/M ARK6]キー:
┱ CLIP ALIGN SEL ポイント &M ARK6 メモリー
●[CLIPBOARD -OUT / M ARK7]キー:
┱ CLIP OUT ポイント &M ARK7 メモリー
END
IN
OUT
START
IN
OUT
1
4
5
7
2
3
6
MARK
<ご注意>
通常、[CLIPBOARD-ALIGN SEL/M ARK6]キーにはM ARK6
メモリーが登録できます。また、このキーにはコピー・ペース
ト(またはムーブ・ペースト)を行う際に、コピー・クリップ
(またはムーブ・クリップ)を実行すると、[CLIPBOARD-IN]キー
に登録されている時刻と同じ時刻が、自動的にALIGN SELポ
イントとして登録されます。詳細は「コピー・ペースト/ムー
ブ・ペースト」の74 ページを参照してください。
メモリー・キー/マーク・キーへの登録
マーク・メモリーの名称と登録されている時刻が、LCD に表示さ
れます。
] キーを押します。
[HOLD/ ]キーを押した時点の時刻がLCD に保持されます。
2. [LOCATE]キーを押します。
表示されている時刻へのダイレクト・ロケートが行われます。
Tips:プリロール
2. [STORE]キーを押します(RED:点灯)。
SETUPモードで“PREROLL(プリロール)”を設定すると、ロ
ケートする時刻から設定した時間(0~10秒)手前にロケート
することが可能です。詳細はSETUPモードの129ページを参
照してください。
“HitAny M emory Keys!”(いずれかのメモリー・キーを押してく
ださい!・・の意味)を表示します。
登録した位置の変更
3-1. 任意のメモリー・キーを押します。
保持された時刻が押したメモリー・キーのポイントとして登録され、
ノーマル・ディスプレイに戻ります。
1-1. 任意のメモリー・キーを押します。
押したキーの名称と登録されているポイントが、LCD に表示され
ます。
3-2.[SHIFT] キーを押しながら[M ARK 1~7]キーを押します。
保持された時刻がM ARK1̃7 のマーク・メモリーとして登録され、
ノーマル・ディスプレイに戻ります。
1-2.[SHIFT]キーを押しながら[M ARK 1~7]キーを押します。
マーク・メモリーの名称と登録されている時刻が、LCD に表示さ
れます。
Tips:登録した時刻の確認
メモリー・キーのポイントを確認するには単独で希望のメモリー・
キーを押し、マーク・メモリーを確認するには [SHIFT]キー
を押しながら希望のメモリー・キーを押してください。登録さ
れた時刻を表示して確認することができます。
2. 点滅している桁(H/M /S/F/SFまたはBAR/ /CLK)で
[JOG]ダイヤルを回すと値が変更できます。
登録した位置へダイレクトにロケート
点滅している桁は[HOLD/
] キーを押して移動します。
3. [STORE]キーを押します(RED:点灯)。
1-1. 任意のメモリー・キーを押します。
押したキーの名称と登録されているポイントが、LCD に表示され
ます(下記例はAUTO PUNCH IN キーに登録されたデータ)。
3-1. 任意のメモリー・キーを押します。
変更した時刻が時刻が押したメモリー・キーのポイントとして登録
され、ノーマル・ディスプレイに戻ります。
3-2.[SHIFT] キーを押しながら[M ARK 1~7]キーを押します。
変更した時刻がM ARK1̃7 のマーク・メモリーとして登録され、ノー
マル・ディスプレイに戻ります。
36
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1.
P
L
A
Y
ま
た
は
S
T
O
P
状
態
の
と
き
、
ロ
ケ
ー
ト
・
メ
モ
リ
ー
と
し
●イベント・メモリーへのロケート
VF160EX にはイベント・メモリーが01̃99 まで合計99 個あります。
このイベント・メモリーは、後述の「シーク・ロケート」を実行する以外に、後述の「第3章 ミキサーのいろいろな機能」で説明
する「シーン・イベント・マップ」として利用します。
3. イベント・メモリーの確認後、[EXIT/NO]キーを押します。
イベント・メモリーの登録
ノーマル・ディスプレイに変わります。
<覚えておきましょう>
イベント・メモリーのナンバーは、登録する順番でつけられる訳
ではありません。
<覚えておきましょう>
不要になったイベント・メモリーは任意に削除することができ
ます。詳細は、後述「第3章ミキサーのいろいろな操作」の66
ページ「イベント・メモリーの削除」を参照してください。
つまり、下図の順番でそれぞれの時刻を登録したとすると、イベ
ント・メモリーのナンバーは、ABS 0に近い時刻から順番に01、
02・・・というように、自動的に登録されます。
イベント・メモリーを指定してロケート
1. [SHIFT]キーを押しながら[SCENE-STORE/M AP]キー
を押して、イベント・マップ表示に切り換えます。
2. [JOG]ダイヤルで希望のイベント・ナンバーを選択して、
[LOCATE] キーを押します。
選択したメモリー位置へロケートして停止し、ノーマル・ディスプ
レイに変わります。
イベント・メモリーを選択するとき、現在位置がどのイベント・メ
モリーの近くにいるかを、イベント・ナンバーの点滅で知ることが
できます(下記例は、現在位置がイベント・ナンバー02の近くに
あることを示しています)。
て登録したい時刻で[HOLD/ ] キーを押します。
[HOLD/ ] キーを押した時点の時刻がLCD に保持されます。
点滅
2. [STORE]キーを押します(キーが赤く点灯します)。
シーク・ロケート
イベント・メモリーを利用したロケートでは、イベント・メモ
リーに登録している時刻を自動で判別してロケートを行います。
そのため、シーク・ロケートを実行するとLCD に表示されてい
る時間(またはBAR/BEAT/CLK)値が変わり、その時刻へロ
ケートしたことが分かります。
3. [SHIFT]キーを押しながら[LOCATE/EVT M EM ]キーを
押します。
“Entry EVT**”(**はナンバー)を一瞬表示した後、保持された
時刻がイベント・マップのメモリーとして登録されます。
イベント・メモリーの確認
1. [SHIFT]キーを押しながら[SCENE-STORE/M AP]キー
を押します。
シーン・イベント・マップのセレクト表示に変わり、上記操作で登
録したイベント・メモリーを確認することができます。
イベント・メモリーの値は、この表示に入る前のタイムベースによっ
て異なります(ABS、BAR/BEAT/CLK またはM TC のいずれか
で表示されます)。
● [SHIFT]キーを押しながら[REW IND/PREV]キーを押す
と、現在位置からすぐ手前の時刻にあるイベント・メモリー
を自動的に探し出し(Seek)、ロケートします。
● [SHIFT]キーを押しながら[F FW D/NEXT]キーを押すと、
現在位置からすぐ後の時刻にあるイベント・メモリーを自
動的に探し出し、ロケートします。
<覚えておきましょう>
上記操作を連続して行うと、キーを押した回数分手前、あるい
は後ろにあるイベント・メモリーへロケートできます。
例えば上図において、現在位置から一気にEVT01の位置へロ
ケートするには、連続3回キーの操作を行います。
2. [JOG]ダイヤルを回すと、登録されているイベント・メモ
リーが確認できます。
37
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パンチ・イン/アウト
ここまで録音した中で、うまく録音/演奏できなくて録音し直したい場合や、あるバッキングを聞きながら別のトラック
へソロを録音したい場合があります。そのときには、その一部分だけを録音すること(パンチ・イン/アウト)が可能で
す。“パンチ・イン”とは再生から録音に切り替えること、“パンチ・アウト”とはその逆で録音から再生に切り替えるこ
とを言います。また、パンチ・インする時刻を“PUNCH IN ポイント”、パンチ・アウトする時刻を“PUNCH OUT ポ
イント”と呼びます。VF160EX では、次の3 種類の方法でパンチ・イン/アウトできます。
● 本体キーによるパンチ・イン/アウト
大まかな録音に使用します。手を使用するため演奏中のパンチ・イン/アウトには不向きです。
● フットスイッチによるパンチ・イン/アウト
足下でパンチ・イン/アウト可能なため、演奏中にも録音可能です。
● オート・パンチ・イン/アウト
パンチ・イン/アウトする時刻を設定して録音しますので、細かい録音まで可能です。
ここでは、事前に録音するトラックを[DIRECT-REC TRK] キーでREADY にし、インプット・モニターで [TRIM ] が適正ゲイン
に調整されているとして手順を進めます。
2. 録音を開始する手前から[PLAY]キーを押して再生します。
●本体キーによるパンチ・イン/アウト
3. フット・スイッチを踏むと、録音を開始します(パンチ・イ
ン)。
4. 再度フット・スイッチを踏むと録音が解除され、再生になり
ます(パンチ・アウト)。
Tips:リハーサル
[STOP]キーを押しながらフット・スイッチを踏むと、録音のリハー
1. 録音を開始する手前から[PLAY]キーを押して再生します。
サルが行えます(LCD に“RhrslOn”を表示した後“
滅)。
”が点
2. [PLAY]キーを押しながら[RECORD]キーを押すと、録
音を開始します(パンチ・イン)。
点滅
3. [PLAY]キーだけを押すと、録音が解除され再生となりま
す(パンチ・アウト)。
手順はフット・スイッチでの録音と同様ですが、フット・スイッチを
踏むとインプット・モニターになり、再度踏むと解除されます。
リハーサルを解除するには、再度[STOP]キーを押しながらフッ
ト・スイッチを踏みます(LCDに“RhrslOff”を表示した後“
が消灯します)。
”
●フットSW によるパンチ・イン/アウト
Tips:フット・スイッチ
当社オプションのフット・スイッチM odel8051、またはアンラッ
チ・タイプのフット・スイッチをご利用ください。
1.“FostexM odel8051”などのフット・スイッチを、本体
リア・パネルの[FOOT SW ]端子へ接続します。
WARNING:
CAUTION
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTURE.
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AVIS:
AUX SEND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOOT SW
POWER
AC-IN
OPTICAL
IN
OUT
1
2
R
L
IN
OUT
フット・スイッチ
38
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●オート・パンチ・イン/アウト
3.
[
P
L
A
Y
]
キ
ー
の
み
押
し
て
、
再
生
を
開
始
し
ま
す
。
オート・パンチ・イン/アウトを実行するには、事前に“PUNCH
IN ポイント”と“PUNCH OUT ポイント”を登録します。
“
”アイコンが点灯に変わります。
リハーサルでは実際に録音はされず、PUNCH IN ポイントで録音
トラックのみがインプットモニターとなり、PUNCH OUT ポイ
ントでインプットモニターが解除されます(PUNCH IN-PUNCH
OUT 間は[RECORD]キーが赤く点滅します)。
そのため、リハーサル・モードにおいて録音レベルやタイミングな
どを調整し、納得がいくまで繰り返します。
4. [STOP]キーを押して、停止させます。
PUNCH IN/OUT ポイントの登録
オート・パンチ・イン/アウトのテイク
<ご注意>
PUNCH IN/OUT ポイントは、IN ポイントの時刻<OUT
ポイントの時刻となるように登録してください。逆に登録
して次操作を実行すると、“Void Out!”が表示されAUTO
PUNCH モードに入ることができません。
1. リハーサル終了後、前述と同様に録音を開始する手前へ移
動させておきます。
2. [PLAY]キーを押しながら[RECORD]キーを押します。
1. PLAYまたはSTOP状態のとき、PUNCH IN ポイントまた
はPUNCH OUTポイントとして登録したい時刻で[HOLD/
“
”アイコンが“
”アイコン変わります。
PUNCH INポイントで録音トラックのみが録音モードとなり、PUNCH
OUTポイントで録音モードが解除されます。このとき同時に“AUTO
PUNCH モード”も解除されます。
] キーを押します。
[HOLD/>]キーを押したときの時刻がホールドされ、ディスプレ
イに“HOLD”が点灯します。
点灯
2. 続けて [STORE]キーを押します(キー:RED の点灯)。
ディスプレイに“HitAny M emory Keys!”が表示されます。これ
は、希望のメモリー・キーを押してください!・・・を示していま
す。
3. オート・パンチ・イン/アウトが終了したら、[STOP]キー
を押して停止させます。
Tips:アンドウ/リドウ
思うようなパンチ・イン/アウトでなかった場合、[UNDO/REDO]
キーを押して、やり直しができます。
3. [AUTO PUNCH IN]キーを押すとPUNCH INポイントに登
録され、[AUTO PUNCH OUT] キーを押すとPUNCH OUT
ポイントに登録されます。
オート・パンチ・イン/アウトのリハーサル
1. [SHIFT]キーを押しながら[RECORD]キーを押すと“、AUTO
PUNCH モード”になります。
“
”アイコンが点滅します。
点滅
2. 録音を開始する(PUNCH IN ポイント)手前にロケートし
ます。
39
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トラックの入れ替え
ここまでは、録音するトラックによって入力チャンネルを変えてきましたが、1つの入力端子で全てのトラックに録音する方法もあり
ます。これは、通常通り録音した後に録音したトラックと未録音のトラックを入れ替えることで実現できます。トラックを入れ替え
ることを“トラック・エクスチェンジ(Track Exchange)”と呼びます。
例えば、コンデンサ・マイクやバランス出力が接続できるG&H [INPUT]端子で全ての録音を行う場合などで活用してください。
なお、VF160EX は16トラックに加え8トラックのアディショナル・トラックを持っています。トラック・エクスチェンジを実行す
ることで、これらのトラックと不要になった1̃16 トラックを入れ替えて使用することが可能になります。
下記操作は、既に録音されているトラックがあり、また空きトラックがあることを前提にして説明します。
3. [JOG]ダイヤルで、入れ替え元のトラックを選択します。
Tips:
左(ここでは“01-08”)が点滅している状態で [JOG]ダイヤルを
トラック・エクスチェンジは、下の図にあるようにリアル・
回すと、“09-16”などの8トラック、“01&02”などの2トラッ
トラック+アディショナル・トラックの24トラック間で、
ク、あるいは“01”~“24”のモノ・トラックが選択できます。
“モノ・トラック毎”あるいは“ステレオ2 トラック毎”、
“8 トラック毎”の複数トラックの入れ替えが可能です。
4. [HOLD/ ]キーを押して、入れ替え先トラックに桁を移動
させます。
[HOLD/ ] キーを押す度に、桁が移動します。桁移動は、[REW IND]
キーまたは[F FW D]キーでも行えます。
5. [JOG]ダイヤルで、入れ替え先のトラックを選択します。
入れ替え元のトラック数(左)と同じトラック数が選択できます。
例えば、入れ替え元がモノ・トラックに選択されているときは、入
トラック入れ替えの操作
れ替え先のトラックもモノ・トラックのみが選択できます。
1. VF160EXがSTOP状態の時、[EDIT]キーを繰り返し押し
6. [ENTER/YES]キーを押します。
て“Track Exchange?(トラック・エクスチェンジ)”を表
“Exchange”が表示され瞬時に入れ替えが完了します。
示させます。
完了すると同時に“Completed !”を表示した後、ノーマル・ディ
[EDIT]キーを押した後、[JOG]ダイヤルを回すことでも選択する
スプレイに戻ります。
ことができます。
Tips:
入れ替え元と入れ替え先に同じトラックを選択して[ENTER/
2. [ENTER/YES]キーを押します。
YES]キーを押すと、“SelectErr!”を表示して操作は無効
トラック・エクスチェンジのトラック選択画面になります。
となります(例:3 < -> 3 など)。
下記例は、トラック1~8と17~24の8トラック単位で入れ替
このような警告メッセージを表示したときは、トラックの
えすることを示しています。点滅している部分は、エディット可能
選択を再度やり直してください。
な状態を示しています。
Tips:
トラック・エクスチェンジの操作方法は、77 ページにも
詳しく記載していますので、そちらも参照してください。
40
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ミキシング
DIRECT録音での録音が完了したら、次は1~16トラック再生音のレベルを整えたりイコライザーやエフェクトをかけてみます。こ
こでは、レベル/PAN/イコライザー/エフェクト・センド・レベル/エフェクトの種類を調整します。
<注意>
PAN の設定/EQ の設定/エフェクト・センド・レベルの設定を実行するときは、後述の「シーン・シーケンス・モード」が“OFF”になっ
ていることを確認してください。「シーン・シーケンス・モード」が“On”になった状態で設定しても、VF160EX をPLAY またはSTOP さ
せるとエディット前の設定に戻ってしまいます。「シーン・シーケンス・モード」のOn/OFF については66 ページを参照してください。
イコライザーの調整
レベルの調整
●各チャンネルの再生レベルは、チャンネル・フェーダーで調
整します。
Tips:
SETUP モードの“ペア・フェーダー設定”で、ペアに設定されて
いるチャンネルは、どちらか一方のチャンネルを選択することで、
二つのチャンネルが同じEQ に調整されます。
●ミックスした信号の出力となるステレオ・アウトのレベルは、
マスター・フェーダーで調整します。
1-1. 高音域を調整するには、[HI-G/F/Q]キーを押します。
高音域イコライザーの設定画面に変わります。
Tips:マスター・レベルの目安
ステレオ・アウトのレベルはLCD のL/R レベル・メーターで
確認できます。レベルが大きすぎると出力が歪んでしまいます
から、L/R レベル・メーターが0を越えない程度にマスター・
フェーダーを調整します。
1-2. 中音域を調整するには、[M ID-G/F/Q]キーを押します。
中音域イコライザーの設定画面に変わります。
1-3. 低音域を調整するには、[LO-G] キーを押します。
低音域イコライザーの設定画面に変わります。
いずれも、電源投入後初めて[HI-G/F/Q]キー、[M ID-G/F/Q]キー、
または[LO-G] キーを押したときは“SelectCH!”が点滅します。
下記例は、[HI-G/F/Q]キーを押したときの表示です。
PAN の調整
1. [PAN]キーを押します。
PAN の設定画面に変わります(電源投入後、初めて[PAN]キーを
押したときは“SelectCH!”が点滅します)。
点 滅
点 滅
2.
イコラ
イザー
を調整
するチ
ャンネルの
[C
H
S
T
A
T
U
S
/C
H
S
E
L
]
キーを押します。
選ばれたチャンネル名と現在の設定が表示され、ゲインのエディッ
トが可能であることを示しています(“FLAT”が点滅)。
2. PAN調整したいチャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キー
を押します。
選ばれたチャンネルのアイコンが点滅し、調整が可能になります。
下記例は、チャンネル1の[CH STATUS/CH SEL]キーを押して、
トラック1を選択したときのディスプレイで、現在のPAN 設定が
センター(“C”)であることを示しています。
点 滅
点滅
3. [HI-G/F/Q]キーと[M ID-G/F/Q]キーでは、キーを押す度
点滅
にG(ゲイン)→F(周波数)→Q(特性曲線)の設定項目
が切り替わりますので、調整する項目を選択します。
低音域のイコライザー( [LO-G]キー)は、G(ゲイン)のみ調整
可能ですから、[LO-G]キーを押しても変化しません。
4. [JOG]ダイヤルを回して、選択した項目の値を変更します。
EQ の設定状態は、下記例のようにリアルタイムにグラフィック表
示されます。
3. [JOG]ダイヤルを回して、PAN を設定します。
センターを中心として左右に1~10の範囲を、1ステップずつ設
定できます。PAN の設定状態は、リアルタイムにグラフィック表
示されます。
4. 他のチャンネルを調整するには、そのチャンネルの[CH
STATUS/CH SEL]キーを押して<操作-3>を行います。
EQ カーブ
5. 調整が完了したら[EXIT/NO]キーを押します。
ノーマル・ディスプレイに戻ります。
41
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5.
他
の
項
目
や
別
の
帯
域
の
イ
コ
ラ
イ
ザ
ー
を
調
整
す
る
に
は
、
再
度
[
H
I
-
1-1. [EFF EDIT-EFF1]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
3.
[J
O
G
]
ダイ
ヤ
ル
を
回
し
て
、
エ
フ
ェ
ク
ト
・
セ
ン
ド
・
レ
ベルを
エフェクト・センド・レベルの調整方法については、後述53
ページに詳しく記載しています。
G/F/Q]キー、[M ID-G/F/Q]キー、または [LO-G]キーを
押した後に[JOG]ダイヤルを回して値を変更します。
6. 他のチャンネルを調整するには、そのチャンネルの[CH
STATUS/CH SEL]キーを押した後同様の操作を行います。
エフェクト・タイプの設定
7. 調整が完了したら[EXIT/NO ]キーを押します。
ノーマル・ディスプレイに戻ります。
エフェクト1の選択画面に変わり、現在設定されているエフェクト
・タイプが表示されます(初期設定では“L01:Norm HALL”を表
示し、エフェクト・タイプのナンバーが点滅します)。
イコライザーの調整方法については、後述52ページに詳しく
記載しています。
点 滅
エフェクト・センド・レベルの調整
例:[EFF EDIT-EFF1]キーを押したときの表示
Tips:
SETUP モードの“ペア・フェーダー設定”で、ペアに設定されて
いるチャンネルは、どちらか一方のチャンネルを選択することで、
二つのチャンネルが同じレベルに調整されます。
1-2. [EFF EDIT-EFF2]キーを押します。
エフェクト2の設定画面に変わり、現在設定されているエフェクト
・タイプが表示されます(初期設定では“L35:CHORUS”を表示
し、エフェクト・タイプのナンバーが点滅します)。
1. [CH PARAM EDIT-EFF1/EFF2]キーを押します。
キーを押すごとにEFF1またはEFF2の設定画面に変わります(電
源投入後、初めてキーを押したときは“SelectCH!”が点滅します)。
点滅
点 滅
例:[EFF EDIT-EFF2]キーを押したときの表示
2. [JOG]ダイヤルを回して、希望のエフェクト・タイプを選
択します。
2. エフェクト・センド・レベルを調整するチャンネルの [CH
STATUS/CH SEL]キーを押します。
エフェクト1には28種類、エフェクト2には38種類のエフェク
ト・タイプがプリセットされていて、用途に合わせて選択できます。
詳細は後述の58 ページを参照してください。
選ばれたチャンネル名と現在の設定値が表示されます。
※ [M ASTER CH STATUS/CH SEL]キーを押すと、マスター・
センド・レベルの調整ができます
3. 選択後、[ENTER/YES]キーを押します。
選択したエフェクト・タイプに切り替わり、エフェクトの各パラメー
タの調整が可能になります。
点滅
設定します。
[JOG]ダイヤルを回すと、点滅しているアイコンがリアルタイム
に変化して表示されます。00 ~99 の範囲を1 ステップごとに調
整できます。
[EFF EDIT-EFF1]キー、または[EFF EDIT-EFF2]キーを押すた
びに、調整するパラメータが切り替わりますので、[JOG]ダイヤル
を回して値を変更します。
エフェクト・センドには、プリ・フェーダーとポスト・フェーダー
を切り替えることも可能です(初期設定では全チャンネルがポスト・
フェーダーになっています)。
ここではエフェクト・タイプのみを変更します。パラメータ設定の
詳細については、後述の60 ページを参照してください。
プリ/ポストの切り換えについては、後述の53ページを参照して
ください。
4. [EXIT/NO] キーを数回押して、ノーマル・ディスプレイに
戻します。
4. 他のチャンネルを調整するには、そのチャンネルの[CH
STATUS/CH SEL]キーを押した後、同様の操作を行います。
エフェクト・タイプの設定については、後述59ページに詳し
く記載しています。
5. 調整が完了したら[EXIT/NO]キーを押します。
ノーマル・ディスプレイに戻ります。
42
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ミックスダウン
全トラックの調整が完了したら、マスター・テープを作成します。下図のように、お手持ちのマスター・レコーダーを
VF160EXに接続して録音します。VF160EXはS/P DIF(オプチカル)デジタル信号を出力できますので、マスター・
レコーダーがS/P DIF(オプチカル)デジタル信号を入力できるデジタル機器(DAT、M D など)であれば、デジタ
ル信号のままミックスダウンすることも可能です。
Tips:インターナル・ミックスダウン
VF160EX には、“インターナル・ミックスダウン・モード”が搭載されています。
この“インターナル・ミックスダウン・モード”を利用することで、外部マスター・レコーダーを使わずともVF160EX
自身で最大16トラックのミックスダウンが可能になります。また、CD-R/RW ドライブを活用することで、ミックスダ
ウンした曲のオーディオCD が作成できます。詳細は79ページ「応用編」の“インターナル・ミックスダウン”および
「ソング・データのセーブ/ロード」の125 ページ“オーディオCD の作成”を参照してください。
●アナログ・ミックスダウン
2. マスター・レコーダーの録音レベルを調整します。
1. VF160EXの[ST OUT -L/R]端子とマスター・レコーダー
の入力端子を接続します。
3. マスター・レコーダーの録音をスタートさせてから、VF160
を再生します。
WARNING:
CAUTION
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTURE.
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AVIS:
AUX SEND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOOT SW
POWER
AC-IN
OPTICAL
IN
OUT
1
2
R
L
IN
OUT
4. 録音が完了したら、両方の機械を停止させます。
Tips:フェード・イン/アウト
VF160EXのマスター・フェーダーを操作することで、フェード・
イン(徐々に音量が上がっていく)/フェード・アウト(徐々に
音量が下がっていく)が行えます。
アナログ・マスター・レコーダー
●デジタル・ミックスダウン
1. VF160EXの[DIGITAL/DATA OUT]端子と、マスター・
レコーダーのデジタル入力端子を接続します。
3. VF160EX のマスター・フェーダーで、出力レベルの最終
調整をします。
●マスター・レコーダーがS/P DIF(オプチカル)デジタル入力
可能ならば、直接接続可能です。
●一般的には、VF160EX の最大音量の時マスター・レコーダー
のレベル・メーターが“0”になるレベルが最適です。
“0”を越えてしまうと、音が歪む場合がありますので注意が必
要です。
●S/P DIF(コアキシャル)デジタル入力の場合は“、FostexCOP-
1/96k”を使用することで接続可能となります。
4. マスター・レコーダーの録音をスタートさせた後、VF160EX
を再生します。
WARNING:
CAUTION
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTURE.
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AVIS:
AUX SEND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOOT SW
POWER
AC-IN
OPTICAL
IN
OUT
1
2
R
L
IN
OUT
5. 録音が完了したら、両方の機械を停止させます。
Tips:フェード・イン/アウト
VF160EXのマスター・フェーダーを操作することで、フェード・
イン(徐々に音量が上がっていく)/フェード・アウト(徐々に
音量が下がっていく)が行えます。
デジタル・マスター・レコーダー
2. マスター・レコーダーをデジタル入力可能な状態にします。
●VF160EX のサンプリング周波数は44.1kHzです。
44.1kHzのデジタル信号を録音できないマスター・レコーダー
では、デジタル・ミックスダウンできません。
●一般的に、デジタル入力の場合はマスター・レコーダーの入力
レベルは調整できません。
43
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基本的なBUSS 録音
ここでは、もう一つの録音方法である“
B
U
S
S
録音”での基本的な録音/再生の手順を説明します。
DIRECT録音では、入力するチャンネルÃH によって録音するトラックが決まっていましたが、BUSS録音では入力す
るチャンネルに関係なく録音することができます。そのため、8チャンネル全ての入力を2トラックにまとめて録音する
ことが可能です。
また、BUSS 録音ではミキサーを経由して録音するため、イコライザーや内蔵エフェクトをかけて録音することができ
ます。なお、BUSS 録音は録音専用の“REC BUSS ”を使用して録音を行います。この“REC BUSS ”はLとR の2
チャンネルで構成されているため、同時に録音できるトラック数は2 トラックになります。
BUSS 録音について
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
BUSS録音は、ミキサーを経由した信号を“REC BUSS ”
に送って録音します。そのため、イコライザーや内蔵エフェ
クトをかけた信号の録音(付け録り)が可能です。
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
AUX1/AUX2
COMP
-10
-10
MID-G/F/Q
-20
-30
-20
-30
PRE/POST
PAN
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
ここでは、フェーダーに“INPUT”が立ち上がっているチャ
ンネル([CH STATUS/CH SEL]キー:ORANGE)をソー
ス・チャンネルとして使用しますが、“TRACK”が立ち上
がっているチャンネル([CH STATUS/CH SEL]キー:
GREEN)もソース・チャンネルとして使用できます。
FADER
CH VIEW
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
INPUT
5
6
7
8
TRACK
ORANGE
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
+6
0
+6
0
+6
0
-10
-10
-10
-20
-30
-20
-30
-20
-30
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
“TRACK”が立ち上がっているチャンネル([CH STATUS/
CH SEL]キー:GREEN)をソース・チャンネルとする録
音では、ピンポン録音が可能です。
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
なお、BUSS録音を行うには、下記事項にご注意ください。
1
2
3
5
7
9
11
13
15
4
6
8
10
12
14
16
<ご注意>
9~16chの[CH STATUS/CH SEL]キーの内、ORANGEの点灯([INPUT])になっているチャンネルがある場合、そのチャ
ンネルに対応したトラックは録音禁止となります([BUSS-REC TRK]キーでREADY にすることができません)。
[BUSS-SOURCE]キーでソース・チャンネルを選択するときの注意点(キーがGREEN の点滅時)
● [CH STATUS/CH SEL]キーが消灯しているチャンネルが選択可能です。
● 選択されたチャンネルは、[CH STATUS/CH SEL]キーがORANGEまたはGREEN の点滅になります。
● [CH STATUS/CH SEL]キーがRED の点滅をしているチャンネル(トラック)はREADY 状態のため、選択できません。
[BUSS-REC TRK]キーで録音トラックを選択する選択するときの注意点(キーがRED の点滅時)
● [CH STATUS/CH SEL]キーが消灯しているチャンネルが選択可能です。
● 選択されたチャンネルは、[CH STATUS/CH SEL]キーがRED の点滅になります。
● [CH STATUS/CH SEL]キーがORANGE またはGREEN の点滅をしているチャンネルは、ソース・チャンネルとして選択さ
れているため選択できません。
44
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[BUSS-SOURCE]
滅)。
キ
ー
を
押
し
ま
す
(
キ
ー
:
G
R
E
E
N
の点
●1 つのトラックへBUSS 録音
ここでは、H インプット端子に入力した音源を、レコーダーのトラック1 へBUSS 録音します。
事前に1 ~16ch のチャンネル・フェーダーとマスター・フェーダーを“-∞”位置、及びA ~H の[TRIM ]を“LINE”にしてお
きます。また、ヘッドフォンあるいはモニター用スピーカーを接続してください。
1
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
11
7
12
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
MIC
PEAK
MIC
PEAK
4/12/D
MIC
PEAK
5/13/E
MIC
PEAK
7/15/G
3/11/C
2
4
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
ACCESS
6
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
10
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
6
7
8
TRACK
1
2
3
4
5
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
Hint!
Hint!
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
3
5
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
10
10
8
9
音源の接続
1
2
H [INPUT] 端子に、録音する音源を接続します。
チャンネルの選択
4
[INPUT SEL]キーを押します(キー:ORANGEの点滅)。
“INPUT”/“TRACK”を選択する表示に変わります。
REC BUSS に送るソース・チャンネルを選択する表示に変わり
ます。
16chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押します(キー:
16chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押して、“TRK”
5
3
ORANGE の点滅)。
から“IN”に切り換えます。
16chフェーダーに立ち上がるインプットHの信号が、REC BUSS
へ送られるようになります。
ディスプレイがつぎのように変わり、16チャンネルにインプッ
トH の信号が立ち上がるようになります。
45
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ソース・チャンネルの調整
[RECORD]
キ
ー
を
押
し
、
ト
ラ
ッ
ク
1
を
イ
ン
プ
ッ
ト
・
モ
ニ
9
ターにします([RECORD]キー:RED 点滅)。
この段階でヘッドフォンやモニター・スピーカからモニター音が
出力されます。[M ON OUT] つまみ、または[PHONES]つまみ
でモニターの音量を調整してください。
1chフェーダー/16chフェーダー/マスター・フェーダー
を目盛“0”の位置にします。
10
11
ここで、同時にEFF 1またはEFF 2をソースに設定すると、入
力されている信号にエフェクトをかけることができます。詳細
は後述49 ページの説明をお読みください。
音源の音を出しながら[TRIM ]8/16/H を適正なゲインに調
REC BUSSへ送ったチャンネル(この場合16ch)の
信号はステレオ・アウトL, Rには直接出力されません。
後の手順で、録音するトラックをインプット・モニター
にすることでステレオ・アウトL, R に出力されます。
整 します。
音源が最大音量となったとき、[PEAK]LEDが点灯するかしない
程度が最適なゲインです。
必要に応じて、録音する16chの信号にイコライザーをか
けたりします。
12
[BUSS-REC TRK]キーを押します(キー:REDの点滅)。
BUSS 録音のトラックを選択する表示に変わります。
6
Tips:ソース・チャンネルのイコライジング
録音しようとするソース・チャンネルにイコライザーをかける
には、[HI-G/F/Q]キー、[M ID-G/F/Q]キーまたは[LO-G]キー
を押して、チャンネル・パラメータ・エディットのEQエディッ
ト・モードに切り換えます。
その後16ch の[CH STATUS/CH SEL]キーを押して、好
みのイコライザーを調整します(詳細は前述の「イコライザー
の調整」を参照してください)。
最終的な録音レベル(REC BUSS マスター・レベル)は
下記の要領で調整します。
16chフェーダーにインプットHの信号を立ち上げる
と、16トラックの再生音を聞くことができなくなる
ため、16 トラックはREADY(録音)にすることを
禁止しています。
13
マスター・レベルの調整が終ったら、[EXIT/NO]キーを押してノー
マル・ディスプレイに戻しておきます。
1chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押します(キー:RED
7
Tips:REC BUSS マスター・レベルの調整
最終的なREC BUSSマスター・レベルを調整するには、下記表示
の状態で、[JOG]ダイヤルを回します。
の点滅)。
トラック1が“READY”になり、ソース・チャンネルH の入力
信号がトラック1 へ録音できるようになります。
ノーマル・ディスプレイからこの表示に切り替えるには、[BUSS REC
TRK]キーをもう一度押します。
REC BUSS マスター・レベルの初期設定値は、“レベル80”に設
定されています。[JOG]ダイヤルを回すと、LCD の調整アイコン
と数値がリアルタイムに変化するとともに、REC BUSSマスター・
レベルが調整できます(調整範囲:00 ~99)。
REC BUSS マスター・レベル調整アイコン
[EXIT/NO]キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻し
ます。
8
Tips:録音モード(DIRECT-BUSS)の変更
録音モードをDIRECT 録音に変更したい場合には、前述の操
作でBUSS録音するトラックが選択されている状態で[DIRECT-
REC TRK]キーを押してください。
REC BUSS のマスター・レベルを表示します。
ディスプレイに“Rec M ode Change!”が表示され、“Sure?”
が点滅します。その後[ENTER/YES]キーを押すとBUSS録
音の録音トラック設定は解除され、DIRECT録音を行うための
録音トラック選択表示に変わります。
Tips:ソース・チャンネルのPAN 調整
BUSS録音で一つのトラックに録音するとき、ソース・チャンネル
のPAN 設定は左、または右に固定されます。
奇数番号が録音トラックになっているときは、ソース・チャンネル
のPAN が左いっぱいに固定、偶数番号になっているときは右いっ
ぱいに固定されます。ソース・チャンネルのPAN を任意に設定で
きるのは、録音トラックを2 つに設定したときのみです。
46
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Tips
:
ア
ン
ド
ウ
/
リ
ド
ウ
録 音
再 生
1.
録
音
を
開
始
し
た
時
刻
に
ロ
ケ
ー
ト
し
ます。
1.
V
F
1
6
0
E
X
を録
音
開
始
す
る
時
刻
に
ロ
ケ
ー
ト
し
て
お
きます。
2. [PLAY]キーを押し、録音した音を確認します。
1chフェーダーで、トラック1の再生レベルを調整します。
2. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押し、録音を
開始します。
1chの[CH STATUS/CH SEL]キーと[RECORD]キーがRED の
点灯となり、録音中であることを示します。
録音後[UNDO/REDO]キーを押すと、録音する前の状態に戻
ります(アンドウ)。再度[UNDO/REDO]キーを押すと、録音
した後の状態へ戻ります(リドウ)。
3. 録音が終了したら[STOP]キーを押して、VF160を停止さ
せます。
BUSS 録音によるトラック1 への録音が終了するとともに、LCD
に“Please W ait”を表示した後、ノーマル・ディスプレイに変わ
ります。
●複数の音源を2 つのトラックへBUSS 録音
ここでは、インプットA ~H に入力する8 つの音源を、レコーダーのトラック7 &8 にまとめてBUSS 録音します。
1
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
MON OUT
PHONES
8/16/H
UNBAL
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
11
7
12
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
LINE
LINE
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
MIC
PEAK
MIC
PEAK
4/12/D
MIC
PEAK
5/13/E
MIC
PEAK
7/15/G
3/11/C
2
4
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
6
ACCESS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
-10
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
10
5
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
4
INPUT
5
RED
6
7
8
MUTE
TRACK
1
2
3
ORANGE
REC
GREEN
PLAY
OFF
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
Hint!
Hint!
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
3
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
10
10
8
9
音源の接続
チャンネルの選択
[INPUT SEL]キーを押します。
[INPUT A]~[INPUT H]の各端子に、録音する音源を接
続します。
2
1
9~16chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押し、9~
16chを“INPUT”に切り換えます。
3
9 ~16ch にインプットA ~H の信号が立ち上がります。
47
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Tips
:
ソ
ー
ス
・
チ
ャ
ン
ネ
ル
の
P
A
N
調
整
録音する音源の音を出しながら、各イ
ン
プ
ッ
ト
の
[
T
R
I
M
]
11
12
を適正なゲインに調整します。
音源が最大音量となったとき、[PEAK]LEDが点灯するかしない
か程度が最適なゲインです。
必要に応じて9~16chの信号にイコライザーをかけたり、
音源に合わせてPAN を調整します。
イコライザーの調整は前述を参照してください。
9~16chフェーダーにインプット信号を立ち上げると
対応したトラックの再生音を聞くことができなくなる
ため、READY(録音)にすることを禁止しています。
2つのトラックに録音するときは、ソース・チャンネルの音源
に合わせてPAN の設定が可能です。
[PAN]キーを押してPAN 設定の表示に切り換え、PAN 設定
をしたいチャンネルを[CH STATUS/CH SEL]キーで選択後、
[JOG]ダイヤルで任意のPAN を設定します。
[BUSS-SOURCE]キーを押します(キー:GREEN の点
滅)。
4
5
最終的な録音レベル(REC BUSSマスター・レベル)は、
前述と同じ要領で調整します。
9 ~16chの[CH STATUS/CH SEL] キーを押します
11
(キー: ORANGE の点滅)。
インプットA ~H の信号が、REC BUSSへ送られるようになり
ます(A ~H が“SRC”に変わります)。
以上の準備で、録音が開始できるようになります。
録 音
1. VF160EX を録音開始する時刻へロケートしておきます。
2. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押し、録音を
開始します。
7&8chの[CH STATUS/CH SEL]キーと[RECORD]キーがRED
の点灯となり、録音中であることを示します。
[BUSS-REC TRK]キーを押します(キー:REDの点滅)。
6
7
3. 録音が終了したら[STOP]キーを押して、VF160を停止さ
7 & 8chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押します(キー:
RED の点滅)。
せます。
“Please W ait”を表示した後ノーマル・ディスプレイに戻ります。
ここまでの操作で、インプットA ~H の音源がトラック7 &8に
録音されました。録音したトラックの音は下記操作で確認します。
7 & 8 トラックが“READY”になったことを示します。
Tips:アンドウ/リドウ
[UNDO/REDO]キーを押すと、録音する前の状態に戻ります(ア
ンドウ)。再度[UNDO/REDO]キーを押すと、録音した後の状
態に戻ります(リドウ)。アンドウ/リドウは全ての録音に対し
て機能します。
[EXIT/NO]キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻し
ます。
8
再 生
1. 録音を開始した時刻へロケートします。
ソース・チャンネルの調整
[STOP]キーを押しながら[RECORD]キーを押します。
[RECORD] キーを押し、トラック7 & 8 をインプット・
2. [PLAY]キーを押して、VF160EX を再生させます。
7 & 8chフェーダーでトラック7 & 8の再生レベルを調整し、録音
した音を確認します。
9
モ ニターにします(RED:点滅)。
前述と同様、この段階でモニター音が出力されるようになります。
[M ON OUT] つまみ、または[PHONES]つまみでモニター音を
調整します。
7 & 8chフェーダー/9~16chフェーダー/マスター・
フェーダーを目盛“0”の位置にします。
10
48
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Tips
:
ソ
ー
ス・チ
ャ
ン
ネ
ル
に
エ
フ
ェ
ク
ト
を
か
け
る
!
BUSS録音において、ソース・チャンネルにエフェクトを
かけながら録音することができます。
1. 前述のソース・チャンネルを選択する表示([BUSS
SOURCE]キーを押すと表示されます)において、EFF
1 またはEFF 2 も同時にソース・チャンネルとして選
択します。
下の図は、インプットH とEFF 1も同時にソース・チャンネ
ルに選択した例で、インプットH の信号にエフェクト1 を
かけることが可能になります。
2. [CH PARAM EDIT-EFF1/EFF2]キーを押して、エ
フェクト1 のセンド・レベルを調整します。
16ch の[CH STATUS/CH SEL]キーを押してインプット
H を選択し、JOG ダイヤルでインプットH のセンド・レベル
を調整します。ここで調整された信号レベルがエフェクト1
へ送られます。マスターのセンド・レベルを調整するには、マ
スター・チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーで選択
してからJOG ダイヤルで調整します。
2. [EFF EDIT-EFF 1]キーを押して、希望のエフェクト・
タイプを選択し、エフェクト・パラメータをエディッ
トします。
選択したエフェクトをかけながら録音ができます。
Tips:
上記エフェクト・センド・レベルを調整するときに、エフェク
ト1/エフェクト2へ送る信号レベルを個々に調整することで、
複数のソース・チャンネルに異なったエフェクト(EFF 1、EFF
2)をかけることもできます。
49
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第3 章 ミキサーのいろいろな操作
ここでは、ミキサーの具体的な操作方法について説明します。基本操作でふれていない項目や、詳しい設定方法などを記載してあ
ります。
電源投入時の状態
電源を投入すると、VF160EX は起動ディスプレイ(“FOSTEX マーク”➡“Initial..”➡“CurrentDR”,“IDE”➡“フォーマッ
ト/タイプ(“M aster”または“Quick”など)を順に表示した後立ち上がり、1 ~16ch/M ASTER の[CH STATUS/CH SEL]
キー/[EFF EDIT-EFF 1]キー/[EFF EDIT-EFF 2]キー/[STOP]キーのみが点灯して、下図のディスプレイ表示になります。本
書では、電源を投入して立ち上がったときのディスプレイ表示を「ノーマル・ディスプレイ」と呼び、レコーダーの現在位置がプ
ログラム1(P01)の先頭(ABS 00M 00S)であることを示しています。
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
BAL
INSERT
L
R
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
GREEN の点灯
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
ORANGE の点灯
ORANGE の点灯
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
INPUT
5
RED
6
7
8
MUTE
TRACK
CH STATUS
ORANGE
REC
GREEN
PLAY
OFF
CH STATUS/CH SEL
GREEN の点灯
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
GREEN の点灯
ノーマル・ディスプレイでの操作
●フェーダー
●AdatM ixerM ode(全トラックのインプットモニター)
1~16chフェーダーは入力された[TRACK]または[INPUT]の信号
をステレオ・アウトへ送るレベルを調整します。さらには、BUSS 録
音へ送るレベルも調整します(*ペア・フェーダーに設定されているチャ
ンネルは、奇数チャンネルのフェーダーで両方のレベルが調整できます)。
また、マスター・フェーダーは、ステレオ・アウトから出力する信号の
レベルを調整します。
ノーマル・ディスプレイ時に、[SHIFT]キーを押しながら[INPUT SEL]
キーを押す度に、AdatM ixerM odeがオン/オフされます(=全トラッ
ク(1 ~16)が一斉にインプットモニター(READY)がオン/オフ
されます)。
AdatM ixerM odeは、例えばVF160EX をadatオプチカル対応のサ
ウンド・カードを搭載したパソコンと組み合わせてレコーディングする
際に便利なモードで、本機をパソコンのAUDIO トラックのモニター・
ミキサー(ch1 ~8 のフェーダーが担当)/手弾き楽器をパソコンへ
送出するAD([TRIM ]でレベル調整。ロー・レーテンシー・モニター
が可能)/M IDI音源などのモニター・ミキサー(ch9̃16 のフェーダー
が担当)、さらにその全てを同時録音できる16 M TRという、4つの役
割で使用することが可能です(詳細は95ページを参照してください)。
●チャンネル・ミュートとソロ機能
ノーマル・ディスプレイ時に、チャンネル1 ~16 の[CH STATUS/
CH SEL]キーを押すと、各チャンネルをミュート(消音)することが
できます。ミュートしたチャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キー
が消灯してこれを示します。再度キーを押すとミュートが解除され、キー
が点灯します(*ペア・フェーダーに設定されているチャンネルは、ど
ちらか一方をミュートすると二つのチャンネルがミュートされます)。
* AdatM ixerM odeでVF160EXを使用するには、事前にSETUPモー
ドにあるデジタル入力の設定/デジタル出力の設定を“adat”にし
ておく必要があります。
また、[SHIFT]キーを押しながら[CH STATUS/CH SEL]キーを押す
と、そのチャンネルのSOLO 機能をオン/オフできます(複数チャン
ネル/ミュートしているチャンネルも可能)。オンにすると[CH STATUS/
CH SEL]キーが点滅します。
*“INPUT SEL”において“IN (Input)”に設定されているトラックは、
READY にすることはできません。
* この機能はDIRECT録音を実行する場合のみ有効で、BUSS録音で
は機能しません。
●マスター・チャンネルのミュート
BUSS録音を行う際上記操作を行うと、録音モードを変更する表示
(“Rec M ode Change!”を表示して“Sure?”が点滅)に変わりま
す。ここで[ENTER/YES]キーを押すと、録音モードが変更になる
と同時にAdatM ixerM odeがオンとなり、[EXIT/NO]キーを押す
とBUSS 録音モードが継続できます。
ノーマル・ディスプレイ時に、マスター・チャンネルの[CH STATUS/
CH SEL]キーを押すと、ステレオ・アウトの出力をミュート(消音)す
ることができます。ミュートすると、マスター・チャンネルの[CH STATUS/
CH SEL]キーが消灯してこれを示します。再度キーを押すとミュート
が解除され、キーが点灯します。
50
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チャンネル・パラメータ・エディット
1 ~16 チャンネルとマスター・チャンネルは、PAN やイコライザーなど各種設定を変えることが可能です。これらの設定を編集
することを“チャンネル・パラメータ・エディット”と呼び、操作パネル上の各キー(下図参照)を押すことでエディット・モー
ドに入ります。チャンネル・パラメータ・エディットでは、以下の設定項目があり、目的のキーを単独で押すか[SHIFT]キーを押
しながらSHIFT 機能を備えたキーを押すことで、それぞれの編集が可能になります。
EQ/COMP
HI-G/F/Q
<ご注意>
EFF1/EFF2
●PAN の設定
PAN の設定、EQ 設定など、チャンネ
ル・パラメータ・エディットを実行す
るときは、後述の「シーン・シーケン
ス・モード」が“Off”であることを確
認してください。「シーン・シーケン
ス・モード」が“On”になった状態で
パラメータをエディットしても、
VF160EXをPLAYまたはSTOPさせ
ると、パラメータはエディット前の設
定に戻ってしまいます。「シーン・シー
ケンス・モード」のOn/Offについて
は66 ページを参照してください。
●3 バンド・イコライザーの設定
●エフェクト・センド・レベルの設定
●エフェクト・センドのPRE/POST 設定
●AUX (オグジュアリ)センド・レベルの設定
●AUX (オグジュアリ)センドのPRE/POST設定
●コンプレッサーの設定
PRE/POST
COMP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
PRE/POST
PAN
LO-G
●フェーダー・レベルの設定
●チャンネル・ビュー
FADER
CH VIEW
CH PARAM EDIT
2. 設定したいチャンネルの [CH STATUS/CH SEL]キーを
<覚えておきましょう>
押します。
INPUT SELの設定で、[TRK]→[INPUT]に設定されたチャンネ
ルをエディット・チャンネルに選択すると、チャンネル名は以下
のように表示されます。
選択したチャンネル名と現在の設定が表示され、アイコンが点滅し
ます。アイコンの点滅はエディットが可能な状態を示しています。
下記例は、[INPUT]に設定されているチャンネル9をエディット・
チャンネルに選択した場合の表示です。
点滅
点滅
点灯
点滅
3. [JOG]ダイヤルで希望のPAN を設定します。
ダイヤルの回す角度によってPAN の設定が行えます。
PAN の設定例は以下のように表示されます。
●PAN の設定
PAN は、ステレオ・アウトに送る各チャンネルの信号の定位
を設定します。この設定はREC BUSSへ送る場合にも有効で
す。また、マスター・チャンネルを選択した場合は、ステレオ・
アウトL/R のバランスを設定します。
PAN 設定:
Left最大
PAN 設定:
センター定位
PAN 設定:
Right最大
●設定可能なチャンネル:
1 ~16 チャンネル/マスター・チャンネル
●設定可能な数値:
1. [PAN]キーを押します。
L(Left)10 ~C(Center)~R(Right)10
(初期設定:全チャンネル“C”)
電源投入後初めて[PAN]キーを押したときは、全チャンネルの設定
内容が表示されると共にチャンネルの選択を促すメッセージ(“Select
CH!”)が点滅し,全チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーLED
が点滅します。それ以外では、前回エディット・モードで選択した
チャンネルのエディットが可能な表示になります。
*値は[L10]~[C]~[R10]の21 ステップで表示します。
4. 他のチャンネルのPAN を設定するには、操作-2 ~3を繰り
返します。
点滅
5. PAN の設定が終了したら[EXIT/NO]キーを押します。
チャンネル・エディット・モードから抜け出し、ノーマル・ディス
プレイに変わります。
51
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●設定可能なチャンネル
:
3.
[
H
I
-
G
/
F
/
Q
]
キ
ー
ま
た
は
[
H
O
L
D
/>
]
キ
ー
を
押
し
て、エ
デ
ィ
ッ
●イコライザーの設定
ト・ポイントを選択します。
VF160EX には、HI(高音域)/M ID(中音域)/LO(低音域)
の3 バンドのイコライザー(EQ)を搭載しています。
HIおよびM ID は、G(ゲイン)/F(周波数)/Q(特性曲線)
を個々に設定することが可能です。LO はF(周波数)/Q(特
性曲線)が固定で、G(ゲイン)のみの設定が可能です。
[HI-G/F/Q]キー(M ID-EQ の設定時は[M ID-G/F/Q]キー)、ま
たは[HOLD/>]キーを押すごとに“G”➡“F”➡“Q”➡“ON”
➡“G”の順にエディット・ポイントが移動します。
LO-EQの設定時には、[LO-G]キーまたは[HOLD/>]キーを押す
ごとに“G”と“ON”のみが交互に選択できます。
4. エディット・ポイントで[JOG]ダイヤルを回し、希望の値
<ご注意>
を入力します。
SETUPモードの「コンプレッサー・チャンネルの設定」で、チャ
ンネル13-14またはチャンネル15-16 がコンプレッサー・チャ
ンネルに設定されていると、そのチャンネルにはイコライザーを
かけることはできません。
次の図は、高音域のゲイン(G)を調整した場合の例です。
入力した値に合わせた特性カーブが表示され、音に反映されます。
コンプレッサー・チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを
押すと、“Can’tSelect!”の警告メッセージが点滅してキャンセ
ルされます(下記例は、チャンネル13と14がコンプレッサー・
チャンネルになっていることを示しています)。
設定値
特性
カーブ
点滅
エディット・ポイントにおいて[JOG]ダイヤルを回すと、下の表
にある範囲で任意の数値が設定できます。
1 ~16 チャンネル/マスター・チャンネル
* SETUP モードの「コンプレッサー・チャンネルの設定」
状況によっては、13-14、または15-16チャンネルの設
定は行えません。
1. [HI-G/F/Q] キー、[M ID-G/F/Q]キー、または[LO-G]キー
を押します。
電源投入後初めてこれらのキーを押したときは、全チャンネルの設
定内容が表示されると共にチャンネルの選択を促すメッセージ(“Select
CH!”)が点滅し,全チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーLED
が点滅します。それ以外では、前回エディット・モードで選択した
チャンネルのエディットが可能な表示になります。
●設定可能な数値/項目:
[HI-G/F/Q]
G(ゲイン) :-18dB~FLAT~+18dB(初期設定:FLAT)
F(周波数) :500Hz~20.2kHz(初期設定:4.00kHz)
Q(特性曲線):LPF, H-S, 0.1 ~20(初期設定:H-S)
ON/OFF
:ON またはOFF(初期設定:ON)
点滅
[M ID-G/F/Q]
G(ゲイン) :-18dB~FLAT~+18dB(初期設定:FLAT)
F(周波数) :500Hz~20.2kHz(初期設定:1.00kHz)
Q(特性曲線):LPF, H-S, 0.1 ~20(初期設定:1.0)
ON/OFF
:ON またはOFF(初期設定:ON)
コンプレッサー・チャンネルに設定されているチャンネルの[CH
STATUS/CH SEL]キーLED は点滅しません。
[LO-G]
G(ゲイン) :-18dB~FLAT~+18dB(初期設定:FLAT)
F(周波数) :400Hz(実効周波数100Hz)固定
Q(特性曲線):L-S 固定
2. 設定したいチャンネルの [CH STATUS/CH SEL]キーを
ON/OFF
:ON またはOFF(初期設定:ON)
押します。
選択したチャンネル名と現在の設定が表示され、ゲインの設定値が
点滅します。設定値の点滅はエディット可能な状態を示しています。
*LPF:ローパスフィルター
*H-S:ハイ・シェルビング
*L-S:ロー・シェルビング
点滅
4. 他のチャンネルのEQ を設定するには、操作-1~3を繰り
返します。
5. EQ の設定が済んだら[EXIT/NO]キーを押します。
EQ エディット・モードから抜け出し、ノーマル・ディスプレイに
変わります。
ペア・フェーダーに設定されているチャンネルでは、いずれか
一方の[CH STATUS/CH SEL]キーを押すと二つのチャンネ
ルが選択され、2 チャンネル同時にEQ 調整が行なえます。
ペア・フェーダーの設定についてはSETUPモードの146ペー
ジを参照してください。
52
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●EFFECT センド・レベルの設定
●EFFECT センドのPRE/POST 設定
1 ~16 チャンネルの信号(プリ・フェーダーまたはポスト・
フェーダー)を、2系統の内蔵A.S.P.エフェクトに送るレベル
を設定します。
1~16チャンネルの信号を、ポスト・フェーダーでエフェク
トに送るか、プリ・フェーダーでエフェクトに送るかを設定し
ます。
マスター・チャンネルはエフェクト・センド・マスターのレベ
ルを設定します。
“POST”に設定した場合は、チャンネル・フェーダーで調整
したレベルの信号がエフェクトに送られます。そのため、チャ
ンネル・フェーダーを下げるとエフェクトに信号が送られない
ためエフェクト音が無くなります。
1. [EFF1/EFF2]キーを押します。
[EFF1/EFF2]キーを押す度にEFF1センド・レベルとEFF2セン
ド・レベルの設定画面が交互に切り替わります。
“PRE”に設定した場合は、チャンネル・フェーダーの影響を
受けない信号がエフェクトに信号が送られるため、エフェクト
音は残ります。必要に応じて使い分けてください。
電源投入後初めて[EFF1/EFF2]キーを押したときは、全チャンネ
ルの設定内容が表示されると共にチャンネルの選択を促すメッセー
ジ(“SelectCH!”)が点滅し,全チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]
キーLED が点滅します。それ以外では、前回エディット・モード
で選択したチャンネルのエディットが可能な表示になります。
1. [SHIFT]キーを押しながら[EFF1/EFF2]キーを押します。
キーを押すごとにエフェクト1とエフェクト2の設定表示が交互に
切り替わります。
点滅
電源投入後初めてキーを押したときは、全チャンネルの設定内容が
表示されると共にチャンネルの選択を促すメッセージ(“Select
CH!”)が点滅し,全チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーLED
が点滅します。それ以外では、前回エディット・モードで選択した
チャンネルのエディットが可能な表示になります。
2. 設定したいチャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押
点滅
します。
選択したチャンネル名と現在の設定が表示され、アイコンが点滅し
ます。アイコンの点滅はエディットが可能な状態を示しています。
点滅
2. 設定したいチャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押
点滅
します。
選択したチャンネル名と現在の設定が表示され、アイコンが点滅し
ます。アイコンの点滅はエディット可能な状態を示しています。
ペア・フェーダーに設定されているチャンネルでは、いずれか
一方の[CH STATUS/CH SEL]キーを押すと二つのチャンネ
ルが選択され、2 チャンネル同時にレベル調整が行なえます。
ペア・フェーダーの設定については、SETUPモードの146ペー
ジを参照してください。
点滅
点滅
3. [JOG]ダイヤルを回して、センド・レベルを入力します。
入力した値が表示されるとともに、アイコンも変化します。
センド・レベルが上がっていないとエフェクトが効きません。
ペア・フェーダーに設定されているチャンネルでは、いずれか
一方の[CH STATUS/CH SEL]キーを押すと二つのチャンネ
ルが選択され、2 チャンネル同時に設定できます。
ペア・フェーダーの設定については、SETUPモードの146ペー
ジを参照してください。
●設定可能なチャンネル:
チャンネル1 ~16
●設定可能なレベル範囲:
初期設定:
00 ~99
チャンネル1 ~16 →00、
マスター・レベル→80
3. [JOG]ダイヤルを回して、PREまたはPOSTを設定します。
入力した設定が表示され、アイコンも変化します。
4. 他のチャンネルのセンド・レベルを調整するには、操作-2
~3を繰り返します。
それぞれのアイコンはつぎの内容を示しています。
プリ・フェーダー信号がエフェクトへ送られます。
ポスト・フェーダー信号がエフェクトへ送られます。
5. エフェクト・センドのマスター・レベルを調整するには、マ
スター・チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押し
てJOG ダイヤルを回します。
マスター・レベルの初期設定は“80”になっていますので、希望
のマスター・レベルを調整します。
●設定可能なチャンネル:1 ~16 チャンネル
6. センド・レベルを設定したら[EXIT/NO]キーを押します。
●設定項目: PRE /POST(初期設定:全チャンネルPOST)
ノーマル・ディスプレイに変わります。
53
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1.
[S
H
IF
T
]
キ
ー
を
押
し
な
が
ら
[A
U
X
1
/A
U
X
2
]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
4.
他
の
チ
ャ
ン
ネ
ル
の
P
R
E
/P
O
S
T
を設定するには、操作
-2
~
●AUX センドのPRE/POST 設定
3 を繰り返します。
1~16チャンネルの信号をポスト・フェーダーで[AUX SEND]
端子に送るか(“POST”)、プリ・フェーダーで[AUX SEND]
端子に送るか設定します(“PRE”)。
5. PRE/POST を設定したら [EXIT/NO]キーを押します。
ノーマル・ディスプレイに変わります。
“POST”に設定した場合は、チャンネル・フェーダーを下げ
ると信号は[AUX SEND]端子へ送られません。
●AUX センド・レベルの設定
1 ~16 チャンネルの信号(プリ・フェーダーまたはポスト・
フェーダー)を、リア・パネルの[AUX SEND]端子から出力す
るレベルを設定します。また、マスター・チャンネルはAUX
センド・マスターのレベルを設定します。
“PRE”に設定した場合は、チャンネル・フェーダーを下げて
もフェーダーのレベルに関係なく入力されている信号がそのま
ま[AUX SEND]端子へ出力されます。
1. [AUX1/AUX2]キーを押します。
キーを押すごとにAUX1のPRE/POST とAUX2のPRE/POST
設定表示が交互に切り替わります。
キーを押す度にAUX1センド・レベルとAUX2センド・レベルの
設定表示が交互に切り替わります。
電源投入後初めてキーを押したときは、全チャンネルの設定内容が
表示されると共にチャンネルの選択を促すメッセージ(“Select
CH!”)が点滅し,全チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーLED
が点滅します。それ以外では、前回エディット・モードで選択した
チャンネルのエディットが可能な表示になります。
電源投入後初めてキーを押したときは、全チャンネルの設定内容が
表示されると共にチャンネルの選択を促すメッセージ(“Select
CH!”)が点滅し,全チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーLED
が点滅します。それ以外では、前回エディット・モードで選択した
チャンネルのエディットが可能な表示になります。
点滅
点滅
2. 設定したいチャンネルの [CH STATUS/CH SEL]キーを
2. 設定したいチャンネルの [CH STATUS/CH SEL]キーを
押します。
押します。
選択したチャンネル名と現在の設定が表示され、アイコンが点滅し
ます。アイコンの点滅はエディットが可能な状態を示しています。
選択したチャンネル名と現在の設定が表示され、アイコンが点滅し
ます。アイコンの点滅はエディットが可能な状態を示しています。
点滅
点滅
点滅
点滅
ペア・フェーダーに設定されているチャンネルでは、いずれか
一方の[CH STATUS/CH SEL]キーを押すと二つのチャンネ
ルが選択され、2 チャンネル同時にレベル調整が行なえます。
ペア・フェーダーの設定については、SETUPモードの146ペー
ジを参照してください。
ペア・フェーダーに設定されているチャンネルでは、いずれか
一方の[CH STATUS/CH SEL]キーを押すと二つのチャンネ
ルが選択され、2 チャンネル同時に設定が行なえます。
ペア・フェーダーの設定については、SETUPモードの146ペー
ジを参照してください。
3. [JOG]ダイヤルを回してレベルを入力します。
入力した設定が表示され、アイコンも変化します(“80”が基準レ
ベルです)。
3. [JOG]ダイヤルを回して、PREまたはPOSTに設定します。
入力した設定が表示されに、アイコンも変化します。
●設定可能なチャンネル: チャンネル1 ~16
プリ・フェーダー信号がAUX 端子へ送られます。
ポスト・フェーダー信号がAUX 端子へ送られます。
●設定レベル範囲:
00 ~99
初期設定: チャンネル1̃16 →00
マスター・レベル→80
4. 他のチャンネルのセンド・レベルを調整するには、操作-2
~3 を繰り返します。
●設定可能なチャンネル: 1 ~16 チャンネル
5. AUXセンドのマスター・レベルを調整するには、マスター・
チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押して[JOG]
●設定項目: PRE/POST(初期設定:全チャンネルがPOST)
ダイヤルを回します。
マスター・レベルの初期設定は“80”になっていますので、希望
のマスター・レベルを調整します。
4. 他のチャンネルのPRE/POST を調整するには、操作-2~
3 を繰り返します。
5. PRE/POST を設定したら[EXIT/NO]キーを押します。
ノーマル・ディスプレイに変わります。
6. センド・レベルを設定したら[EXIT/NO]キーを押します。
ノーマル・ディスプレイに変わります。
54
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2.
設定したいチャンネルのフェーダーを操作します。
SETUP モードの「コンプレッサー・
チャ
ン
ネルの設定」で選
下記操作は、あらかじめSETUPモードでコンプ・チャンネル
に、チャンネル13-14が設定されていることを前提にしてい
ます。
●フェーダー・レベルの設定
チャンネル1~16、およびマスター・チャンネルのフェーダー・
レベルの数値を確認しながら設定できます。
1.
[
S
H
I
F
T
]
キ
ー
を
押
し
な
が
ら
[
H
I
-
G
/
F
/
Q
]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
1. [SHIFT]キーを押しながら[PAN] キーを押します。
現在設定されている各チャンネルの物理的なフェーダー位置と、各
フェーダーの位置を示す数字が表示されます。
チャンネルの選択を促すメッセージ(“SelectCH!”)が点滅し、マ
スター・チャンネルとコンプ・チャンネルに設定されているチャン
ネル(13-14または15-16)の[CH STATUS/CH SEL]キーLED
が点滅します。
点滅
2. コンプレッサーをかけたいチャンネルの[CH STATUS/CH
SEL] キーを押します。
操作したチャンネルのフェーダー位置と正確な数値がリアルタイム
に表示されます。
コンプレッサーのパラメータがエディット可能な状態になります。
●設定可能なチャンネル:
1 ~16 チャンネル/マスター・チャンネル
●設定範囲:
00~99(数値は1ステップで表示しますが、実際の音の変
化は連続可変(スムージング)となります。
ペア・フェーダーに設定されているチャンネルでは、奇数チャ
ンネルのフェーダーを操作するだけで2チャンネル同時に設定
できます。このとき、偶数チャンネルのフェーダーを操作して
も反映されません。ペア・フェーダーの設定については、SETUP
モードの146 ページを参照してください。
コンプ・チャンネルがペア・フェーダーに設定されていると、い
ずれか一方の[CH STATUS/CH SEL]キーを押すと二つのチャ
ンネルが選択され、2チャンネル同時にコンプレッサーをかけ
ることができます。ペア・フェーダーの設定については、SETUP
モードの146 ページを参照してください。
3. フェーダーの設定が済んだら[EXIT/NO] キーを押します。
フェーダー・エディット・モードから抜け出し、ノーマル・ディス
プレイに変わります。
3. [HI-G/F/Q]キーを押してエディットしたいパラメータを
選択し、[JOG]ダイヤルで希望の数値を入力します。
パラメータは、“THSHD”(スレッショルド・レベル)➡“RATIO”
(比率)➡“ATACK”(アタック・タイム)➡“GAIN”(利得)➡
“ON/OFF”(コンプレッサーのON/OFF)の順に切り替わります。
選択したパラメータにおいて [JOG]ダイヤルを回すと、以下の数
値などが入力できます。
●コンプレッサーの設定
択されたチャンネルにのみ、VF160EXに内蔵されているコン
プレッサーをかけることができます。
●設定可能なチャンネル:
13-14 または15-16 チャンネル/マスター・チャンネル
<コンプレッサー機能>
●設定範囲:
入力信号のダイナミック・レンジを圧縮する機能です。
入力信号がある一定のレベル(スレッショルド・レベル)を
超えると、入力信号が大きくなるにしたがってゲインが減
少し、出力信号の増大を防止することができます。
スレッショルド・レベル:0.0dB~-50.0dB(0.5ステップ)
初期設定 :13-14/15-16 →-20.0dB
:マスター・チャンネル→-25dB
レシオ(比率):∞:1、20:1、10:1、8:1、
6:1、5:1、4:1、3.5:1、3:1、
2.5:1、2:1、1.7:1、1.5:1、
1.3:1、1.1:1、1:1
<覚えておきましょう>
コンプレッサーをかけられるのは、チャンネル13~16とマス
ター・チャンネルのみです。
初期設定 :13-14/15-16 →10:1
:マスター・チャンネル→ 4:1
さらに、チャンネル13-14とチャンネル15-16は、SETUPモー
ドの「コンプレッサー・チャンネルの設定」で設定します。
マスター・チャンネルはSETUPモードの設定に関わらず、常に
コンポレッサーがかけられます。
アタック・タイム:5ms~75ms(1 ステップ)
初期設定 :13-14/15-16 →60ms
:マスター・チャンネル→8ms
ゲイン
初期設定 :13-14/15-16 →10dB
:マスター・チャンネル→10dB
:0.0dB ~+18.0dB(0.5 ステップ)
詳細はSETUP モードの148 ページを参照してください。
<注意>
モードのON/OFF:ON またはOFF(初期設定OFF)
コンプレッサー・チャンネルに選択されたチャンネルは、EQ
のエディットはできません。ただし、マスター・チャンネルは
コンプ/EQ ともにエディット可能です。
4. パラメータの設定が済んだら[EXIT/NO]キーを押します。
ノーマル・ディスプレイに変わります。
55
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ペア・フェーダーに設定されているチャンネルでは、偶数の[CH
STATUS/CH SEL]キーを押したときは、ディスプレイ中“3”
のフェーダー・アイコンは点線で表示され、操作が無効である
ことを意味しています。ペア・フェーダーの設定については、SETUP
モードの146 ページを参照してください。
<覚えておきましょう>
コンプレッサー・チャンネル以外のチャンネルを選択すると、
“Can’t Select!”の警告メッセージが点滅し、チャンネル選択の
操作はキャンセルされます。
下記ディスプレイは、コンプレッサーのかけられるチャンネルは
13、14 とマスター・チャンネルであることを示しています。
例として、現在表示されているディスプレイは以下の設定状況を
示しています。
点 滅
現在チャンネル1が選択されていることを示してい
①
ます。
選択したチャンネルがON になっていることを示し
②
ています。
チャンネル・フェーダーの設定が00(-∞)の位置にあ
③
ることを示しています。
現在のPAN設定がセンターであることを示していま
④
●チャンネル・ビュー
す。
チャンネル・ビュー機能は、1~16チャンネルの設定状況を
表示します。表示される項目は以下の通りです。
STEREO OUT L, Rから信号が出力されていること
⑤
を示しています。
選択されているチャンネルのポスト・フェーダー信
号が、レベル80 でエフェクト1/2 およびAUX 1/
2 へ送られていることを示しています。
⑥
⑨
① チャンネルON/OFF の設定
② フェーダー・レベルの設定
③ EFF1/EFF2/AUX1/AUX2の各センドレベル及び
PRE/POST の設定
④ PAN の設定
3. チャンネル・ビューが終ったら[EXIT/NO]キーを押します。
エディット・モードから抜け出し、ノーマル・ディスプレイに変
わります。
⑤ ステレオ・バスに送られているか、またはソース・
チャンネルとしてREC BUSSに送られているかの
設定
1. [SHIFT] キーを押しながら[LO-G]キーを押します。
初期設定の状態では、チャンネルの選択を促すメッセージ(“Select
CH!”)が点滅し、全チャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キー
LED が点滅します。
初期設定以外では、操作-2 のような前回エディット・モードで選
択したチャンネルの設定を表示します。
点滅
2. 表示したいチャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを
押します。
選ばれたチャンネル名と現在の設定が表示されます。
⑥
①
⑦
⑧
⑨
②
⑤
④
③
56
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エフェクト・エディット
ここでは、VF160EX に内蔵されているDSP マルチ・エフェクト(EFF 1/EFF 2)の操作方法について説明します。
DSP マルチ・エフェクトのEFF 1には28種類、EFF 2には38種類のデジタル・エフェクトが内蔵されており、各々のエフェク
ト・タイプにおいて更に詳細なパラメータの微調整が可能です。
本機の多様なエフェクト機能をご理解いただくために、実際にエフェクト音の変化をモニターしながら操作を行ってください。
また、VF160EX に内蔵されているDSP マルチ・エフェクトは、フォステクス独自のA. S. P. (FostexAdvanced Signalprocess-
ing Technology*)を採用し、プロ用リバーブに迫る、高品位なアンビエンス・エフェクトを実現しています。
*A. S. P. (FostexAdvanced SignalProcessing Technology)
A. S. P.は、フォステクスが独自に開発したデジタル・エフェクト・プロセッシングの
新技術です。
限られたDSP パワーを最大限の効率で引き出すこのテクノロジーは、例えばH. F. A.
(Harmonic Feedback Algorithm)による圧倒的な密度の初期反射音、そして従来にない滑
らかなハイ・ダンプ特性を達成。また、高級機なみの数を誇る遅延モジュール相互の干
渉が及ばず、音の濁りやざらつきを低減するH. D. L. P. (Hi-Density Logarithmic
Processing)により、従来にないクリアでかつ緻密な残響シミュレーションを実現してい
ます。
*H. F. A. (Harmonic Feedback Algolythm)
自然な残響音に不可欠ではあるものの、コストとの兼ね合いにより犠牲にされてきた要素の一つに、初期反
射音があります。初期反射音とは、ホールなどの壁や床、天井などから返ってくる最初の反射音のことで、
この初期反射音をどのように再現できるかによって、総合的なリバーブのクオリティが決定されます。H. F.
A.は、初期反射音を構成するそれぞれの遅延モジュールに対し、理想的な倍音構成のフィードバックを掛け
ることによって、クリアで自然な初期反射音の再現を可能にしたアルゴリズムです。
*H. D. L. P. (Hi-Density Logarithmic Processing)
残響音とは、複数の遅延モジュールが作り出す無数の細かいディレイ成分を複雑に絡めて組み立てることに
より完成されるものです。そのため、滑らかで心地良い残響音を得るためには、各々の遅延モジュールの相
関関係を効率的に編成し、負の相互干渉を無くすることが重要となります。H. D. L. P.は、各遅延モジュー
ルが最大限のパワーを発揮できるように、各々の遅延モジュールに対して効率的な対数演算プロセスを加え
る技術であり、これにより残響成分の相互干渉による悪影響やざらつき感を無くし、高密度かつトランスペ
アレントな残響音の構築を実現しています。
エフェクト・エディット・モードの操作に入る前に、VF160EX が搭載しているエフェクト機能(リバーブ/ディレイ/コーラス
/フランジャー)について簡単に説明しておきましょう。
ディレイ
リバーブ
直接音からある一定の時間遅らせた音を加えることをいいま
す。ディレイをかけることで音の厚みを増したり、色々な特
殊効果を可能にします。
リバーブとは、複数の反射音がいくつも重なり合ってできる
「残響音」を表しています。皆さん経験あることですが、トン
ネルの中などで手を叩くと、叩いた音にしばらく余韻が残る
ことがあります。この「余韻」のことをリバーブと呼んでい
ます。我々が普段聴いている音には、「直接音」・「初期反射音」・
「後部残響音」の3種類の音があります。
コーラス
コーラスは音の広がりや厚みを出すときに使います。
「直接音」は文字通り音源から直接耳に入ってくる音で、「初
期反射音」は直接音が壁に1回~数回はね返った音をいいま
す。また、「後部反射音」は、多数反射が繰り返された後耳に
聴こえてくる音で、我々の耳には「直接音」→「初期反射音」
→「後部反射音」の順番で聴こえていることになります。
フランジャー
フランジャーは、ジェット機が上昇、または下降するときに
発するような効果音を作り出せます。
57
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●エフェクト・タイプについて
本機には、EFF 1とEFF 2の独立した2系統のDSP マルチ・エフェクトを内蔵しています。
また、それぞれのエフェクトには代表的なパラメータ設定のエフェクト・タイプがプリセットされています。
これにより、用途に合わせたエフェクト・タイプを選択してエフェクト処理が行えます。また、呼び出したエフェクト・タイプの
パラメータを自由に設定して、独自のエフェクト音を作り出すことも可能です。
EFF 1には下記28種類のエフェクト・タイプがプリセットされ、EFF 2には次ページのようにEFF 1と同じ28種類を含め38種
類のエフェクト・タイプを用意してあります。
●EFF 1 にプリセットされているエフェクト・タイプ
No.
L01
L02
L03
L04
L05
L06
L07
L08
L09
L10
L11
L12
L13
Name
Param. type
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
詳
細
Norm HALL
Pres HALL
Wet HALL
NoER HALL
Lo-F HALL
STADIUM
キメ細かく透明感があり、適度な初期反射音の一般的なホール・リバーブ。
抜けの良い、存在感のあるホール・リバーブ。
高域が控えめでしっとりした空気感を持つホール・リバーブ。
初期反射音が全く無く、全帯域が同じように減衰する万能なホール・リバーブ。
残響音の低域成分が長めに残るホール・リバーブ。
長めの初期反射音が特徴的なスタジアム・リバーブ。
AUDITRIUM
HALL WAY
Norm ROOM
Dead ROOM
Pres ROOM
DrumBOOTH
GARAGE
残響音を極力抑えた、講堂のような空間をシミュレートしたリバーブ。
長めのプリディレイで、奥行きのある空間をイメージするリバーブ。
ツヤがあり、程よい空間をイメージするルーム・リバーブ。
狭くデッドな部屋を再現したルーム・リバーブ。隠し味に使うと音に暖かみが加わる。
初期反射音が少なく、抜けの良い万能なルーム・リバーブ。
ドラム・ブースをシミュレートしたルーム・リバーブ。
ガレージのような狭くライブな空間を再現した、抜けの良い存在感のあるルーム・リバー
ブ。
L14
L15
L16
L17
L18
L19
L20
NormPLATE
Old PLATE
PresPLATE
Wet PLATE
DigiPLATE
NormVOCAL
PresVOCAL
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
REVERB
帯域の広い現代的センスのプレート・リバーブ。
往年のプレートの質感を持った一般的なプレート・リバーブ。
高域の伸びた抜けの良いプレート・リバーブ。
しっとりとした質感のプレート・リバーブ。
金属的な初期反射音を伴った、デジタル感覚を強調したプレート・リバーブ。
初期反射音が全く無く、全帯域が同じように減衰する万能なホール・リバーブ。
理想的なボーカル・ブースの初期反射音に、高域の伸びた短めの残響音が加わる。音がき
らびやかになるのでボーカルを前面に出したいときに有効。
L21
SoloVOCAL
REVERB
広がりのあるショート・ディレイに、プレートの質感を持ったリバーブが加わる。どんな
ジャンルの音楽でも違和感なく溶け込む。
L22
L23
Arena VOC
Arena CHO
REVERB
REVERB
スタジアム風の広がりがある初期反射音に、しっとりとしたリバーブが加わる。
スタジアム風の広がりがある初期反射音に、高域が伸びた短めのリバーブが加わる。
コーラス・パートに有効。
L24
L25
L26
L27
L28
KARAOKE
MnDL-HALL
MnDL-PLT
PnDL-HALL
PnDL-PLT
REVERB
どんなボーカルもうまく聞こえる万能リバーブ(カラオケ風)。
モノ・ディレイとホール・リバーブの複合エフェクト。
モノ・ディレイとプレート・リバーブの複合エフェクト。
パンニング・ディレイとホール・リバーブの複合エフェクト。
パンニング・ディレイとプレート・リバーブの複合エフェクト。
DLY+REVERB
DLY+REVERB
DLY+REVERB
DLY+REVERB
58
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●
E
F
F
2
にプリセットされているエフェクト・タイプ
No.
Name
Param. type
詳 細
L01
~
L01~L28は前ページ記載のEFF 1 のプリセットと同じエフェクト・タイプです(前記内容を参照してください)。
L28
L29
L30
L31
L32
L33
L34
L35
L36
L37
L38
MonoDELAY
Pan DELAY
MonoBpmDL
PanBpmDL
Short DLY
DOUBLING
CHORUS
DELAY
モノ・ディレイ
DELAY
パンニング・ディレイ
BPM DELAY
BPM DELAY
SHORT DELAY
DOUBLING
CHORUS
モノ・ディレイ。BPM と音符を指定してディレイ・タイムを決定する。
パンニング・ディレイ。BPM と音符を指定してディレイ・タイムを決定する。
細かいディレイ・タイムの設定が可能なショート・ディレイ。
LとR で別々にディレイ・タイムを設定可能なダブリング。
コーラス効果が得られる。ダブリング効果を付加することも可能。
フランジ効果が得られる。
FLANGE
FLANGE
MonoPITCH
Dly PITCH
MONO PITCH
DELAY PITCH
±2オクターブの可変が可能なピッチシフト。
ピッチ・シフトにフィード・バック付きのディレイが付き、不思議な効果を得ることがで
きるピッチ・シフト。
<ご注意:エフェクト・タイプを切り換えると、音がミュートされる場合があります!>
エフェクト2(EFF 2)は内部的に3 つのカテゴリーに別れています。そのため、これらのカテゴリー間をまたいでエフェク
トを切り換えると、一瞬音がミュートされるという制限があります。また、録音中では「ミュートがかかる」のを防ぐため、カ
テゴリーをまたぐエフェクトの切り換えは行えません。
カテゴリーは、上記表の「エフェクト・タイプL01̃L28」、「エフェクト・タイプL29̃L36」と「エフェクト・タイプL37, L38」
の3 つに別れています。
●エフェクト・タイプの設定
ここでは、EFF 1またはEFF 2のエフェクト・タイプを設定
します。それぞれのエフェクト・タイプは下記の各キーを使っ
て設定します。
<EFF 2 の初期設定表示>
EFF EDIT
EFF1
EFF2
MUTE
MUTE
2.[JOG] ダイヤルでエフェクト・タイプを選択します。
前述の表にあるエフェクト・タイプが次々に現れます。
ナンバーの前に表示されている“*”は、現在設定されているエ
フェクト・タイプを示しており、まだ設定されていないエフェク
ト・タイプを選択すると“*”は消えます。
EFF 1のエフェクト・タイプを
設定するとき押します。
EFF 2のエフェクト・タイプを
設定するとき押します。
・前述の「基本的な録音/再生」の操作で、信号が入力され
ているチャンネルのチャンネル・フェーダーとマスター・
フェーダーを、適度なレベルで聞こえるよう上げてください。
3.[ENTER/YES] キーを押します。
設定したエフェクト・タイプのパラメータ値がエディット可能な
表示に変わります(白黒反転しているパラメータがエディット可
能)。ここではデフォルト(初期状態)のパラメータ値のまま設
定します。パラメータの詳細については次項「パラメータの設
定」で説明していますので、そちらを参照してください。
・前述の「エフェクト・センド・レベルの設定」の操作で、エ
フェクトをかけたいチャンネルのEFF 1 SENDレベルまたは
EFF 2 SEND レベルを適当な値まで上げてください。
1.EFF 1 を設定するにはEFF EDIT モードの[EFF 1] キーを
押し、EFF 2 を設定するには[EFF 2] キーを押します。
EFF 1の初期設定は“L01:Norm HALL”を表示し、EFF 2 の初
期設定は“L35:CHORUS”を表示します。
値が点滅
<EFF 1 の初期設定表示>
4.エフェクト・エディット・モードから抜け出すには、[EXIT/
NO] キーを続けて二回押してください。
ノーマル・ディスプレイに戻ります。
59
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●エフェクト・パラメータの詳細
●エフェクト・パラメータの設定
エフェクト・タイプによって、設定できるパラメータが異なります。
エフェクト・パラメータを設定します。
●リバーブ系エフェクトのパラメータ
(パラメータ・タイプ:REVERB)
1.調整するエフェクトのパラメータ表示になっていないとき
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo. 1 ~No. 24が該当し、以下4項
目のパラメータが設定できます。
は、[EFF 1] キー(または[EFF 2] キー)を2回押します。
エフェクト・タイプのいずれかのパラメータが設定可能な表示に
変わります(白黒反転しているパラメータがエディット可能な状
態を示しています)。
1. EffLevel
2. Rev Time
3. Pre Delay
4. Hi Ratio
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
残響音の長さを調整します。
調整範囲:0.1~9.9 sec.
原音から残響音の始まるまでの時間を調整します。
調整範囲:0~100 ms
高域の減衰率を調整します。
調整範囲:0 ~10
値が点滅
5. E/R Level
初期反射音の音量を調整します。
調整範囲:0 ~99
●ディレイ+リバーブ系エフェクトのパラメータ
(パラメータ・タイプ:DLY+REVERB)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo. 25~No. 28が該当し、以下4項
目のパラメータが設定できます。
2. [EFF EDIT-EFF 1] キー(または[EFF EDIT-EFF 2] キー)
を押していくと、目的のパラメータが選択できます。
現在選択されているエフェクト・タイプにより、パラメータの内
容は異なります。
1. EffLevel
2. Delay Time
3. Feedback
4. Delay Bal
5. Rev Time
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
ディレイ・タイムを調整します。
調整範囲:1 ~230ms
ディレイのフィードバックを調整します。
調整範囲:0 ~99
ディレイのバランスを調整します。
調整範囲:0~99
残響音の長さを調整します。
調整範囲:0.1 ~9.9 sec.
値が点滅
●ディレイ系エフェクトのパラメータ
(パラメータ・タイプ:DELAY)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo. 29とNo. 30が該当し、以下4項
目のパラメータが設定できます。
3.[JOG] ダイヤルで値を調整します。
パラメータの意味や調整範囲などについては、この後の「パラ
メータの詳細」を参照してください。
1. EffLevel
2. Delay Time
3. Feedback
4. Hi Ratio
5. Filter
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
ディレイ・タイムを調整します。
調整範囲:1 ~680ms
4.続けて他のパラメータを調整したいときは、<操作-2>か
ら同様の操作を行ってください。
ディレイのフィードバックを調整します。
調整範囲:0 ~99
高域の減衰率を調整します。
調整範囲:0 ~10
5.設定が終了したら[EXIT/NO] キーを二度続けて押して、エ
フェクト・エディット・モードから抜け出します。
ディレイ音の音質を調整します。
調整範囲:L9~L1, OFF, H1~H9
* L1~L9=LPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が低い)
* H1 ~H9=HPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が高い)
●エフェクトのミュート
●BPM ディレイ系エフェクトのパラメータ
(パラメータ・タイプ:BPM DELAY)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo. 31とNo. 32が該当し、以下4項
目のパラメータが設定できます。
エフェクト1、またはエフェクト2のエフェクト音をミュー
トすることができます。
1. EffLevel
2. BPM
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
BPM を調整します。
エフェクト音をミュートするとき:
調整範囲:30~250bpm
* ディレイ・タイムが680msを超えてしまったときは、「!」を表示
[SHIFT] キーを押しながら[EFF EDIT-EFF 1] キー(また
は[EFF EDIT-EFF 2] キー)を押して、[EFF EDIT-EFF 1]
3. Note
ディレイのノートを調整します。
調整範囲:24, 16, 8T, 16., 8, 4T, 8., 4, 2T, 4., 2,
キー(または [EFF EDIT-EFF 2] キー)のLED を消灯さ
せます。
エフェクト1(またはエフェクト2)のエフェクト音がミュー
トされ、ドライ音に変わります。
* 24=16音符の6連、16=16分音符、8T=8分音符の3連、16.=付点
16分音符、8=8分音符、4T=4分音符の3 連、8.=付点8分音符、
4=4分音符、2T=2分音符の3 連、4.=付点4分音符、2=2分音符
* LCD の9 文字目に表示される「.」は、付点音符の意味。
* LCD の9文字目に表示される「T」は、3連音符(トリプレット)の
意味。
ミュートを解除するとき:
4. Feedback
ディレイのフィードバックを調整します。
調整範囲:0 ~99
もう一度[SHIFT]キーを押しながら[EFFEDIT-EFF1]キー
(または [EFF EDIT-EFF 2] キー)を押して、LED を点灯
させます。
5. Filter
ディレイ音の音質を調整します。
調整範囲:L9~L1, OFF, H1~H9
* L1~L9=LPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が低い)
* H1~H9=HPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が高い)
ドライ音からエフェクト音に変わります。
60
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●ショート・ディレイ系エフェクトのパラメ
(パラメータ・タイプ:SHORT DELAY)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo.33が該当し、以下4項目のパラ
メータが設定できます。
ー
タ
●
ダブリング系エフェクトのパラメータ
●
コ
ー
ラ
ス
系
エ
フ
ェ
ク
ト
の
パ
ラ
メ
ー
タ
Tips:BPM パラメータにTEM PO マップの設定を反映
前述ように、エフェクト・タイプ31と32で設定するBPM パラ
メータ値は、30~250の範囲で任意に設定できますが、このBPM
パラメータにSETUP モードの“テンポマップの設定”で設定す
るテンポの値を反映させることができます。
(パラメータ・タイプ:CHORUS)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo.35が該当し、以下4項目のパラメー
タが設定できます。
1. EffLevel
2. Depth
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
コーラスの深さを調整します。
調整範囲:0 ~99
これにより、BPM 値を変更するためにシーンを使用する必要がな
くなり、再生中はあらかじめ設定されているテンポマップに追従
してBPM 値を変化させることができます。テンポに従ってBPM
値を変更したい場合は、下記の要領でBPM パラメータを設定し
てください。
3. Double Time
4. Double Lvl
5. Filter(OFF)
ダブリング効果のズレを調整します。
調整範囲:0 ~99
ダブリング効果の音量を調整します。
調整範囲:0 ~99
ディレイ音の音質を調整します。
調整範囲:L9~L1, OFF, H1~H9
1. [EFF 2]キーを押した後、[JOG]ダイヤルで“L31:
M onoBpmDL”または“L32:Pan BpmDL”を選択し
ます。
* L1~L9=LPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が低い)
* H1 ~H9=HPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が高い)
2. エディットするパラメータに“BPM ”を選択して、[JOG]
ダイヤルを時計方向へ回していきます。
設定範囲“250”の次にBPM 値が“***M ”と表示されます。
***は現在位置のテンポの値を示し、M はマップを示していま
す。
●フランジャー系エフェクトのパラメータ
(パラメータ・タイプ:FLANGE)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo.36が該当し、以下4項目のパラメー
タが設定できます。
1. EffLevel
2. Rate
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
3.“***M ”に設定した後[EXIT/NO]キーを押して、エフェ
クト・エディット・モードから抜け出します。
モジュレーションの速さを調整します。
調整範囲:0.01~2.00Hz
3. Depth
モジュレーションの深さを調整します。
調整範囲:0 ~99
<注意>
4. M od Delay
5. Feedback
モジュレーション・ディレイを調整します。
調整範囲:0 ~200
上記操作は、あらかじめSETUPモードで用途に合わせたテン
ポマップが設定されていることが前提です。“テンポマップの
設定”が初期設定の状態(テンポ=120)で上記設定を行うと、
BPM 値は“120”に設定されていることになります。また、テ
ンポ・マップのテンポ値を反映させる必要がないときは、BPM
パラメータを“M ”の付かない値に設定し直してください。
モジュレーションのフィードバックを調整します。
調整範囲:0 ~99
●モノ・ピッチ系エフェクトのパラメータ
(パラメータ・タイプ:M ONO PITCH)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo.37が該当し、以下3項目のパラメー
タが設定できます。
1. EffLevel
2. Pitch
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
ピッチ・シフト量を調整します。
調整範囲:-24~0 ~+24
* ±12は1オクターブ。±24 は2オクターブ。
1. Eff Level
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
2. Delay Time
ディレイ・タイムを調整します。
調整範囲:0.1~9.9ms、10 ~99ms、
100 ~200ms
3. Adjust
ピッチ・シフト量を微調整します。
調整範囲:-50~0 ~+50
* +50は半音高い。-50は半音低い。
3. Feedback
4. Hi Ratio
5. Filter
ディレイのフィードバックを調整します。
調整範囲:0~99
4. M ode
音の処理方法を選択します。実際の音を聞きなが
高域の減衰率を調整します。
調整範囲:0~10
ら、一番良い効果が得られるモードを選んでくださ
い。
ディレイ音の音質を調整します。
調整範囲:L9~L1, OFF, H1~H9
調整範囲:1 ~3
* L1~L9=LPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が低い)
* H1 ~H9=HPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が高い)
●ディレイ・ピッチ系エフェクトのパラメータ
(パラメータ・タイプ:DELAY PITCH)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo.38が該当し、以下4項目のパラメー
タが設定できます。
(パラメータ・タイプ:DOUBLING)
前述「エフェクト・タイプ一覧」のNo.34が該当し、以下3項目のパラメー
タが設定できます。
1. EffLevel
2. Pitch
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
ピッチ・シフト量を調整します。
調整範囲:-24~0 ~+24
* ±12は1オクターブ。±24 は2オクターブ。
1. Eff Level
2. Lch Delay
3. Rch Delay
4. Filter
エフェクト・リターン・レベルを調整します。
調整範囲:0~99
Lchのディレイ・タイムを調整します。
調整範囲:0.1~9.9ms、10~99ms、100~200ms
Rchのディレイ・タイムを調整します。
調整範囲:0.1~9.9ms、10~99ms、100~200ms
ダブリング音の音質を調整します。
3. Adjust
ピッチ・シフト量を微調整します。
調整範囲:-50~0 ~+50
* +50は半音高い。-50は半音低い。
調整範囲:L9~L1, OFF, H1~H9
4. Delay Time
5. Feedback
ピッチ・シフト音が出るまでの時間を調整します。
調整範囲:0 ~500ms
* L1~L9=LPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が低い)
* H1 ~H9=HPF(数字が大きいほどカットオフ周波数が高い)
ディレイのフィードバックを調整します。
調整範囲:0 ~99
61
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VF160EX には
1
0
0
のシ
ー
ン
・
メ
モリ
シーン・メモリー
ー(シーン・ナンバー00~99)が設けられていて、お好みの設定をストア(保存)するこ
とができます。ストアできる内容は、チャンネル・パラメータ・エディット/エフェクト・エディット・モードにおけるすべての
設定、およびチャンネル・フェーダーのレベル設定が含まれます。また、ストアするそれぞれのシーン・メモリーには、アルファ
ベットや記号などを使用した16文字のタイトル名を任意につけることができます(ただし、ディスプレイに表示できるのは14文
字までです)。さらに、100 のシーン・メモリー以外に10 の全プログラム共通なテンポラリー・メモリー(テンポラリー・ナン
バー00~09)も用意しています(注意:テンポラリー・メモリーにストアした設定は、電源をオフするとすべて消えてしまいま
す)。
●シーン・メモリーのリコール(呼び出し)
ストア済みのシーン・メモリーを呼び出します。
1. [SCENE-RECALL]キーを押します。
●シーン・メモリーのストア(保存)
現在の設定をシーン・メモリーへストアします。
1. [SCENE-STORE] キーを押します。
希望のシーン・ナンバーを選択する表示に変わります。
このとき点滅するシーン・ナンバーは、リコールされているシーン
を示しています。
希望のシーン・ナンバーを選択する表示に変わります。
このとき点滅するシーン・ナンバーは、リコールされているシーン
を示しています。
2. [JOG] ダイヤルを回してストアしたいシーン・ナンバーを
2. [JOG]ダイヤルを回してリコールしたいシーン・ナンバー
選択し、[ENTER/YES]キーを押します。
選択したシーン・ナンバーのタイトルをエディットする表示に変わ
ります。このとき、シーン・メモリーに入る前に立ち上がっている
プログラムのシーン・ネームが表示され、タイトルの左端の文字が
点滅します。
を選択し、[ENTER/YES] キーを押します。
一瞬ディスプレイに“Scene Recalled”メッセージを表示した後、
選択したシーンがリコールされノーマル・ディスプレイに変わりま
す。
<ご注意>
● リコールされる内容は、後述のSETUP モードにある「フェー
ダー・リコール・モードの設定」メニューの設定によって異な
ります。詳細はSETUP モードの145ページ「フェーダー・リ
コール・モードの設定」メニューを参照してください。
点 滅
● リコールする時点の各チャンネル・フェーダー/マスター・フェー
ダー位置がどこであっても、リコールした瞬間にはストアした
ときのフェーダー位置の音量が出力されます。ヘッドフォンな
どでモニターしている場合には、突然大きな音が出たりするこ
とがありますのでご注意ください。
3. 点滅ポイントを[REW IND]キー/[F FW D]キーで移動し、
[JOG]ダイヤルで任意のシーン・ネームを入力します。
最大16文字までのシーン・ネームが付けられ、以下の文字/記号
などが入力できます。
● フェーダー・アジャスト、レベル・アジャスト、またはフェー
ダー・ビューの各ディスプレイに切り換えたとき、[FADER ADJUST]
キーが点滅することがあります(SETUPモードの“フェーダー・
リコール・モードの設定”が“Off”以外のとき)。
A ~Z、a~z、0 ~9、+、-、*、/、#、&、!、?
( ) [ ] < >:. , ←→ _
4. シーン・ネームの入力が終了したら[ENTER/YES]キーを
これは、現在立ち上がっているシーンのフェーダー位置と、物
理的なフェーダー位置が異なっていることを示しています。
このような場合には、シーンのフェーダー位置まで各フェーダー
を調整するか、次項の“レベル・アジャスト”で強制的に現在
のフェーダー位置に設定してください。
押します。
シーン・ネームを設定したプログラムの、ノーマル・ディスプレイ
に変わります。
いずれかの操作を行うことで点滅していたキーが消灯に変わり
ます。フェーダー・アジャスト/レベル・アジャストについて
は次項をお読みください。
<ご注意>
シーン・ナンバー00 ~99にストアしたシーン・メモリーは電源
を切っても保持されます。
しかし、テンポラリー・メモリーにストアしたシーン・メモリーは、
プログラムを変更しても残っていますが、電源を切るとすべて消え
てしまいます(初期設定の“Un-defined”になります)。
テンポラリー・メモリーのシーン・メモリーを保存したい場合には、
電源を切る前にそのシーンを呼び出し、再度シーン・ナンバー(00
~99)にストアし直してください。
62
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●レベル・アジャスト
ペ
ア・フ
ェ
ー
ダ
ー
に
設
定
さ
れ
て
い
る
チ
ャ
ン
ネ
ル
で
は、奇
数チャ
ンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーを押すと二つのチャン
ネルが選択され、2 チャンネル同時に調整が行なえます。
偶数チャンネルのフェーダー・アイコンは点線表示になってお
り、調整の必要がないことを示しています。ペア・フェーダー
の設定については、SETUPモードの146ページを参照してく
ださい。
シーン・メモリーのリコールなどでフェーダー位置と音量がず
れているとき([FADER ADJUST]キーのLED が点滅)、強
制的に音量を現在のフェーダー位置に合わせることができます。
1. [SHIHT]キーを押しながら[FADER ADJUST]キーを押
します。
ディスプレイのアイコン表示は、それぞれ以下の状態を意味してい
ます。
レベル・アジャスト・モードへ入ります。
リコールしたシーン・メモリーのフェーダー位置と、現在のフェー
ダー位置が異なっていることを示す表示に変わり、“Sure?”が点
滅します。
現在のフェーダー位置がリコールしたシー
ン・メモリーの位置より上にある状態
下記ディスプレイは、シーンをリコールした時点のフェーダー位置
はすべて下った状態で、リコールしたシーンのフェーダー位置は
マークで示されています。
現在のフェーダー位置と
リコールしたシーン・メ
モリーの位置が合致して
いる状態
点滅
現在のフェーダー位置がリコールしたシー
ン・メモリーの位置より下にある状態
2. [ENTER/YES] キーを押します。
一瞬“Completed!”を表示して、強制的に現在のフェーダー位置
の音量に設定され、ノーマル・ディスプレイに変わります。
点滅していた[FADER ADJUST]キーのLED が消灯します。
上記例では、強制的にすべての音量を下げ切った状態に設定しまし
た。
3. 同じ要領で各チャンネルのフェーダー位置を調整します。
4. すべてのフェーダー位置が調整できたら[EXIT/NO]キー
を押します。
[FADER ADJUST] キーのLED が消灯します。
●フェーダー・アジャスト
<注意>
前述の「フェーダー・アジャスト」において、SETUPモードの「フェー
ダー・リコール・モードの設定」が“CH& M ST”に設定されてい
ることを前提に説明しました。しかし「、フェーダー・リコール・モー
ドの設定」は、初期設定では“Off”になっているため、シーン・
メモリーをリコールしたときフェーダー位置がズレていても[FADER
ADJUST]キーが点滅することはありません。つまり、“Off”の状
態でシーン・メモリーをリコールしたときは常に現在のフェーダー
位置が採用されることになります。したがって、リコールしたシー
ン・メモリーのフェーダー位置を再現したい場合には、事前に「フェー
ダー・リコール・モードの設定」を用途に合わせた設定にしてくだ
さい。フェーダー・リコール・モードの設定については、SETUPモー
ドの145 ページを参照してください。
シーン・メモリーのリコールなどでフェーダー位置と音量がず
れているとき([FADER ADJUST]キーのLED が点滅)、現在
のフェーダー位置を手動でシーンのフェーダー位置に修正しま
す。下記操作は、SETUP モードの「フェーダー・リコールの
設定」が“CH&M ST”になっていることを前提にしています。
1. [FADER ADJUST] キーを単独で押します。
フェーダー・アジャスト・モードへ入ります。
リコールしたシーン・メモリーのフェーダー位置と、現在のフェー
ダー位置が異なっていることを示す表示に変わり、“SelectCH!”
が点滅します。
点滅
<覚えておきましょう>
例として、SETUP モードの「フェーダー・リコール・モードの設
定」が、“CH”に設定されている状態でフェーダー・アジャスト・
モードに入ると、ディスプレイはつぎのようになります。
これは、フェーダー・リコールしているのはチャンネル・フェーダー
のみで、マスター・フェーダーはリコールされていないことを意味
しています。
SETUPモードにある“フェーダー・リコール・モードの設定”
が“Off”になっている状態で [FADER ADJUST]キーを押
すと、“FaderRecallOff”を表示して、ノーマルディスプレ
イに変わります。
この状態でマスター・フェーダーを操作すると、マスター・フェー
ダーの音量は操作したフェーダー位置が採用されます。
2. 調整するチャンネルは[CH STATUS/CH SEL]キーを押
して選択し、そのチャンネルのフェーダーを動かします。
シーン・メモリーのフェーダー位置と物理的なフェーダー位置が合
致するとつぎのように表示されます。
63
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●シーン・メモリーのダイレクト・リコール ●シーン・メモリーのクリア
登録されている任意のシーン・メモリーを選択して、そのシー
希望のシーン・メモリーをリコールするには、前述の「シーン・
リコール」で説明した方法以外に、このダイレクト・リコール
の方法があります。
ンのみをクリアできます。
不要になったシーンは以下の操作方法でクリアしてください。
<注意>
<注意>
シーン・ナンバー00のシーン・メモリー、およびカレント・シー
ン(ディスプレイ中でナンバーが点滅しているシーン)はクリアで
きません。これらのシーンを選択してクリアを実行しても、ディス
プレイには“W arning Can’tClearCurrentScene”を表示し
て操作は無視されます。
ダイレクトにシーン・リコールできるのは、現在立ち上がっている
シーンの後に設定されているシーン・メモリーです。
つまり、シーン・ナンバー01~10までメモリーされているとき、
現在立ち上がっているシーン・ナンバーが05だとすると、リコー
ル可能なシーンは06 ~10 までのシーンです。
なお、シーン・ナンバー00 はリコールすることはできません。
1. [SCENE-RECALL]キーと[SCENE-STORE]キーを同時
に押します。
クリアするシーンを選択する表示に変わります。
“*******”部分は任意に入力したシーン・ネームを表示します。
“S00 InitM ix”を除く、クリアしたい希望のシーンを選択します。
1. [SHIHT] キーを押しながら[SCENE-RECALL]キーを押
します。
キーを押すごとに、現在立ち上がっているシーンのつぎのシーンを
リコールしていきます。
シーン・ナンバー00以外にシーンが保存されていない場合や、登
録されているシーンのうち、一番最後のシーンをリコールしている
とき、ダイレクト・リコールしようとしても、ディスプレイには“No-
AdditionalScene”を表示して、操作は無視されます。
2. [JOG]ダイヤルでクリアしたいシーンを選択して[ENTER/
YES]キーを押します。
“Sure?”が点滅して、クリアするかどうかを尋ねる表示に変わり
ます。
ダイレクト・リコールについても、SETUPモードの「フェーダー・
リコールの設定」との関係は、前述の「シーン・リコール」時と同
様です。
3. [ENTER/YES]キーを押します。
選択したシーンがクリアされ、そのシーン・ナンバーにはなにも保
存されていないことを示す“[Un-defined]”に変わります。
シーン・イベント・マップ
シーン・イベント・マップとは、再生中に希望のシーン・メモリー(ミキサーの設定内容)を任意の時間にリコールさせるための
機能です。例えば、VF160EX がこの時間(小節)位置にきたらシーン・メモリー02をリコールさせ、またこの時間にきたらシー
ン・メモリー04をリコールさせる・・・など、用途に合わせたシーン・マップを構築することが可能です。シーン・イベント・マッ
プを実行するには、タイムベース表示をBAR/BEAT/CLK にして小節単位で行うのが基本です。
<注意>
シーン・イベント・マップの構築は、事前にユーザーのシーン・メモリーが登録されていないと行えません。
●イベント・メモリーの登録
イベント・メモリーの登録にはつぎの二つの方法があります。
2. 続けて[STORE]キーを押します。
1.リアルタイムに登録
2.任意の時間(小節)をエディットして登録
Tips:
上記の方法以外に、デジタル・スクラブの実行時、[HOLD/>]キー
を押した後に [SHIFT]キーを押しながら [LOCATE]キーを押す
と、スクラブした後の時刻が登録されます。デジタル・スクラブに
ついては「第4章レコーダーの色々な機能」を参照してください。
3. [SHIFT]キーを押しながら[LOCATE/EVT M EM ]キーを
押します。
“Entry EVT**”(**はイベント・ナンバー)を一瞬表示し、ホール
ドした時刻(小節)がイベント・メモリーとして登録されます。
4. 他のイベント・メモリーを登録するには操作1~3を繰り返
します。
リアルタイムに登録
1. VF160EXが停止中、または再生中に登録したい時刻(小節)
で [HOLD/>]キーを押します。
<注意>
この時点では、あくまでも時刻(小節)がイベント・メモリーのデー
タとして登録されるだけです。リコールしたいシーン・ナンバーを
設定するには、後述の説明をお読みください。
64
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<登録したイベント
前記操作でリアルタイムに登録したイベント・メモリーは、つぎの
操作で確認できます。
・
メ
モ
リ
ー
の
確
認
>
<覚えておきましょう>
イベント・メモリーのナンバーは、登録する順番に関係なくABS
0に近い時刻順に登録されます。つまり、最初05m 00sのデータ
をイベント1 (EVT 01)に登録し、つぎに03m30sのデータを登
録すると、自動的に03m 30sがイベント1に登録され、先に登録
した05m 00sはイベント2 として置き換えられます。
点滅
“Non”が点滅している状態で [JOG]ダイヤルを回すと、現在登録
されているシーン・ナンバーが選択でき、そのシーン・タイトルも
表示されます。
シーン・メモリーが初期設定の“S00 InitM ix”のみで、なにも登
録されていない場合には、00以外のシーン・ナンバー(01~99)
を選択しても“[Un-defined]”しか表示されません。
ここでは例として、シーン・ナンバーを選択しないで時刻をエディッ
トして登録するため、“Non”が点滅しているままつぎの操作へ進
みます。もちろん、シーン・ナンバーは時刻を登録した後でも設定
することはできます。
1. VF160EXが停止中に、[SHIFT]キーを押しながら[SCENE-
STORE/M AP]キーを押します。
下記のような表示に変わり、リアルタイムに登録したイベント・
メモリーが確認できます。もちろん、事前にタイムベースをBAR/
BEAT/CLK にしておくと、小節単位のイベント・メモリーが
表示されます。
3. [F FW D]キーを押してエディットする桁(点滅)を時刻表
示に移動します。
[F FW D]キーを押していくとm →s→f→sfの順でエディットポ
イントが移動します。また、[REW ]Eを押すと逆方向へ移動します。
4. エディット・ポイントで[JOG]ダイヤルを回して、希望の
時刻を入力します。
Tips:
5. 希望の時刻を入力した後、[ENTER/YES]キーを押します。
エディットした時刻がイベント・メモリーとして登録され、ノーマ
ル・ディスプレイに変わります。
上記表示内で点滅しているナンバーは、現在位置に一番近いイ
ベント・メモリーを示しています。[JOG]ダイヤルで希望のイ
ベント・ナンバーを選択して[LOCATE]キーを押すと、その
イベント・メモリーの位置へロケートできます。
6. 他の時刻を登録するには操作-1 ~5 を繰り返します。
●シーン・イベント・マップの作成
任意の時刻(小節)をエディットして登録
イベント・メモリーが登録されたら、用途に合わせてシーン・
イベント・マップを作成します。下記操作を行うには、既に各
種シーン・メモリーが登録されていることを前提にしています。
<注意>
下記操作は、イベント・メモリーがなにも設定されていない初期設
定の状態を前提にしています。また、イベント・メモリー00をエ
ディットすることはできません。
1. VF160EXが停止中に、[SHIFT]キーを押しながら[SCENE-
STORE/M AP]キーを押します。
登録したイベント・メモリー一覧が表示されます。
1. VF160EXが停止中に、[SHIFT]キーを押しながら[SCENE-
STORE/M AP]キーを押します。
上記と同様なイベント・ナンバーを選択する表示に変わります。
なにも登録されていない場合には、下記表示になります。
2. 希望のイベント・メモリーを[JOG]ダイヤルで選択して、[ENTER/
YES]キーを押します。
前述の登録と同様、選択したイベント・メモリーのシーン・ナンバー
を選択する表示に変わります(“Non”が点滅)。
2. [JOG]ダイヤルで“01 New Event”を選択して、[ENTER/
YES]キーを押します。
3. [JOG]ダイヤルで希望のシーン・ナンバーを選択して、[ENTER/
YES]キーを押します。
[JOG]ダイヤルを回すと“01 New Event”が白黒反転します。
[ENTER/YES]キーを押すと、シーン・ナンバー表示部の“Non”
が点滅する表示に変わります。
選択したイベント・メモリーのシーン・ナンバーが設定されます。
例として、各イベント・メモリーにそれぞれのシーン・ナンバーを
設定します。
65
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●イベント・メモリーの削除
●シーン・シーケンスの実行
シーン・シーケンス・モードをONに設定した状態で再生(録
音時は不可)すると、前述作成したシーン・イベント・マップ
に従ってそれぞれのシーンがリコールされていきます。
不要なイベント・メモリーを削除します。
<注意>
イベント・メモリー00 は削除できません。
<注意>
1. VF160EXが停止中に、[SHIFT]キーを押しながら[SCENE-
STORE/M AP]キーを押します。
●シーン・シーケンスを実行するときも、SETUPモードにある“フェ
ダー・リコール・モードの設定”(初期設置は“Off”)内容によっ
て異なります。
登録したイベント・メモリー一覧が表示されます。
例えば、“フェーダー・リコール・モードの設定”を“CH & M ST”
に設定しておくと、シーンが変わるごとにチャンネル・フェーダー
/マスター・フェーダーともに自動的にリコールされます。
それとは逆に、初期設定(“Off”)のままシーン・シーケンスを
実行したときは、すべてのフェーダー位置のみはリコールされず、
シーン・シーケンスを実行中でも任意にフェーダーの調整ができ
ます。したがって、シーン・シーケンスを実行する前に“フェー
ダー・リコール・モードの設定”を用途に応じて設定してくださ
い。“フェーダー・リコール・モードの設定”の詳細は145ペー
ジを参照してください。
2. [JOG]ダイヤルで希望のシーン・ナンバーを選択して、[ENTER/
YES]キーを押します。
選択したイベント・メモリーのシーン・ナンバーを選択する表示に
変わります。
3. シーン・ナンバーが点滅している状態で[JOG]ダイヤルを
反時計方向へ回します。
シーン・ナンバー表示部(点滅)に“EVT DEL”(EventDelete)が
点滅します。これは、操作-2で選択したイベント・メモリーを削除
することを示しています。
●シーン・シーケンスで複数のシーンを切り換えて再生中、EFF 2
のカテゴリーをまたいだエフェクト・タイプだけはリコールされ
ない仕様になっています。これは、シーン・シーケンスの実行中
に「ミュートがかかる」のを防ぐためで、故障ではありません。
また、シーン・シーケンスにおいてはコンプ・チャンネルの設定
もリコールされませんのでご注意ください。
<動作時のディスプレイ表示>
4.“EVT DEL”が点滅している状態で[ENTER/YES]キーを
押します。
例として、01m 30sにシーン・ナンバー02 (仮タイトルXXX)、05m
00sにシーン・ナンバー05 (仮タイトルYYY)をシーン・イベン
ト・マップに設定して再生すると、ノーマル・ディスプレイ上のシー
ン・ナンバーとタイトルが下記のように表示されていきます。
削除を促す表示に変わり、“Sure?”が点滅します。
5. [ENTER/YES]キーを押します(中止するときは[EXIT/NO]
キーを押します)。
選択したイベント・メモリーが削除され、イベント・メモリー一覧
表示に変わります。
シーン・ナンバー00 (Init
M ix)で00m 00sから再
生を開始します。
6. [EXIT/NO]キー(または[STOP]キーを)を押します。
ノーマル・ディスプレイに変わります。
●シーン・シーケンスのON/OFF
作成したシーン・イベント・マップを実行するには、シーン・
シーケンス・モードのON/OFF を設定します。
01m 30sでシーン・ナ
ンバー02 (XXX)をリコー
ルして再生を続けます。
1. VF160EXが停止中に、[SHIFT] キーを押しながら[A RTN
A PLAY/SCENE SEQ]キーを押します。
ディスプレイに一瞬“SCENE SEQ:ON”を表示して、ノーマル・
ディスプレイに変わります。
シーン・シーケンス・モードのON-OFFは、キーを押すごとに交
互に切り替わります。
シーン・シーケンス・モードをON にすると、ノーマル・ディスプ
レイのシーン・ナンバー表示部が反転します(OFF のときは反転
しません)。
05m 00sでシーン・ナ
ンバー05 (YYY)をリコー
ルして再生を続けます。
<覚えておきましょう!>
シーン・シーケンスは、シーン・イベント・マップの一番最後
に設定されたシーンのまま再生が続けられます。したがって、上
記例のようにシーン・ナンバー05の後に再度シーン・ナンバー
00をリコールしたいときは、リコールしたい時刻にシーン・ナ
ンバー00 を設定するようにしてください。
66
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第4章 レコーダーのいろいろな機能
ここでは、“キューイングの操作”、“バリピッチの操作”、“オート・ファンクションの操作”、“プログラムに関する操作”、さらに
はコピー・ペースト/ムーブ・ペースト、イレース、トラック・エクスチェンジなどの“トラック編集の操作”について説明しま
す。
キューイング/デジタル・スクラブの操作
●[F FW D]/[REW IND]キーでのキューイング
● [SCRUB] キーでのデジタル・スクラブ
レコーダーが停止中に [SCRUB] キーを押すと、0 ~1 倍速
での音程変化のないキューイングが行える、デジタル・スク
ラブ・モードへ入ります。
レコーダーを再生中に[F FW D]キー/[REW IND]キーを押す
ことで、“3 倍速”のキューイングが実行できます。
1. [PLAY]キーを押して再生を始めます。
デジタル・スクラブはトラック毎に行え、そのトラックのレ
ベル・エンベロープ(音量の波形)も表示されます。
さらに、スクラブ時のエンベロープをズームすることが可能
で、曲の頭出しや曲間での位置を細かく探る場合に効果的で
す。
2. 再生中に、[F FW D]キーまたは[REW IND]キーを押します。
LCD に“FW D >”または“< RW D”が表示され、それぞれの方
向への3倍速のキューイングを行います。
1. レコーダーが停止中に[SCRUB]キーを押します。
スクラブ・モードへ入り、つぎの表示に変わります。
3. 元の再生速度(1倍速)に戻すには[PLAY]キーを押します。
●シャトル・キューイング
2. スクラブしたいトラックの[CH STATUS/CH SEL] キー
を押します。
レコーダーが再生中に [SHIFT] キーを押しながら [JOG] ダ
イヤルを回すと、ダイヤルの回す角度によって1~64倍速の
キューイングを行うシャトル・キューイングとなります。
選択したトラックのレベル・エンベロープが表示されます。電源投
入後初めてスクラブ・モードに入ったときは、エンベロープのズー
ム倍率は×1 になっています。
1. [PLAY]キーを押して再生を始めます。
2. [SHIFT]キーを押しながら[JOG/SHUTTLE]ダイヤルを左
右に回します。
● [JOG]ダイヤルを右へ回すとフォワード方向へ、左へ回すとリ
ワインド方向へのシャトル・キューイングとなります。
● [JOG]ダイヤルを回す角度によって、キューイング速度は1倍/
2 倍/4倍/8倍/16 倍/32 倍/64 倍速なり、LCD にはその
ときの速度が表示されます。
現在位置
倍率
Tips:ズーム倍率の変更
ズーム倍率の変更は、上記ディスプレイの状態で[F FW D]キー、
または[REW IND]キーを押していきます。
[F FW D]キーを押していくと倍率が×01➡×02➡×04➡×
08➡×16と増加し、[REW IND]キーを押していくと減少して
いきます。変更した倍率はすべてのトラックに有効となり、ディ
スプレイ下に表示されます。
● [SHIFT]キーを押しつづけている限り、[JOG]ダイヤルから手
を離してもシャトル・キューイングが行われます。
また、倍率×01以外のとき[SHIFT]キーを押している間は、倍
率×01になります。なお、電源をオフすると倍率は×01に戻
ります。
3. 元の再生速度(1倍速)に戻すには [SHIFT]キーから手を
離します。
また、ズーム倍率が変更になると、現在位置を中心にして画面
の書き替えが行われます。
<覚えておきましょう!>
プログラムの先頭(ABS 0)まで戻ると、[SHIFT]キーを押してい
ても先頭から再生が始まります。またプログラムの最後(ABS:23H
59M 59S)まで行くと、停止して[PLAY]キーが点滅します。
67
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ここでは、レコーダーの速度を可変して再生や録音を行う“
バ
リ
ピ
ッ
チ
(
V
a
r
i
a
b
le
P
i
t
c
h
C
o
n
t
r
o
l)”について説明します。
3.
[J
O
G
]
ダイ
ヤ
ル
を
左
右
に
回
す
と、選
択
し
た
ト
ラ
ッ
ク
だ
け
の
再生音が聞こえてきます。
中央の線が現在位置を示し、これを中心にフォワード方向またはリ
ワインド方向へスクラブが実行されます。ダイヤルを回すと“< Scrub”
または“Scrub >”が表示され、カーソルが移動します。
スクラブ中の時間値(またはBAR/BEAT)もリアルタイムに表示
されます。
4. [STOP]キーを押して、ノーマルディスプレイに戻ります。
スクラブを終了したときの時刻表示に変わります。
バリピッチ機能の操作
VF160EX のバリピッチは、±6.0%の範囲で0.1%ごとに速度を変化させることが可能です。なお、バリピッチは速度が変わる毎
に音程も変化します。
バリピッチのON/OFF
点滅
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE
DIRECT
REC TRK
INPUT SEL
REC TRK
DISP SEL
PGM SEL
SETUP
INT
この状態で[VARIPITCH]キーを押すと、バリピッチのON/OFF
が交互に切り替えできます。 または が点灯します。
MIXDOWN
AUTO RTN
TIME BASE
AUTO PUNCH
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
IN
OUT
END
IN
OUT
A
PLAY
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
P.EDIT
EVT MEM
バリ・ピッチがオンのと
きはキーが点灯します。
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
AUTO PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
2. [JOG]ダイヤルを回して、値を設定します。
バリピッチの値は、+6% ~-6% の範囲を0.1% ステップで設定で
きます。
FADER
ADJUST
EXIT/NO
LEVEL
EJECT
ADJUST
ENTER/YES
3. [EXIT/NO] キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻し
ます。
SHIFT
JOG
SHUTTLE
<ご注意>
1. [VARIPITCH/P.EDIT]]キーを押します。
● 現在のピッチ・データが0.0%(スピードに変化がない
状態)になっているときでも、[VARIPITCH]キーを押
すとバリピッチ機能がON になります。しかし、この状
態はスピードが変わっているのではなく、単にバリピッ
チ機能がON になっていることを示しているだけです。
キーがGREEN の点灯となり、ON であることを示します。
2. 再度 [VARIPITCH/P.EDIT]]キーを押します。
キーが消灯し、OFF であることを示します。
<ご注意>
バリピッチのON/OFFは、レコーダが停止/再生の時に行
えます。録音中にはキーを押しても機能しません。
● つぎのような場合には、自動的にバリピッチ機能はOFF
になります。
1. 電源を入れ直したとき(同時にピッチ・データは0.0%
にリセットされます)。
速度の設定
2. SETUP モードにある「スレーブ・モードON/OFF
設定」をONにしたとき(事前に設定したピッチ・デー
タは保持されます)。
速度の設定はレコーダーが停止、または再生時に可能で、録音
中には行えません。なお、バリピッチをONにして再生すると、
速度の変化を確認しながら調整することが可能です。
3. SETUP モードにある「デジタル入力の設定」をS/
P DIF またはadatに設定して、ディスプレイに
“
”または“
”が点灯したとき。
1. 停止または再生中に、[SHIFT]キーを押しながら[VARI
PITCH/P.EDIT]キーを押します。
LCD に現在設定されている値が表示され、“% ”が点滅します。
バリピッチのエディットが可能な状態を示しています。
68
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オート・ファンクション
VF160EXには3種類のオート・ファンクションがあります。1つは、ロケート完了後に自動的に再生を開始する“
オ
ー
ト
・
プ
レ
イ”、
もう1つは、再生中に指定の時刻になると決められた時刻へのロケートを行う“オート・リターン”です。そして、2つを組み合わ
せることで一定の区間を繰り返し再生する“オート・リピート”があります。
オート・ファンクションを機能させるには、[A RTN/A PLAY]キーを使用します。キーを押すたびに“オート・プレイ”➡“オー
ト・リターン”➡“オート・リピート”➡“OFF”の順に切り替わります。ノーマル・ディスプレイの時にはそれぞれの状態が、ア
イコン化されて表示されます。
●オート・プレイ
3. ノーマル・ディスプレイの状態で[A RTN/A PLAY]キー
を押し、オート・リターンのアイコン(下図参照)をLCD
1. ノーマル・ディスプレイの状態で[A RTN/A PLAY]キー
上に表示させます。
を押し、オート・プレイのアイコン(下図参照)をLCD 上
に表示させます。
4. 登録したENDポイントの手前からVF160EXを再生します。
オート・リターンを開始します。
2. 前述「基本的なロケート」の手順に従って、任意の場所にロ
ケートします。
ロケートした時刻から自動的に再生を始めます。
●オート・リピート
オート・リピートとは、オート・プレイとオート・リターンの
組み合わせです。
●オート・リターン
END ポイントまで再生が進むと自動的にSTART ポイントに
ロケートを行い、ロケート完了後自動的に再生を開始すること
で、一定の区間を繰り返し再生することが可能となります。
オート・リターンとは、ENDポイントまで再生が進むと自動的
にSTART ポイントにロケートを行う機能です。
したがって、オート・リターンを実行するには、START ポイ
ントとEND ポイントに時刻を登録する必要があります。
1. 前述「オート・リターン」と同様、STARTポイントとEND
ポイントを登録しておきます。
Start/End ポイントの登録
1. 登録したい時刻で[STORE]キーを押します。
再生中、または停止しているときでも構いません。
2. ノーマル・ディスプレイの状態で[A RTN/A PLAY]キー
を押し、オート・リピートのアイコン(下図参照)をLCD
上に表示させます。
2. [AUTO RTN -START]キーまたは[AUTO RTN -END]
キーを押します。
それぞれのポイントとして時刻が登録され、ノーマル・ディスプレ
イに戻ります。
再生中に登録したときは、登録後VF160EX を停止させます。
<ご注意>
START ポイントは、必ずEND ポイントより手前の時刻を登録し
てください。正しく登録されていないと、正常なオート・リターン
が行えません。
3. 登録したENDポイントの手前から、VF160EXを再生します。
オート・リピートが開始します。
69
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プログラムに関する操作
VF160EX は、01̃99(99個)のプログラムによって楽曲を管理することができます。これらは個々に独立して録音/再生などが
行えます。ここでは、プログラムに関する操作方法について説明します。
●プログラムの新規作成
VF160EXは、ハードディスクをフォーマットすると自動的に
る状態を表しています。タイトルの入力は、下記の要領で行ってく
1個のプログラム(P01)が作成されます。新規にプログラム
これは、新しく作成したプログラムの仮タイトルを任意に入力でき
ださい。なお、「仮タイトル」のままプログラムを作成しても任意
(New Program)を作成するには以下の手順で行ってください。
に入力しても、この後で説明する「タイトルのエディット」で再度
下記操作は、VF160EXがノーマル・ディスプレイの状態で停
変更することができます。
止していることを前提にしています。
<タイトルを入力するには!>
<ご注意>
● 点滅しているポイントで[JOG]ダイヤルを回すと、下記の
新規に作成されるプログラムの初期設定は、現在立ち上がってい
文字/数字などが選択できます。
るプログラムと同じ内容がコピーされます。
そのため、過去に作成したプログラムと同じ初期設定のまま新た
● 点滅ポイントは、[HOLD/>]キー、[REW IND] キー、また
なプログラムを作成したいときは、あらかじめそのプログラムを
は[F FW D]キーを押すと移動できます。
立ち上げた状態で、新規にプログラムを作成してください。
1. 停止状態で[PGM SEL]キーを押します。
現在のプログラム・ナンバーと“SelectPGM !”を表示し、“Sure?”
が点滅する表示に変わります。
2. [JOG]ダイヤルを時計方向へ回して“New PGM ?”を表
● [SHIFT]キーを押しながら[JOG] ダイヤルを回すと、上
示させ、[ENTER/YES]キーを押します。
記□枠の数字/文字/記号へジャンプします。
新しいプログラムが作成されると同時に、自動的にSETUPモード
希望の数字/文字/記号を選択するのに便利です。
の「タイトル・エディット」メニューへ進み、新規に作成したプロ
グラムのタイトル名が入力(エディット)できる表示に変わります。
タイトルをエディットせず、仮タイトルのままプログラムを作成す
4. タイトルを入力後[ENTER/YES] キーを押します。
るには、ここで[EXIT/NO]キーを二度押してください。
入力したタイトルに設定されます。
[EXIT/NO]キーを押すと、SETUP モードから抜け出すと同時に
ノーマル・ディスプレイに変わります。
5. [EXIT/NO]キー(または[STOP]キー)を押します。
なお、仮タイトルをエディットするには次の操作へ進んでください。
SETUPモードから抜け出し、新たに作成されたプログラムのノー
マル・ディスプレイに変わります。
<覚えておきましょう!>
● 新たなプログラムを作成すると、常に現在ディスク上に設定さ
れているプログラム・ナンバーのつぎの番号が設定されます。
プログラムが一つしかない場合にはプログラム・ナンバー2(P02)
が作成され、5つのプログラムがある場合にはプログラム・ナ
ンバーP06 が設定されます。
● 新たなプログラムを作成することで、ディスクの記録可能な領
域はわずかですが減っていきます。また、ディスクに記録可能
な領域が不足しているときは、新たなプログラムは作成できま
3. 再度 [ENTER/YES]キーを押します。
せん。
ディスプレイには新しいプログラムを設定したとき自動的に付けら
れる「仮タイトル」(#0002など)が表示され、タイトルの左端が
反転して点滅します。
70
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1.
停
止
状
態
で
[
S
E
T
U
P
]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
●プログラムの選択
SETUP モードへ入り、SETUP メニューを選択する表示に変わり
ます。
ディスク上に複数のプログラムを設定した場合、録音/再生/
編集などの作業始める前に、希望のプログラムを選択する必要
があります。下記操作は、ノーマル・ディスプレイの状態で
VF160EX が停止していることを前提にしています。
2. [JOG]ダイヤルを回して“Delete”メニューを選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
現在立ち上がっているプログラム・ナンバーを表示し、“Sure?”が
点滅します(*****:タイトル)。削除を中止したい場合は“Sure?”
が点滅している状態で [EXIT/NO]キーを押してください。
1. 停止状態で[PGM SEL]キーを押します。
現在のプログラム・ナンバーと“SelectPGM !”が表示され“、Sure?”
が点滅する表示に変わります。
2. [JOG]ダイヤルを回して希望のプログラム・ナンバー(点
滅)を選択します。
時計方向へ回しきると“New PGM ?”が表示されますが、これは
前述の新規にプログラムを作成するときに使用します。
3. 希望のプログラム・ナンバー(点滅)を選択した後[ENTER/
YES]キーを押します。
選択したプログラムのノーマル・ディスプレイに変わります。
●プログラムの削除
不要になったプログラムは個々に削除することができます。
一つのディスクで録音/編集などを行うには、それらの作業が
できるための十分な記録領域(ディスクの記録可能な残容量)
が必要になります。不要になったプログラムを削除することで
記録領域が増加し、別の作業がスムーズに行なえるようになり
ます。
3. 続けて [ENTER/YES] キーを押します。
削除した次のプログラムに変わり、ノーマル・ディスプレイに変わ
ります。
<ご注意>
●プログラム・タイトルの編集
● 削除できるプログラムは、実行する前に立ち上がっているプロ
グラムです。そのため、事前に前述の「プログラムの選択」で
削除したいプログラムを立ち上げてください。
プログラムのタイトルは、前述の「新規にプログラムを作成」
する操作手順の過程でも入力できますが、ここでは既に設定さ
れているタイトル(または仮タイトル)を編集します。
● プログラムが一つしかない状態でそのプログラムを削除すると、
そのプログラムに記録されていたデータが削除されるだけで、
プログラム1(P01)は残ったままとなります。
<ご注意>
タイトルの編集が行なえるのは、現在立ち上がっているプログラ
ムです。SETUP モードへ入ってから任意に選択することはでき
ませんので、あらかじめ編集したいプログラムを立ち上げておい
てください。
例として、下の図のようにプログラムがP01~P05(5個)あ
る状態で、P03を削除するとプログラム・ナンバーP03はそ
のままで、P05 が削除されたようになります。これは、削除
したプログラムの後にあるプログラム・データはそのままで、
プログラム・ナンバーだけが一つずつ繰り下がるためです。
つまりP04はP03となり、P05はP04となってナンバーが
置き替えられていきます。
1. 停止状態で [SETUP]キーを押します。
SETUP モードへ入り、SETUP メニューを選択する表示に変わり
ます。
P03 を削除
2. [JOG]ダイヤルを回して“Title Edit”メニューを選択して、
P01
P01
P02
P02
P03
P03
P04
P04
P05
[ENTER/YES] キーを押します。
現在立ち上がっているプログラムのタイトル名が表示され、タイト
ルの左端が反転して点滅します(点滅は、編集が可能であることを
示しています)。
● プログラムの削除は、アンドウ/リドウできませんのでご注意
ください。
71
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3.
[
R
E
W
I
N
D
]
キ
ー、ま
た
は
[
F
F
W
D
]
キ
ー
で
編
集
ポ
イ
ン
ト
を
● [SHIFT]キーを押しながら[JOG] ダイヤルを回すと、□
枠の数字/文字/記号へジャンプします。
移動し、JOG ダイヤルで希望の文字/数字/記号などを入
力します。
希望の数字/文字/記号を選択するのに便利です。
タイトルの入力は16桁まで可能で、下記の数字/記号/文字など
が入力できます。
4. タイトルを入力後[ENTER/YES]キーを押します。
入力したタイトルが設定され、ノーマル・ディスプレイに変わりま
す。
トラック編集の操作
VF160EXでは記録メディアに3.5インチE-IDEハードディスクを使用し、トラック単位にノンリニアでかつノンディストラクティ
ブな音声編集を、スピーディーに行うことが可能です。ここで説明するトラックの編集には、以下の4 項目があります。
コピー・ペースト
トラック・エクスチェンジ
トラック同士を入れ替えます。
任意のトラックにおける、任意に指定した範囲のデータをコピー
して、同一トラックまたは他のトラックへペーストします。コピー・
ペーストは、現在立ち上がっているプログラム上でのみ実行でき
ます。
モノ・トラックまたは複数(2トラック/8トラックごと)トラッ
クでの入れ替えが可能で、リアル・トラックとアディショナル・ト
ラックの24 トラック間で自由に入れ替えができます。
トラック・エクスチェンジは、現在立ち上がっているプログラム
上でのみ実行できます。
ムーブ・ペースト
任意のトラックにおける、任意に指定した範囲のデータをムーブ
して、同一トラックまたは他のトラックへペーストします。ムー
ブ・ペーストは、現在立ち上がっているプログラム上でのみ実行
できます。
<ご注意>
● 編集作業は、現在立ち上がっているプログラム上で行うため、
一連の作業が終了するまでプログラムを変更しないでください。
イレース
● トラック・エクスチェンジを除く他の編集作業は、リアル・ト
ラック(Trk 1̃16 )でのみ可能です。アディショナル・トラッ
ク(Trk 17̃24 )のデータを編集するには、一旦リアル・ト
ラックへ入れ替えてから行ってください。
任意のトラック、または全てのリアル・トラックにおける、任意
に指定した範囲のデータを消去します。イレースは、現在立ち上
がっているプログラム上でのみ実行できます。
コピー・ペーストとムーブ・ペーストについて
●コピー・ペースト
●ムーブ・ペースト
コピー・ペーストとは、下の図のように任意のトラック上に
ある任意の範囲のデータを、一旦クリップ・ボード上にコピー
(コピー・クリップ)します。そして、そのデータを任意の
トラック上に任意のペースト・ポイントを指定してペースト
(貼り付け)する機能です。
ムーブ・ペーストとは、コピー・ペーストと同様任意のトラッ
ク上にある任意の範囲のデータを、一旦クリップ・ボード上
にムーブ(ムーブ・クリップ)します。コピー・ペーストと
異なる点は、ペーストを実行すると同時にムーブ元のデータ
とクリップ・ボード上のデータは消去されてしまうことです。
つまり、クリップ・ボード上にあるムーブ・データをペース
トできるのは一度きりとなります。
ペーストを実行しても、クリップ・ボード上にあるコピー・
データは残ったままとなり、何度でもそのデータをペースト
することができます。
CLIPBOARD IN 点
CLIPBOARD OUT 点
CLIPBOARD IN 点
CLIPBOARD OUT 点
ムーブ元の
トラック
コピー元の
トラック
ムーブ・クリップ
コピー・クリップ
AUTO PUNCH IN 点
ペースト
AUTO PUNCH IN 点
ペースト
ペースト先の
トラック
ペースト先の
トラック
72
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●コピー・ペースト/ムーブ・ペースト
コピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)について説明しています。
4. [ENTER/YES] キーを押します。
<ご注意>
[ENTER/YES]キーを押すと瞬時にコピー(またはムーブ)が終
了し、ディスプレイに“Completed!”を表示した後“Copy Paste”
の点滅(または“M ove Paste”の点滅)表示に変わります。
これは、クリップボードにサウンド・データがコピー(またはム
ーブ)され、次のペースト操作に入ることを意味しています。
コピー・クリップ(またはムーブ・クリップ)の実行に問題がな
ければ、つぎのペースト操作に入りますが、この段階でコピー・
クリップ(またはムーブ・クリップ)したサウンド・データの
確認ができます。クリップ・ボード上のデータを確認するには、
後述「クリップ・ボードのデータを確認」を参照してください。
● クリップ・ボード上のコピー・データ(またはムーブ・データ)
は、コピー(またはムーブ)を実行するたび新たなデータに置
替えられます。
● コピー元に重ねてペーストすると、クリップ・ボード上のコピー・
データの内容も変わってしまいますのでご注意ください。
コピー(またはムーブ)・クリップの実行
<クリップ・ボードのデータを確認>
1. コピー(またはムーブ)する開始点と終了点、およびペー
ペースト操作に入る前に、クリップ・ボード上にコピー(または
ムーブ)したサウンド・データを確認するには下記操作を行いま
す。
ストの開始点を登録します。
コピー(またはムーブ)の開始点は[CLIPBOARD IN]キーに、終
了点は[CLIPBOARD OUT]キーに、そしてペーストの開始点は
[AUTO PUNCH IN] キーへ登録します。
● [STOP] キーを押しながら[PLAY] キーを押します。
クリップ・ボード上にあるサウンド・データが、コピーまた
はムーブされたデータかを示し(コピーされたデータであれ
ば“Copy Clip Play!”を表示、ムーブされたデータであれば
“M ove Clip Play!”を表示)、そのデータを再生します(クリッ
プ・ボード・プレイ動作)。
メモリー・キーへの登録については、「第2章 基本的な録音/
再生」中に記載されている「メモリー・キーへの登録」を参照し
てください。
<ご注意>
CLIPBOARD IN 点とCLIPBOARD OUT 点の前後関係が逆に
登録されたままコピー(またはムーブ)を実行しようとする
と、ディスプレイに警告表示が現れて実行できません。
このような場合には、CLIPBOARD IN/OUT点の再登録を行っ
てからコピー(またはムーブ)を実行してください。
再生している音をモニターするには、コピー(またはムーブ)
したトラックに対応したチャンネル・フェーダーで調整しま
す。再生中は、コピー(またはムーブ)した[CH STATUS/
CH SEL]キーが点滅します。クリップ・ボード・プレイが終
るとレコーダーは自動的に停止します。
● データの確認後[EDIT] キーを押します。
前述のコピー(またはムーブ)が完了したときと同じ表示
(“Copy Paste”または“M ove Paste”の点滅)に変わりま
す。
2. [EDIT] キーを押して“Copy Clip?”(または“M ove
Clip?”)を表示させます。
コピー・ペーストを実行するには“Copy Clip?”を選択
点滅
ペーストの実行
5. “Copy Paste”(または“M ove Paste”)が点滅している
状態で [ENTER/YES] キーを押します。
ムーブ・ペーストを実行するには“M ove Clip?”を選択
点滅
ペースト回数を選択する表示(“Repeat= 01”)に変わり、“01”
と“Sure?”が点滅します(“01”はペースト回数=1を意味して
います)。コピー(またはムーブ)したトラックの[CH STATUS/
CH SEL]キーが点滅します。
3. コピー(またはムーブ)するトラックを[CH STATUS/CH
SEL] キーで選択します。
または
選択するトラックはモノ・トラックでも複数トラック(全トラッ
クも可能)でも可能です。ただし、コピー・ペースト(またはムー
ブ・ペースト)する際、ペースト先のトラックを変更できるのは
モノ・トラック、または奇数・偶数隣り合わせの2つのトラック
でコピー(またはムーブ)したときです。これ以外の複数トラッ
クをコピー(またはムーブ)したときは、コピー(またはムーブ)
元と同じトラックへペーストされます。
6. ペースト先のトラックを [CH STATUS/CH SEL] キーで
選択します。
<ご注意>
●同一トラック上にペーストする場合は、トラックの選択は必
要ありません。
コピー(またはムーブ)するトラックを選択せずにコピー(ま
たはムーブ)を実行すると、ディスプレイに“SelectTrack!”
を表示して“Copy Clip”の点滅(または“M ove Clip”の点
滅)表示に戻ります。
●ペースト先のトラックを変更できるのは、モノ・トラック。
および奇数・偶数隣り合わせの2つのトラック(1-2, 3-4,
5-6, 7-8など)のコピー(またはムーブ)データがクリップ・
ボード上にあるときのみです。この場合は、変更したい[CH
STATUS/CH SEL]キーを押すと、ペーストしたいトラック
が選択できます。
このような場合には、コピー(またはムーブ)するトラック
を [CH STATUS/CH SEL] キーで選択してから再度やり直
してください。
73
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7.
[J
O
G
]
ダイヤルでペースト回数を入力します。
9.
[E
X
IT
/N
O
]
キー(または
[S
T
O
P
]
キー)を押します。
●前述以外の複数トラック(1-3, 5-8など)をコピー(また
はムーブ)したときは、コピー(またはムーブ)元と同じ
トラックへのペーストしか行なえず、[CH STATUS/CH SEL]
キーを押してもトラックの変更は行えません。
<覚えておきましょう>
通常のコピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)では、
<図-1>にあるようにクリップ・ボード上にコピー・クリッ
プ(またはムーブ・クリップ)したデータのCLIPBOARD IN
ポイントがAUTO PUNCH IN ポイントに合わされてペース
トされます。
現在点滅している“Repeat= 01”の“01”部分に希望の数字が
入力できます。リピート回数は最大99まで入力できますが、ディ
スクの残容量によって自動的に制限されます。つまり、ディスク
の容量が十分であれば99まで入力できますが、容量が少ない場
合には[JOG]ダイヤルをいくら回しても可能な回数までしか入
力できません。
CLIPBOARD IN
POINT
CLIPBOARD OUT
POINT
8. [ENTER/YES] キーを押します。
ディスプレイには“Copy Paste”(または“M ove Paste”)が点
灯し、ペースト中は“Please W ait!”が点滅します。
ペーストが終了すると“Completed !”が点灯します。
<図-1>
AUTO PUNCH IN
POINT
そのため、<図-2>のようにCLIPBOARD INに登録したデー
タが実際の発音ポイントで、小節の頭がその後方にある場合、
その小節頭をペースト先の小節頭に揃えてペーストしようと
しても、CLIPBOARD IN=ALIGN SELのため、そのままでは
小節の頭がズレたままペーストされてしまいます。
<ご注意>
コピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)は、次項の「ア
ンドウ/リドウ」が行なえるだけのディスク容量に余裕がない
と実行できません。ディスクにペーストするための必要な領域
がない状態でペーストを実行しようとすると、ディスプレイに
“OverTime!”が表示され、現在選択されているタイムベース
で不足時間を表示します。このような場合には、表示される不
足時間分コピー・データ(またはムーブ・データ)を短くする
か、不要な領域またはプログラムを削除して、十分な領域を確
保してから再度ペーストを実行してください。不要な領域の削
除についてはこの後の「イレース」を、プログラムの削除につ
いては71ページの「プログラムの削除」をご覧ください。
CLIPBOARD IN POINT
ALIGN SEL POINT
CLIPBOARD OUT
POINT
編集モードから抜け出し、元のタイムベース表示に変わります。
<図-2>
AUTO PUNCH IN
POINT
ペーストのアンドウ/リドウ
このとき、小節の頭以前にある発音データも含めたまま小節
の頭を揃えてペーストするには、本機の“ALIGN SEL”機能
を利用します。この機能は、<図-3>にあるように、クリッ
プ・データ上の小節頭のデータを [ALIGN SEL] キーに登録
します。
コピー・ペーストまたはムーブ・ペーストのアンドウ/リド
ウが行えます。
●コピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)完了後[UNDO/
REDO] キーを押すと、ペーストする前の状態に戻すことが
できます(アンドウ)。
CLIPBOARD IN
POINT
CLIPBOARD OUT
POINT
ALIGN SEL POINT
●アンドウを行った後速やかに[UNDO/REDO] キーを押すと、
ペーストを実行した状態に再度戻すことができます(リド
ウ)。
AUTO PUNCH IN
POINT
<図-3>
[ALIGN SEL]キーのデータは、コピー・クリップ(またはムー
ブ・クリップ)したときのCLIPBOARD IN データがそのまま
登録されます。そのため、[ALIGN SEL]キーのデータを呼び出
し([ALIGN SEL]キーを押す)、そのデータを小節の頭位置に
修正した後、[STORE]キーに続いて[ALIGN SEL] キーを押
します。この後、コピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)
を実行することで、<図-3>のように小節の頭を揃えたまま
小節頭の以前にあるデータもくるめてペーストすることができ
ます。
なお、アンドウ/リドウを行うには以下の事項にご注意ください。
<ご注意>
アンドウ/リドウは、本機が停止状態のときのみ有効です。
また、コピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)を実行した
後、下記操作を行うとアンドウ/リドウは行なえなくなります。
1.新たな録音を行ったとき
2.新たな編集作業を実行したとき
3.AUTO PUNCHモードがONの状態で、PLAY(またはRECORD)
モードで走行させ、AUTO PUNCH IN 点を通過したとき
4.電源を一旦OFFしたとき
<注意>
ALIGN SELデータの修正範囲は、あくまでもCLIPBOARD
IN-OUT 間に限ります。
5.プログラム・セレクトを行ったとき
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●イレース
本機で行う「イレース」には、つぎの2つの方法があります。意味を取り違えないよう、操作に入る前に良く理解しておいてくだ
さい。複数のプログラムが設定されている場合には、事前に希望のプログラムを立ち上げておきます、また、一連の作業が終るま
で途中でプログラムを変更しないでください。
●ABS ~REC END 間の、任意の範囲をイレース
●任意に指定した位置からREC END までをイレース
現在立ち上がっているプログラムにおいて、ABS 0(ディ
スクの先頭)とREC END(最終記録位置)間の任意の範囲
をイレースします(無音の状態にします)。
現在立ち上がっているプログラムにおいて、ABS 0以外の
任意に指定した位置からREC ENDまでの全データをイレー
スします。イレースするトラックは、左記同様モノ・トラッ
クでも複数トラックでも実行できます。
イレースするトラックは、リアル・トラックであればモノ・
トラックでも複数トラック(全てのリアル・トラックも含む)
でも実行することができます。
REC END まで全トラックのイレースを実行すると、REC
ENDは前方に移動しますが、モノ・トラックや全トラック
以外の複数トラックのデータをイレースしても、REC END
が移動しないことがあります(下記<ご注意>をご覧くだ
さい)。
なお、アディショナル・トラックにあるデータをイレースす
るには、そのデータを一旦リアル・トラックへ移動してから
行います。
なお、イレース後は左記同様REM AIN が増加します。
ABS 0~REC END 間の任意の範囲をイレースした場合に
は、下図のようにREC END(最終記録位置)には変化はな
く、イレースした領域のみが無音になります。この結果、ディ
スクのREM AIN は増加することになります(記録可能な領
域が増える)。
AUTO PUNCH OUT 点
AUTO PUNCH IN 点
(REC END)
任意のトラック
AUTO PUNCH OUT 点
AUTO PUNCH IN 点
任意のトラック
イレース
任意のトラック
任意のトラック
ABS 0
REC END
イレース
<イレース時のご注意>
それとは逆に、トラック3~7のデータを下図のようにイ
レースすると、イレース後のREC END はトラック1と2
の最終記録位置となります。つまり、イレースする前のREC
END が移動することになります。
例として、現在下図のようにリアル・トラック1~7に録
音されている状態で、トラック1と2のデータをイレース
した場合、本機が認識するREC ENDはイレース前とイレー
ス後では変化がありません。
AUTO PUNCH OUT 点
AUTO PUNCH OUT 点
(REC END)
AUTO PUNCH IN 点
(REC END)
AUTO PUNCH IN 点
リアル・トラック
リアル・トラック
ABS 0
ABS 0
イレース
イレース
イレース
イレース
イレース
リアル・トラック
リアル・トラック
イレース
イレース
ABS 0
REC END
REC END
ABS 0
75
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イレースの実行
イレースのアンドウ/リドウ
イレースのアンドウ/リドウが行えます。
1. イレース の開始点、および終了点を登録します。
イレースの開始点は [AUTO PUNCH IN]キーへ登録し、終了点
は [AUTO PUNCH OUT]キーへ登録します。
●イレース完了後[UNDO/REDO] キーを押すと、イレースす
る前の状態に戻すことができます(アンドウ)。
[UNDO/REDO]キーを押すと、速やかにアンドウが行われ“Undo!”
および“Completed!”を表示して、ノーマル・ディスプレイに変
わります。
メモリー・キーへの登録については、「第2章 基本的な録音/
再生」に記載されている「メモリー・キーへの登録」を参照して
ください。
2. 停止している状態で[EDIT] キーを押していき、“Erase?”
を選択します。
“Erase?”を表示させると、“SelectTrack!”が同時に表示され、
イレースするトラックを選択すること示しています。
●アンドウを行った後速やかに[UNDO/REDO] キーを押すと、
イレースを実行した状態に再度戻すことができます(リド
ウ)。
[UNDO/REDO]キーを押すと、速やかにリドウが行われ“Redo!”
および“Completed!”を表示して、ノーマル・ディスプレイに変
わります。
3. イレースしたいトラックを [CH STATUS/CH SEL] キー
で選択します。
モノ・トラックまたは複数トラック(全リアル・トラック含む)が
選択できます。選択した [CH STATUS/CH SEL]キーが点滅し
ます。
なお、アンドウ/リドウを行うには以下の事項にご注意ください。
4. [ENTER/YES] キーを押します。
“Sure ?”が点滅します。
<ご注意>
アンドウ/リドウは、本機が停止状態のときのみ有効です。
また、イレースを実行した後、下記操作を行うとアンドウ
/リドウは行なえなくなります。
1.新たな録音を行ったとき
5. [ENTER/YES] キーを再度押します。
イレースが実行され、イレース中はディスプレイに“W aitErasing!”
が点滅します。イレースが終了すると同時に“Completed !”が
点灯します。
2.新たな編集作業を実行したとき
3.AUTO PUNCH モードがON の状態で、PLAY(または
RECORD)モードで走行させ、AUTO PUNCH IN 点を
通過したとき
4.電源を一旦OFFしたとき
6. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押します。
編集モードに入る前のノーマル・ディスプレイに戻ります。
5.プログラム・セレクトを行ったとき
<覚えておきましょう!>
ABS 0~REC END 間のすべてのデータをイレースする
には、イレースをより完全に実行するため、イレース終
了点(AUTO PUNCH OUT 点)をREC END 以降の時間
に登録することをお勧めします。この場合、AUTO PUNCH
OUT点を登録する前にレコーダーの現在位置をREC END
へ移動し、その位置から[PLAY]キーを押してREC END
以降へ少し移動させ停止させます。
その位置(時間)をAUTO PUNCH OUT キーに登録す
ることで完全なイレースを行うことができます。
REC END以降の再生を実行しても、ハードディスクはア
クセスしませんが、時間表示は進んでいきます。
76
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●トラック・エクスチェンジ
「トラック・エクスチェンジ」とは、現在のプログラム上にあ
るトラック相互間(リアル・トラック/アディショナル・ト
ラックすべてが対象)を、モノ・トラック単位、あるいは複
数トラック(2トラックまたは8トラックごと)単位で入れ替
える機能です。
8トラックごとの入れ替え
1. [HOLD/>] キー、[REW IND] キー、または[F FW D] キーを
押して、“09-16”(右)を点滅させます。
この機能を利用すると、リアル・トラック同士での入れ替え
はもとより、空いているアディショナル・トラックへリアル・
トラックのデータを一旦移動することでリアル・トラックは
空きトラックになるため、そのリアル・トラックに別の録音
ができる・・・など、トラックの有効活用が可能になります。
点滅
2. [JOG] ダイヤルを回して“01-08”、“09-16”または“17-
24”を選択します。
前述「イレース」でも説明しましたが、アディショナル・ト
ラック上のREC ENDを確認したりするときも「トラック・エ
クスチェンジ」が必要になります。
点滅
3.
[E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キーを押します。
瞬時に8トラックごとの入れ替えが完了します。
完了すると同時に“Completed !”を表示した後、元のタイムベー
ス表示に戻ります。
モノ・トラック/2トラックごとの入れ替え
1.“01-08”(左)が点滅している状態で、[JOG] ダイヤルを回
します。
8トラックごとの組み合わせ以外に“1”~“24”のモノ・トラッ
ク、および“1&2”~“23&24”の2トラックの組み合わせが
選択できます。
下の表示例のように、左に選択するトラック数に合わせて、右に
も同じトラック数が表示されるようになっています。
点滅
点滅
トラック・エクスチェンジの実行
1. 停止している状態で[EDIT] キーを押していき、ディスプ
レイに“Track Exchange?”を表示させます。
2. 右の数字を選択するには、[HOLD/>] キー、[REW IND] キー、
または[F FW D] キーを押して点滅ポイントを移動し、[JOG]
ダイヤルで希望の数字を選択します。
<覚えておきましょう>
左右に選択する数字が逆になっても同じ意味を表しています。
つまり、“04 <=> 01”と選択しても、“01 <=> 04”と選択
しても、トラック1と4を入れ替えることに変わりありません。
2. 続けて[ENTER/YES] キーを押します。
入れ替えするトラックの選択表示に変わります。
現在の表示は、トラック1~8とトラック9~16が8トラック単
位で入れ替えできることを表しています。
<ご注意>
左右同じトラックを選択すると無効になります。間違えて同じ
トラックに指定して実行しても、“SelectErr”が一瞬表示され、
実行する前の表示に戻ってしまいます。
これ以外の組み合わせを選択するには、それぞれつぎの操作を行
ってください。
3. [ENTER/YES] キーを押します。
瞬時に入れ替えが完了します。
点滅
完了すると同時に“Completed !”を表示した後、元のタイムベー
ス表示に戻ります。
77
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第5 章 応用編
ここでは、VF160EX に搭載している機能を使った、各種応用例について説明します。
DIRECT 録音での応用例
●入力信号を聞きながらDIRECT 録音
DIRECT 録音では、基本的には全てのチャンネル・フェーダーに再生音“[ TRK (Track)”] を立ち上げた状態で行いますが、A ~H
の入力信号“[ IN (Input)”] を立ち上げることも可能です。ここでは、インプットH に入力するカウントやドンカマ(ここではドラ
ム・マシン)を聞きながら、トラック1 ~6 へDIRECT 録音します。
ガイドにする音源
録音する音源
INPUT H
INPUT A ~ F
INPUT
1/
2/1
3/
4/1
5/
6/1
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
Track 1
Track 2
Track 3
Track 4
Track 5
Track 6
Track 7
Track 8
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
3. ch1 ~ch6 のフェーダーを“0”位置にします。
音源の接続
4. [RECORD]キーを押し、READY トラックをインプット・
1. H [INPUT]にドラム・マシンの出力を接続します。
2. A ~F [INPUT]に録音する音源を接続します。
モニターにします(RED:点滅)。
インプット・モニターにすることで、ch1~ch6の音源とH [INPUT]
の信号が同時にモニターできるようになります。
モニターしやすいように任意のPAN を設定します。
インプットH へ入力する信号の設定
1. [INPUT SEL] キーを押します(ORANGE:点滅)。
5. 音源の音を出しながら各チャンネルの[TRIM ]を調整します。
各音源の入力レベルを設定したら、つぎの録音作業へ進みます。
2. 16chの[CH SEL/CH STATUS]キーを押して、“ORANGE
の点滅(16ch->INPUT)”にします。
録 音
3. [EXIT/NO] キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻しま
す。
1. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押して、録音
を開始します。
4. 16chフェーダーとマスター・フェーダーを“0”位置にしま
す。
H [INPUT]のガイド音に合わせて、トラック1~6へDIRECT 録
音されます。
5. ドラムマシンをスタートさせ、8/16/Hの[TRIM ]を調整しま
<ご注意>
す。
● 16ch フェーダーを“IN (input)]”にすると、16 トラッ
クはREADY にすることができなくなり録音することが
できません。これは、16トラックの再生音を立ち上げる
チャンネル・フェーダーが無くなってしまうため、そのト
ラックをREADY にすることを禁止しているからです。
例えば9~16chフェーダー全てを“IN”にすると、9~
16トラックには録音できなります。なお、すでに9~16
トラックに録音されている信号には影響はありません。
H [INPUT]の信号がステレオ・アウトL, R から出力され、[M ON
OUT]つまみまたは [PHONES]つまみを上げていくと、モニターし
ながら適正レベルが調整できます。
インプットA ~F へ入力する信号の設定
1. [DIRECT-REC TRK]キーを押した後、録音するトラックを
[CH SEL/CH STATUS]キーで選択します。(RED:点滅)。
1ch~6chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押して、トラック1
~6をREADY にします。
● 16chフェーダーは、H [INPUT]の信号をステレオ・アウ
トへ送るレベルを調整しているだけであり、録音する信
号のレベルを調整しているわけではありません。
2. [EXIT/NO] キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻しま
す。
78
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インターナル・ミックスダウン・モード
●インターナル・ミックスダウン・モードによるミックスダウン
VF160EX に搭載されている「インターナル・ミックスダウン・モード」とは、下の図のように任意のプログラムに録音された最大
16 トラック全てを再生しながら、VF160EX 自身のカレント・ドライブ上にミックスダウンする機能です。
このインターナル・ミックスダウン・モードを活用することで、従来のミックスダウンとは異なり、外部マスター・レコーダー(ア
ナログまたはデジタル)が無くても、容易にミックスダウンすることができます。
また、ミックスダウンしたプログラムの曲を使って、後述の「CD-RW /CD-R によるセーブ/ロード」において、オリジナルのオー
ディオCD が作成できます(詳細は、後述の125 ページを参照してください)。
Recording
Playback
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
Track 1
Track 2
Track 3
Track 4
Track 5
Track 6
Track 7
Track 8
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
MIXING
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
Track 9
Track 10
Track 11
Track 12
Track 13
Track 14
Track 15
Track 16
MUTE
MUTE
EQ
PAN
EFFECT
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
0
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
-10
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
LO-G
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
6
7
8
MUTE
TRACK
1
2
3
4
INPUT
5
RED
ORANGE
REC
GREEN
PLAY
OFF
CH STATUS
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
<ご注意:ミックスダウンを実行する前にお読みください!>
インターナル・ミックスダウンを実行すると、現在使用しているカレント・ドライブ上にミックスダウン用の新しいプ
ログラムが自動的に作成され、“既存プログラム数+1のプログラム・ナンバー”が設定されます。
例として、現在カレント・ドライブ上に8 つのプログラム(P01 ~P08)が存在する状態で、任意のプログラム・デー
タをミックスダウンすると、自動的に新しいプログラム09(P09)が作成されて、そのプログラムのトラック1 と2 に
ミックスダウンされた信号が記録されます。ただし、VF160が以下の状態にあるときは、インターナル・ミックスダウ
ンは実行できませんのでご注意ください。
1. 記録領域が充分であっても、既に99(最大)のプログラムが存在する場合:
ミックスダウンを実行しようとすると、“Can’tNew PGM ”が表示され、操作は無効となります。このような警告
が表示された場合は、不要なプログラムを削除してから実行してください。
2. プログラム数が99 以下であっても、記録可能な領域(リメイン)が足りない場合:
ミックスダウンを実行しようとすると、“Can’tNew PGM ”が表示され、操作は無効となります。このような警告
が表示された場合は、不要な記録済みデータをイレースしたり、不要なプログラム・データを削除してから実行して
ください。
プログラムの削除については本文の71ページ、ソング・データのイレースについては本文の75ページを参照してくだ
さい。
79
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1.
事
前
に
ミ
ッ
ク
ス
ダ
ウ
ン
す
る
プ
ロ
グ
ラ
ム
に
切
り
換
え
て
お
き
ま
インターナル
・
ミ
ッ
ク
ス
ダ
ウ
ン
・
モ
ードに入るには!
<ご注意!>
● インターナル・ミックスダウン・モードのテイクが終了すると、
自動的にモードがオフになります。
す。
希望のプログラムは、[PGM SEL]キーを押した後[JOG]ダイヤ
ルでプログラムを選択して、[ENTER/YES]キーを押します。
なお、ミックスダウン・モードがオンの状態で以下の作業を行
い終了したときも、自動的にオフになります。そのため、イン
ターナル・ミックスダウンを実行する場合には、再度オンにし
てください。
2. 本機が停止している状態で、[SHIFT]キーを押しながら
[DIRECT REC TRK]キーを押します。
*プログラム・チェンジ
*プログラム・デリート
*新プログラムの作成
[DIRECT REC TRK]キー
*ディスクのフォーマット
*コピー・ペースト、ムーブ・ペースト
*イレース
REC ASSIGN
BUSS
DIRECT
REC TRK
INPUT SEL
SOURCE
REC TRK
DISP SEL
PGM SEL
SETUP
INT
MIXDOWN
AUTO RTN
TIME BASE
AUTO PUNCH
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
IN
OUT
END
IN
OUT
A
PLAY
*DAT/adatのセーブ/ロード
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
● SETUPモードにある“Rec Protect(”録音許可)の設定が“ON”
になっていると、インターナル・ミックスダウンは実行できま
せん。
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
実行しようとすると、ディスプレイに“Protected!”の警告メッ
セージが表示されます。
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
このような場合には、SETUPモードの“Rec Protect”を“OFF”
に設定し直してから実行してください。
FADER
ADJUST
EXIT/NO
“Rec Protect”の詳細は140 ページを参照してください。
LEVEL
EJECT
ADJUST
ENTER/YES
[SHIFT]キー
SHIFT
インターナル・ミックスダウンのリハーサル
JOG
SHUTTLE
ミックスダウンのテイクを実行する前に、プログラムを再生し
て各トラックのレベル/バランス/音質(EQ/EFFECTなど)を
調整し、納得のゆくまでリハーサルを行います。
キーを押すと、ノーマル・ディスプレイのプログラム表示部が“Int.
M ixdown”(反転)表示に変わり、インターナル・ミックスダウン・
モードがオンになったことを示し、[DIRECT REC TRK]キーが点
滅します(下図は、プログラム8/タイトル:Song Data-1のデー
タをミックスダウンする場合の表示例です)。
ここからの操作は、、ミックスダウンするプログラムの全トラッ
ク(1~16)に楽器演奏/ボーカルなどの音源が録音されてい
ることを前提にしています。また、[PHONES]端子にはモニター
用のヘッドフォンを接続しておきます。
インターナル・ミックスダウン・モードのオン/オフは、[SHIFT]
キーを押しながら [DIRECT REC TRK]キーを押すごとに切り替
ります。
<ご注意!>
ミックスダウンするチャンネル、およびマスター・チャンネルの
[CH STATUS/CH SEL]キーが点灯していることを確認してくだ
さい(ここでは全て点灯)。万一消えているチャンネルがあると、
そのトラック音はミックスダウンされません。
反転
1. ミックスダウンしたいプログラムを立ち上げておきます。
希望のプログラムは、[PGM SEL]キーを押した後[JOG]ダイヤ
ルでプログラムを選択して、[ENTER/YES] キーを押します。
<覚えておきましょう!>
2. [M ASTER]フェーダーを“0”位置に上げておきます。
3. [PLAY]キーを押して、プログラムの先頭から再生します。
既に、“DIRECT録音”または“BUSS録音”のための、録音トラッ
クやソース・トラックが設定されている状態で、インターナル・ミッ
クスダウン・モードへ入ろうとすると、下記のメッセージが表示
されて、録音モードを切り替えるかどうかを尋ねてきます。
4. 再生しながら各チャンネル・フェーダーで各トラックのレ
ベルを調整し、必要に応じてPAN/EQ/EFFECT なども調
整します。
各チャンネル・フェーダーを徐々に上げ、[PHONES]つまみを回
していくと、ヘッドフォンからミックスダウンされている音がモニ
ターできます(この後のテイクでは、現在モニターされているステ
レオ・バスL、R 信号が記録されます)。
リハーサルを繰り返しながら、各トラックのPAN、EQ、そして必
要なエフェクト処理などを行って、ミックスダウンする曲の音質や
レベルを調整します。
このメッセージが表示された場合には、[ENTER/YES]キーを押
すことで、強制的にインターナル・ミックスダウン・モードに切
り替ります。ミックスダウンを中止するには[EXIT/NO]キーを
押してください。
PAN/EQ/エフェクトの調整については、本文51ページを参照し
てください。
80
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<覚えておきましょう!>
インターナル・ミックスダウンは、本機の“シーン・シー
ケンス”を機能させながら記録することが可能です。
あらかじめ、シーン・イベント・マップを作成してシー
ン・シーケンスを実行すると、イベント・マップに従っ
て再生させながらミックスダウンができます。
ただし、シーン・シーケンスでリコール可能なシーンは、
DIRECT録音用に設定されたシーンのみです。BUSS録
音用のREC ソース設定などは、リコールされませんの
でご注意ください。
4. ミックスダウンしたプログラム9 を再生して、録音結果を
確認します。
ミックスダウンされたトラックの再生レベルは、チャンネル1と2
のフェーダーで調整します。
シーン・イベント・マップ、およびシーン・シーケンス
については、本文の64 ページを参照してください。
このようにしてミックスダウンされた曲の、オリジナル・オーディ
オCD が作成できるようになります。
オーディオCDを作成するには、次ページの“覚えておきましょう!”
を必ずお読みください。
5. 調整が終ったらVF160EX を停止させ、プログラムの先頭
へ戻しておきます。
[STOP]キーを押しながら[REW IND]キーを押すことで、速やか
にプログラムの先頭へ移動します。
<ご注意:ミックスダウンはアンドウできません!>
もし、思うようなミックスダウンでなかった場合には、もう一
度最初から作業をやり直してください、インターナル・ミック
スダウンはアンドウできません。
十分なリハーサルができたら、つぎの“テイク”を実行しましょ
う。
先に失敗したプログラムが不要なときは、事前にSETUPモー
ドにある「プログラムのデリート」メニューを使って、そのプ
ログラムを削除してください。詳細は本文71ページを参照し
てください。
インターナル・ミックスダウンのテイク
<ご注意:録音トラックの選択は必要ありません!>
インターナル・ミックスダウンでは通常の録音と異なり、録音トラッ
クを選択する必要がありません。
この後の“テイク”を実行することで、自動的にトラック1とトラッ
ク2 が内部的に録音モードとなります。
そのため、録音中は[CH STATUS/CH SEL]キーのLED が赤に
変わることはありません。
1. [SHIFT]キーを押しながら[DIRECT REC TRK]キーを押
して、インターナル・ミックス・モードをオンにします。
[DIRECT REC TRK]キーが点滅することを確認してください。
2. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押します(オー
ト・パンチインはできません!)。
ミックスダウンが開始され、点滅していた[DIRECT REC TRK]キー
が点灯に変わり、[RECORD]キーも点灯します。
3. ミックスダウンが終了したら、[STOP]キーを押して停止さ
せます。
ディスプレイには“Please W ait!”メッセージが数秒表示され、イ
ンターナル・ミックスダウン・モードが解除されると同時に、新た
に作成された(ミックスダウンされた)プログラムの先頭表示(ABS
0)に変わります。
つぎの表示は、ミックスダウンした新しいプログラムが“P09”で、
タイトル“Song Data-1”のデータがミックスダウンされたこと
を表しています。ミックスダウンしたプログラム・タイトルは、表
示例のようにタイトルの先頭(“M ix<-Song”)に“M ix<-”が付
くことで他のプログラムと区別しやすくなります。なお、長いタイ
トル名は短く表示されます。
81
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<覚えておきましょう!>
ミックスダウンが終了すると、ミックスダウンを開始した時刻と終了した時刻が、新規に作成されるプログラムの
“CLIPBOARD IN ポイント”および“CLIPBOARD OUT ポイント”のデータとして登録されます(下図参照)。
これは、ミックスダウンした曲のオーディオCD を作成する際、自動的に“CLIPBOARD IN ポイント”と“CLIPBOARD
OUT ポイント”間のデータのみがCD-RW /CD-R ディスクへ記録される仕様になっているからです。
つまり、下の図にあるようにミックスダウンをどの位置から開始しても、オーディオCDを作成する際には“CLIPBOARD
IN ポイント”と“CLIPBOARD OUT ポイント”間のデータしか記録されません。言い換えれば、この二つのポイント・
データが登録されていないと、オーディオCD は作成できないことになります。
CLIPBOARD IN point
CLIPBOARD OUT point
ABS 0
ABS 05M 00S 00F
ABS 0 からミックスダウンを開始してABS 05M 00S
00F で終了した場合
CLIPBOARD IN point
ABS 00M 10S 00F
CLIPBOARD OUT point
<図-1 >
ABS 00M 10S 00F からミックスダウンを開始して、
ABS 06M 00S 00F で終了した場合
ABS 0
ABS 06M 00S 00F
しかし、上図のようにミックスダウンした曲の“CLIPBOARD IN ポイント”が発音ポイントの場合、このままでは曲の始
まる前に「無音部分」がない状態でオーディオCD が作成されてしまいます。
そのため、曲の頭に数秒の「無音部分」が必要なとき、“CLIPBOARD IN ポイント”と“CLIPBOARD OUT ポイント”を
利用します。例えば、“CLIPBOARD IN=ABS 0”の場合は、<図-2>のようにミックスダウンしたデータを数秒間ABS
0 より後ろへ移動(ムーブ・ペースト機能)すれば良く、“CLIPBOARD IN ≠ABS 0”の場合は、<図-3 >のように
“CLIPBOARD IN ポイント”を変更することで解決します。
CLIPBOARD IN point
CLIPBOARD OUT point
CLIPBOARD IN point
ABS 0
CLIPBOARD OUT point
REC END
REC END
ABS 0
CLIPBOARD IN point
ABS 0
ABS 0
REC END
REC END
<図-2 >
<図-3 >
<ご注意!>
マスタリングした曲の前後に全く「無音部分」がない複数曲をCD-R/RW ディスクへ曲を記録すると、全曲の曲間に無
音が無い状態でオーディオCD が作成されてしまします。そのため、各曲の曲間に適度な「無音部分」が必要なときは、
上記いずれかの方法で「無音部分」を作成してください。詳細は、次ページの説明を参照してください。
<ご注意!>
CLIPBOARD IN point
ABS 0
CLIPBOARD OUT point
REC END
<図-2 >のようにデータを移動したときは、REC END は
移動しても“CLIPBOARD OUTポイント”は移動する前と
同じ位置が登録されたままです(<図-4 >を参照)。つま
り、このままの状態でCD-R/RW ディスクへ記録すると、
CLIPBOARD IN ポイントとCLIPBOARD OUT ポイント間
のデータのみが記録され、CLIPBOARD OUTポイント以降
のデータは記録されなくなります。そのため、データを移
動した後は必ずCLIPBOARD OUTポイントをREC ENDと
同じ位置(あるいはREC END 以後)に登録し直す必要があ
ります。
REC END
CLIPBOARD OUT point
CLIPBOARD IN point
<図-4 >
82
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●つぎにムーブ
・
ペ
ー
ス
ト
を
実
行
し
ま
す
。
曲の頭に“無音部分”を作る
曲の頭に“無音部分”を作るには、ミックスダウンを開始し
た時刻によって、それぞれつぎの方法で行ってください。
ここからの操作は、タイムベースが“ABS”であることを前
提にしています。
4. [EDIT] キーを押した後、[JOG] ダイヤルを回して
“M ove Clip?”を表示させます。
“M ove Clip?”を表示するとともに“Select Track!”を表示し
ます。
他のタイムベース(BAR/BEATなど)で行うには、[SHIFT]
キーを押しながら [DISP SEL] キーを押して、タイムベー
スを切り換えてください。
5. チャンネル1 と2 の [CH STATUS/CH SEL] キーを押
ミックスダウンを“ABS 0”から開始した場合
します。
[CH STATUS/CH SEL] キーが赤く点滅し、ムーブするトラッ
クにトラック1 と2 が選択されたことを示します。
“ABS 0”からミックスダウンを開始したプログラムの先頭
に無音部分を作るには、ミックスダウンしたデータをムー
ブ・ペーストします。
例として、ミックスダウンしたプログラムの録音時間を5分
とし、曲の頭に3 秒間の“無音部分”を作ります。
[CLIPBOARD IN] キーには“00M 00S 00F 00SF”が登録
され、[CLIPBOARD OUT] キーには“05M 00S 00F 00SF”
が登録されていて、ABS 0=00M 00S 00F 00SFが発音ポ
イントであることを前提にしています。
6. 続けて [ENTER/YES] キーを押します。
速やかにムーブが完了し、ペーストを実行するための“M ove
Paste?”表示に変わります。
●最初にムーブ・ペーストを実行する際に必要な、“AUTO
PUNCH IN 点”を登録します。
7. もう一度 [ENTER/YES] キーを押します。
ペーストのリピート(繰り返し)回数を選択する表示に変わり、
“01”と“Sure?”が点滅します。
ここでは、リピート回数が“01”のままで操作を続行します。
1. プログラムの先頭(ABS 0)にある状態で、[HOLD/>]
キーを押します。
現在の時刻がホールドされ、エディット可能なディスプレイに
変わります(“S”が点滅します)。
点滅
8.“01”が点滅している状態で [ENTER/YES] キーを再度
点滅
押します。
速やかにムーブ・ペーストが実行され、プログラム・データが
下の図の位置に移動したことになります。ムーブ・ペーストが
完了すると同時に“Completed!”が点灯します。
2.“S”(秒)が点滅している状態で [JOG] ダイヤルを回し、
“03”を入力して [STORE] キーを押します。
“Hit Any M emory Keys!”メッセージの表示に変わります。
これは、いずれかのメモリー・キーを押してください!を示し
ています。
CLIPBOARD IN point
CLIPBOARD OUT point
ABS 0=00M 00S 00F 00SF
REC END=05M 00S 00F 00SF
5 minutes
REC END
05M 03S 00F 00SF
00M 03S 00F 00SF
ABS 0
00M 00S 00F 00SF
5 minutes
前述でも説明したように、このままの状態でオーディオCD
を作成すると、“CLIPBOARD OUT ポイント”以降のデー
タは記録されません。
秒以外の桁をエディットするには、点滅しているエディッ
ト・ポイントを [HOLD/>] キー(または [REW IND] キー/
[F FW D] キーを押して移動し、上記同様 [JOG] ダイヤルで
数値を入力します。
そのため、次ページの操作で移動したプログラムの“REC
END ポイント”を、再度“CLIPBOARD OUT ポイント”と
して再登録します。
3. 続いて [AUTO PUNCH IN] キーを押します。
“00M 03S 00F 00SF”の時刻が、ムーブ・ペーストに必要な
オートパンチ・イン・ポイントとして [AUTO PUNCH IN] キー
に登録され、ノーマル・ディスプレイに変わります。
83
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“A
B
S
0
”以外の時刻からミックスダウンした場合
●
C
L
I
P
B
O
A
R
D
O
T
U
O
T
P
ポ
イ
ン
ト
を
変
更
し
ま
す
9.
停
止
状
態
で
[S
]
ボ
タ
ン
を
押
し
な
が
ら
[F
F
W
D
]
ボタ
ンを押します。
VF160EXは速やかにREC ENDポイントへロケートして停止し
ます。
10. [STORE] キーに続いて [CLIPBOARD OUT] キーを押
します。
REC END ポイントの時刻が新たな“CLIPBOARD OUT ポイン
ト”として [CLIPBOARD OUT] キーに登録され、ノーマル・
ディスプレイに変わります。
このように“CLIPBOARD OUT ポイント”を変更することで、曲
の一部分が欠けることなくオーディオCDの作成が可能になります。
前述とは異なり、ミックスダウンを“ABS 0”以外の時刻か
ら開始したプログラムの先頭に無音部分を作るには、CLIP-
BOARD INポイントを必要な時刻分前方に移動して登録し直
します。
例として、ABS 00M 10S 00F 00SFからミックスダウン
したプログラムの録音時間が5分とし、曲の頭に3秒間の“無
音部分”を作ります。
[CLIPBOARD IN] キーには“00M 10S 00F 00SF”が登録
され、[CLIPBOARD OUT]キーには“05M 10S 00F 00SF”
が登録されており、ABS の00M 10S 00F 00SFが発音ポ
イントであることを前提にしています。
●CLIPBOARD IN ポイントを変更します
1. 停止状態で [CLIPBOARD IN] キーを押します。
[CLIPBOARD IN] キーに登録されている時刻(ここでは“ABS
00M 10S 00F 00SF”)が表示され、その時刻がエディット可
能になります(時刻表示の“S”が点滅します)。
点滅
2.“S”が点滅している状態で [JOG] ダイヤルを回し、秒の
数値を“07”と入力します。
3. [STORE] キーを押した後、続けて[CLIPBOARD IN] キー
を押します。
再入力した時刻が、新しい“CLIPBOARD IN ポイント”として
再登録されます。
このように“CLIPBOARD IN ポイント”を変更することで、曲
の頭に3 秒の無音部分ができることになります。
ミックスダウンした曲でオーディオCDを作成するには、後
述の「CD-RW /CD-R によるセーブ/ロード」の項にある
「オーディオCD の作成」を参照してください。
84
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BUSS 録音での応用例
BUSS 録音では、REC BUSS L/R に送られたソース・チャンネルの信号を2 トラックまたは1 トラックにまとめて録音すること
が可能です。ソース・チャンネルは、[IN (Input)]のチャンネルでも[TRK (Track)]のチャンネルでも選択できますので、すでに録音
されている信号と入力された信号をまとめて録音することが可能です。
●入力音と再生音をミックスして録音
ここでは、1 ~4 トラックの再生音とA ~D [INPUT]の信号をミックスして7 &8 トラックに録音します。
音 源
INPUT A ~ D
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
Track 1
Track 2
Track 3
Track 4
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
Track 7
Track 8
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHA
N
T
OM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
10.録音するトラックのモニターとなる7/8chフェーダーとPAN
音源の接続
を調整します。
7ch のPAN を“L”へ、8chのPAN を“R”にしてください。
録音される信号の定位が確認できます。
1. A ~D [INPUT]に録音する音源を接続します。
11. 各ソース・チャンネル(1~4&9~12ch)のフェーダー/
録音の準備
PAN/イコライザー/エフェクトを調整します。
ソース・チャンネルのPAN をLeftにすると7トラックに、Right
にすると8 トラックに録音されます。Centerは両トラックに録音
されます。
1. [INPUT SEL]キーを押します(ORANGE:点滅)。
[IN (Input)]-[TRK (Track)]を選択する表示に変わります。
2. 9~12chの[CH SEL/CH STATUS]キーを押し、キーを
“ORANGE の点滅(ch9 ~ch12->IN)”にします。
録音の準備が終了したら、前述の基本的な「BUSS 録音」と同
じ要領で録音を始めます。
3. [BUSS-SOURCE]キーを押します(GREEN:点滅)。
ソース・チャンネルを選択する表示に変わります。
REC BUSS
マ
ス
タ
ー
・
レ
ベ
ル
の
調
整
方
法
4. 1~4chの[CH STATUS/CH SEL]キーと9~12chの[CH
STATUS/CH SEL]キーを押します。
1~4chおよび9~12chがソース・チャンネルに設定されます。
REC BUSSマスター・レベルの調整は、[BUSS REC TRK]キー
を押して、下記ディスプレイを表示している状態で [JOG]ダイヤ
ルを回します。初期設定のREC BUSSマスター・レベルは“80”
になっていますが、[JOG]ダイヤルで任意のREC BUSSマスター・
レベルが調整できます。
5. [BUSS-REC TRK]キーを押します(RED:点滅)。
録音トラックを選択する表示に変わります。
レベル調整が終ったら、[EXIT/NO]キーを押してください。ノー
マル・ディスプレイに戻ります。録音時のマスター・レベルは、下
記ディスプレイのレベル・メーター部に表示されます。
6. 7ch と8chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押します。
7/8chが録音トラックに設定され、1~4chおよび9~12chの信
号がトラック7 と8 へ録音できるようになります。
7. [EXIT/NO]キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻し
ます。
8. 1~4ch、7&8ch、9ch~12chのフェーダー/マスター・
フェーダーを“0”位置にします。
9. [RECORD]キーを押して、READYトラックをインプット・
モニターにします(RED:点滅)。
85
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REC BUSS
マス
タ
ー
・
レ
ベ
ル
の
調
整
方法
●ピンポン録音
BUSS 録音では、1トラックに録音する場合には最大15チャンネル、2トラックに録音する場合には最大14チャンネルのソース・
チャンネルが選択できます。ここでは、1~14トラックに録音された音を15&16トラックにピンポン録音して、仮のミックス・
ダウンを行います。ピンポン録音とは、複数トラックの再生音をミックスして他のトラックに録音することを言います。
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
Track 1
Track 2
Track 3
Track 4
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
Track 11
Track 12
Track 13
Track 14
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHA
N
T
OM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
Track 15
Track 16
PGM SEL
SETUP
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
10.
各
ソ
ー
ス
・
チ
ャ
ン
ネ
ル
(
1
~
1
4
c
h
)
の
フ
ェ
ー
ダ
ー
/
P
A
N
/
録音の準備
イコライザー/エフェクトを調整します。
ソース・チャンネルのPAN をLにすると15トラックに録音され、
R にすると16トラックに録音されます。C (センター)にすると両
トラックに録音されます。
1. [INPUT SEL] キーを押します(ORANGE:点滅)。
[IN (Input)]-[TRK (Track)]を選択する表示に変わります。
2. 9~16chの[CH SEL/CH STATUS]キーを押し、キーを
“Green の点滅(=TRK)”にします。
11. [RECORD]キーを押しながら[PLAY] キーを押して、録
音を開始します。
3. [BUSS-SOURCE]キーを押します(GREEN 点滅)。
ソース・チャンネルを選択する表示に変わります。
REC BUSSマスター・レベルの調整は、[BUSS-REC TRK]キー
を押して、下記ディスプレイを表示している状態で [JOG]ダイヤ
ルを回します。初期設定のREC BUSSマスター・レベルは“80”
になっていますが、[JOG]ダイヤルで任意のREC BUSSマスター・
レベルが調整できます。
4. 1 ~14ch の[CH STATUS/CH SEL]キーを押します。
1~8chおよび9~14chがソース・チャンネルに設定されます。
5. [BUSS-REC TRK]キーを押します(RED:点滅)。
録音トラックを選択する表示に変わります。
レベル調整が終ったら、[EXIT/NO]キーを押してください。ノー
マル・ディスプレイに戻り、録音時のマスター・レベルは、下記
ディスプレイのレベル・メーター部に表示されます。
6. 15chと16chの[CH STATUS/CH SEL]キーを押します
(RED:点滅)。
トラック15 と16 がREADY トラックに設定されます。
7. [EXIT/NO] キーを押し、ノーマル・ディスプレイに戻します。
8. [RECORD]キーを押し、READY トラックをインプット・
モニターにします(RED:点滅)。
9. 録音するトラックのモニターとなる15/16chフェーダーと
PAN を調整します。
15chのPAN を“L”へ、16chのPAN を“R”にしてください。
録音される信号の定位を確認することができます。
86
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メトロノーム音(ク
リ
ッ
ク
音
)を出
力
す
る
に
は、ま
ず
テ
ン
ポ
マ
ッ
メトロノーム機能
VF160EX には、拍子(4/4, 3/4 など)とテンポ(30 ~250)を設定可能なテンポマップを内蔵しています。
このテンポマップに従ってメトロノーム音(クリック音)を出力することが可能です。外部のメトロノームやリズム・ボックスを
使うことなく、VF160EX 本体から出力するリズムに合わせて録音することができます。
テンポマップの設定
タイムベースの設定
1. [SHIFT] キーを押しながら[DISP SEL]キーを押して、タ
プを設定します。テンポマップは、SETUP モードの「拍子の
設定」メニュー、および「テンポの設定」メニューで設定しま
す。テンポマップの初期設定は、4/4拍子:テンポ=120に設
定されています。この初期設定値を変更しない場合には、以下
の手順は不要です。つまり、常に4/4 拍子:テンポ=120 の
メトロノーム音が出力されることを意味しています。
イムベース表示を “BAR/BEAT”表示に切り換えます。
“BAR/BEAT”表示に切り替えることで、設定したテンポマップ
の拍子が確認できます。
メトロノーム出力の設定
つぎに、メトロノームを出力するかしないかを設定します。
テンポマップの設定と同様、SETUP モードの「メトロノーム
機能の設定」メニューで設定します。
1. 本機が停止している状態で[SETUP]キーを押して、SETUP
モードへ入ります。
SETUP メニューを選択する表示に変わります。
1. [JOG]ダイヤルで“Click?”メニューを選択して、[ENTER/
YES] キーを押します。
2. [JOG]ダイヤルで“Signature Set”メニューを選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
現在設定されている項目(On またはOff)が点滅します。
初期設定では“Off”に設定されています。
拍子を設定する表示に変わりますので、133ページ記載の「拍子の
設定」手順を参照し、希望の拍子を設定します。
2. [JOG]ダイヤルで“On”(点滅)を選択し[ENTER/YES]キー
3. 拍子の設定が済んだら[EXIT/NO]キーを押して、SETUP メ
ニューを選択する表示に戻します。
を押します。
メトロノーム機能が“On”(メトロノーム音を出力する)に設定さ
れます。
4. [JOG] ダイヤルで“Tempo Set”メニューを選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
3. 設定が済んだら[EXIT/NO] キーを二度押して、SETUP モー
ドから抜け出します。
テンポを設定する表示に変わりますので、135ページ記載の「テン
ポの設定」手順を参照し、希望のテンポを設定します。
メトロノーム音の確認
5. テンポの設定が済んだら[EXIT/NO]キーを押して、SETUP
メニューを選択する表示に戻します。
1. [PLAY]キーを押してVF160EX を再生します。
ディスプレイ中16chのレベルメータにメトロノーム音のレベルが
表示されます。このとき、マスター・フェーダー/16chフェーダー
を“0”位置まで上げておき、[PHONES]つまみ、または[M ON OUT]
つまみを上げていくと、メトロノーム音がモニターできます。
続けてつぎの「メトロノーム出力の設定」を行います。
このようにメトロノーム音を16chから出力し、このメトロノーム音
をガイドとして1 ~15ch に録音することが可能になります。
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
BAL
INSERT
L
R
覚えておきましょう!
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
メトロノーム音(クリック音)は、16ch
が“TRK (Track)”に設定されていな
いと聞こえてきません。
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHA
N
T
OM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
[INPUT SEL]キーを押すと表示され
る左記ディスプレイで、16chが“TRK”
になっていることを確認してください。
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
LO-G
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
INPUT
5
RED
6
7
8
MUTE
TRACK
CH STATUS
ORANGE
REC
GREEN
PLAY
OFF
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
<ご注意>
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
メトロノーム機能を使う作業が終わったら、必ずSETUP モードのメ
トロノーム機能をオフにしてください。
MASTER
メトロノーム機能がオンになっていると、トラック16に録音しようと
しても、録音されません。また、既にトラック16に録音されている音
を再生することもできません。
メトロノーム音(クリック音)の出力レ
ベルは、16chフェーダーで調整します。
87
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デジタル録音
VF160EXの[DATA IN]端子を使って、外部デジタル機器からデジタル録音する方法について説明します。録音するデジタル信号
は、S/P DIF デジタル信号またはadatデジタル信号です。
●外部デジタル機器からのデジタル録音
ここでは、外部のS/P DIFデジタル機器(CD, M D, DAT など)やadatデジタル機器(FostexD1624mkII, D824mkII, VC-8, な
ど)からVF160EX へデジタル録音する方法について説明します。
adat digital signal or S/P DIF digital signal
DATA IN
DIGITAL OUT
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
UNBAL
INSERT
BAL
INSERT
L
R
OPTICAL
ADAT/ANALOG CONVERTER
DIGITAL MODE
CLOCK
ANALOG INPUT MODE
1-2 1-4 1-8
POWER
STBY ON
75
WORD
OPTICAL INT(44.1k)
ON
OFF
ADAT
S/P DIF
TRIM
MON OUT
PHONES
LOCKED
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
PEAK
3/11/C
7/15/G
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
DIGITAL/DATA OUT
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
AUTO RTN
AUTO RTN
CLIPBOARD
AUTO PUNCH
IN OUT
AUTO PLAY
START
PGM SEL
EXIT/NO
EXECUTE/YES
I
N
O
U
T
END
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
8TRACK DIGITAL RECORDER
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
PREVIEW
EJECT
CHASE
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
CHARACTER
LOCATE MEMORY
INT
MIXDOWN
EDIT
SETUP
UNDO/REDO
PREV
NEXT
DISP SEL
STORE
RECALL
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
POWER
SHIFT
TC READY
TC GEN
M.UNDO
PREV TC
NEXT TC
TIME BASE SEL
HOLD
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
AUTO
PUNCH
LO-G
24bit
96kHz
REHEARSAL
LOCATE
VARI PITCH
-∞
-∞
TAKE
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
OPTICAL
P.EDIT
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
RECORD TRACK
5/13
RECORD
STOP
PLAY
REW
F
FWD
4
INPUT
6
7
8
MUTE
TRACK
1
2
3
5
RED
TRACK SHIFT
CH STATUS
ORANGE
REC
GREEN
PLAY
OFF
1/9
2/10
3/11
4/12
6/14
7/15
8/16
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
FOOT SW
ENVELOPE
ALL INPUT
ALL READY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
ALL INPUT
ACCESS
TC READY
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
0
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
<
a
d
a
t
デ
ジ
タ
ル
信
号
を
録
音
す
る
場
合
>
<注意
(
重
要
で
す
)
>
“DigitalIn”を“adat”に設定します。
VF160EXへデジタル録音するには、必ず本機と同じサンプリン
グ周波数(44.1kHz/16bit)のデジタル信号(S/P DIFまたは
adat)を入力してください。
録音するプログラムの選択
複数のプログラムが設定されている場合には、プログラム・セ
レクト機能で事前に録音するプログラムを立ち上げておきます。
これは、adatデジタル信号のch1~ch8が、トラック1~8へ録
音する設定です。つまりch1 の信号はトラック1へ、ch2の信号
はトラック2へというように、adatデジタル信号のチャンネルに
対応したトラックへ録音されます。
デジタル入力の設定
1. SETUP モードにある“DigitalIn”メニューで、VF160EX
のデジタル入力をつぎのように設定します。
具体的な設定方法については、SETUPモードの141ページを参照
してください。
2.“DigitalIn”の設定が済んだら[EXIT/NO]キーを押して、
SETUP モードから抜け出します。
ノーマル・ディスプレイに変わります。
<S/P DIF デジタル信号を録音する場合>
外部デジタル機器から正しいデジタル信号(S/P DIFまたはadat)
例として、“DigitalIn”を次のように設定します。
この設定では、S/P DIFデジタル信号のLchがトラック1へ、Rch
がトラック2 へ録音されます。
がDATA IN へ入力されていると、ディスプレイに
または
が点灯します。この表示が点滅するときは、正しいデジタル
信号が入力されていないことを示しています。接続ケーブルや外部
機器のデジタル出力設定などを確認してください。
このように、デジタル信号をS/P DIFに選択するときは、任意の
トラックが設定できます(L、Rに同じトラックは選択できません)。
<注意>
デジタル・インを“adat”に設定した状態で、VF160EXの[DATA
IN]端子にS/P DIFデジタル信号を入力するなどの接続は行わな
いでください。ノイズを発生したりVF160EXの動作が遅くなる
など、異常になることがあります。
88
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録音トラックの設定
デジタル録音は、基本的な録音で説明した「DIRECT 録音」で
のみ行えます。そのため録音する信号にイコライザーやエフェ
クトをかけることはできません。
1. [INPUT SEL] キーを押して、ch9~ch16がすべて“TRK”
になっていることを確認します。
もし、“IN”に設定されているチャンネルがある場合には、“TRK”
に設定し直してください。
2. [DIRECT-REC TRK]キーを押します。
録音トラックを選択する表示に変わります。
3.“DigitalIn”で設定したトラックの[CH STATUS/CH SEL]
キーを押します。
選択したチャンネルの[CH STATUS/CH SEL]キーが赤く点滅し
ます。
4. [EXIT/NO]キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻し
ます。
録音の開始
1. 録音するトラックに対応したチャンネル・フェーダーと、マ
スター・フェーダーを“0”位置まで上げておきます。
2. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押して、
VF160EXの録音をスタートさせると同時に外部デジタル機
器を再生させます。
レベルメーターには、現在入力されているデジタル信号レベルが表
示されます。デジタル録音では、VF160EX側で入力レベルなどの
調整は必要ありません。
3. [PHONES]つまみ/[M ON OUT]つまみを上げていくと、
モニター音が聞こえてきます。
4. 録音が終了したら[STOP]キーを押してVF160EXを停止
させ、外部デジタル機器も停止させます。
<覚えておきましょう!>
SETUP モードの“Digital In”メニューでデジタル録音
するトラックを設定した場合、デジタル録音にアサインさ
れていないトラックには、アナログ信号を同時に録音する
ことができます。
例えば、S/P DIFデジタル信号をトラック1 と2 に録音
しようとしたとき、残りの3~16トラックにはアナログ
信号が録音可能になります。また、adatデジタル信号を
録音するときは、トラック1~8にadatデジタル信号が
録音され、トラック9~16にアナログ信号が録音できる
ようになります。
この機能を活かし、adatデジタル信号/アナログ信号の
16トラック同時録音が実現します。ただし、あくまでも
“DIRECT 録音”による録音となります。詳細はこの後の
「16 トラック同時録音」を参照してください。
89
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16 トラック同時録音
ここでは、8 つのアナログ信号とadatデジタル信号の計16 トラック同時録音について説明します。
つまり、1~8 トラックにはFostexVC-8(D824mkII)などからのadatデジタル信号を録音し、9 ~16 トラックには8 つのア
ナログ信号をDIRECT 録音して16 トラック同時録音を実現します。
8 つのアナログ音源
INPUT A ~ H
VC-8
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
OPTICAL
ADAT/ANALOG CONVERTER
DIGITAL MODE
CLOCK
ANALOG INPUT MODE
1-2 1-4 1-8
POWER
STBY ON
75
WORD
OPTICAL INT(44.1k)
ON
OFF
ADAT
S/P DIF
LOCKED
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
D824mkII
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
AUTO RTN
CLIPBOARD
AUTO RTN
PRE/POST
COMP
AUTO PUNCH
REC ASSIGN
AUTO PLA
Y
START
IN
OUT
END
PGM SEL
EXIT/NO
EXECUTE/YES
IN
OUT
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
8TRACK DIGITAL RECORDER
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
PREVIEW
EJECT
CHASE
INT
CHARACTER
LOCATE MEMORY
MIXDOWN
STORE
EDIT
SETUP
UNDO/REDO
PREV
NEXT
DISP SEL
RECALL
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
POWER
SHIFT
TC READY
TC GEN
M.UNDO
PREV TC
NEXT TC
TIME BASE SEL
HOLD
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
AUTO
PUNCH
24bit
96kHz
REHEARSAL
TAKE
START
END
IN
OUT
A
PLAY
LOCATE
VARI PITCH
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
OPTICAL
P.EDIT
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
RECORD TRACK
5/13
RECORD
STOP
PLAY
REW
F
FWD
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
TRACK SHIFT
1/9
2/10
3/11
4/12
6/14
7/15
8/16
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
FOOT SW
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
ENVELOPE
ALL INPUT
ALL READY
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
ALL INPUT
ACCESS
TC READY
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
0
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
VC-8 (D824mkII)から正常なadatデジタル信号がVF160EX に
音源/外部機器の接続
入力されていると、ノーマル・ディスプレイ上に
ます。
が点灯し
1. VF160 の[DATA IN]端子にVC-8 (D824mkII)を接続し
ます。
5. マスター・フェーダーを“0”位置にしておきます。
2. 8 つの音源をA ~H [INPUT]端子へ接続します。
adat信号/モニター信号の確認
VC-8(D824mkII)の設定
1. [RECORD]キーを押します。
全トラックがインプット・モニターになります。
この状態でVC-8から信号を入力すると、レベル・メータの1~8
にその入力レベルが表示されます。
1. VC-8 (D824mkII)から、adatデジタル信号が出力される
ように設定します。
詳細は、VC-8(D824mkII)の取扱説明書を参照してください。
ch1~ch8のチャンネル・フェーダーを“0”位置まで上げ、[M ON
OUT]つまみまたは[PHONE]つまみを上げていくと、adat信号
がモニターできます。
VF160EX の“DigitalIn”設定
録音レベルはVF160EX 側で調整する必要はありません。チャン
ネル・フェーダーの操作はモニターの調整をするだけです。
1. SETUPモードにある“DigitalIn”メニューの設定を“、adat”
に設定します。
詳細は、141 ページのSETUP モードを参照してください。
アナログ入力信号の設定
1. ch 9 ~ch16 のチャンネル・フェーダーを“0”位置にし
ます。
録音トラック/マスター・フェーダーの設定
1. [INPUT SEL]キーを押します。
2. 各音源が入力されている [TRIM ]で、入力レベルを調整し
ch9 ~ch16 が[TRK]に設定されていることを確認します。
[IN]になっているch がある場合は[TRK]に切り換えます。
ます。
必要に応じて各チャンネル・フェーダーで入力を微調整します。
このときモニター音も聞こえてきます。
2. [DIRECT-REC TRK]キーを押します。
録音トラックを選択する表示に変わります。
3. ch 1 ~ch16 の[CH STATUS/CH SEL]キーを押して、
録音の実行
全トラッをREADY にします。
1. [RECORD]キーを押しながら[PLAY]キーを押して、録音
これで、VC-8(D824mkII)からのadatデジタル信号(ch1~Ch8)
がトラック1 ~8 へ録音され、A ~H [INPUT]からの入力信号が
トラック9 ~16 へ録音されるようになります。
を開始します。
録音開始と同時にVC-8 (D824mkII)からのadatデジタル信号を
入力し、アナログ音源の信号も入力します。
4. [EXIT/NO]キーを押して、ノーマル・ディスプレイに戻し
ます。
以上で、8 つのアナログ信号(8 チャンネル)とadatデジタル信
号(8 チャンネル)の16 トラック同時録音が実現します。
90
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M IDIクロック同期システム
VF160EX に内蔵されているプログラマブル・テンポマップに従って、M IDIクロック&ソング・ポジション・ポインタを出力する
ことで、ハードウエア・タイプのシーケンサーなどを外部同期走行させることができます。
この同期システムでは、VF160EX がマスターとなり、M IDIシーケンサーがスレーブとなります。
MIDI clock & song position ponter
MIDI IN
MIDI Sound Source
ST OUT L, R
MIDI OUT
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
Master Recorder
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
MIDI OUT
MIDI IN
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MIDI Sequencer
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
外部機器の接続と設定
M IDIクロック同期の確認
1.
V
F
1
6
0
E
X
の
[
M
I
D
I
O
U
T
]
端
子
と
M
I
D
I
シ
ー
ケ
ン
サ
ー
の
[
M
I
D
I
録音中、および録音後再生するときは、設定したテンポマップ
に従ってタイムベース(BAR/BEAT/CLK)が表示され、同
時にM IDIクロック&ソング・ポジション・ポインタを出力し
ます。
IN]端子を接続します。
2. M IDIシーケンサーを「M IDIクロックによる外部同期」にセッ
トし、自動演奏されるM IDI音源をVF160EX の[INPUT]
端子へ接続します。
このとき、VF160EXの走行位置(BAR/BEAT/CLK)と、同
期しているM IDIシーケンサの走行位置が合致していることを
確認します。
詳細は、M IDIシーケンサーに付属している取扱説明書を参照して
ください。
正常に同期しない場合には、接続/ケーブルの確認、および両
機の設定などを再確認してください。
VF160EX の設定
1. VF160EX からM IDIクロック&ソング・ポジション・ポイ
ンタが出力できるよう、SETUP モードの「M IDI同期出力
信号の設定」を“CLK”に設定します。
<注意>
VF160EXは“、ABS 0”の位置を初期設定で“-002BAR/1BEAT/
00CLK”の位置に設定してあります。
設定の詳細は、SETUP モード129ページの「M IDI同期出力信号
の設定」を参照してください。
これは、M IDIシーケンサなどが同期するまでの時間を考慮して設
定されています(すぐには同期しません)。
これにより、ABS 0から再生を行うと、1小節までには同期が完
了し、曲の頭から同期させることが可能になります。
2. SETUPモードの「拍子の設定」、および「テンポの設定」に
おいて、任意の小節における拍子とテンポを設定します。
これらの設定で「テンポ・マップ」が作成されます。
“-002BAR/1BEAT/00CLK”(BARのオフセット値)は、SETUP
モードの「拍子の設定」において、-002 ~-009 の範囲で任意に
変更することが可能です(詳細は133ページの「拍子の設定」を
ご覧ください)。
設定の詳細は、SETUP モード133ページの「拍子の設定」、およ
び135 ページの「テンポの設定」を参照してください。
3. 設定したテンポ・マップに従ってクリック音を出力する場合
には、SETUP モードの「メトロノーム機能」を“On”に
設定します。
設定の詳細は、SETUP モード136 ページの「メトロノーム機能
の設定」を参照してください。
4. [SHIFT]キーを押しながら[DISP SEL]キーを押して、タ
イムベースを“BAR/BEAT/CLK”表示に切り換えます。
91
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M TC 同期/マシン・コントロールシステム
ここでは、M M C(M IDIマシン・コントロール)を使ったコンピュータからのリモート・コントロール、およびM TC(M IDIタイ
ムコード)出力による同期システムについて説明します。
VF160EX は、プログラムのABS 0 の時刻をM TC の何時にするかの設定(M TC オフセット)を行う必要があります。
また、外部からM M C を受けて、所定の動作を行うことができます。この際、VF160EX はSETUP モードの「デバイスID の設定」
メニューでデバイスIDを設定できますので、コンピュータからの送信メッセージ内のデバイスIDを変えることにより、複数のVF160EX
に対する個別のコントロールが可能となります。
MMC
MIDI IN
MIDI Sound Source
ST OUT L, R
MIDI OUT
MIDI IN
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
UNBAL
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
Master Recorder
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
MIDI OUT
MIDI IN
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
Computer System
with
MMC/MTC software
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHA
N
T
OM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
MIDI OUT
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
3. SETUP モードの「M TC オフセット・モードの設定」にお
いて、上記設定したM TCオフセット時間をABS 00m 00s
00f00sfの位置で出力するか、テンポマップ上の001bar
外部機器の接続
1. VF160EX の[M IDIIN/OUT] 端子とコンピュータ(with/
M IDIインターフェイス)の[M IDIIN/OUT]端子を接続し
1 00clkの位置で出力するかを設定します。
設定の詳細は、SETUP モード139ページの「M TC オフセット・
モードの設定」を参照してください。
ます。
コンピュータには、M M C/M TC 対応のシーケンス・ソフトウエア
を立ち上げておきます。
4. SETUP モードの「M TC フレーム・レートの設定」におい
て、シーケンス・ソフトウエアで設定したフレーム・レート
外部機器の設定
と同じ値に設定します。
1. シーケンス・ソフトウエアで、下記の設定を行います。
・ M TC による外部同期モード(EXTERNAL SYNC)に設定し
ます。
設定の詳細は、SETUPモード138ページの「M TC フレーム・レー
トの設定」を参照してください。
5. SETUPモードの「M IDIデバイスIDの設定」において、シー
ケンス・ソフトウエアのM M C デバイス・ナンバーと同じ
・ M M C を出力するように設定します。
・ M TC のフレーム・レートを設定します。
・ 曲のスタート時間(何時のM TC を1 小節めにするか)を設定
します(後述のM TC オフセット関連の注意を参照してくださ
い)。
値に設定します。
シーケンス・ソフトウエアが“7F”で送信する場合“、ALL DEVICE”
を意味していますので、特に設定の必要は有りません。なお、VF160EX
の送信デバイスID もこの設定に連動します。
設定の詳細は、SETUP モード143ページの「M IDIデバイスID の
設定」を参照してください。
VF160EX の設定
1. VF160EXからM TC が出力できるよう、SETUPモードの
「M IDI同期出力信号の設定」を“M TC”に設定します。
設定の詳細は、137ページSETUP モードの「M IDI同期出力信号
の設定」を参照してください。
6. [SHIFT]キーを押しながら[DISP SEL]キーを押して、タ
イムベースを“M TC”に切り換えます。
2. SETUP モードの「M TC オフセットの設定」において、任
意のM TC オフセット値を設定します。
設定の詳細は、SETUP モード138ページの「M TC オフセットの
設定」を参照してください。
92
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M TC 同期/M M C の確認
M TC オフセット&シーケンス・ソフトの設定
1. 録音中、および録音後の再生時は、設定に従ってM TC 時間
がディスプレイに表示され、同時刻のM TC を出力します。
このとき、VF160EX の走行位置(M TC)と、同期しているシー
ケンス・ソフトの走行位置が合致しているかを確認します。
M TC同期を行うときには、入力されたM TCの1時(01H
00M 00S 00F)でシーケンス・ソフトの1 小節目が外
部同期するように設定(Song StartTime等:ソフトに
よって呼称が異なります)することをお勧めします。
※多くのシーケンス・ソフトは23H 59M 59S 2*Fから00H
00M 00S 00F の間でいったん同期がはずれてしまいます。
VF160EXがこの時刻を連続して出力しても一旦同期がはず
れてしまい、再度00H 00M 00S 00Fから同期し始め同期
が完了するまで1~2秒かかってしまいます。このため多く
の方が同期が完了する3小節程度から実際の曲データを書き
込み始めています。シーケンス・ソフトの1小節目から同期
させるために、上記のようにシーケンス・ソフトの1小節目
が入力されたM TC の01H 00M 00S 00F で同期するよう
設定するわけです。
2. シーケンス・ソフトウエアからPLAY、STOP、LOCATEな
どのM M C コマンドをVF160EX へ送り、VF160EX が正
しく動作するかを確認します。
正常なM IDIコマンド(M M C)を受信すると、VF160EX のディ
スプレイに“M IDI”表示が約40msec間点灯します。
VF160EX には、M M C を受信するための設定はなく、外部機器か
ら正常なM IDI信号が入力されることで動作するようになっていま
す。
※また、シーケンス・ソフトの初期設定では、M TCの0時(00H
00M 00S 00F)で1小節目が外部同期するような設定になっ
ている場合が多数です。そして、VF160EXのM TC OFFSET
の初期設定は00H 59M 57S 00Fになっています。この設
定のままM M C &M TC で同期させると、“シーケンス・ソフ
トの1小節”=“VF160EXが出力するM TCの00H 00M 00S
00F”=“VF160EX のABS 23H 59M 57S 00F”で同期
してしまいます。これでは、プログラムの終わりの方に楽曲
が録音されてしまい、混乱の原因となる場合があります。
録音の実行
VF160EXとM IDIシーケンサをM IDIクロック同期させながら、
各種録音作業を行います。
スレーブ・モードによる同期システム
M TC 出力が可能な外部M IDI機器(マスター機)から出力されるM TC 時刻と同じ時刻でVF160EX を走行させる(スレーブ機)手
順を説明します。ここではM TC のみ出力する機器の場合として進めます。
MTC
Sound Source
MIDI IN
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
UNBAL
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
INSERT
L
R
BAL
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
MIDI OUT
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
Computer System
with
MMC/MTC software
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHANTOM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
TIME BASE
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
1
2
3
4
5
6
7
8
TRACK
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
93
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外部機器の接続と設定
チェイス・ロックの確認
1. 外部M IDI機器(マスター機)の [M IDIOUT]端子と、
VF160EX の[M IDIIN]端子を接続します。
1. シーケンス・ソフトウエアをPLAYすると、VF160EXのディ
スプレイに“M TC”が点灯すると共に“CHASE”の点滅が
点灯に変わり、チェイス・ロックが完了します。
シーケンス・ソフトウエアが出力するM TC と、VF160EX が表示
しているM TCの時間が、同じ時間であることを確認してください。
2. 外部M IDI機器(マスター機)で下記項目を設定します。
● M TC を出力するように設定します。
● 出力するM TC のフレーム・レートを確認します。
● 曲がスタートするとき出力するM TC の時刻を確認します。
* 詳細は、ご使用になる機器の取扱説明書を参照してください。
2. シーケンス・ソフトウエアをSTOP させるとM TC が途切
れるため、VF160EX は停止します。
VF160EX のディスプレイに点灯していた“CHASE”が点滅に変
わります。
VF160EX の設定
3. シーケンス・ソフトウエアがFF/REW 時には、VF160EXは
停止したままですが、再生/録音を開始するとすぐにチェイ
1. SETUPモードの「M TCオフセット時間の設定」において、
任意のオフセット時間を設定します。
ス・ロックします。
正常にチェイス・ロックしない場合には、双方の接続/ケーブルお
よび各設定を確認し直してください。
設定の詳細は、SETUP モード138ページの「M TC オフセット時
間の設定」を参照してください。
2. SETUP モードの「M TC オフセット・モードの設定」にお
いて、希望のオフセット・モードを設定します。
設定の詳細は、SETUP モード139ページの「M TC オフセット・
モードの設定」を参照してください。
<ワンポイント・アドバイス>
●同期信号“Va ri”について:
VF160EX をM TC のみでチェイス・ロックさせる場合には、外
部からのM TC によって常にバリピッチがかかっています。この
状態でVF160EXから外部デジタル機器へデジタル信号を出力し
た場合、VF160EX のスピード偏差(≒マスターのM TC スピー
ド偏差)に追従できず、外部デジタル機器がデジタル信号を入力
できずに途切れたりする場合があります。
3. SETUP モードの「M TC フレーム・レートの設定」におい
て、シーケンス・ソフトウエアと同じフレーム・レートに
設定します。
設定の詳細は、SETUPモード138ページの「M TCフレーム・レー
トの設定」を参照してください。
この対処法としては、セットアップ・モードにある「スレーブ・
タイプの設定」を“Free”に設定します。この設定により、VF160EX
はチェイス・ロック完了後内部クロックによる自走運転となるた
め、安定したデジタル信号を外部デジタル機器へ供給することが
可能になります。なお、この設定では、マスター機とスレーブ機
とのM TCのズレが「10フレーム」を越えた場合、チェイス・ロッ
クが外れたと解釈し、スレーブ機は再度マスター機との位置合わ
せを実行します(= リチェイス動作)。
4. SETUP モードの「スレーブ・モードの設定」において、本
機のスレーブ・モードを“On”に設定します。
設定の詳細は、SETUP モード139 ページの「スレーブ・モード
の設定」を参照してください。
5. SETUP モードの「スレーブ・タイプの設定」において、ス
レーブ・タイプを“Vari”に設定します。
設定の詳細は、SETUP モード140 ページの「スレーブ・タイプ
の設定」を参照してください。
リチェイス動作中は音声出力がミュートされ、デジタル信号も途
切れます。またズレが10フレーム以内であれば、スレーブ機は
そのズレを容認したまま走行します。
6. [SHIFT]キーを押しながら[DISP SEL]キーを押して、タ
イムベース表示を“M TC”に切り換えます。
<ご注意>
●通常、「スレーブ・タイプの設定」を“Vari”にすると、VF160EX
は常にバリピッチをかけてマスターとなるM TC に追従します。
しかし、SETUP モードの「デジタル・インの設定」で“adat”
または“S/PDIF”に設定されている場合には、入力されるデジ
タル信号による「ワード・クロック外部同期走行」となります。
したがって、「デジタル・インの設定」を行ったときは、「スレー
ブ・タイプの設定」を“Vari”に設定していてもバリピッチをか
けての追従は行わず、一旦ロックが完了した後はデジタル入力信
号による外部同期走行となりますので、ご注意ください。
<M TC 関連設定時の注意>
「M TC オフセット時間の設定」と「M TC オフセット・モードの
設定」によって、ABS 0 または001BAR 1 00CLK の位置で設
定したM TC(M TC オフセット時間)を出力するかを設定しまし
たが、シーケンス・ソフトウエアで設定した曲のスタート時間に
よって、つぎのように設定してください。
●オフセット・モード=ABS の場合:
シーケンス・ソフトウエアで設定した曲のスタート時間よりも5
秒程度手前の時間にM TC オフセット時間を設定します。VF160
はM TC が入力されてもすぐにチェイス・ロックするわけではあ
りません。VF160EXを曲の頭から同期させるには、シーケンス・
ソフトウエアでプリロールなどを設定し、実際の曲の頭より手前
からプレイして、VF160EX を曲の頭までに同期させるようにし
ます。
●VF160EX がM TC のみでチェイス・ロックが可能なのは、マス
ター機(コンピュータ)からのM TC のスピード偏差が±5.6
%以内の場合です。
この範囲内のM TC に対しては、内部的に常にバリ・ピッチをか
けて追従します。なお、スピード偏差が範囲外のM TC に対して
はチェイス・ロックは行えません。また、マスターのスピード偏
差が大きい場合には、録音を行う前に一旦再生させて、VF160EX
にマスターのスピード学習させることを推奨します。これにより、
2回目以降はロックが早くなります。
●オフセット・モード=BAR の場合:
シーケンス・ソフトウエアで設定した曲のスタート時間と同じ時
間にM TC オフセット時間を設定できます。VF160EX は前述の
ように、ABS 0の位置を[-002BAR 1 00CLK]の位置に設定して
いますので、上記のような同期に要する時間がすでに設定されて
いるわけです。なお、手前2小節分の時間は、SETUP モードの
「拍子の設定」メニュー、および「テンポの設定」メニューの1小
節めの設定によってその長さが変わります(例:テンポを遅くす
る= 長くなる)。
録音の実行
外部M IDI機器(マスター機)とVF160EXを同期させながら、
各種録音作業を行います。
94
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“AdatM ixerM ode”の利用方法
ここでは、
“
A
d
a
t
M
ixe
r
M
o
d
e
”
(
=
全ト
ラ
ッ
ク
の
イ
ン
プ
ッ
ト
モ
ニ
タ
ー
)
の
利
用
方
法
に
つ
い
て
説
明
し
ま
す
。
“AdatM ixerM ode”を利用すると、下の図のようにサウンド・カードを搭載したパソコンとVF160EX を組み合わせて録音する
場合に便利です。このシステム例では、VF160EX をパソコンのオーディオ・トラックのモニター・ミキサー(下図ch 1 ~ch 8
のフェーダーがその役割を担当)として、生楽器のサウンドをパソコンへ送出する際のAD コンバータ([TRIM ]つまみでレベルを
調整し、ロー・レーテンシー・モニターが可能)として、さらにはM IDI音源などのモニター・ミキサー(下図ch 9~ch 14のフェー
ダーがその役割を担当)として活用し、これらのサウンド・ソース(16 トラック)を同時に録音することも可能になります。
<ご注意>
●“AdatM ixerM ode”は、“DIRECT(ダイレクト)録音”を実行する場合のみ有効で、“BUSS(バス)録音”では機能しません。
BUSS 録音を行う際“AdatM IxerM ode”をオンにしようとすると、録音モードを変更する表示(“Rec M ode Change!”を表示
して“Sure?”が点滅)に変わります。ここで、[ENTER/YES]キーを押すと、録音モードがDIRECT 録音モードに変更になると同
時に“AdatM ixerM ode”がオンになります。また、[EXIT/NO]キーを押すとBUSS 録音が継続されます。
●“INPUT SEL”(IN またはTRK の設定)において、“IN (Input)”に設定されているトラックは、“AdatM ixerM ode”をオンにして
もインプットモニターにはなりません。
MTC
MIDI IN
MIDI OUT
MIDI IN
MIDI Sound Source
Computer System
with
M M C/M TC対応
M IDI & AUDIO統合型
software
adat OUT
adat IN
MIDI IN
MIDI OUT
adat OUT
adat IN
INPUT
1/9/A
2/10/B
3/11/C
4/12/D
5/13/E
6/14/F
7/15/G
UNBAL
8/16/H
MON OUT
PHONES
BAL
INSERT
UNBAL
INSERT
L
R
BAL
&
Adat OPTICAL対応
サウンド・カード
TRIM
MON OUT
PHONES
LINE
MIC
PEAK
1/9/A
LINE
MIC
PEAK
2/10/B
LINE
MIC
PEAK
LINE
MIC
PEAK
4/12/D
LINE
MIC
PEAK
5/13/E
LINE
MIC
PEAK
6/14/F
LINE
MIC
PEAK
7/15/G
LINE
MIC
PEAK
8/16/H
0
10
0
10
3/11/C
CH STATUS
ORANGE
INPUT
RED
REC
GREEN
PLAY
OFF
MUTE
SCENE
CLEAR
CH STATUS/CH SEL
RECALL
STORE
OPTICAL
DIRECT RCL
EFF1
MAP
EFF EDIT
EFF2
A
C
C
E
SS
+6
0
+6
0
MUTE
MUTE
PHA
N
T
OM
EQ/COMP
HI-G/F/Q
EFF1/EFF2
PRE/POST
COMP
REC ASSIGN
BUSS
SOURCE REC TRK
DIRECT
REC TRK
-10
-10
INPUT SEL
DISP SEL
PGM SEL
SETUP
AUX1/AUX2
MID-G/F/Q
INT
MIXDOWN
-20
-30
-20
-30
AUTO RTN
AUTO PUNCH
IN OUT
TIME BASE
PRE/POST
PAN
CLIPBOARD
ALIGN SEL
A
RTN
START
END
IN
OUT
A
PLAY
-40
-50
-60
-40
-50
-60
LO-G
パソコン上のAUDIO ト
ラック1~8のモニター・
レベルをコントロールし
ます。
-∞
-∞
1
2
3
4
5
6
7
MARK
SCENE SEQ.
SCRUB
FADER
CH VIEW
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
CH PARAM EDIT
6
7
8
MUTE
TRACK
1
2
3
4
INPUT
5
RED
CH STATUS
ORANGE
REC
GREEN
PLAY
OFF
CH STATUS/CH SEL
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
PREV
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
NEXT
0
+6
0
+6
0
+6
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
-10
-10
-10
LEVEL
EJECT
ADJUST
-20
-30
-20
-30
-20
-30
ENTER/YES
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
-40
-50
-60
-∞
SHIFT
JOG
SHUTTLE
9
A
10
B
11
C
12
D
13
E
14
F
15
G
16
H
TRACK
INPUT
MASTER
マスター・レベルを調整します。
生楽器のモニター・レベルを
コントロールします。
M IDI音源のモニター・レベルを
コントロールします。
VF160 の設定
外部機器との接続
1. SETUPモードにある“デジタル入力の設定”および“デジ
1. サウンド・カードを搭載したパソコンのadatIN/OUT端子
と、VF160EXの[DATA IN]/[DATA OUT]を接続します。
タル出力の設定”を、共に“adat”に設定します。
設定の詳細は、SETUP モードの141ページおよび142ページを
参照してください。
2. パソコンのM IDIOUT端子と、M IDI音源/VF160EXの[M IDI
IN]端子を接続し、VF160EXのインプット1~6へM IDI音
源を入力します。
2. ノーマル・ディスプレイの状態で、[SHIFT]キーを押しな
がら [INPUT SEL]キーを押して、“AdatM ixerM ode”(=
全トラックをインプットモニターにする)をオンに設定し
ます。
3. 生楽器(マイク、ギターなど)の音源をインプット7と8へ
入力します。
4. VF160EX の[M IDIOUT]端子とパソコンのM IDIIN 端子
を接続し、VF160EX からM TC を出力します。
95
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チェーン・プレイ機能(プログラムの連続再生)
チェーン・プレイとは、VF160EX で記録した複数のプログラムを、あらかじめ作成する「プレイ・リスト」に従って順番に再生す
る機能です。図-1 のように、記録済みのプログラム・ナンバー順に再生したり、ランダムに再生することができます(プレイ・リ
ストには、最大99 までのプログラムが設定できます)。
Program 4
Program 4
Program 2
Program 5
Program 3
Program 8
Program 1
Program 1
プログラム・ナンバー順に再生
ランダムに再生
<図-1 >
また、プレイ・リストに設定したプログラムは、図-2 のようにプログラムの“ABS 0 ~REC END 間”を再生したり、図-3 のよ
うに“指定した範囲”(*)のみを再生することが可能です。
<ご注意>
任意に指定した範囲とは、各プログラムにおいて任意に設定する“Auto Return Startポイント”と“Auto Return Endポイ
ント”間のデータを指しています。したがって、これらの各ポイントが設定されていないプログラムや、正しくポイントが設定
されていないプログラムでは、自動的に“ABS 0 ~REC END 間”を再生します。“Auto Return Startポイント”と“Auto
Return End ポイント”の設定については前述59 ページを参照してください。
ABS 0
Auto Rtn End
point
REC END
Auto Rtn Start
point
Program 1
Program 1
Auto Rtn Start
Auto Rtn End
point
point
REC END
Program 5
Program 8
Program 4
Program 5
ABS 0
REC END
REC END
Program 8
Program 4
Auto Rtn Start
point
Auto Rtn End
point
REC END
<図-2 >
<図-3 >
さらに、チェーン・プレイを実行するプレイ・モードには3 つのタイプ(“Pause”、“A.Play”、“Repeat”)があり、SETUP モー
ドにある“Chain Play”メニューで選択することが可能です(初期設定は“Off”になっています)。
プレイ・リストに設定されているプログラムごとに再生するモードです。
Pause
A. Play
1曲目の再生が終了すると同時に、2曲目の先頭(ABS 0またはAuto Return Startポイント)で停止します。
2 曲目を再生するには再度[PLAY]キーを押します。3 曲目以降も同じ操作を繰り返します。
プレイ・リストに設定されている全てのプログラムを、連続再生するモードです。
最終曲の再生が終了すると同時に、1 曲目の先頭(ABS 0 またはAuto Return Startポイント)で停止しま
す。再度[PLAY]キーを押すと、1 曲目から連続して再生できます。
“A. Play”モードと同様、プレイ・リストに設定されている全てのプログラムを連続再生するモードです。
ただし、“Repeat”モードでは[STOP]キーを押して強制的に停止させるまで、プレイ・リストに設定され
たプログラムを繰り返し再生を続けます。
Repeat
96
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“
E
N
D
”が点滅している状態で[JOG] ダイヤルを回すと、現在記
プレイ・リストを作成する
録されている各プログラムのナンバー(P01~P10)以外に“、ALL”、
“INS”、“DEL”が選択でき、それぞれ下記の用途に合わせて選択
します。
チェーン・プレイを実行するためには、再生したいプログラム
(全て、または任意)を選択して、プレイ・リストを作成しま
す。プレイ・リストには最大99までのプログラムが設定でき
ます。
指定したリスト・ナンバーを含み、それ以降のリスト
END
ALL
全てをクリアするときに選択します(後述の「全ての
プレイ・リストを削除」を参照)。
ここで記載する作成例は、現在VF160EXのカレント・ドライ
ブに、10個の記録済みプログラムがあることを前提にして、全
プログラムを選択する方法と、ランダムに5つのプログラムを
選択する方法です。
プレイ・リストに全てのプログラムを指定するときに
選択します。ただし、この“ALL”はリスト・ナンバー
1(C01)でのみ選択可能で、他のリスト・ナンバー
では選択できません(後述の「全プログラムを選択し
てプレイ・リストを作成」を参照)。
指定するリスト・ナンバーに、任意のプログラムを追
加(インサート)するときに選択します(後述の「リ
ストにプログラムを追加」を参照)。
1. VF160EX が停止状態で [SETUP]キーを押します。
SETUP モードへ入り、SETUP メニューを選択する画面に変りま
す。
INS
指定するリスト・ナンバーのプログラムを、任意に削
除するときに選択します(後述の「リストのプログラ
ムを削除」を参照)。
DEL
指定したリスト・ナンバーに任意のプログラムを設定
するときに選択します。すでにプログラムが設定され
ている場合は、新たに選択するプログラムに上書きさ
れます。現在、ドライブ上に記録されているプログラ
ムが個々に選択できます(後述の「任意のプログラム
を選択してプレイ・リストを作成」を参照。
P01
̃
2. [JOG]ダイヤルで、SETUPメニューの23番目(R23)に
ある“Chain Play List”メニューを選択して、[ENTER/YES]
Pnn
キーを押します。
プレイ・リストを作成するモードへ入り、初期設定では下図のよう
に“C01:END”が反転します。
“C01”はリスト・ナンバーを示し、“END”はプレイ・リストが何
も設定されていないことを示しています。
全プログラムを選択してプレイ・リストを作成
例として、現在カレント・ドライブ上に記録されているすべて
のプログラム(P01 ~P10)を選択して、プレイ・リストを
作成します。
1.“END”が点滅している状態で、[JOG]ダイヤルを回して“ALL”
を選択した後 [ENTER/YES]キーを押します。
[JOG]ダイヤルを左に回すと、速やかに“ALL”を表示します。
“ALL”を選択して[ENTER/YES]キーを押すと、下記例のように
記録されている全プログラムがプレイ・リストに設定されます。
3. 続けて [ENTER/YES]キーを押します。
“END”が点滅に変わり、リスト・ナンバー1にプログラムが選択
可能になります。
[JOG]ダイヤルを左に回すと、作成したプレイ・リストが確認で
きます。このとき、リストの一番最後には“C11:END”が表示
され、リスト・ナンバー11以降にはプログラムが設定されてい
ないことを示します。
97
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2.
[E
X
IT
/N
O
]
キー
を
押
し
ま
す
。
2
.
つぎに、
[J
O
G
]
ダ
イ
ヤ
ル
で、“
C
0
2
:
E
N
D
”を反
転
さ
せ
て
プレイ・リストが作成されると同時に“Chain Play List”メニュ
から抜け出し、“Chain Playモード”が設定できるようになります
[ENTER/YES] キーを押します。
前述と同様、“C02:END”の“END”が点滅します。
(初期設定では“Off”になっています)。
この後、次ページ記載の「チェーン・プレイのプレイ・モードを
設定」を参照して、希望の“Chain Playモード”を設定します。
<ご注意>
プレイ・リストが作成された状態で、本書71ページ記載の「プ
ログラムの削除」機能を使い、リストに設定されている範囲に
ある任意のプログラムを削除すると、あらかじめ作成したプレ
イ・リストは全て削除されてしまいます(“C01:END”表示に
なります)。
3.“END”が点滅している状態で[JOG]ダイヤルを回し、今
度は“P03”を選択して[ENTER/YES]キーを押します。
前述と同様、プレイ・リスト2(C02)にプログラム3(P03)が
設定されます。
例えば、「プログラムの削除」機能において、プログラム1 ~
10がリストに設定されている状態で、プログラム5のみを削
除しようとすると、ディスプレイに“[W ARNING]Play List
Deleted”を表示して、リスト全てが削除されることを警告し
ます。ただし、プログラム11などリストに該当していないプ
ログラムを削除しても、プレイ・リストには影響ありません。
任意のプログラムを選択してプレイ・リストを作成
例として、10個のプログラムから任意に5つを選択して、下
記の順にプレイ・リストを作成します。
:C01 →プログラム5(P05)
:C02 →プログラム3(P03)
:C03 →プログラム1(P01)
:C04 →プログラム2(P02)
:C05 →プログラム4(P04)
同じ要領で、プレイ・リスト3~5に各プログラムを設定してい
きます。
1.“END”が点滅している状態で、[JOG]ダイヤルを回して“P05”
を選択した後 [ENTER/YES]キーを押します。
[JOG]ダイヤルを右に回していくと、希望のプログラムが選択で
きます。任意のプログラムを選択すると同時に、プログラム名(下
記例では“#0005”)が9 文字まで表示されます。
4. 希望のプログラムをプレイ・リストに設定した後、[EXIT/
NO]キーを押します。
プレイ・リストが作成されると同時に“Chain Play List”メニュー
から抜け出し、“Chain Playモード”が設定できるようになります
(初期設定では“Off”になっています)。
“P05”を選択して[ENTER/YES]キーを押すと、プレイ・リスト
1(C01)にプログラム5(P05)が設定されます。
この後、次ページ記載の「チェーン・プレイのプレイ・モードを設定」
を参照して、希望の“Chain Playモード”を設定します。
98
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チェーン・プレイのプレイ・モードを設定
<“Off”以外に設定した場合の注意>
● プレイ・モードが“Off”以外に設定されているときは、AUTO
PUNCH モード/LOOP モードに入ることはできません。
“[W ARNING]Void Chain Play!”を表示して、操作は無効
となります。
プレイ・リストが作成できたら、プレイ・モードを設定します。
下記操作例は、前述の「プレイ・リストを作成」に引続きプレ
イ・モードを設定することを前提にしています。
● プレイ・モードを“Repeat”に設定したときは、SETUPモー
ドから抜け出すと同時にプレイ・リストの先頭(ABS 0ま
たはAuto Return Startポイント)から、自動的に再生が
始まります。“Pause”または“A.Play”設定時では停止し
たままとなります。
1.“Chain Play”メニューの“Off”が点滅している状態で、[JOG]
ダイヤルを回して希望のプレイ・モードを選択します。
プレイ・モードは“、Off”以外に“Pause”“、A.Play”または“Repeat”
が選択できます(各モードの詳細は前述**ページを参照)。
● プレイ・モードが“Off”以外に設定されているときのプロ
グラム・チェンジ([PGM SEL]キー)は、プレイ・リスト
に設定されているプログラムのみ切り換えが可能です(後
述100ページの「プレイ・モード設定時のプログラム・チェ
ンジ」を参照してください)。
<チェーン・プレイで再生時の注意>
通常、プレイ・モードが“Off”以外に設定されると同時に、プ
レイ・リスト1(C01)のスタート・ポイントへ移動して停止
しますが、万一レコーダーを操作して、Auto Return Startポ
イントとEnd ポイント以外(あるいはREC END 以降)に移
動すると、ディスプレイのリスト・ナンバー表示部には“Out
ofZone”を表示します。これは、レコーダーがチェーン・プ
レイ動作範囲外にいることを示しています。この状態でチェー
ン・プレイを実行しようとしても、正常に動作しません。特に、
Outポイント(またはREC END)より後からチェーン・プレ
イを実行すると、次の曲に移れなくなります。
<ご注意>
再度スタート・ポイントへ移動させるには、次項「プレイ・モー
ド設定時のプログラム・チェンジ」を利用して、スタートさせ
たいプログラムに切り換えてください。
● 設定したプレイ・モードは、「電源をオフ」したり後述の「プ
レイ・リストの編集」を実行すると、初期設定(Off)に戻っ
てしまいます。そのため、チェーン・プレイを実行するに
は再度プレイ・モードを設定し直してください。
● プレイ・リストが作成されていない状態でプレイ・モード
を設定しようとすると“、[W ARNING]IllegalPlay List!”が
表示され、設定できません。
2. プレイ・モードを選択した後、[ENTER/YES] キーを押し
ます。
選択したプレイ・モードが設定されると同時にSETUPモードから
抜け出し、プレイ・リスト1に設定されたプログラムの先頭表示(ABS
0またはAuto Return Startポイント)に変ります。この状態で[PLAY]
キーを押すと、設定したプレイ・リストとプレイ・モードに基づい
て再生を開始します(プレイ・モードがA. PlayおよびRepeatに
設定されているときは、自動的に再生が始まります)。なお、プレ
イ・モードは、下の図のように走行開始と同時に、数秒ディスプレ
イ上に表示されます。
プレイ・モード設定時
のノーマル表示例
走行開始と同時に表示
されるプレイ・モード
表示例
99
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プレイ
・
モ
ー
ド
設
定
時
の
プ
ロ
グ
ラ
ム
・
チ
ェンジ
プレイ・リストを編集
プレイ・モードが“Off”以外に設定されているときは、通常
のプログラム・チェンジと異なり、現在プレイ・リストに設定
されているプログラム間での切り換えが可能です。チェーン・
プレイを開始するリスト・ナンバーを任意に変更するとき便利
です。
プレイ・リストに設定されているプログラムを任意に入れ替え
たり、削除したり、あるいは新たなプログラムをリストにイン
サートすることができます。
リストから任意のプログラムを削除(または入れ替え)
<ご注意>
作成したプレイ・リストから任意のプログラムを削除したり、
プログラムを入れ替えます。
通常のプログラム・チェンジを行うには、VF160EXの電源を
入れ直すか、前述「チェーン・プレイのプレイ・モード」を“Off”
に設定し直してください。
1. 停止状態で[SETUP]キーを押して、SETUPモードへ入り
ます。
下記操作は、プレイ・モードが“Off”以外に設定されている
状態で、プレイ・リスト先頭のプログラムが立ち上がっている
ことを前提にしています。
初期設定では、“Signature Set”メニューが反転します。
2. [JOG]ダイヤルで“Chain Play List”メニューを選択し
て、[ENTER/YES] キーを押します。
1. 停止状態で[SHIFT]キーを押しながら[PGM SEL]キーを
現在作成されているプレイ・リストの一覧が表示されます。
押します。
“SelectChange No!”を一瞬表示した後、下記例のような表示に
変わり、現在立ち上がっているプログラムのリスト・ナンバーと“Sure?”
が点滅します。この状態で[JOG]ダイヤルを回すと、リストに設
定されている他のプログラムが選択できます。
3. [JOG] ダイヤルで削除したいリスト・ナンバーを選択し
て、[ENTER/YES] キーを押します。
選択したリスト・ナンバーに選択されているプログラムのナン
バーが点滅する表示に変ります。
下記例は、リスト・ナンバー3(C03)を選択した場合の表示例
で、“P03”が点滅します。
2. [JOG]ダイヤルで希望のリスト・ナンバーを選択して、[ENTER/
YES]キーを押します。
選択したリストのプログラムに切り替り、そのプログラムの先頭(ABS
0またはAuto Return Startポイント)表示に変ります。下記図は、
リスト・ナンバー“C04”に設定されているプログラム4(P04)
が立ち上がった場合の表示例です。
このように、プレイ・モードが“Off”以外に設定されている
状態でプログラム・チェンジすると、チェーン・プレイを開始
するプログラムを容易に変更することができます。
4. [JOG] ダイヤルで“DEL”(または希望のプログラム)を
選択して、[ENTER/YES]キーを押します。
プログラムを削除するには“DEL”を選択し、プログラムを入れ
替えるには希望のプログラム・ナンバーを選択します。
100
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削除を実行すると、下の図のように削除した後のプログラムが
すべて繰り上がります。
● 全てのプレイ・リストを削除する
現在作成されている全てのプレイ・リストを、一度に削除し
ます。
下記操作は、前述「個々のリストを削除する」の<操作-2>
と同様、作成されているプレイ・リストが表示されているこ
とを前提にしています。
1.“リスト・ナンバー1(C01)”が選択(反転)されている
状態で、[ENTER/YES] キーを押します。
下記例のように、リスト・ナンバー1(C01)のプログラム・ナ
ンバーが点滅します。
リスト・ナンバー1が選択されていないときは、[JOG] ダイヤ
ルでリスト・ナンバー1を選択して、[ENTER/YES] キーを押し
てください。
また、プログラムを入れ替えたときは上書きされ、選択したリ
スト・ナンバーのプログラムのみが入れ替わります(下図はプ
レイ・リスト3 のP03 をP08 に入れ替えた例です)。
2. [JOG] ダイヤルで“END”を選択して、[ENTER/YES]
キーを押します。
すべてのプログラムが一気に削除され、下記表示に変ります(な
にもリストが作成されていないことを示す、“C01:END”表示に
変ります)。
他のプログラムをリストから削除する(またはプログラムを入
れ替える)には、同じ要領で上記操作を繰り返します。
5. [EXIT/NO] キーを押します。
“Chain Play List”メニューから抜け出し、“Chain Play”メニ
ューの設定が点滅する表示に変ります。
<ご注意>
“Chain Play”メニューが“Off”以外に設定されている状態で、任
意のプログラムを削除したりプログラムを入れ替えると、自動的に
“Chain Play”メニューの設定は“Off”になります。
そのため、プレイ・リストを編集した後チェーン・プレイを実行す
るには、再度“Chain Play”メニューの設定が必要です。
<注意>
リスト・ナンバー1(C01)以外に“END”を選択して [ENTER/
YES] キーを押すと、“END”を選択したリストを含めそれ以降
にある全リストのプログラムが削除できます。
例えば、プレイ・リスト1~10ある状態でリスト・ナンバー3
(C03)に“END”を選択して実行すると、リスト・ナンバー1
と2 のみはそのままで、3 以降すべてのリストに選択されてい
るプログラムが削除されます。
3. [EXIT/NO] キーを押していき、SETUPモードから抜け出
します。
自動的に“Chain Play”メニューの設定は“Off”になります。
101
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●
プレイ・リストに新たなプログラムをインサートする
現在作成されているプレイ・リストに、新たなプログラムを
インサートします。
下記操作は、前述「個々のリストを削除する」の<操作-2>
と同様、あらかじめ作成されているプレイ・リストが表示さ
れていることを前提にしています。
1. [JOG] ダイヤルでインサートしたいリスト・ナンバーを
選択して、[ENTER/YES] キーを押します。
選択したリスト・ナンバーのプログラム・ナンバーが点滅しま
す。例として、リスト・ナンバー2(C02)を選択した表示で、
“P02”が点滅します。
他のリスト・ナンバーにプログラムをインサートするには、同
じ要領で上記操作を繰り返します。
<注意>
プレイ・リストには最大99のプログラムが設定できます。し
かし、それ以上のプログラムをリストに追加しようとする
と、“Void! Play List is Full”が表示されインサートするこ
とはできません。
4. インサートが終了したら、[EXIT/NO] キーを押します。
“Chain Play List”メニューから抜け出し、“Chain Play”メ
ニューが設定可能な表示に変ります。
<注意>
“Chain PLay”メニューが“Off”以外に設定されている状
態でインサートが終了すると、自動的に“Chain Play”メ
ニューの設定が“Off”(初期設定)になります。
そのため、プレイ・リストを編集した後チェーン・プレイを
実行するには、再度“Chain Play”メニューの設定が必要で
す。
2. [JOG] ダイヤルで“INS”を選択して、[ENTER/YES]
キーを押します。
インサートするプログラムを選択する表示に変わり、最初は必ず
プログラム1 のナンバー(“P01”)が点滅します。
5)“Chain Playモード”の設定後、[EXIT/NO] キーを押し
ていきSETUP モードから抜け出します。
3. [JOG] ダイヤルでインサートしたいプログラムを選択し
て、[ENTER/YES] キーを押します。
例として、リスト・ナンバー2にプログラム6(P06)をインサー
トします。
[ENTER/YES] キーを押すと、次の例のようにリスト・ナンバー
2に新たにプログラム6がインサートされ、それ以降にあったプ
ログラムはすべて繰り下がっていきます。
102
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オーディオCD(CD-DA)の再生
VF160EX では、本機の再生モードを“
内蔵
H
D
D
の
再
生
モ
ー
ド
”から“
オ
ー
デ
ィ
オ
C
D
の
再
生
モ
ー
ド”に切り換えることで、本機
に搭載しているCD-R/RW ドライブを使い、本機で作成したオーディオCD(または市販のオーディオCD)の再生が可能です。
<ご注意>
● コピー・プロテクトのかかったオーディオCD は再生できません。
● オーディオCD 以外のディスクを再生すると、機器が破損することがあります。絶対に他のディスクを使用しないでください。
● 内蔵HDD と同じ感覚で、再生/ロケート/スクラブ/ループ/エフェクトのエディットなどが行なえますが、アクセス・スピード
は保証できるものではありません。あらかじめご承知置きください。
● 本機に内蔵のCD-R/RW ドライブを操作する前には、後述113 ページ記載の「取り扱い注意」をお読みください。
再生モードの切り換え
電源投入後は、常に「内蔵HDD の再生モード」で立ち上がっています。下記操作は、CD-R/RW ドライブに再生したいオーディオ
CD がセットされていることを前提にしています。
再生モードを切り替えるには、停止状態で[SHIFT] キーを押しながら[SCRUB/CD PLAY]キーを押します。
それぞれ下記のような「警告メッセージ」を表示した後、再生モードが切り替ります。上記操作で交互に切り替ります。
UNDO
/REDO
VARI
HOLD/
STORE
EDIT
PITCH
LOCATE
SCRUB
P.EDIT
EVT MEM
CD PLAY
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F
FWD
AUTO
PUNCH
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
PREV
NEXT
0
FADER
ADJUST
EXIT/NO
LEVEL
EJECT
ADJUST
ENTER/YES
SHIFT
JOG
SHUTTLE
内蔵HDD の再生モード➡オーディオCD の再生モードの切り換え
オーディオCD の再生モード➡内蔵HDD の再生モードの切り換え
<ご注意>
オーディオCD の再生モードから内蔵HDD の再生モードへ切り替えるときは、CD-R/RW ディスクのアクセスが停止していることを
確認してから行ってください。
103
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●
エ
フ
ェ
ク
ト
/
イ
コ
ラ
イ
ザ
ー
/
P
A
N
の
エ
デ
ィ
ッ
ト
オーディオCD の再生モードで可能な操作
再生音にエフェクトをかけたり、イコライザーを調整した
り、PAN の調整が行なえます。
オーディオCD の再生モードでは、以下の操作が行なえます。
オーディオCD の再生モードに切り替えると、VF160EXのト
ラック1、2と[M ASTER]トラックのキーのみが点灯します。
* エフェクト・エディットの詳細は、42/53ページを参
照してください。
これは、再生するオーディオCD の音量を、トラック1、2 の
フェーダーと[M ASTER]フェーダーで調整することを表して
います。
* イコライザー調整の詳細は、41/52ページを参照して
ください。
* PAN調整の詳細は、41/51ページを参照してください。
<ご注意>
下記以外の操作をしようとすると、警告メッセージを表示して操作
は無効となります(例:[AUTO PUNCH]キーを押すと“、[W ARNING]
Void Key CD PLAYER”を表示します)。
● オーディオCD のイジェクト
オーディオCDの再生モードになっているときは、[SHIFT]
キーを押しながら[EXIT/NO]キーを押すか、CD-R/RW
ドライブ側のイジェクト・ボタンを押すと、CD-R/RW ド
ライブに入っているディスクをイジェクトできます。
● 通常の再生
内蔵HDDのプログラムを再生するのと同じ要領/感覚で、
ディスクの再生ができます。トラック1、2 のフェーダー
と[M ASTER]フェーダーで再生レベルを調整します。
● ディスプレイの表示
[DISP SEL]キーを押すことで、ディスプレイの時間表示
を“ABS 表示”、“OFFSET 表示”または“M TC IN 表示”
に切り替えることができます。なお、内蔵HDDの再生モー
ドにおける表示の詳細は31 ページを参照してください。
<ご注意>
[PLAY]キーを押すと、[PLAY]キーのランプがしばらく点滅
します。これは、オーディオCD の読み出しが安定するまで、
再生を遅らせている状態を示しています。そのため、読み出し
が安定してから再生をスタートするようになっています。
* オーディオCDの再生モードにおける表示の詳細は、次
ページを参照してください。
● 曲間のジャンプ(ロケート)
オーディオCDに複数の曲が記録されている場合には、[SHIFT]
キーを押しながら、または[REW IND/PREV]キーまたは
[F FW D/NEXT]キーを押すと、曲の頭出しが行なえます。
キーを押すと、ディスプレイの曲番/曲名表示部に“Locate:
EVT**”(**はイベント・ナンバー)を表示して、曲の先
頭へジャンプ(ロケート)します。
● オート・ファンクション機能
Startポイント/Endポイントが正しく登録されていると、
オート・プレイ、オート・リピート、オート・リターンな
どのオート・ファンクション機能が実行できます。
* オート・ファンクション機能の詳細は、69ページを参
照してください。
● バリピッチ・モードによる再生
再生スピードを可変(±6%の範囲を0.1%ステップ)さ
せる、バリピッチ再生が可能です。
* バリピッチ機能の詳細は68ページを参照してください。
104
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オーディオCD の再生モード・ディスプレイ:
オーディオCD の再生モードに切り替えると、下記例のような表示に変ります。
[SHIFT] キーを押しながら [DISP SEL] キーを押すと、タイムベー
ス表示を交互に切り換えできます。
また、[DISP SEL] キーのみを押すと、選択したタイムベースにおけ
る表示の切り換えができます。下記表を参照してください。
曲番と曲名を表示します。
オーディオCDの再生モードでは、ト
ラック1-2 とL/R トラックのみのレ
ベル・メータが機能し、トラック1/
トラック2、および [M A S T ER ]
フェーダーでオーディオCD の再生
レベルがコントロールできます。
“CD01”は曲番を表示し、“ : ”の後には曲名が表
示されます。曲名が長いときは、下段に全ての曲名
を流れながら表示します。
曲名は、タイトル・テキスト対応になっている市販
のオーディオCD を再生するとき表示します。タイ
トル・テキスト未対応の市販ディスクや、本機で作
成したオーディオCD ではタイトルを表示せず、上
記例のように“No Title”が表示されます。
また、複数曲が記録されているオーディオCDでは、
[SHIFT] キーを押しながら [REW IND/PREV] キー
または [F FW D/NEXT] キーを押すと、“Locate:
EVT**”を表示して曲の頭へジャンプします。
● [SHIFT] キー+ [DISP SEL] キーによるタイムベース表示の切り換え
ディスク先頭からの時刻を表示します。オート・プレイ/オート・リター
ABS 表示
ンなどを実行する際のスタート・ポイント/エンド・ポイントは、この時
刻を基準にして動作します。
トラック(曲)の始まりを0 時間として表示します。
つまり、曲が変るごとに0 からスタートします。
OFFSET 表示
M TC 表示
ABS 0に59分57秒のオフセットを持たせてM TC (M IDI Time Code)時
間を表示します(内蔵HDD の再生モードと同様です)。
●上記選択したタイムベースにおける、[DISP SEL] キーでの表示切り換え
“ABS”表示、“OFFSET”表示、または“M TC IN”表示が切り換えできます。
“OFFSET”表示、または“M TC IN”表示が切り換えできます。
“ABS”時
“OFFSET”時
“M TC”時
“M TC”表示、“OFFSET”表示または“M TC IN”表示が切り換えできます。
*“M TC IN”表示は、外部から入力されるM TC 時間を表示します。
105
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第6章 ソング・データのセーブ/ロード
ソング・データのセーブ/ロードには、S/P DIFデジタル信号、adatデジタル信号、さらには本機搭載のCD-R/RW ドライブ(CD-
1A/EX)を使う方法があり、FDM S-3 (FostexDigitalM anagementSystem-3)またはW AV ファイルによるセーブ/ロードが可能
です。この機能を使うと、完成あるいは未完成のソング・データ(音声データ+各種SETUP データ)を一時的に外部デジタル機
器やCD-R/RW ディスクへ保存したり、保存したソング・データを再度読み込むことができます。また、CD-R/RW ディスクを使っ
て、CD-DA フォーマットによるオリジナルのオーディオCD も作成できます。
★★★★★★ ソング・データについて ★★★★★★
セーブ/ロードの方法によって、そのデータ・フォーマットおよび所要時間などには下記のような違いがあります。
●S/P DIF デジタル信号を使用した場合(プログラム個々のセーブ/ロードが可能):
約5秒間のパイロット信号(図中グレーの部分)に続いて、ソング・
Trk 1&2
Trk 3&4
Trk 21&22
Trk 23&24
データが外部機器(DAT)へ出力されます。
音声データ(図中黒色の部分)は2トラックずつ出力され、リアル・
トラック+アディショナル・トラックの全データをセーブするには、
12回に分けて出力されます。また、セーブしたデータをロードする
(P02)
1 (P01)
(P99)
ときも、2トラックずつロードされていきます。そのため、一つのプログラムに記録されている全データをセーブ/ロードするには、そ
のプログラムに記録されている時間(ABS 0̃REC END )の約12倍の時間が必要になります。(次ページの<注意>を参照してください)。
●adatデジタル信号を使用した場合(プログラム個々のセーブ/ロードが可能):
約5 秒間のパイロット信号に続いて、ソング・データが外部機器
(DAT)へ出力されます。
Trk 17 & 18
& 19 & 20
& 21 & 22
& 23 & 24
Trk 9 & 10
& 11 & 12
& 13 & 14
& 15 & 16
Trk 1 & 2 &
3 & 4 & 5 &
6 & 7 & 8
音声データ(図中黒色の部分)は8トラックごと同時に出力され、リ
アル・トラック+アディショナル・トラックの全データをセーブす
るには、3回に分けて出力されます。また、セーブしたデータをロー
ドするときも、8トラックずつロードされていきます。そのため、一
つのプログラムに記録されている全データをセーブ/ロードするに
(P02)
1 (P01)
(P99)
は、そのプログラムに記録されている時間(ABS 0̃REC END )の約3倍の時間が必要になります(次ページの<注意>を参照してくだ
さい)。
●
C
D
-R
/R
W
を使用した場合(プログラム個々のセーブ/ロードが可能):
音声データ(図中黒色の部分)は、リアル・トラック+アディショナ
ル・トラックすべてが同時に出力されます。そのため、一つのプログ
ラムをセーブ/ロードするには、S/P DIFやadatと比較すると極め
て短かい時間で行えます。
Trk 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 &7
& 8 & 9 & 10 & 11 & 12 & 13
& 14 & 15 & 16 & 17 & 18 &
19 & 20 & 21 & 23 & 24
また、セーブするソング・データの時間よりディスクの記録容量が少
ない場合には、複数枚(最大99枚までの使用が可能)のディスクを
使ってセーブ/ロードが可能です。さらに、W AV ファイルのセーブ
(P02)
1 (P01)
(P99)
/ロードが可能で、全トラック以外に任意のトラックを指定することが可能です。
<ソング・データとしてセーブ/ロード可能な項目>
●メモリー・データ
: CLIPBOARD IN/OUT、AUTO RTN START/END、AUTO PUNCH IN/OUT データ
(シーン・メモリー0~99、シーン・イベント・メモリー0~99は、CD-R/RW によるセーブ/ロー
ドのみ可能)
●タイムベース
:ABS またはM TC またはBAR/BEAT/CLK
●SETUP モード
: 拍子の設定(BAR BEAT)、テンポの設定、メトロノーム機能ON/OFFの設定、プリロール時間の設
定、M IDI同期出力信号の設定、M TC フレーム・レートの設定、M TC オフセットの設定、M TC オ
フセット・モードの設定、REC プロテクトの設定、スレーブ・モードON/OFF の設定、スレーブ・
モードON/OFF の設定、スレーブ・タイプの設定、
<ソング・データとしてセーブ/ロード不可能な項目>
●オート・プレイ・モードおよびオート・リターン・モードのON/OFF 設定
●バリピッチ・モードのON/OFF 設定、およびピッチ・データ
●SETUP モード
: DIGITAL IN の設定、DIGITAL OUT の設定、バー/ビート・リゾリューションON/OFF の設定、
: DEVICE ID の設定
106
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S/P DIF /adatデジタル信号によるセーブ/ロード
<ご使用になるデジタル機器
(a
d
a
t
ま
た
は
S
/
P
D
IF
)
に
つ
い
て
の
注
意
>
セーブ/ロードが行えるのは、16 bit/44.1kHz非圧縮記録でS/P DIFフォーマット、またはadatフォーマットに対応
した、デジタル録音機能を持つデジタル機器(adatまたはDAT など)のみです。
<S/P DIF デジタル信号、またはadatデジタル信号を使ってセーブする場合の注意>
S/P DIF またはadatデジタル信号を使ったソング・データのセーブ
において、リアル・トラック+アディショナル・トラックすべてのデー
タをセーブする場合には、つぎの点にご注意ください。
Add. Trk
セーブ可能なデータの時間は、あくまでもリアル・トラック上にある
ソング・データの時間(ABS 0~REC END)を基準にしています。そ
のため、リアル・トラック上にあるデータより長い時間のデータがア
Save
ディショナル・トラックに存在する場合、アディショナル・トラック
DAT or adat
のデータはリアル・トラックと同じ時間までしかセーブされません。
Real Trk
例えば、右図のようにアディショナル・トラックには10分録音した
データがあり、リアル・トラックには7分録音したデータがあるとし
ます。
この状態で全トラックのセーブを実行すると、アディショナル・ト
ラックのデータは7 分までしかセーブされず、残り3 分のデータは
セーブされません。
このような場合、後述のセーブする時間をエディットする操作(98
アディショナル・トラック
ページの<操作-5>)において、セーブする時間を10分に設定する
ことで回避できます(ただし、エディット可能な時間は59分59秒ま
で)。
の REC END
リアル・トラックの REC END
アディショナル・トラックの
データもこの範囲のデータのみ
しかセーブされません。
あるいは、事前にアディショナル・トラックのデータとリアル・トラッ
クのデータを入れ替えてからセーブする方法もあります(トラック・
エクスチェンジ機能)。アディショナル・トラックにある大切なデータ
を消失してしまわないようご注意ください。トラック・エクスチェン
ジについては40、47 ページを参照してください。
●S/P DIF デジタル信号/adatデジタル信号によるセーブ
本機の [DATA OUT] 端子を使って、S/P DIF デジタル信号(またはadatデジタル信号)によるセーブを行います。
外部デジタル機器との接続
<ご注意>
本機では、 [DATA O UT] 端子を、S/P DIF デジタル信号
(OPTICAL)とadatデジタル信号を切り換えて使用します。
本機の [DATA OUT] 端子と、外部デジタル機器(adatまた
はS/P DIF)のデジタル入力端子を接続します。
S/P DIFデジタル信号(OPTICAL)とadatデジタル信号は、
端子の形状は同じですが、デジタル信号の情報内容が異なりま
す。
★本機のサンプリング周波数と同じ外部デジタル機器を使用しま
す。
●S/P DIFデジタル信号を使用する場合、デジタル入出力端子
WARNING:
CAUTION
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTURE.
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AVIS:
がCOAXIALタイプ(RCA)しか搭載されていない機種には、
オプションのCOP-1/96kHz(オプチカル/コアキシャル・
コンバータ)をご利用ください。
AUX SEND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOOT SW
POWER
AC-IN
OPTICAL
IN
OUT
1
2
R
L
IN
OUT
●本機と外部デジタル機器との接続において、お互いのデジタ
ル入出力を両方とも接続すると、デジタルによるループを組
んでしまう可能性がありますのでご注意ください。
デジタル機器
107
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adatデジタル信号によるセーブを行うには"
a
d
a
t"を選択し、S/
5
.
[J
O
G
]
ダイヤルでセーブするプログラムを選択して、
3
.
[
R
E
W
I
N
D
]
キ
ー
ま
た
は
[
F
F
W
D
]
キ
ー
を
押
し
て
、
セ
ー
ブ
・
外部デジタル機器の設定
デバイスに"OPT"を選択して[ENTER/YES] キーを押し
ます。
更にセーブ・デバイスを選択する表示に変わり、"SPDIF"が点滅
します。
1. 本機のサンプリング周波数(44.1kHz)と同じ設定にしま
す。
2. 外部機器の入力をデジタルに切り換えるなどして、デジタ
ル入力可能な状態に設定します。
入力を切り換えるだけでなく、入力デジタル信号に対して
外部同期するように設定しなければならない機種もありま
す。
点 滅
■詳細は、外部デジタル機器に付属の取扱説明書をご覧くだ
さい。
P DIFデジタル信号によるセーブを行うには"SPDIF"を選択し
ます。
<ご注意>
外部デジタル機器でデジタル信号をモニターした際、入力で
きない/デジタル・ノイズがのるなどの場合には、接続/
ケーブルや本機および外部機器の設定を再確認してください。
4. [REW IND] キーまたは[F FW D] キーを押して、セーブ・
デバイスを"SPDIF"(または"adat")に選択し、[ENTER/
YES] キーを押します。
セーブするプログラムの選択表示に変わります。
現在選択されているプログラム・ナンバーが点滅し、そのプログ
ラムの記録容量も表示されます。プログラム・ナンバーの点滅は
セーブするプログラムが任意に選択できる状態を表しています。
セーブの実行
SETUP モードの"Save PGM "メニューでセーブを実行しま
す。
<"Save PGM "メニューの詳細>
●設定可能な出力信号:
OPT (adat、SPDIF)、IDE (CD-1A/EX)
点 滅
●設定可能なプログラム:
P01 ~P99(個々のプログラムを選択)
●選択可能なトラック範囲:
SPDIF/adat使用時
Tr1-8, Tr1-16, Tr1-24, Tr9-16,
Tr9-24, Tr17-24のいずれか
自動的にTr1-24を選択(W AV の
セーブでは任意に選択可能)
IDE使用時
[ENTER/YES] キーを押します。
選択したプログラムに記録されている時間の長さ(ABS 0~
REC END)が表示され、その時間がエディットできる状態にな
ります。通常は、表示されている時間のままセーブを実行します
が、この段階でセーブする時間を任意に設定することができま
す。
1. [SETUP] キーを押して、SETUP モードへ入ります。
SETUP メニューの選択表示に変わります。
2. [JOG]ダイヤルで"SavePGM "を選択して、[ENTER/YES]
キーを押します。
セーブ・デバイスを選択する表示に変わり、"IDE"が点滅します。
点 滅
つまり、実際に録音されている時間が9分00秒であってもセー
ブするデータを短くしたり、あるいは長くすることができます。
ただし、エディット可能な時間は最大59分59 秒までです。
ここで表示される時間は、リアル・トラック上にあるデータの時
間を表示しているため、冒頭の<注意>でも説明したようにア
ディショナル・トラックにあるデータの方が長い場合など、その
時間分を見込んで設定することが可能です。
点 滅
セーブ時間をエディットするには?
点滅の桁は[REW IND]キーまたは[F FW D]キーを押すと移
動できます。点滅している桁で[JOG]ダイヤルを回すと、任
意の時間が入力できます。
108
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11
.
外部
D
A
T
(または
a
d
a
t)を停止させます。
6
.
[E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キーを押します。
9
.
外部機器がデジタル入力に同期していることを確認した
セーブするトラック範囲を選択する表示に変わります。
後、外部機器の録音を開始します。
録音を開始した点に、START-ID(DAT)やロケート・ポイント
を設定しておくと、後のロードの際に便利です。
点 滅
10.続けて[ENTER/YES] キーを押します。
下記のような表示となり、数秒後セーブが開始され時間表示がカ
ウント・ダウンしていきます。
7. セーブするトラック範囲を選択します。
点滅している桁は、[REW IND]キーまたは[F FW D]キーを押す
と移動できます。点滅している桁で[JOG]ダイヤルを回すと、任
意のトラック数が入力できます。
左の点滅では1、9、17が入力でき、右の点滅では8、16、24
が入力できます。例として "1 to 24"に設定するとトラック1~
24 すべてのデータがセーブされることになります。
最初の数秒は、テープ位置の目安となるパイロット信号を録音し
ている状態で、実際のセーブはカウント・ダウンした所から行わ
れます。
<ご注意>
アディショナル・トラックを含めたセーブを行う場合には、
107 ページ記載の<注意事項>を参照してから実行してくだ
さい。
S/P DIFによるセーブでは2トラックごと、adatによるセーブで
は8トラックごとにセーブされていきます。セーブが終了すると
"Completed !"が点灯し、VF160EX は停止します。
<ご注意>
セーブを途中で中止すると、セーブされたソング・データは
無効となります。
8. トラック選択後、再度 [ENTER/YES] キーを押します。
セーブするプログラム/トラック範囲とともに"Rec Start
Recorder!"が表示され "Sure?"が点滅します。
これは「レコーダーの録音をスタートせよ!」という意味を表し
ています。
12. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
各操作を途中で中止したり、[ENTER/YES]キーを押す手前の
表示に戻る際には、[EXIT/NO]キー(または[STOP]キー)
を押してください。これらのキーを押すごとに一つ前の階層
に戻り、最終的にはSETUP モードから抜け出ます。
点 滅
●S/P DIF デジタル信号/adatデジタル信号によるロード
本機の[DATA IN] 端子を使ってS/P DIF デジタル信号(またはadatデジタル信号)によるロードを行います。
●S/P DIFデジタル信号を使用する場合、デジタル入出力端子が
COAXIALタイプ(RCA)しか搭載されていない機種には、オ
外部機器との接続
本機のDIGITAL/DATA IN 端子と、外部デジタル機器のデ
ジタル出力端子を接続します。
プションのCOP-1/96kHz(オプチカル/コアキシャル・コン
バータ)をご利用ください。
★本機のサンプリング周波数と同じ外部デジタル機器を使用しま
す。
●本機と外部デジタル機器との接続において、お互いのデジタル
入出力を両方とも接続すると、デジタルによるループを組んで
しまう可能性がありますのでご注意ください。
WARNING:
CAUTION
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC
SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS EQUIPMENT
TO RAIN OR MOISTURE.
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE NE PAS OUVRIR
AVIS:
<ご注意>
AUX SEND
ST OUT
MIDI
DIGITAL/DATA
FOOT SW
POWER
AC-IN
OPTICAL
IN
OUT
●本機では、[DATA IN] 端子をS/P DIFデジタル信号
(OPTICAL)とadatデジタル信号を切り換えて使用します。
S/PDIFデジタル信号(OPTICAL)とadatデジタル信号は、
端子の形状は同じですが、デジタル信号の情報内容が異なり
ます。
1
2
R
L
IN
OUT
●一連の作業が終るまで、光ケーブルを抜いたりしてデジタル
信号が途切れるような操作は行わないでください。本機から
ノイズが発生し、外部機器に影響を与える場合があります。
109
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1
.
[S
E
T
U
P
]
キーを押して、S
E
T
U
P
モードへ入ります。
5
.
[
J
O
G
]
ダ
イ
ヤ
ル
で
ロ
ー
ド
先
の
プ
ロ
グ
ラ
ム
を
選
択
し
て
、
7
.
ト
ラ
ッ
ク
選
択
後
、
[
E
N
T
E
R
/
Y
E
S
]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
adatデジタル信号によるロードを行うには"
a
d
a
t"を選択し、S/
外部デジタル機器の設定
P DIFデジタル信号によるロードを行うには"SPDIF"を選択し
ます。
1. 外部デジタル機器をデジタル出力可能な状態に設定しま
す。
4. [REW IND] キーまたは[F FW D] キーを押して、ロード・
デバイスに"SPDIF"(または"adat")を選択して[ENTER/
YES] キーを押します。
2. セーブしてあるソング・データの、パイロット信号の先
頭にロケート(頭出し)しておきます。
■詳細は、外部デジタル機器に付属の取扱説明書をご覧ください。
ロード先のプログラムを選択する表示に変わります。
現在選択されているプログラム・ナンバーが点滅し、そのプログ
ラムの記録容量も表示されます。プログラム・ナンバーの点滅は
ロード先のプログラムが任意に選択できる状態を表しています。
ロードの実行
SETUP モードの "Load PGM " メニューでロードを実行しま
す。
点 滅
<"Load PGM ?"メニューの詳細>
●設定可能な入力信号:
OPT (adat、SPDIF)、またはIDE (CD-1A/EX)
●設定可能なプログラム:
P01~P99(個々のプログラムを選択)
ロード先のプログラムは、現在カレント・ドライブ上に設定され
ている個々のプログラム、または新たなプログラムを作成するた
めの"New PGM "が選択できます。
●選択可能なトラック範囲:
SPDIF/adat使用時
Tr1-8, Tr1-16, Tr1-24, Tr9-16,
Tr9-24, Tr17-24のいずれか
自動的にTr1-24を選択(W AV の
ロードでは任意に選択可能)
★ 既になんらかのデータが記録されているプログラムを選
択してロードした場合、ロードするソング・データのみ
が有効となり、それまで記録されていたプログラムにお
ける同一トラック上の全データは消去されてしまいます。
IDE使用時
SETUP メニューの選択表示に変わります。
2. [JOG] ダイヤルで"Load PGM " を選択して、[ENTERE/
YES] キーを押します。
ロード・デバイスを選択する表示に変わり、"IDE" が点滅します。
[ENTER/YES] キーを押します。
ロードするデータのトラック範囲を選択する表示に変わります。
点 滅
6. ロードするトラック範囲を選択します。
点滅している桁は[REW IND]キーまたは[F FW D]キーを押すと
移動できます。点滅している桁で[JOG]ダイヤルを回すと、任
意のトラック数が入力できます。
左の点滅では1、9、17 が入力でき、右の点滅では8、16、24
が入力できます。例として "1 to 24"に設定するとトラック1~
24すべてのデータがロードされることになります。
点 滅
3. [REW IND] キーまたは[F FW D] キーを押して、ロード・
デバイスに"OPT"を選択して[ENTER/YES] キーを押し
下記例のような表示に変わり、ロード先のプログラム(または
"New PGM ")とトラック範囲が表示され"Sure?"が点滅します。
ます。
更にロード・デバイスを選択する表示に変わり、"SPDIF"が点滅
します。
点 滅
点 滅
110
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<ご注意>
このとき、外部デジタル機器からのデジタル信号(S/P DIF
またはadat)にVF160EX がロックしていないと、ディス
プレイにつぎのようなワーニング・メッセージが表示されま
す。このような場合には、正しいデジタル信号がVF160EX
に入力されていないことを示していますので、接続ケーブル
の確認をするか、外部デジタル機器のデジタル出力の設定を
再確認してください。
8
.
V
F
1
6
0
E
X
がデジタル・インにロックしているのを確認し
て[ENTER/YES] キーを押します。
プレーヤーを再生せよ!を意味する"Play StartPlayer!"メッセー
ジを表示します。
9. プレーヤーの再生を開始します。
セーブしたときに記録されたパイロット信号を読み込んでから自
動的にロードを始めます。
ロードを開始すると表示が変わり、ロードに要する時間表示がカ
ウント・ダウンしていきます。
S/P DIFによるロードでは2トラックごとにロードされます。
ロード中は常に本機のチャンネル1と2の [CH STATUS/CH
SEL] キーのLED が点滅し、レベルメータ1と2で入力レベルが
確認できます。
adatによるロードでは8トラックごとにロードされます。
ロード中はチャンネル1~8の[CH STATUS/CH SEL]キーの
LED が点滅し、メータ1~8でレベルが確認できます。
ロードが終了すると"Completed!"が点灯します。
<注意>
ロードを途中で中止すると、ロードされたソング・データは
無効となります。
9. ロード終了後、プレーヤーを停止させます。
10. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
各操作を途中で中止したり、[ENTER/YES]キーを押す手前の表
示に戻る際には、 [EXIT/NO]キー(または [STOP] キー)を押
してください。これらのキーを押すごとに一つ前の階層に戻り、
最終的にはSETUP モードから抜け出ます。
111
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CD-RW /CD-R によるセーブ/ロード
本機搭載のCD-R/RW ドライブを使うと、FDM S-3 によるセーブ/ロード、W AV ファイルによるセーブ/ロード、さらには
CD-DA フォーマットによるオーディオCD の作成、およびオーディオCD からのロードが可能です。
<CD-RW /CD-R ディスクの取り扱いについて>
CD-R/RW ドライブには、CD-RW ディスク以外にCD-R ディスクも使用できます。ただし、CD-R ディスクをご使用に
なる場合には、下記のような使用制限がありますのでご注意ください。
CD-RWディスク
CD-Rディスク
ReWritable
Recordable
CD-RW ディスクは、ソング・データのセーブ/ロードに
何度でも使用できます。ただし、再度使用するときは以前
記録したデータを消去してから実行しますので、その都度
記録内容は書き換えられることになります。
CD-R ディスクは一度きりのセーブに使用できます。その
ため、一度使用したディスクには再度セーブすることはで
きません。ただし、セーブしたデータは何度でもロードす
ることができます。
<注意>
VF160EX で作成するバックアップ・ディスクは、フォステクス製品以外の機器では使用しないでください。
誤って他の機器で使用した場合、使用するドライブおよびシステムなどに「回復不能」となるダメージを与えること
がありますのでご注意ください。ただし、CD-DA フォーマットで記録したオーディオCD は、CD プレーヤー、パソ
コンなど他のオーディオ機器などで使用することができます。ただし、CD-RW ディスクを使って作成したオーディ
オCD を再生するには、CD-RW ディスク対応の機器に制限されます。
<ディスクの書き込み速度と、読み出し速度について>
ソング・データのセーブ/ロードを実行する際の「書き込み速度」と「読み出し速度」は自動設定で、下記のようになっ
ています。
書き込み速度:最大8 倍速
読み込み速度:使用するCD-RW ドライブの速度に準ずる
書き込み速度は、使用するドライブおよびディスクによって異なりますが、上記8倍速以上の機能を持つドライブを使用
しても、自動設定の速度となります。なお、VF160EX でセーブ/ロードを行うには4倍速以上で書き込み可能なディス
クをご使用ください。1 倍速、2 倍速などのディスクは使用しないでください。
<ディスクの取り扱いについて>
●CD-R/CD-RW ディスクを持つ場合には、信号面に指紋
やホコリ、傷などが付かないように注意してください。
ディスクの両端をはさむようにして持つか、ディスク中
央の穴と端をはさんで持ってください。
●ディスクのレーベル面に、紙やシールなどを貼らない
でください。また、レーベル面に傷を付けないように
してください。傷が付くと、録音や再生ができなくな
ることがあります。
レーベル面には、市販のフェルト・ペン、またはそれ
と同等のペン以外は絶対に使用しないでください。
先の堅いペン(ボールペン、鉛筆など)などは、絶対
に使用しないでください。ディスクを破損させます。
●ヒビが入ったり、そっているディスクは絶対に使用しな
いでください。CD-RW ドライブの故障の原因となりま
す。
112
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<ディスクのお手入れと保管について>
●レコード・スプレーや静電気防止剤などは使用しない
●ディスクにホコリや指紋などの汚れが付いた場合には、
柔らかく乾いた布、またはエチルアルコールでディス
クの内周から外周方向へ軽く拭いてください。ディス
クの円周方向へは拭かないでください。
でください。また、ベンジン、シンナーなど揮発性の
薬品も使用しないでください。ディスク表面が侵され
ることがあります。
●ディスクを使用しないときは、必ず専用のプラスチッ
ク・ケースに保管してください。また、直射日光や高
温多湿の場所、極端に冷温の場所には放置しないでく
ださい。
●ご使用にあたっては、ディスクに付属している説明書
を必ずお読みください。
トレイの開閉
ディスクのセットと取り出し
ディスクをセット、または取り出すときは、下記事項に注意
してください。
●CD-R/RW ドライブのイジェクト・スイッチを軽く押しま
す。
スイッチを押すとトレイがわずかに手前に出てきますので、手で
ゆっくり手前に引き出します。
<ディスクをセットするときの注意>
ドライブにディスクをセットするときは、必ずトレイの下を支
えてください。支えない状態でディスクを上から押し付けると、
ドライブの故障/破損の原因となります。また、ディスクは確
実にロックさせてください。ディスクが浮いた状態でトレイを
収納すると、ディスクを破損させる原因となります。
イジェクト・スイッチ
<ディスクを取り出すときの注意>
ディスクをドライブから取り出すときも、必ずトレイの下を手
で支えてください。また、ロックされているディスク中央に力
を入れ過ぎないよう取り出してください。無理に取り出そうと
すると、破損/故障の原因となります。
トレイが出てきます
●ディスクは、レーベル側(文字などが印刷されている面)
を上にしてセットします。
ディスクをセットするときは、下記図のように必ずトレイの下を
手で支え、トレイ中央回転部分のツメにディスクがロック(カ
チッと音がする)するようにセットします。
回転部のツメにディスクをロックさせる
レンズ
トレイを手前に引き出します
ディスク
<注意>
トレイを引き出したとき、レンズの部分には絶対に手を
触れないでください。故障の原因となります。
●トレイを閉めるには、CD-R/RW ドライブのトレイ前面を
手で押し込みます。
トレイの下を手で支える
トレイがロックされるまで押し込んでください。
<注意>
ディスクをセットするとき、レンズの部分には絶対に手を
触れないでください。故障の原因となります。
奥まで押し込みます
113
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<覚えておきましょう!>
CD-R/RW ドライブによるセーブ/ロードでは、ソング・データのバックアップ(FDM S-3 およびW AV)以外に、CD-
DA フォーマットのオーディオCD を作成したり、作成したオーディオCD からのロードが可能です。
●ソング・データのセーブ(バックアップ)
Trk 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 &7
& 8 & 9 & 10 & 11 & 12 & 13
& 14 & 15 & 16 & 17 & 18 &
19 & 20 & 21 & 23 & 24
1 枚のディスクには、セーブするプログラムの記録
容量に関わらず、任意に選択した一つのプログラム・
データのみがセーブできます。ディスクの空き容量
があるからと言って、同一ディスクに複数のプログ
ラム・データはセーブできません。ただし、一枚の
ディスクに入りきらないプログラム・データをセー
ブするには、複数枚のディスクが使用できます。
(P02)
1 (P01)
(P99)
下図のように、全トラック(リアル・トラック+ア VF160EX
ディショナル・トラック)のソング・データ、およ
びミキサー部のシーンなど、必要情報のほぼ全てが
セーブできます。
●バックアップ・データのロード
ロードは、必ずロード先のカレント・ドライブに
「New プログラム」を作成してから実行され、既存の
プログラムに上書きしてロードすることはできませ
ん。
Trk 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 &7
& 8 & 9 & 10 & 11 & 12 & 13
& 14 & 15 & 16 & 17 & 18 &
19 & 20 & 21 & 23 & 24
新たに作成されるプログラム・ナンバーは、現在カ
レント・ドライブに設定されている“プログラム数
(P02)
1 (P01)
VF160EX
+1”となります。
●オーディオCD の作成
「応用編」に記載している「インターナル・ミックスダウン・モード」でミックスダウンした曲のオーディオCD が作成
できます。オーディオC D を作成するときは、ミックスダウンしたプログラムの“C LIPB O A R D IN ポイント”と
“CLIPBOARD OUT ポイント”間のサウンド・データのみ(トラック1 と2)がCD-DA フォーマットでCD-R/RW ディ
スクへ記録されます。また、ミックスダウンした複数の曲を連続して記録することもできます。
●オーディオCD からのロード
作成したオーディオCD(または市販のオーディオCD)の曲を、VF160EX のプログラムへロードすることができます。
バックアップ・データのロードと同様「New プログラム」を作成してロードされ、既存のプログラムに上書きすること
はありません。
114
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●CD-RW /CD-R ディスクへのセーブ(FDM S-3 によるバックアップ)
下記の操作手順は、未記録のCD-RW /CD-R ディスクを使用することを前提にしています。
セーブするプログラムを選択する表示に変わります(プログラ
ム・ナンバーが点滅します)。
<注意>
VF160EXのキー/ボタンなどの操作は、CD-RW /CD-Rディス
クのアクセス動作が終了してから行ってください。
1.
V
F
1
6
0
E
X
の
電
源
を
オ
ン
に
し
た
後
、C
D
-R
/R
W
ドライブに
点滅
記録容量
未記録ディスクをセットします。
2. [SETUP] キーを押して、SETUP モードへ入ります。
SETUP モードのメニュー選択表示に変わります。
[JOG] ダイヤルを回すと、現在VF160EXのカレント・ドライ
ブ上に設定されているプログラム・ナンバー/タイトルが選択
でき、選択したプログラムの記録容量も表示されます。
複数枚のディスクを必要とするプログラムを選択したときは、
セーブに必要なディスク枚数が表示されます(次図参照)。
3. [JOG] ダイヤルで“Save PGM ”メニューを選択(反転)
してから [ENTER/YES] キーを押します。
セーブ・デバイスを選択する表示に変わり“IDE”が点滅します。
ディスク枚数
7. プログラムを選択して [ENTER/YES]キーを押します。
つぎのような表示に変わります。
点滅
点滅
点滅
4.“IDE”が点滅している状態で [ENTER/YES] キーを押
この表示は、選択したプログラム・データをバックアップ・ナ
ンバー“B01”でCD-RW /CD-R ディスクにセーブすることを
示しています。バックアップ・タイトルはセーブ元のタイトル
がそのままコピーされます(編集することはできません)。
この状態で [JOG] ダイヤルを回すと、“B01”以外に“Eject”
が選択できます。“Eject”を選択してから [ENTER/YES] キー
を押すと、ディスクがイジェクトできます。
します。
[ENTER/YES] キーを押すと、搭載しているCD-R/RW ドライ
ブの機種名を数秒表示した後、セーブ・モードを選択する表示
に変わり、“BkUp”(Back Up)が点滅します。
ソング・データのセーブを実行するには“BkUp”を選択し、オー
ディオCD を制作するには“CD-DA”または“Setup”を選択
します。ここでは“BkUp”を選択した状態で次の操作へ進み
ます。“CD-DA”または“Setup”の使用方法ついては、後述の
「オーディオCD の作成」を参照してください。
8 “B01”表示の状態で [ENTER/YES]キーを押します。
セーブが開始され、セーブの進行とともに容量表示がカウン
ト・ダウンしていきます。セーブが終了するまでしばらくお待
ちください。下記表示は、選択したプログラム・ナンバーのソ
ング・データがバックアップ・ナンバー“B01”へセーブされ
ていることを示しています。
点滅
5.“BkUp”が点滅している状態で [ENTER/YES] キーを押
します。
バックアップ・モードを選択する表示に変わり、"W AV"が点滅
します。
セーブが終了すると“Save Completed!”が点灯する表示に変
わり、VF160EX のアクセスも停止します。同時にCD-R/RW
ドライブからディスクが自動的にイジェクトされます。
複数枚のディスクにセーブするときは、1 枚めのディスクが
いっぱいになると同時にディスクがイジェクトされ、ディスプ
レイに「次のディスクをセットせよ!」を示す“Insert Disk!”
が点灯します。
点 滅
6. [REW IND] キーを押して“FM DS3”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
115
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●既存のデータを消去する場合
“ERASE”と“Sure?”が点滅している状態で [ENTER/YES]
キーを押してください。
:
8.
[
E
X
I
T
/
N
O
]
キ
ー
(
ま
た
は
[
S
T
O
P
]
キ
ー
)
を
押
し
て
、
●ディスクをイジェクトする場合
:
表示に従って2枚めのディスクをセットすると、自動的にセー
ブが始まり、全てのセーブが終了するとディスクがイジェクト
され、上記の表示に変わります(下記<ご注意>を参照してく
ださい)。
[ENTER/YES]キーを押すと、ディスプレイは以下のように
変わって消去を開始し、消去の進行とともに“*”マークが
点滅しながら右へ増えていきます。
SETUP モードから抜け出します。
<複数枚のディスクへセーブするときのご注意>
複数枚のディスクへセーブしたときは、ディスクの順番が分かる
ように「ディスク-1」・「ディスク-2」などのメモを付けて保管
してください。後述の、セーブしたデータをロードする際に、
ディスクの順番を間違えることなく、スムーズに操作することが
できます。
<ご注意>
セーブの実行中は、途中で動作を中止することはできません。特
に、複数枚のディスクを使ってセーブしているとき、ディスク
の入れ替えなどを行う際に誤って [EXIT/NO] キーを押したり
すると、また最初のディスクからやり直さなければなりません。
<セーブのエラーについて>
セーブを実行中、何らかの理由でエラーが発生すると、以下
のような“エラー・メッセージ”を表示します。
このメッセージが表示された場合には、[EXIT/NO] キーを
押してください。セーブを実行する前のディスプレイ表示
に戻ります。なお、エラー・メッセージが表示されるまで実
行していたセーブ・データは無効となりますのでご注意く
ださい。
消去が終了すると同時に、前述の<操作-5>を実行したと
きと同じ「セーブ・プログラムを選択する表示」に変わり
ますので、それ以後の操作は前述同様に進めてください。
<注意>
上記画面で実行するイレースは「簡易イレース」で、一般
的にTOCなどの特別な領域のみを消去し、データ領域は消
去しません。そのため、何度も簡易イレースを実行しても、
読み込みエラーが発生する場合は、次ページ記載の「フル・
イレース機能」を使って、CD-RW ディスクのデータをイ
レースしてください。
<注意>
[JOG] ダイヤルで“Eject”を点滅させて [ENTER/YES]キーを
押してください。ディスクがイジェクトされると同時に、ディ
スプレイには「ディスクをセットしてください!」を促す
“Insert Disk!”が表示されます。表示に従って他のディスクを
セットすると、改めてセーブの操作手順へと進むことができま
す(前述の操作手順を参照)。
CD-Rディスクを使用しているときに上記エラー・メッセー
ジが表示された場合には、そのCD-R ディスクは使用でき
なくなります。
<覚えておきましょう(1)>
前述のセーブの操作は、未記録のCD-RW /CD-R ディスク
を前提に記載しました。しかし、前回セーブに使用した記
録済みのCD-RW ディスク(CD-R ディスクは除く)を使用
する場合は、つぎの事項にご注意ください(コンピュータ
などで記録したディスクも含みます)。
<覚えておきましょう(2)>
一度セーブに使用した記録済みのCD-Rディスクに、誤って再度
セーブしようとすると、下図のように“Not W ritable!”の警告
メッセージが表示され、他のディスクを要求する“Insert Disk”
メッセージ表示に変わります。ディスクを入れ直してください。
既に何らかのデータが記録されているCD-RW ディスクを
セットして、前述<操作-4>("IDE"が点滅している状態で
[ENTER/YES]キーを押す)を実行すると、ディスプレイに
警告メッセージを表示した後、つぎの表示に変わります
(“Sure ?”が点滅)。
この表示は、ディスクに記録されているデータの消去を実
行するか、あるいはディスクをイジェクトするかを選択で
きます(次項へ続く)。
点滅
点滅
116
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●フル・イレースを実行するには?
1. 本機が停止状態で[SETUP] キーを押します。
SETUP メニューの選択表示に変わります。
2. [JOG] ダイヤルで"Save PGM "を選択して[ENTER/YES]
キーを押します。
セーブ・デバイスを選択する表示に変わり、"IDE"が点滅します。
点滅
3. "IDE"が点滅している状態で、[ENTER/YES] キーを押しま
"Quick"は前述と同様「簡易イレース」を実行するとき選択し、フ
ル・イレースを実行するには"Full"を選択します。また、"Eject"
を選択するとディスクがイジェクトできます。
す。
[ENTER/YES]キーを押すと、セーブ・モードを選択する表示に
変わり、"BkUp"が点滅します。
6. [JOG] ダイヤルで"Full"を反転させて、[ENTER/YES] キー
を押します。
フル・イレースが始まり、終了と同時に"Completed!"が点灯しま
す。
点滅
点滅
4. [JOG] ダイヤルで"Setup"を反転させて、[ENTER/YES]
キーを押します。
書き込み条件を設定する画面に変わり、"Copyright"が反転しま
す。
点滅
<注意>
何らかの原因でフル・イレースできなかった場合には、再び前述
と同様の「イレース・モード」を選択する画面に戻ります。
このような場合には、再度前述と同様のイレース操作を繰り返し
てください。
7. 引続き他のディスクをフル・イレースするには [ENTER/
YES] キーを押し、イレースを終了するには[EXIT/NO]
キーを押してください。
<他のディスクをフル・イレースするには?>
[ENTER/YES] キーを押すと、前述のイレース・モードを選
択する画面に変りますので、"Eject"を選択して[ENTER/YES]
キーを押してください。イレース終了したディスクがイジェク
トされますので、他のディスクをセットしてください。
ディスクをセットすると、自動的にイレース・モードを選択す
る画面に変ります。前述同様イレース・モード("Full")を選
択して、フル・イレースを実行してください。
5. [JOG] ダイヤルで"Disc Erase"を反転させて、[ENTER/
YES] キーを押します。
イレース・モード(QuickまたはFull)を選択する画面に変わり、
"Quick"が点滅します。
117
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●CD-RW /CD-R ディスクからバックアップ・データをロード
下記の操作手順は、セーブ済みのCD-RW /CD-R ディスクが用意されていることを前提にしています。
5.“BkUp”の点滅状態で [ENTER/YES] キーを押します。
<注意>
バックアップ・ナンバー/タイトルと、記録容量が表示されま
す。
VF160EXのキー/ボタンなどの操作は、CD-RW /CD-Rディ
スクのアクセスが終了してから行ってください。
1. VF160EX の電源をオンにした後、CD-R/RW ドライブ
にディスクをセットします。
点滅
<注意>
複数枚のディスクにセーブしたソング・データをロードする
場合、必ず最初に「ディスク-1」をセットしてください。
誤って、ディスク-1 以外のディスクをセットして下記操作
を行うと、VF160EX はディスクの順番が違っていることを
自動認識し、ディスプレイには“W rong Disk”(ディスクが
間違っている)に続いて“Illegal No!”(順番が違っている)
メッセージを一瞬表示してディスクがイジェクトされます。
[JOG] ダイヤルを回すと、現在表示されているバックアップ・
ナンバー/タイトルの他に“Eject”が選択できます。
“Eject”を選択して [ENTER/YES] キーを押すと、ディスクが
イジェクトできます。
複数のディスクにセーブしたデータをロードする際、最初
のディスク(ディスク-1)がセットされている場合には、下
図のように表示されます。
2. [SETUP] キーを押して、SETUP モードへ入ります。
SETUP モードのメニュー選択表示に変わります。
点滅
点灯
3. [JOG] ダイヤルで“Load PGM ”メニューを選択(反
転)してから [ENTER/YES] キーを押します。
ロード・デバイスを選択する表示に変わり“IDE”が点滅しま
す。
6.
バッ
ク
ア
ッ
プ
・
ナ
ンバー
/
タイトルが表示されている状
態で [ENTER/YES] キーを押します。
ロード先(カレント・ドライブ)に新しいプログラムを作成し
てロードするための表示に変わります(“New PGM ”が点灯)。
点灯
点滅
点滅
CD-R/RW ドライブによるロードではロード先のカレント・ド
ライブに新しいプログラムを作成してロードするようになって
います。そのため、上記表示のようにプログラム・ナンバーの
後に“New PGM ”が点灯します。
4. "IDE"が点滅している状態で、[ENTER/YES] キーを押
します。
[ENTER/YES] キーを押すと、搭載しているCD-R/RW ドライ
ブの機種名を数秒表示した後、ロード・モードを選択する表示
に変わり、“BkUp”(Back Up)が点滅します。
セーブ・データをロードするには“BkUp”を選択し、オーディ
オCD からロードするには“CD-DA”を選択します。
ここでは“BkUp”を選択した状態で次の操作へ進みます。
“CD-DA”の使用方法ついては、後述の「オーディオCD から
のロード」を参照してください。
新たに作成されるロード先のプログラム・ナンバーは、現在カ
レント・ドライブ上に設定されている“プログラム数+1”の
数字に設定されます。
例えば、カレント・ドライブに8つのプログラム(P01~P08)
が存在する状態で作成されるN ew プログラム・ナンバーは
“P09”になります。
<注意>
上記表示の状態で [JOG]ダイヤルを回すと、ロード先のカ
レント・ドライブに設定されているプログラムとその記録容
量が選択できます。しかし、CD-R/RW ドライブによるロー
ドでは、既存のプログラムを選択してそのプログラムに上書
きしながらロードすることはできません。既存のプログラム
に上書きしようとすると“Void!”が表示され操作は無視さ
れます。
点滅
118
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7.“
N
e
w
P
G
M
”が表示されている状態で
[E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キーを押します。
ロードが開始され、ロードの進行とともに容量表示がカウン
ト・ダウンしていきます。ロード終了までしばらくお待ちくだ
さい。
下記表示例は、バックアップ・ナンバー“B01”のセーブ・デ
ータがカレント・ドライブ上に作成されたプログラムへロード
されていることを示しています。
<ロード実行中の表示例>
<注意>
ロード先のカレント・ドライブに、ロードするために必要な
「空き容量」がないときは、ディスプレイに“Disk Full !”の
警告メッセージを表示して、前操作を行った表示に戻ります。
ロードが終了すると“Load Completed!”が点灯する下記表示
に変わり、VF160EX のアクセスも停止します。
同時にCD-R/RW ドライブから自動的にディスクがイジェクト
されます。
複数枚のディスクからロードしているときは、1枚めのディス
クのロードが終了すると同時にディスクがイジェクトされ、
ディスプレイに「次のディスクをセットせよ!」を示す
“Insert Disk!”が点灯します。
表示に従って2枚めのディスクをセットすると、自動的にロー
ドが始まり、全ディスクのロードが終了すると上記の表示に変
わります。
<注意>
ロードの実行中は、途中で動作を中止することはできませ
ん。
<ロードのエラーについて>
ロードを実行中、何らかの理由でエラーが発生すると、下
記のような“エラー・メッセージ”を表示します。
このメッセージが表示された場合には、[EXIT/NO]キーを
押してください。
ロードを実行する前のディスプレイ表示に戻ります。
なお、エラー・メッセージが表示されるまで実行していた
ロード・データは無効となります。
8. ロード終了後、[EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)
を押して、SETUP モードから抜け出します。
119
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CD-R/RW ドライブによるW AV ファイルのセーブ/ロード
CD-R/RW ドライブを使ったセーブ/ロードでは、事前にCD-RW /CD-RディスクをDOSフォーマットでフォーマットする必要は
ありません。
<W AV ファイルのセーブについて>
1枚のCD-RW /CD-Rディスクには、セーブするプログラムの記録容量に関わらず、任意に選択した1つのプログラム・デー
タしかセーブできません。ディスクの空き容量が残っていても、同一ディスク上に複数のプログラム・データはセーブで
きません。ただし、1枚のディスクに入りきらないプログラム・データは、複数枚のディスクが使用できます。
<重要!W AV ファイルを使用する際のご注意>
バックアップ・ディスクのディレクトリについて:
●セーブするW AV ファイルは、バックアップ・ディスク上のルート・ディレクトリ(一番最初の階層)に記録されます。
●ロード可能なW AV ファイルは、バックアップ・ディスク上のルート・ディレクトリに配置されていなければなりませ
ん。
ルート・ディレクトリからフォルダーなど他の場所に移動されたW AV ファイルは、本機は認識できず誤動作の原因と
なる場合があります。
W AV ファイルのファイル名について:
●本機がセーブするW AV ファイルは、"******##.W AV"のファイル名で記録されます。
●本機がロード可能なW AV ファイルは、"******##.W AV"のファイル名でなければなりません。
最初の6 文字"******"は、SETUP モードの"Title Edit"メニューで表示するタイトルとなります。
この6 文字は、W AV ファイルでのセーブ時、およびコンピュータで編集して変更することも可能です。
後の2 文字"##"は、W AV ファイルでセーブ/ロードする、各トラック・ナンバー(1 ~24)を表します。
最後の".W AV"は、このファイルがW AV ファイルであることを表す拡張子です。上記以外のファイル名は、本機では
認識できません。詳細は、後述の各操作方法を参照してください。
この仕様を利用して、任意のトラックのみのW AV ファイルをロードしたり、トラックを入れ替えてW AV ファイルを
ロードすることが可能です。
120
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5.
"W
A
V
"
が点滅状態で
[E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キーを押します。
●W AV ファイルのセーブ
ここからの説明は、未使用のCD-RW /CD-R ディスクを使用し、CD-R/RW ドライブにディスクがセットされていることを前提に
しています。
1.
本
機
が
停
止
状
態
で
[
S
E
T
U
P
]
キ
ー
を
押
します。
<クリップボード・エキスポート機能について>
SETUP メニューの選択表示に変わります。
クリップボード・エキスポート機能とは、コピー・ペースト
またはムーブ・ペーストを実行する際設定する、CLIPBOARD
IN 点とOUT 点の範囲のみのデータをセーブする機能です。
したがって、任意の範囲データのみをセーブしたいときは、セー
ブを実行する前にあらかじめCLIPBOARD IN 点とOUT点
を登録する必要があります。
2. [JOG] ダイヤルで"Save PGM "を選択して[ENTER/YES]
キーを押します。
セーブ・デバイスを選択する表示に変わり、"IDE"が点滅します。
CLIPBOARD IN 点/OUT点の登録については、「第2章
基本的な録音/再生」の「基本的なロケート機能」を参照し
てください。
<注意>
ABS 0~REC END までの全データをセーブするには、かなら
ずクリップボード・エキスポート機能をOff にしてください。
点滅
6. "Off"が点滅状態で[ENTER/YES] キーを押します。
セーブするプログラムを選択する表示に変わります。
現在選択されているプログラム・ナンバーが点滅し、そのプログ
ラムの記録容量が表示されます。
3. "IDE"が点滅している状態で、[ENTER/YES] キーを押しま
す。
[ENTER/YES]キーを押すと、セーブ・モードを選択する表示に
変わり、"BkUp"が点滅します。
点滅
点滅
7. [JOG] ダイヤルでセーブしたいプログラムを選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
セーブするトラックを選択する表示に変わります。
初期状態では"AllTrack"が点滅します。
4. "BkUp"が点滅している状態で[ENTER/YES] キーを押し
ます。
バックアップ・モードを選択する表示に変わり、"W AV"が点滅し
ます。
点滅
点滅
この段階で[JOG]ダイヤルを回すと、"AllTrack"以外に"From
To"(初期設定では左の数字が点滅)が選択できます。
「クリップボード・エキスポートのON-OFF」が設定できる表示
に変わり、"Off"が点滅します。[REW IND] キー/[F FW D]キーを
押すとOnとOffが切り替えできます
"All Track"は、全トラック(1~24)のデータをセーブすると
き選択し、"From To"は任意のトラックを指定してセーブすると
き選択します。"From To"を選択するとつぎの表示に変わります。
点 滅
点滅
通常、ABS 0 ~REC ENDまでの全データをセーブするには、設
定を"Off"にしたままつぎの操作に進みます。
121
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セーブが完了すると"
S
a
v
e
C
o
m
p
le
te
d
!"が点灯します。
11.
[
E
X
IT
/N
O
]
キ
ー
(
または
[S
T
O
P
]
キー
)
を
押して
S
E
T
U
P
10.
フ
ァイル名を入力後
[E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キーを押します。
<"From ** To **"で任意のトラックを指定するには>
セーブが実行され、次のような表示となります。セーブの進行とともに、
容量表示がカウント・ダウンしていきます。
左が点滅している状態で [JOG] ダイヤルを回すと、1~
24 が選択できます。左の数字を1→2→3・・・と入力
すると同時に右の数字も1→2→3・・・と同じ数字に変
化します。これは、モノ・トラックを選択するときに便利
で、"From 02 To 02"と入力した場合はトラック2だけ
がセーブされることになります。
トラック5~12など複数のトラックを選択するには、最
初に左の点滅で05を入力します。その後 [F FW D] キー
を押して右の点滅へ移動し、12を入力します(右の点滅で
入力できる数字は左の数字より大きい数字です)。
表示は"From 05 To 12"となり、トラック5~12のデー
タがセーブされることになります。
複数枚のディスクが必要な場合、最初のディスクへセーブが終了すると
同時にディスクが自動的に取り出され、つぎのディスクをセットするよ
う促す"Insert Disk *"が点滅します。表示に従ってつぎのディスクを
CD-R/RW ドライブへセットすると、セーブが続けられます。
8. トラックを選択後[ENTER/YES] キーを押します。
"W AV"が点滅する表示に変わります。
この段階で[JOG]ダイヤルを回すと"Eject"が選択できます。
ディスクを取り出すには"Eject"を選択して[ENTER/YES] キー
を押してください。
モードから抜け出します。
点滅
<覚えておきましょう!>
既にプログラム・データが記録されているCD-RW ディスクを使用
して、前述の"BkUp"が点滅している状態で[ENTER/YES] キー
を押すと、下記警告メッセージを表示した後、既存のデータを消去
する表示に変ります("ERASE"と"Sure?"が点滅)。なお、記録済
みのCD-R ディスクでは、自動的にディスクがイジェクトされ、使
用できません。
9. "W AV"が点滅状態で[ENTER/YES] キーを押します。
W AV ファイル名をエディットするための表示に変わります。
点滅
点滅している箇所で[JOG]ダイヤルを回すと任意の数字/記号/アル
ファベットが入力できます。点滅ポイントは[REW IND]キー/[F FW D]
キーで移動します。なお、下記にある数字/記号/文字の入力が可能で
す。
点滅
点滅
アルファベットの大文字(A ~Z)
数字(0 ~9)
既存のファイルを削除しても構わない場合は、"ERASE"を選択して
[ENTER/YES]キーを押してください。また、削除したくない場
記号(!# $ % & ‘()@ ^ _-)
合には、"Eject"を選択して[ENTER/YES] キーを押してください。
ディスクがイジェクトされ、他のディスクに入れ替えることができ
ます。
<注意>
ファイル名は6文字まで入力できますが、ここで入力した文字/記
号/アルファベットなどは、下記のように一部変換されてしまいま
す。
"ERASE"または"Eject"を選択するには、[JOG]ダイヤル(また
は[REW IND]/[F FW D]キー)を操作します。
アルファベットの大文字(A ~Z) →変換なし
アルファベットの小文字(a~z) →大文字に変換
<注意>
上記画面で実行するイレースは「簡易イレース」で、一
般的にTOC などの特別な領域のみを消去し、データ領
域は消去しません。そのため、何度も簡易イレースを実
行しても、読み込みエラーが発生する場合は、前述117
ページ記載の「フル・イレース機能」を使って、CD-RW
ディスクのデータをイレースしてください。
数字(0 ~9)
記号(!# $ % & ‘()@ ^ _-) →変換なし
上記以外の記号 →“_”に変換
→変換なし
122
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6.
トラッ
クを選
択後、
[
E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キーを押します
。
セーブされたW AV ファイルについて
●W AV ファイルの構成
バックアップ・ディスク上のW AV ファイルは、ディスクのルート・ディレクトリに、1トラック1ファイル合計24 ファイルが作成されます。
ファイル名は“******01.W AV”から“******24.W AV”となります。“******”は上記で設定したファイル名、01 ~24の数字は、対応する各トラッ
クを表します。
###### 01. WAV
###### 02. WAV
###### 24. WAV
●複数枚にセーブされたW AV ファイルの構成
W AV ファイルは、1トラックから24トラック順番でセーブされていきます。複数枚のバックアップ・ディスクを使用したセーブ場合には、常にディスク
の残量を自動計算しながら、次のトラックのW AV ファイルをセーブするための容量が不足した時点で、次のディスクへ交換してのセーブを行います。
●W AV ファイルの容量
W AV ファイルでのセーブは、カレント・ドライブでの容量に比べて、容量が増加する場合があります。
例えば、記録が開始された時間と終了した時間や記録・未記録の多少など、各トラックに記録されている状態によって、容量が増加する場合があります。例
えば、ABS:0分からABS:1分までとABS:10分からABS:11分まで記録したトラックの場合、カレント・ドライブでは“2分間”のファイルとな
りますが、W AV ファイルでは“11 分間”のファイルになってしまいます。
●W AV ファイルのロード
セーブ済みのCD-RW /CD-R ディスクが、CD-R/RW ドライブにセットされていることを前提にしています。
1. 停止状態で[SETUP] キーを押します。
SETUP モードのメニュー選択表示に変わります。
4. [JOG] ダイヤルでロードするW AV ファイルを選択します。
ファイル名(先頭6文字)が異なる複数のW AV ファイルがセーブされ
ている場合には、順次セーブされているW AVファイル名(先頭6文字)
と容量が表示されます。ここで"Eject"を選択すると、バックアップ・ディ
スクの取り出しが行えます。
2. [JOG] ダイヤルで“Load PGM ”を選択して、[ENTER/YES]
キーを押します。
ロード・デバイスを選択する表示に変わり、"IDE" が点滅します。
<ご注意>
“******##.W AV”以外のファイル名は本機では認識できず、ロー
ドすることはできません。ファイル名の先頭6文字"******"が異なっ
ているW AV ファイルは、個別のバックアップW AV ファイルとし
て認識され、選択することが可能です。
5.
W
A
V
ファイ
ルを選
択後、
[
E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キーを押します。
ロードするトラックを選択する表示に変わります。初期状態では"All"が
点滅します。
点滅
点滅
この段階で[JOG]ダイヤルを回すと、"All" 以外に"01" ~"24"(モ
ノ・ トラック)が選択できます。
3. “IDE”が点滅している状態で、[ENTER/YES] キーを押します。
ロードするW AVファイルを選択する表示に変わります。ディスクが挿
入されていない場合には、“No SCSIDisk!”を表示した後トレイがイ
ジェクトされ、“InsertDisk”が表示されます。ディスクをCD-R/RW
ドライブへセットしてください。
点滅
点滅
ロード先(カレント・ドライブ)のプログラムを選択する表示に変わり、
[JOG]ダイヤルで選択できます。
123
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7.
ロ
ー
ド
先
の
プ
ロ
グ
ラ
ム
を
選
択
後
、
[
E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
キ
ー
を
押
し
ま
8.
[E
X
IT
/N
O
]
キ
ー
ま
た
は
[S
T
O
P
]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
"
タ
イ
ト
ル
"&
"
容
量
"
表
示
は、選択したプログラムを削除してロードす
るW AV ファイルのプログラムに置き換えます。
点滅
点滅
"タイトル"&"NewPGM "表示は、ロードするW AV ファイルで新たに
プログラムを作成します。
点滅
点滅
<ご注意>
カレント・ドライブにW AV ファイルをロードする容量がない場合
には、容量が"-***"とマイナス表示されてしまいます。
このような場合には、置き換えてロード可能な容量となるプログラ
ムを選択する、または不要なプログラムを削除してください。
す。
新規プログラムでのロードを選択("タイトル"&"New PGM "を選択)
した場合は、即ロードが実行されます。
置き換えプログラムでのロードを選択("タイトル"&"容量"選択)し
た場合は、"Overwrite?"と"Sure?"が表示されます。
再度[ENTER/YES]キーを押すと、ロードが実行されます。
ロードの実行中は次のような表示となり、ロードの進行とともに容量表
示がカウント・ダウンしていきます。
ロードが完了すると"Completed!" が点灯します。
<ご注意>
ロードされたプログラムのタイトルは、ロードするW AV ファイル
のファイル名(先頭6文字)に置き換えられます。
手前の手順に戻る場合や、作業を中止する場合にも、[EXIT/NO]キー
または[STOP]キーを押します。
124
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CD-DA フォーマットのセーブ/ロード
●オーディオCD の作成
ここでは、「応用編」に記載されている「
イ
ン
タ
ー
ナ
ル
・
ミ
ッ
ク
ス
ダ
ウ
ン
・
モ
ー
ド」を活用してミックスダウンした曲を、CD-
RW /CD-R ディスクに記録して"CD-DA フォーマットのオーディオCD"を作成します。オーディオCD の作成手順は、ソング・
データのセーブ(バックアップ)と同様SETUP モードにある“Save PGM ”メニューで行います。
CLIPBOARD IN point
ABS 0
CLIPBOARD OUT point
ABS 05M 00S 00F
<覚えておきましょう!>
オーディオCD は、右図のようにインターナル・ミックスダウン・
モードでミックスダウンした曲を、CD-RW /CD-Rディスクへ記録し
て作成します。
CD-RW /CD-R ディスクへは、ミックスダウンしたプログラムの
"CLIPBOARD IN ポイント"および "CLIPBOARD OUT ポイント"間
のデータのみが記録されます。なお、ミックスダウンした曲は1 曲
でも複数の曲でも連続してディスクへ記録できます。
CLIPBOARD IN point
CLIPBOARD OUT point
ABS 00M 10S 00F
ABS 0
ABS 06M 00S 00F
<ご注意!>
CD-RW ディスクを使って作成したオーディオCDは、CD-RW ディスクの再生に対応している機器でのみ再生が可能です。CD-
RW に対応していないCD プレーヤーなどでは再生できませんのでご注意ください。
下記の操作は、「インターナル・ミックスダウン・モード」において、ミックスダウンされたプログラムがVF160EX のカレ
ント・ドライブ(内蔵HDD)上に存在していることを前提にしています。
オーディオCD を作成するには“CD-DA”を選択して実行しま
すが、用途に応じて“Setup”(書き込み条件の設定)を選択し
て、コピー・プロテクトの設定およびイベント・イネーブルの
設定を行います。プロテクトおよびイベント・イネーブルが初
期設定のままオーディオCD を作成するには、“CD-DA”を選
択して<操 作-7 >へ進みます。
<注意>
VF160EXのキー/ボタンなどの操作は、CD-RW /CD-Rディス
クのアクセス動作が終了してから行ってください。
1. VF160EX の電源をオンにした後、CD-R/RW ドライブ
に未記録のディスクをセットします。
2. [SETUP] キーを押して、SETUP モードへ入ります。
点滅
3. [JOG] ダイヤルで“Save PGM ”メニューを選択(反
転)してから [ENTER/YES] キーを押します。
セーブ・デバイスを選択する表示に変わり“IDE”が点滅します。
5. [JOG] ダイヤルで“Setup”を選択して [ENTER/YES]
キーを押します。
書き込み条件の設定表示に変わり、コピー・プロテクトのオン
/オフ(初期設定:オフ)およびイベントの有効/無効設定(初
期設定:オン)が可能になります(下記表/次ページ表参照)。
点滅
“コピー・プロテクト”のON/OFF について
“コピー・プロテクト”の設定によって、作成したオーディ
オCD のコピー(複写)を制限することができます。
4. "IDE"が点滅している状態で、[ENTER/YES] キーを押
します。
ON
一度だけのコピーが可能になります。
[ENTER/YES] キーを押すと、搭載しているCD-R/RW ドライ
ブの機種名を数秒表示した後、セーブ・モードを選択する表示
に変わり、“BkUp”(Back Up)が点滅します。
OFF
制限なくコピーが可能になります(初期設定)。
125
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9.
[J
O
G
]
ダイヤルでミックスダウンしたプログラムを選択
“E
v
e
n
t
E
n
a
b
le
”の
O
N
/O
F
F
について
して、[ENTER/YES] キーを押します。
選択したプログラムが一曲めに設定されます。
マスタリング曲の"Clipboard Inポイント"と"Clipboard Out
ポイント"間に登録されている"イベント"を有効にするか、
無効にするかを設定します。Event Enableの設定に関する
詳細は、この後128 ページを参照してください。
ON
Clipboard Inポイント~Clipboad Outポイント間
に登録されているイベントを有効にし、オーディ
オCD 作成時にイベントごとに曲を分割します。
点滅
OFF
Clipboard Inポイント~Clipboad Outポイント間
に登録されているイベントを無視し、オーディオ
CD 作成時に曲を分割しません。
● 一曲のみCD-RW /CD-R ディスクへ記録するには、つぎの
<操作-10 >へ進みます。
設定したい項目を選択して [ENTER/YES] キーを押すと、現在
の設定が点滅して変更可能な状態になります。その後、点滅し
ている状態で [JOG] ダイヤルを回し、“ON”または“OFF”を
選択した後 [ENTER/YES] キーを押して決定します。
● 複数の曲を連続して記録するには、上記一曲めの設定が終っ
た後、[JOG] ダイヤルで二曲めの行を選択して [ENTER/
YES]キーを押します。その後一曲めの選択と同様 [JOG]
ダイヤルでプログラムを選択してから [ENTER/YES] キー
を押します。
6. 必要な設定が終了したら [EXIT/NO] キーを押します。
モード・セレクト表示に変わり、"Setup"が点滅します。
以後この操作を繰り返し、希望の曲にプログラムを選択して
つぎの<操作-10 >へ進みます。
点滅
<覚えておきましょう!>
プログラムを選択したとき、下記のように記録時間が“00:
00”と表示される場合は、そのプログラムのCLIPBOARD IN
点とCLIPBOARD OUT点が正しく登録されていないことを示
しています。
7. [REW IND] キーを押して“CD-DA”を選択し、[ENTER/
YES] キーを押します。
“Please W ait!”メッセージを表示した後、記録するプログラム
を選択する表示に変わります。
“01”、“02”などは曲番を示し、“NON”はまだプログラムが
選択されていないことを示しています。
CLIPBOARD IN 点とCLIPBOARD OUT 点が正しく登録
されていないプログラムとは、つぎの状態を示していま
す。
CLIPBOARD IN 点=CLIPBOARD OUT 点
CLIPBOARD IN 点>CLIPBOARD OUT 点
これらのプログラムを選択して [ENTER/YES] キーを押す
と、“Void In!”、“Void Out!”または“Void Data!”などの
警告を表示して、設定することはできません。
点滅
<注意>
ミックスダウンしたプログラム以外でも、IN/OUT
点が正しく登録されていると選択することができ
ます。
8. 続けて [ENTER/YES] キーを押します。
カレント・ドライブ内末尾のプログラム・ナンバーが点滅する
表示に変わり、そのプログラム・タイトルと記録時間が表示さ
れ、ディスプレイ上部には曲の合計時間が表示できるようにな
ります。
しかし、誤ってそのプログラムを選択してオー
ディオCD を作成すると、トラック1と2のデータ
しか記録されません。
したがって、オーディオCDを作成するときのプロ
グラム選択にはご注意ください。
点滅
126
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<複数の曲を選択する場合の注意!>
<覚えておきましょう!>
CD-RW /CD-Rディスクへ複数の曲を記録する場合、曲番を飛
ばしてプログラムを選択しないでください。
既に何らかのデータが記録されているCD-RW ディスクをセッ
トして、前述<操作-6 >(“CD-DA”が点滅している状態で
[ENTER/YES] キーを押す)を実行すると、警告メッセージ
(“Not Empty!”)を表示した後、ディスクに記録されているデー
タの消去を実行するか、あるいはディスクをイジェクトするか
を選択する表示に変わります。
曲番を飛ばして登録すると、後の曲は記録されなくなります。
下記例のように三曲めを飛ばしてプログラムを登録したとする
と、記録されるのは一曲めと二曲めのみで、それ以後の曲は記
録されません。
<注意!>
たとえ一曲でも、CD-RW /CD-R ディスクの記録容量をオー
バーするプログラムを選択してオーディオCDを作成しようと
すると、ディスプレイに“Disk Full!”を表示して、実行する
ことはできません。
点滅
点滅
●既存のデータを消去する場合:
“ERASE”と“Sure?”が点滅している状態で [ENTER/YES]
キーを押してください。
[ENTER/YES] キーを押すと、ディスプレイは以下のように変
わって消去を開始します。消去の進行とともに“*”マークが
点滅しながら右へ増えていきます。
10.プ
ロ
グ
ラ
ム
の
設
定
が
終
了
し
た
ら
、[R
E
C
O
R
D
]
ボ
タ
ン
を
押しながら [ENTER/YES] キーを押します。
点滅
ディスクへの記録が始まり、つぎのような表示に変わります。
点滅
点滅しながら増えていきます
すべての記録が終了すると“Save Completed!”が点灯し、自
動的にディスクがCD-R/RW ドライブからイジェクトされます
ので、終了するまでしばらくお待ちください。
消去が終了すると同時に、前述の「“C D -D A ”を選択して
[ENTER/YES] キーを押したときの表示」に変わりますので、
それ以後の操作は前述同様に進めてください。
11.CD-RW /CD-Rディスクへの記録が終了したら、[EXIT/
NO] キーを押して、SETUP モードから抜け出します。
<注意>
上記画面で実行するイレースは「簡易イレース」で、TOC
などの特別な領域のみを消去し、データ領域を消去するも
のではありません。そのため、何度も「簡易イレース」を
行っても読み込みエラーが発生する場合には、前述117
ページに記載の「フル・イレース」を実行してください。
●ディスクをイジェクトする場合:
[JOG] ダイヤルで“Eject”を点滅させて [ENTER/YES]キーを
押してください。ディスクがイジェクトされると同時に、ディ
スプレイには「ディスクをセットしてください!」を促す
“Insert Disk!”が表示されます。表示に従って他のディスクを
セットすると、改めてつぎの操作手順へと進むことができます
(前述の操作手順を参照)。
127
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<EventEnableのON/OFF 設定に関する詳細>
Event Enableの設定は、オーディオCD を作成するためマスタリングした曲のClipboard Inポイント~Outポイント間に登録
されているイベントを有効にするか、無視するかを設定する機能です。
通常、インターナル・ミックスダウン・モードでマスタリング
した曲には、図-1のようにClipboard InポイントとOutポイン
トのみが自動的に登録されます。そして、Clipboard In ポイン
トは曲の先頭を示す「イベント」としても利用されます。本機
では、このイベントを認識してInポイント~Outポイント間を
1 曲と判断し、CD-R/RW ディスクへ記録するようになってい
るため、Event Enableの初期設定は“ON”になっています。
このように、Inポイント~Outポイント間に複数のイベントが
登録された曲でオーディオCD を作成すると、Event Enableが
初期設定の“ON”のままでは、図-3 のように登録されている
イベントで曲が分割されてしまいます。
つまり、1 曲のオーディオCD を作成するところが、複数曲の
オーディオCD になってしまう訳です。
そのため、イベントが登録されたマスタリング曲でオーディオ
CD を作成するには、Event Enableを“OFF”に設定すること
が必要です。そうすることで、Inポイントのイベントを除く他
のイベントを無視して、曲が分割されることなくオーディオCD
が作成できます。
Clipboard In point
Clipboard Out point
<図-1 >
Clipboard In point
(EVT 00)
Clipboard Out point
EVT 01
EVT 02
EVT 03
しかし、マスタリングした曲に複数のイベントが登録されてい
る場合には、オーディオCD を作成する際にEvent Enableを
“OFF”に設定し直す必要があります。つまり、図-2 のように
ロケートやパンチイン/アウトなどを行う目的で、マスタリン
グ曲のOutポイント~Inポイント間に複数のイベントを登録し
た状態を示しています(Inポイントには“EVT 00”が登録され
ます)。
B
D
A
C
A
Track 1 (CD01)
Track 2 (CD02)
B
Track 3 (CD03)
Track 4 (CD04)
C
Clipboard In point
Clipboard Out point
EVT 01
EVT 02
EVT 03
D
<図-3 >
<図-2 >
<注意:こんなときは“OFF”にしてください!>
下記例(<図-4>)のように、複数のイベントが登録されている曲(Program 1)と、イベントが登録されていない曲(Program 2)を
混合してオーディオCD を作成する場合には、Event Enableを“OFF”に設定してください。
そうすることで、Program 1 のイベントを無視して、2 曲のオーディオCD が作成できます。
万一、Event Enableが “ON”になったまま作成すると、図-5 のようにProgram 1 のみが4 曲に分割され、Program 2 と合わせて合
計5 曲のオーディオCD になってしまいます。
Clipboard In point
Clipboard Out point
EVT 01
EVT 02
EVT 03
Clipboard In poinr
Clipboard Out point
EVT 01
EVT 02
EVT 03
Program 1
B
C
D
A
Program 1
Clipboard In point
Clipboard Out point
Clipboard In point
Clipboard Out point
Program 2
Program 2
A
Track 1 (CD01)
Track 2 (CD02)
Track 3 (CD03)
Program 1
Track 1 (CD01)
Track 2 (CD02)
B
C
Program 2
Track 4 (CD04)
Track 5 (CD05)
D
<図-4 >
Program 2
<図-5 >
<“ON”で使用すると、こんなときに便利!>
本機では、自作のオーディオCD から複数曲(または全曲)を内蔵HDD のプログラムへロードした場合、図-6のようにHDD 上に作成さ
れる新たな1つのプログラムへロードされるようになっています(詳細は後述の「オーディオCD からのロード」を参照)。そして、ロー
ドした各曲の先頭にはイベントが付加されています。
このように、HDD のプログラムへロードされてい
Clipboard In point
(=EVT00)
る複数曲を使い、再度オーディオCD を作成する場
合には、Event Enableを“ON”にして実行します。
これにより、本機は各曲の頭に登録されているイベ
ントを認識し、ロードした曲と同じ曲数のオーディ
オCD が作成できます。
Clipboard Out
point
EVT03
EVT01
EVTnn
EVT02
<図-6 >
128
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●オーディオCD からのロード
本機で作成したオーディオCD や、市販のオーディオCD から任意の曲を選択して、VF160EX へロードすることができます。
オーディオCD から任意の曲をロードすると、自動的にVF160EX のカレント・ドライブ上に"New プログラム"を作成して、
そのプログラムのトラック1と2へ記録されるようになっています。オーディオCD からのロードは、バックアップ・データ
のロードと同様、SETUP モードにある“Load PGM ”メニューで実行します。
<著作権についてのご注意!>
市販のオーディオCD からも、同じ要領でロードすることが可能です。
ただし、著作権の有するオーディオCD からロードする曲は、ご自分で聴いて楽しむ以外、営利を目的とした使用はお止め
ください。著作権の有する曲を、営利を目的として無断で使用すると、著作権法に基づき処罰されます。市販のオーディオ
CD を取り扱う際には、充分ご注意ください。なお、コピー・プロテクトなどがかかっている市販のオーディオCD からは、
ロードすることができませんのでご承知おきください。
下記の操作は、本機で作成したオーディオCD(または市販
のオーディオCD)が用意されていることを前提にしていま
す。
5.“CD-DA”が点滅している状態で [ENTER/YES] キーを
押します。
警告表示に変わり、[JOG] ダイヤルを回すと警告文の全文が読
み取れます。
<注意>
VF160EX のキー/ボタンなどの操作は、CD-RW /CD-R ディ
スクのアクセス動作が終了してから行ってください。
1. VF160EX の電源をオンにした後、CD-R/RW ドライブ
にオーディオCD をセットします。
2. [SETUP] キーを押して、SETUP モードへ入ります。
3. [JOG] ダイヤルを回して“Load PGM ”メニューを選
択(反転)してから [ENTER/YES] キーを押します。
ロード・デバイスを選択する表示に変わり“IDE”が点滅しま
す。
<警告文について!>
スクロールして表示される警告文の全文は以下の通りです。
Warning!
You are responsible for use of this digital device.
Be sure to abide by the copyright conditions of
the source material.
Press“Enter/Yes”key if you agree with the above.
(日本語訳)
点滅
デジタル製品のご使用にあたっては、あなたに責任があり
ます。ご使用になる音楽ソースの著作権については堅く
守ってください。上記項目に同意されるなら [ENTER/
YES] キーを押してください。
4. "IDE"が点滅している状態で [ENTER/YES] キーを押し
<覚えておきましょう!>
ます。
前述の警告文は、前述の「S/P DIFデジタル信号によるロード」
を実行する際、ロード・デバイスを“S P D IF”に設定して
[ENTER/YES] キーを押した後にも表示されます。
ロード・モードを選択する表示に変わり、“CD-DA”が点滅し
ます。
<ご注意!>
点滅
警告文に同意できず、作業を中止するには [EXIT/NO] キーを
押してください。 "Set Disable", "Can't Loading"を表示した
後、前述のモード・セレクト表示に戻ります。警告文に同意し
て作業を続けるには、つぎの操作へ進んでください。
129
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6.
警
告
文
に
同
意
し
た
後
[
E
N
T
E
R
/
Y
E
S
]
キ
ー
を
押
し
ま
す
。
<ご注意!>
オーディオCD からロードするときは、曲を選択してもタイ
トル名は表示されません。
ロード・タイプを選択する表示に変わり、"One"が点滅します。
ロード・タイプは "One"以外に下記タイプが選択できます。
用途に合わせて選択してください。
"A I I"を選択したときは、この後 [RECORD] キーを押しなが
ら[ENTER/YES] キーを押すことで、カレント・ドライブへの
ロードを開始しますが、下記<ヒント>をお読みください。
<ヒント>
ロード・タイプに"A I I"を選択して全ての曲をロードする
前に、どうしても不要な曲がある場合は、ロードを実行す
る前に以下の操作を行ってください。
ロードする曲ごとに、新たなプログラムがカレン
One
Select
All
ト・ドライブ上に作成されます。
(1) 前述のように、全ての曲が選択された状態にお
いて、[JOG] ダイヤルで希望の曲番を反転させ
て、[ENTER/YES] キーを押します。
任意の曲(1曲または複数曲)がロードできます。
カレント・ドライブ上に新たなプログラムを一つ
作成し、選択する曲全てをそのプログラムへロー
ドします。1 曲または複数曲がロードできます。
ロード先のプログラム・ナンバーが点滅します。
(2) [JOG] ダイヤルで"NON"を選択して [ENTER/
YES] キーを押します。
カレント・ドライブ上に新たなプログラムを一つ
作成し、そのプログラムへオーディオCD に収録
されている全曲をロードします。
"NON"に設定した曲は、ロードされなくなります。
(*)新たなプログラムとは、オーディオCD の曲をロード
するためのプログラムを指し、現在カレント・ドライブ上
にあるプログラム数+1 の数字が、そのプログラム・ナン
バーとなって、自動的に作成されます。
8. [JOG] ダイヤルで希望の曲を選択(反転)して、
[ENTER/YES] キーを押します。
選択した曲番の"NON"表示部に、ロード先のプログラム・ナン
バーが点滅して表示され選択した曲の記録時間も表示されま
す。下記図は、1曲目(01)を選択した場合の表示例で、トー
タル時間が上部に表示されます(複数曲を選択するごとに、
トータル時間が加算されていきます)。
7. 希望のロード・タイプを選択して [ENTER/YES] キー
を押します。
選択したロード・タイプによって、それぞれつぎの表示に変り
ます。
● "One"または "Select"を選択したとき:
いずれも、以下のようなロードする曲を選択する表示に変りま
す。"NON"は何も選択されていないことを示し、その前にある
番号("01"など)は、オーディオCD の曲番を示しています。
また、"▼"マークはオーディオCD に複数の曲が収録されてい
ることを示し、1曲しか収録されていないオーディオCD では
"▼"マークは表示されません。
この状態で [JOG] ダイヤルを回すと、点滅部分が"P**"また
は"NON"を表示させることができます。選択を解除するには
"NON"を選択して [ENTER/YES] キーを押してください。
そのまま登録するには、つぎの操作へ進みます。
ロードする曲を選択するには、この後の<操作-8 >へ進んで
ください。
9. [ENTER/YES] キーを押します。
選択した1 曲目が設定され、以下のような表示に変ります。
● "A l l"を選択したとき:
自動的に、オーディオCD に収録されている全ての曲がロード
する曲に選択され、つぎのような表示例に変ります。
この例では、ロード先のカレント・ドライブに新たに作成され
るプログラム・ナンバーが"P05"であることを示し、各曲の録
音時間が表示されます。
10.[JOG] ダイヤルで他の曲を選択して、[ENTER/YES]
キーを押します。
例として2 曲目を選択します。
もちろん、2曲目を飛ばして3曲目や4曲目を選択することが
できます。[ENTER/YES] キーを押したときの表示は、前述選
択したロード・タイプ("One"または"Select")によって、つ
ぎのように異なります。
130
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ロード・タイプに"One"を選択したときは、2曲目のロード先
プログラム・ナンバーは1曲目のつぎの番号となり、曲を選択
するごとにカウント・アップしていきます。つまり、ロードす
る曲ごとにプログラムが新規に作成されることを意味していま
す。
<覚えておきましょう!>
下記例のように、ロードする曲を飛ばして選択した場合、3 曲
目の曲がプログラム6 へロードされます。
しかし、上記のように1曲目と3曲目を設定した後、飛ばした
2 曲目を選択すると、自動的に2 曲目がプログラム6 に、3 曲
目がプログラム7 へロードされるよう、再設定されます。
それとは反対に、ロード・タイプに"Select"を選択したときは、
1 曲目と同じプログラム・ナンバーが表示されます。つまり、
何曲選択しても同プログラムへロードされることを意味してい
ます。
<覚えておきましょう!>
複数ロードした曲をカレント・ドライブ上で再生するに
は、ロードしたタイプによって以下の操作で行なえます。
●“One”タイプでロードした曲を再生するには:
[PGM SEL] キーを押した後、 [JOG] ダイヤルでロードし
たプログラムを選択して [ENTER/YES] キーを押します
(プログラム・チェンジ機能)。その後 [PLAY] キーを押し
て再生します。プログラム・チェンジ機能については、72
ページを参照してください。
11.[ENTER/YES] キーを押します。
1 曲目のときと同様、2 曲目が設定され反転表示に変ります。
12.前述と同じ要領で、他の曲を選択し設定していきます。
13.希望の曲が設定できたら、[RECORD] キーを押しなが
●“Select”または“All”タイプでロードした曲を
再生するには:
ら [ENTER/YES] キーを押します。
ロードの実行を示す表示に変わり、進行とともに記録容量がカ
ウント・ダウンしていきます。
ロードしたプログラムは、上記同様プログラム・チェンジ
機能を使って切り替えますが、ロードした曲すべてが1つ
のプログラムに記録されているため、個々の曲を選択する
には、停止中または再生中に [SHIFT] キーを押しながら
[REW IND/PREV] キー(または [F FW D/NEXT] キー)を
押します。
ロード実行中は中止することができません。多くの曲を選択し
て実行した場合、ロード完了まで時間がかかりますので、しば
らくお待ちください。
ロードは終了すると"Completed!"が点灯し、オーディオCD が
自動的にCD-R/RW ドライブからイジェクトされます。
“Select”または“All”で複数曲をロードしたプログラムで
は、各曲の頭に「イベント」が付けられているため、[SHIFT]
キーを押しながら [REW IND/PREV]キー(または [F FW D/
NEXT] キー)を押すと、イベントに基づいてロケートを実
行します(イベントについては37 ページを参照)。これに
より、市販のCD プレーヤなどの操作と同様、キーを押すご
とに前後にある曲の頭出しが可能です。このように再生し
たい曲を頭出しした後、[PLAY] キーを押して再生します。
付加されたイベントを確認するには、ロードしたプログラ
ムが立ち上がって停止中に、 [SHIFT] キーを押しながら
[SCENE STORE/M AP] キーを押してください。下記例の
ようにイベント・マップ表示に変わり、各曲の先頭が確認
できます(下記表示は、タイム・ベースがBAR/BEAT 時の
例です)。
14.[EXIT/NO] キーを押して、SETUPモードから抜け出し
ます。
131
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第7章 SETUP モード
SETUPモードの各メニューには、本機の動作環境を設定する「初期設定値の変更メニュー」、各トラックのイベント数を確認する
「チェック・メニュー」、さらにはセーブ/ロード、ディスク・フォーマットなどの「実行メニュー」が用意されています。
「初期設定値の変更メニュー」には、下記<表-1>に示す項目があり、通常本機を使用するために必要な設定値が工場出荷時にあ
らかじめ設定されています(これを初期設定値と呼んでいます)。これらの初期設定値を必要に応じて変更することで、本機の動
作環境を変えることができます。「チェック・メニュー」には<表-2>の「イベント数のチェック」と「カレント・ドライブ情報
のチェック」が用意されています。また、「実行メニュー」には<表-3>に示すように、「プログラムの削除」・「プログラム・タ
イトルのエディット」・「ソング・データのロード」・「ソング・データのセーブ」・「ディスクのフォーマット」があり、必要なSETUP
メニューを立ち上げて実行することができます。
ここでは、<表-1>「初期設定値の変更メニュー」と<表-2>「チェック・メニュー」の操作方法についてのみ記載しています。
「実行メニュー」については、<表-3>中に記載している「参照ページ」を参照してください。
<表-1 >設定メニュー
設定する内容
ディスプレイ表示
Signature Set
Tempo Set
Click
初期設定値
参照ページ
133
135
136
137
137
138
138
139
139
140
140
141
142
142
143
145
145
146
147
148
設定の共通性
拍子の設定
001BAR 4/4
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
●
●
●
●
○
○
○
●
○
テンポマップの設定
001BAR 1 120
メトロノーム機能の設定
Off
プリロール値の設定
PrerollTime
M idiSync Out
Frame Rate
M tc Offset
OffsetM ode
Slave M ode
Slave Type
Rec Protect
DigitalIn
00s
M IDI同期出力信号の設定
M TC
M TC フレームレートの設定
M TC オフセット値の設定
M TC オフセット・モードの設定
スレーブ・モードON/OFFの設定
スレーブ・タイプの設定
25フレーム
00h59m57s00f00sf
ABS
Off
Vari
Off
録音可/不可の設定
デジタル入力の設定
Analog
SPDIF
Off
デジタル出力の設定
DigitalOut
BAR/BEAT リゾリューションの設定
M IDIデバイス番号の設定
Resolution
Device ID
00
フェーダー・フィックスON/OFFの設定
フェーダー・リコールON/OFFの設定
ペア・フェーダーの設定
FaderFix
Off
FaderRecall
PairFaderSet
Phantom Power
Comp. Channel
Off
Off
ファンタム電源のON/OFF設定
コンプレッサー・チャンネルの設定
Off
Off
○:プログラムごとに設定可能、セーブ/ロード可能
●:全プログラムに共通の設定、セーブ/ロード不可
<注意>:上記表中の「初期設定値」は、カレント・ドライブ(ハードディスク)をフォーマットした直後の設定値です。
<表-2 >チェック・メニュー
確認する内容
ディスプレイ表示
NumberOf Event
Drive Information
参照ページ
143
設定の共通性
各トラックのイベント数チェック
カレント・ドライブ情報のチェック
-
-
144
<表-3 >実行メニュー
実行する内容
ディスプレイ表示
Title Edit
参照ページ
設定の共通性
プログラムのタイトル・エディット
プログラムの削除
71
-
-
-
-
-
Delete
71
外部機器からソング・データをロード
外部機器へソング・データをセーブ
ディスクのフォーマット
Load PGM
Save PGM
Disk Format
106
106
24
132
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SETUP モードへ入るには
SETUP モードへ入るには、VF160EX が停止状態のときのみ可能です。
1. 停止している状態で、操作パネル上にある[SETUP] キー
<ご注意>
を押します。
工場出荷時、あるいは電源を再投入したときは、「拍子の設定
(Signature Set)」メニューが反転表示になります。それ以外
の場合は、SETUP モードから抜け出す際、最後に表示してい
たSETUP メニューが反転表示します。
SETUP キーを押すとSETUP モードの第一階層へ入り、SETUP
メニューを選択するための表示に変わります。
白黒反転しているタイトルは現在選択されているメニューを示
し、▼(点滅)は下にタイトルが存在していることを表していま
す。
2. [JOG] ダイヤルで希望のメニューを選択して[ENTER/
YES] キーを押すと、具体的な設定操作に進ことができま
す。
点 滅
<覚えておきましょう!>
●SETUP モードから抜け出す、あるいは前の階層へ戻るに
は、[EXIT/NO]キー(または[STOP]キー)を押してくだ
さい。
●希望のSETUPメニューを選択するには、[JOG]ダイヤル以
外に[HOLD/>]キー、[REW IND]キー、[F FW D]キーも使用
できます。
拍子の設定[SignatureSet]
「拍子の設定」メニューでは、内蔵のプログラマブル・テンポマップ上の任意の小節における「拍子」を設定します。
例えば、「1小節めは4/4 拍子で、3小節めからは2/4 拍子・・・」というような任意の拍子を設定できます。
この「拍子の設定」と次項の「テンポの設定」によりテンポマップが作成されますので、VF160EX がタイムベースBAR/BEAT/
CLK で管理できるようになり、メトロノーム機能も使うことができます。また、VF160EX から外部シーケンサーなどに対して
M IDIクロック&ソング・ポジション・ポインタを出力する場合にも、必ずこの「拍子の設定」と次項の「テンポの設定」が必要
になります。
新規に小節/拍子データを登録
● 初期設定
: 001小節・4/4 拍子(002小節以降は未設定)
● 設定可能な小節 : 002~999
● 設定可能な拍子 : 1/4、2/4、3/4、4/4、5/4、1/8、3/8、5/8、
6/8、7/8、8/8、DEL(拍子の削除)
3. <操作-2 >の表示で“InsertNew Event”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
● 設定可能な最大ポイント数:64ポイント
“InsertNew Event”表示部が、新たな小節を設定する表示に変
わり、“BAR”の数字が点滅します。
★ プログラムごとに設定が可能です。
★ 設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★ 電源をオフしても、設定内容は保持されます。
このとき表示される小節の値は、一番最後に設定されている小節
値+1の値が表示され、拍子の値は一番最後の設定と同じ値を表
示します(例:初期設定の状態では“002BAR 4/4 ”を表示
します)。
1. あらかじめ拍子を設定するプログラムを選択します。
2. メニュー選択表示で“SignatureSet”を選択して、[ENTER/
YES] キーを押します。
現在の拍子設定を確認する表示に変わります。
初期設定では下記表示となり、小節のオフセット値が-002bar、
そして1小節からの拍子が4/4に設定され、1小節以降には何も
拍子が設定されていないことを示しています。
点 滅
[JOG]ダイヤルを回すと、表示されている項目が交互に選択でき
ます。“-002barOffset”はbarのオフセット値を設定するとき、
“InsertNew Event”は1小節以降に新規の拍子を設定するとき、
そして、“AllClear”は設定されている拍子/テンポを全て削除す
るときに選択します。
4. [JOG] ダイヤルで希望の小節値を入力して、[ENTER/YES]
キーを押します。
“ 4/4 ”の点滅に変わります。
5. [JOG] ダイヤルで希望の拍子を入力して、[ENTER/YES]
キーを押します。
点 滅
入力した小節および拍子の値が設定され、つぎのような表示に変
わります。この表示は、3小節の拍子を3/4に設定した場合の例
です。
133
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<ご注意>
“001BAR 4/4 ”は削除できません。
<ご注意>
点 滅
登録した拍子の修正や削除を行った結果、後述の「テンポの設定」
で登録したテンポの小節/拍の位置が消滅してしまった場合、そ
の拍のテンポは自動的に消去されてしまいます。
小節または拍子のエディット・ポイントで[JOG]ダイヤルを回
すと、下記の数値が入力できます。
小節
拍子
002 ~999 の入力が可能。
すべての拍子/テンポ・データをクリア
1/4, 2/4, 3/4, 4/4, 5/4, 1/8, 3/8, 5/8, 6/8, 7/8,
8/8またはDELの入力が可能。
<ご注意>
“DEL”は不要になった小節/拍子を削除するときに
使用します。詳細は後述の「小節/拍子の削除」を参
照してください。
この操作を実行すると、拍子だけでなく後述の「テンポの設定」で
設定されたテンポ・データも消去されてしまいます。
1. 前述の「確認表示」の状態で“AllClear”を選択して、
6. 続けて他の小節/拍子を登録するには、操作-2 ~5を繰
り返します。
[ENTER/YES] キーを押します。
"AllClear"表示の後に"SURE?"が点滅します。拍子データおよび
後述のテンポ・データをすべてクリアするためのスタンバイ状態
を示しています。
7. 登録が終了したら[EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)
を押していき、SETUP モードから抜け出します。
登録した拍子データを修正
点 滅
1. 前述の「確認表示」の状態で、希望の小節/拍子を選択し
て[ENTER/YES] キーを押します。
2. [ENTER/YES] キーを押します。
初期設定の“001BAR 4/4 ”を除く他の設定と、テンポ設定が
同時にクリアされます。オフセット値を除き初期設定値に戻りま
す。
前述と同様“*/* ”が点滅します。
2. [JOG] ダイヤルで希望の拍子を入力して、[ENTER/YES]
キーを押します。
新たに入力した拍子が設定されます。
3. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
3. 修正後 [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押して、
SETUP モードから抜け出します。
小節のオフセット値を変更
任意の小節/拍子データを削除
1. 前述の「確認表示」の状態で“-002BAR Offset”を選択
して、[ENTER/YES] キーを押します。
1. 前述の「確認表示」の状態で、希望の小節/拍子を選択し
て[ENTER/YES] キーを押します。
"-002"が点滅する表示に変わります。
前述と同様“*/* ”が点滅します。
2. [JOG] ダイヤルで“DEL”を表示させます。
点 滅
点 滅
2. [JOG] ダイヤルで希望のオフセット値を入力して、
[ENTER/YES] キーを押します。
オフセット値は、-2~-9の範囲で入力できます。
3. [ENTER/YES] キーを押します。
選択した小節/拍子の設定が削除されます。
3. 修正後[EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押して
いき、SETUP モードから抜け出します。
4. 削除後 [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押して、
SETUP モードから抜け出します。
134
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2.
[J
O
G
]
ダイ
ヤ
ル
で
希
望
の
小
節
を
入
力
し
て
、
[
E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
テンポの設定[Tempo Set]
「テンポの設定」メニューでは、前記「拍子の設定」で構成された楽曲の任意のポイントにおける「テンポ」を設定します。
例えば、「12 小節の3拍めのテンポを150 に・・・」というような設定ができます。
前述の「拍子の設定」と、この「テンポの設定」でテンポマップが作成されますので、VF160EXがタイムベースBAR/BEAT/CLK
で管理できるようになり、メトロノーム機能も使うことができます。また、外部シーケンサーなどに対してM IDIクロック&ソン
グ・ポジション・ポインタを出力する場合にも、前記「拍子の設定」同様「テンポの設定」が必要になります。
<ご注意>
ここで設定するテンポ・セットの値はおおよその値で、正確な値ではありません。したがって、パソコンとのテンポを同一にしても徐々
にズレを生じていきます。このようなズレをなくすには、パソコン側をM IDIClock同期にするか、一旦VF160EX のM IDI同期出力信
号の設定をM IDIClockに設定し、パソコン側で正確なテンポを読み取れるよう値を設定しなおしてふたたびM TC 同期にする方法もあ
ります。
●初期設定
:001 小節・1拍め:120
キーを押します。
●設定可能な小節
●設定可能な拍
●設定可能なテンポ数
:前述「拍子の設定」に準ずる
:前述「拍子の設定」に準ずる
: = 30 ~250、またはDEL
(DELはテンポの削除に使用)
入力できる小節の値は前述の「拍子の設定」に準じます。
[ENTER/YES]キーを押すと“* ”の*が点滅に変わります。
●設定可能な最大ポイント数:64ポイント
3. [JOG] ダイヤルで希望の拍を入力して、[ENTER/YES]
キーを押します。
★プログラムごとに設定が可能です。
入力できる拍子の値は前述の「拍子の設定」に準じます。
[ENTER/YES]キーを押すと“ = ***”の***が点滅に変わりま
す。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
1. あらかじめテンポを設定するプログラムを選択します。
2. メニュー選択表示で“Tempo Set”を選択して、[ENTER/
4. [JOG]ダイヤルで希望のテンポを入力して、[ENTER/YES]
キーを押します。
テンポは30~250の範囲で入力できます。
[ENTER/YES]キーを押すと、入力したテンポ・マップの値が設
定され、前述の「テンポマップの確認表示」に戻ります。
YES] キーを押します。
現在設定されているテンポの設定を確認する表示に変わります。
初期設定では下記表示となり、001小節の1拍めのテンポが120
で、それ以降のテンポは設定されていないことを示しています。
“InsertNew Event”は、新規にテンポを設定するときに選択し
ます。[JOG]ダイヤルを回すと、現在表示されている項目が交互
に選択できます。
5. 続けて別のテンポ・マップを登録するには、操作-1 ~4
を繰り返します。
6. 登録が終了したら[EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)
を押して、SETUP モードから抜け出します。
点 滅
設定例として、下記譜面にあるように前述「拍子の設
定」で“001 BAR 4/4 ”および“005 BAR 3/4
”
と設定された楽曲に、つぎのようなテンポを設定しよ
うとすると、テンポマップは下記表のように設定しま
す。
新規にテンポを登録
4
4
1. 前述の「確認表示」の状態で“InsertNew Event”を選択
テンポ=90
テンポ=120
して、[ENTER/YES] キーを押します。
“InsertNew Event”部分が新たなテンポを設定する表示に変わ
り、“002”が点滅します。このとき表示される小節の値は、一番
最後に設定されている小節値+1の値が表示され、テンポの値は
一番最後の設定と同じ値を表示します(例:初期設定の状態では
3
4
テンポ=60
テンポ=120
“002BAR 1
=120”を表示します)。
テンポマップ
拍子の設定
テンポの設定
001 bar1
= 120
= 90
001 bar 4/4
点 滅
003 bar 1
005 bar3
007 bar 2
= 60
005 bar 3/4
= 120
135
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登録されているテンポの修正
登録されているテンポ・マップの削除
1. 前述の「確認表示」の状態で、削除したいテンポ・マップ
を選択して[ENTER/YES] キーを押します。
1. 前述の「確認表示」の状態で、変更したいテンポ・マップ
を選択して[ENTER/YES] キーを押します。
前述と同様“ = ***”の***が点滅します。
前述と同様“ = ***”の***が点滅し、“DEL”が表示されます。
2. [JOG]ダイヤルで希望のテンポを入力して、[ENTER/YES]
キーを押します。
修正したテンポ・マップが新たに登録されます。
点 滅
3. 登録が終了したら[EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)
を押して、SETUP モードから抜け出します。
2. [F FW D] キーを押して“DEL”を選択して、[ENTER/YES]
キーを押します。
選択したテンポ・マップの設定が削除されます。
3. 削除後[EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押して、
SETUP モードから抜け出します。
<ご注意>
“001BAR 1
= 120”の削除は行えません。
メトロノーム機能の設定[Click]
「メトロノーム機能の設定」メニューでは、前述の「拍子の設定」・「テンポの設定」で設定されたテンポマップにしたがって、本
機を再生または録音時にメトロノーム音を出力するか、しないかを設定します。このメトロノーム機能をオンにすることで、出力
されるメトロノーム音に合わせて楽器を演奏しながら録音できるようになります。
<ご注意>
メトロノーム音はトラック16 から出力されます。
そのため、メトロノーム機能をオンにした場合には、メトロノーム音を出力するトラックには新たな音源を録音したり、そのトラッ
クに録音されている音は再生できません。メトロノーム機能を使用しない場合には、必ず“Off”に設定し直すようにしてください。
2. [JOG] ダイヤルで“On”または“Off”を選択して、
●初期設定
:Off
[ENTER/YES] キーを押します。
選択した項目が設定されます。
●設定可能な項目
:OffまたはOn
★プログラムごとに設定が可能です。
On
メトロノーム音がトラック16から出力され
るようになります。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
Off(初期設定)メトロノーム音は出力されなくなります。
1. メニュー選択表示で“Click
YES] キーを押します。
?”を選択して、[ENTER/
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押して、SETUP
モードから抜け出します。
現在設定されている項目(OffまたはOn)が点滅します(初期設
定ではOffが点滅)。
点 滅
136
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プリロール時間の設定[PrerollTime]
本機では、ロケートを実行したとき指定した秒数分だけ手前にロケートするプリロール機能を搭載しています。
「プリロール時間の設定」メニューでは、その時間(秒数)を設定します。
あらかじめプリロール値を設定しておくと、各ロケートポイントより少し手前からモニターしたいときなどに便利です。
<ご注意>
プリロール機能は、[LOCATE]キーによるロケート実行時、あるいはオート・リターンによるロケート時に有効です。[SHIFT]キー+
[PREV]キー、または[SHIFT] キー+ [NEXT]キーによるロケート、ABS 0ロケート、REC END ロケート時には有効ではありません。
1. メニュー選択表示で“PrerollTime ”を選択して、[ENTER/
●初期設定
●設定可能な時間
:00秒
:00~10秒の範囲を1秒単位で設定
YES] キーを押します。
現在設定されているプリロール時間が点滅します(初期設定では
“00”が点滅)。
★プログラムごとに設定が可能です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
ロケート・ポイントの手前で停止する
位置を00~10秒の範囲で設定できま
す。
点 滅
ロケート・ポイントより後からロケート
2. [JOG] ダイヤルで希望のプリロール値を入力して、
[ENTER/YES] キーを押します。
ロケート・ポイントより
前からロケート
入力したプリロール時間に設定されます。
実際に停止する位置
ロケート・ポイント(ロケートしようとしたメモリー・キー
に登録されている時間値)
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
M IDI同期出力信号の設定[M idiSyncOut]
「M IDI同期出力信号の設定」メニューでは、本機のリアパネルにあるM IDIOUT コネクタから外部のM IDI機器へ出力するM IDI同
期信号の種類を設定します。出力できるM IDI同期信号は、M IDIクロック&ソング・ポジション・ポインタ、またはM TC(M IDIタ
イムコード)のいずれかです。本機に接続して使用するM IDI機器が受信可能なM IDI同期信号によって、いずれかの設定を行いま
す。M IDIクロック&ソング・ポジション・ポインタを選択して出力する場合には、あらかじめ前述の「拍子の設定」および「テン
ポの設定」を行う必要があります。また、M TC(M IDIタイムコード)を選択して出力する場合には、後述の「M TC フレーム・レー
トの設定」・「M TC オフセット時間の設定」および「M TC オフセット・モードの設定」を行う必要があります。
2.
[J
O
G
]
ダイヤルで希望の
M
ID
I同期信号を選択し、
●初期設定
:CLK
[ENTER/YES] キーを押します。
●設定可能な項目 :CLK(クロック&ソング・ポジション・ポ
インタ)
CLK(初期設定) M IDIクロック&ソング・ポジション・
ポインタが出力されます。
:M TC(M IDIタイムコード)
:Off(M IDI同期信号を出力しない)
★プログラムごとに設定が可能です。
M TC
Off
M IDIタイムコードが出力されます。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
いずれのM IDI同期信号も出力されませ
ん。
1. メニュー選択表示で“M idiSync Out”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
現在設定されている項目が点滅します(初期設定では“CLK”が
点滅)。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
点 滅
137
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M TC フレーム・レートの設定[FrameRate]
「M TC フレーム・レートの設定」メニューでは、本機のM IDIOUT端子から外部のM IDI機器へ出力するM TC のフレーム・レート
を設定します。前述の「M IDI同期出力信号の設定」で出力するM IDI同期信号を[M TC]に設定した場合は、必ずフレーム・レート
を設定してください。また、外部M IDI機器(シーケンス・ソフトなど)が受信するM TC のフレーム・レートと同じになるように
設定してください。
2. [JOG] ダイヤルで希望のフレーム・レート値を選択して、
●初期設定
:25フレーム
●設定可能なフレーム・レート :24、25、30df、30nd、
29.97df、29.97nd
[ENTER/YES] キーを押します。
選択したフレーム・レートに設定されます。
★プログラムごとに設定が可能です。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
1. メニュー選択表示で“Frame Rate”を選択して、[ENTER/
<ご注意>
YES] キーを押します。
M TCの規格では、29.97ndおよび29.97dfの仕様は存在しません。
特にNTSCなど映像との同期を必要とする以外は、30または30df
を使用するようにしてください。
現在設定されているフレーム・レートが点滅します(初期設定で
は“25”が点滅)。
点 滅
M TC オフセット時間の設定[M tcOffsetSet]
「M TC オフセット時間の設定」メニューでは、本機が出力するM TC のABS 00M 00S 00F 00SF時間との時間差(これをオフ
セット時間と呼びます)を設定します。前述の「M IDI同期出力信号の設定」でM IDI同期信号を[M TC]に設定した場合は、この
設定を行ってください。初期設定(00H 59M 57S 00F 00SF)を例にすると、ABS 00M 00S 00F 00SFの位置では59M 57S
00F 00SFのM TC が出力されることになります。また、後述の「M TC オフセット・モードの設定」によって、ABSとのオフセッ
ト以外にテンポマップ上の001 BAR 1 00 CLK(小節/拍)とのオフセットも設定できます。「M TC オフセット・モードの設
定」については次項をお読みください。
●初期設定
:00H 59M 57S 00F 00SF
●設定可能なオフセット時間:00H 00M 00S 00F 00SF~23H
59M 59S 29F 99SF
点 滅
★プログラムごとに設定が可能です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
2. [F FW D] キー/[REW IND] キーでエディット・ポイント
を移動し、[JOG] ダイヤルで希望のオフセット値を入力
<ご注意>
例として、後述のM TCオフセット・モードを[ABS]に設定し、M TC
の1H 00M 00S 00Fから楽曲をスタートさせたい場合、プリロー
ル分を考慮してこのときのM TCオフセットを00H 59M 57S 00F
というように、3 秒間のプリロール値を持たせることを推奨しま
す。
した後[ENTER/YES] キーを押します。
入力したオフセット値が設定されます。
入力の繰り上がり/繰り下がりは、現在設定されているM TC フ
レーム・レートの値によって、自動的に行われます。
3. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
1. メニュー選択表示で“M tc OffsetSet”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
“M tc OffsetSet”メニューの第二階層表示に変わり、現在設定
されているオフセット値が表示されます。
初期設定では“00h 59m 57s 00f00sf”を表示し、“s”が点滅
します。点滅はエディット可能なポイントを示しています。
138
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M TC オフセット・モードの設定[OffsetM ode]
前述の「M IDI同期出力信号の設定」で同期信号を[M TC]に設定した場合、この「M TC オフセット・モードの設定」を行います。
この設定メニューは、前述の「M TC オフセット時間の設定」で設定したM TC の時間を、ABS 00H 00M 00S 00Fの位置で出力
するか、あるいはテンポマップ上の001 BAR 1 00 CLK(小節/拍)の位置で出力するかを選択します。
<ご注意>
●例として、M TC オフセット・モードを[ABS]に設定し、M TC の1H 00M 00S 00Fから楽曲をスタートさせたい場合、プリロー
ル分を考慮してこのときのM TC オフセットを00H 59M 57S 00Fというように、3秒間のプリロール値を持たせることを推奨し
ます。なお、M TC オフセット・モードを[Bar ]に設定した場合には、2小節分のプリロール分が自動的に確保されますので、そ
のまま01H 00M 00S 00Fを設定してください。
●オフセット・モードを[Bar ]に設定し、M TC でパソコン等のシーケンス・ソフトと同期させたとき、同一のテンポマップであり
ながら、徐々にテンポがずれることがあります。これは、例えば同一のテンポ:120であったとしても、本機のテンポとパソコン
側のテンポでは、若干スピードが異なるためです。
パソコンのソフトによっては、本機の正しいテンポ出力を読み取ることが可能なものもありますので、本機のテンポにパソコン側
のテンポを修正することをお勧めします。なお、パソコン側をM TC 同期ではなく、M IDIクロック同期にすると、何ら問題は発生
しません。
2. [JOG] ダイヤルで希望のオフセット・モードを選択して、
●初期設定
●設定可能なオフセット・モード:ABS (00H 00M 00S 00F)
またはBAR (001 BAR 1
:ABS
[ENTER/YES] キーを押します。
)
選択したオフセット・モードに設定されます。
★プログラムごとに設定が可能です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
[ABS(] 初期設定) 設定されたM TC オフセット時間が、
ABS 00H 00M 00S 00Fの位置で出力
されます。
1. メニュー選択表示で“OffsetM ode”を選択して、
[BAR ]
設定されたM TC オフセット時間がテン
ポマップ上の001 BAR 1 00 CLK の
位置で出力されます。
[ENTER/YES] キーを押します。
現在設定されているオフセット・モードが点滅します(初期設定
では“ABS”が点滅)。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
点 滅
スレーブ・モードの設定[SlaveM ode]
「スレーブ・モードの設定」メニューでは、本機のスレーブ・モードのオン/オフを設定します。
スレーブ・モードをオンにすると、本機を接続する外部機器にM TC 同期させて走行させることができます。
外部機器にM TC 同期させるためには、この設定以外に次項「スレーブ・タイプの設定」によって外部同期信号も設定します。
2. [JOG] ダイヤルで“On”または“Off”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
●初期設定
:Off
●設定可能なオフセット・モード:OnまたはOff
★プログラムごとに設定が可能です。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
SETUP モードから抜け出します。
SETUPモードから抜け出すと、ディスプレイに“SLV”(SLAVE)
アイコンが点滅します。
1. メニュー選択表示で“SlaveM ode”を選択して、[ENTER/
VF160EXが正常に外部機器と同期したとき、このアイコンは点
灯に変わります。
YES] キーを押します。
現在設定されているスレーブ・モードが点滅します(初期設定で
は“Off”が点滅)。
点 滅
点
滅
139
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スレーブ・タイプの設定[SlaveType]
「スレーブ・タイプの設定」メニューでは、前述のスレーブ・モードをオンに設定してM TC 同期させる際の、外部同期信号の種
類を設定します。これによって本機は、設定した外部同期信号に同期して走行させることができます。
2.
[
J
O
G
]
ダ
イ
ヤ
ル
で
希
望
の
ス
レーブ
[ENTER/YES] キーを押します。
・タイプを選択して、
● 初期設定
:Vari
● 設定可能な項目 :Vari、Free、SPDIF、adat
選択したスレーブ・タイプに設定されます。
★ プログラムごとに設定が可能です。
★ 設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★ 電源をオフしても、設定内容は保持されます。
Free
チェイス・ロックした後、本機の内部クロックで
フリー走行するモードです。
デジタル・インが設定されている場合には、その
デジタル・インのクロックに同期して走行しま
す。
<ご注意>
●いずれのスレーブ・タイプ(外部同期信号)を選択しても、外
部機器から本機へのM TC 入力は必要です。
Vari
チェイス・ロックした後、マスター機との時間が
(初期設定)ずれないよう常にバリピッチ走行し、位相のずれ
を補償するモードです。ただし、デジタル・イン
が設定されている場合は[Free]同様の動作を行
います。
●本機のリチェイス・ウインドウは「10フレーム」固定です。
つまり、マスター機とスレーブ機のM TC のずれが10フレーム
を越えた場合、チェイス・ロックがはずれたと解釈し、スレーブ
機は再度マスター機との位置合わせを行います(これをリチェ
イス動作と呼びます)。リチェイス動作中は音声出力がミュート
されます。なお、M TCのずれが10フレーム以内であればスレー
ブ機はそのずれを容認したまま走行します。
SPDIF
チェイス・ロックした後、マスター機からS/P
DIFデジタル信号の入力があるとき、S/ P DIF
のクロックのみでフリー走行するモードです。
ただし、デジタル・インが設定されている場合は
デジタル・インのクロックを優先します。
●スレーブ・モード:オンのとき設定するデジタル信号は、あく
までも外部同期のための設定です。
adat
チェイス・ロックした後、マスター機からadat
デジタル信号の入力があるとき、adatのクロッ
クのみでフリー走行するモードです。ただし、デ
ジタル・インが設定されている場合はデジタル・
インのクロックを優先します。
それとは別にデジタル信号を録音するには、後述の「デジタル
入力の設定」を行う必要があります。
1. メニュー選択表示で“Slave Type”を選択して、[ENTER/
YES] キーを押します。
現在設定されているスレーブ・タイプが点滅します(初期設定で
は“Vari”が点滅)。
3. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
点
滅
録音許可/不許可の設定[RecProtect]
「録音許可/不許可の設定」メニューでは、「誤録音防止機能」のオン/オフを設定します。カセットテープでいうところの「ツメ
を折る」と同じで、この機能をオンにしておくと録音/ペースト/イレースなどができなくなります。誤って大切なデータを消し
たりしないようにするとき便利です。
2. [JOG] ダイヤルで“On”または“Off”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
●初期設定
:Off
●設定可能な項目
:OnまたはOff
★プログラムごとに設定が可能です。
選択した項目に設定されます。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードが可能です。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
★事前に設定するプログラムを確認します。
Off(初期設定)
On
録音許可モードとなり、録音、ペース
ト、イレースなどができます。
録音不許可モードとなり、録音、ペース
ト、イレースなどはできません。
1. メニュー選択表示で“RecProtect”を選択して、[ENTER/
YES] キーを押します。
3. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
現在設定されている項目(OnまたはOff)が点滅します(初期設
定では“Off”が点滅)。
<ご注意>
録音許可モード(On)に設定した状態で録音、ペースト、イ
レースなどを実行しようとすると、ディスプレイに
“Protected”を約1秒間表示し、その実行ができないことを
知らせます。
実行できるようにするには、録音不許可モード(Off)に設定
し直してください。
点 滅
140
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1.
メ
ニ
ュ
ー
選
択
表
示
で
“
D
i
g
i
t
a
l
I
n
”を選
択
し
て
、
[
E
N
T
E
R
/
デジタル入力の設定[DigitalIn]
「デジタル入力の設定」メニューでは、本機のトラック1~16にアサインする信号を、デジタル信号(adatデジタル信号/S/P
DIFデジタル信号)とするかアナログ信号とするかを設定します。この機能を利用することで、外部デジタル機器(CD, M D, DAT,
adat,デジタル・ミキサーなど)からのデジタル録音が可能になります。デジタル入力を“SP DIF”に選択すると、本機の[DIGITAL/
DATA INPUT ] に入力されたS/P DIF 信号(L, R)が任意に設定したの2 トラックへアサインされ、“adat”を選択するとadat
信号がトラック1~8へアサインされます。また、“Analog”に設定するとトラック1~16はミキサーのインプットに入力され
るアナログ信号がアサインされます(外部デジタル機器のサンプリング周波数は44.1kHzにしてください)。
“adat”選択時は、adatデジタル信号(1̃8)がトラック1~8に
●初期設定
●設定可能なデジタル信号 :Analog, adat,
SPDIF (L=1̃16, R=1̃16)
★同一ディスク上の、すべてのプログラムに対して共通です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードすることは
できません。
:Analog
のみアサインされ、トラック9~16にはアナログ信号を入力す
ることができます。この機能を利用し、adatデジタル信号をト
ラック1~8に入力し、アナログ信号をトラック9~16へ入力
することで、アナログ/デジタルの16トラック同時録音が実現
します。詳細は「第5章 応用編」を参照してください。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
3. 希望のデジタル・インを選択して、[ENTER/YES] キーを
押します。
選択したデジタル・インが設定されます。
YES] キーを押します。
現在設定されている項目が白黒反転して表示されます(初期設定
では“Analog”が反転します)。
デジタル・インを“SPDIF”に設定するときのみ、[ENTER/
YES]キーを押すと下記警告メッセージが表示されます。
これは、著作権に関する警告で、[JOG]ダイヤルを回すと全
文が読み取れます。警告文に同意されるなら、再度[ENTER/
YES]キーを押してください。
この設定を選択したときは、トラック1~16はすべてアナログ
入力となり、デジタル信号は入力できないことを示しています。
2. [JOG] ダイヤルで、希望のデジタル・インを選択します。
選択する項目によってLCD は次のようになります。
警告文の内容は以下の通りです。
●“SPDIF”選択時
「デジタル製品のご使用にあたっては、あなたに責任がありま
す。ご使用になる音楽ソースの著作権については堅く守って
ください。上記警告文に同意されるなら[ENTER/YES]キー
を押してください」
4. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
“SPDIF”選択時の初期設定は、S/P DIFデジタル信号のLがト
ラック1、R がトラック2にアサインされていることを示すと同
時に“←:REW FFW D:→”が表示されます。
デジタル・インを“adat”または“SPDIF”に設定し、外部デジ
タル機器から正常なデジタル信号(adatまたはS/P DIF)が入
力されロックすると、ノーマル・ディスプレイ上には下の図のよ
これはL/Rにアサインするトラックを任意に選択できることを表
しています。この状態で[REW IND]キーまたは[F FW D]キーを
押すと“L **”または“R **”の点滅が移動します。
点滅ポイントで [JOG]ダイヤルを回すと、1~16の数字が入力
できます。LとR には同じ数字を設定できません。同じ数字を設
定すると、R のみがその値に設定され、Lは“--”(アサインな
し)に設定されます。
うに“
”または“
”が点灯します。
この表示が点滅するときは、正常なデジタル信号がVF160EXに
入力されていないことを示しています。
このような場合には、外部機器との接続/接続ケーブル、そして
外部機器のデジタル・アウトの設定などを確認してください。
“SPDIF”選択時は、トラック1~16の任意の2トラックがS/
P DIFデジタル信号にアサインされますので、他のトラックにア
ナログ信号を入力してS/PDIFデジタル信号+アナログ信号の同
時録音も可能です(詳細は「第5章 応用編」を参照してくださ
い)。
点 灯
“adat”設定時
●“adat”選択時
点 灯
“SPDIF”設定時
141
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デジタル出力の設定[DigitalOut]
「デジタル出力の設定」メニューでは、本機の[DIGITAL/DATA OUT]端子から外部デジタル機器へデジタル信号を出力するデジ
タル信号の種類を設定します。この機能を利用することで、本機に録音された音をデジタル信号のまま外部デジタル機器(M D,
DAT, adat,デジタル・ミキサーなど)へ送ることが可能になります。
2. [JOG] ダイヤルで希望のデジタル・アウトを選択します。
<重要>
外部デジタル機器へデジタル信号を出力する場合には、外部デジ
●“SPDIF”選択時(初期設定)
タル機器のサンプリング周波数を本機と同じサンプリング周波数
この設定を選択したときは、STEREO BUSS L, R の信号がS/P
に設定してください。
DIFデジタル信号で出力されます。デジタル・マスター・レコー
ダへデジタル・ミックスダウンするときなどに選択します。
●初期設定
:SPDIF
●設定可能なデジタル信号 :adat、SPDIF
★同一ディスク上の、すべてのプログラムに対して共通です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードすることは
できません。
●“adat”選択時
“adat”選択時は、トラック9~16の信号がadatデジタル信号
で出力されます。
トラック1~8の信号をadatデジタル信号で出力するときは、
トラック・エクスチェンジ機能を使って、トラック1~8と9~
16を入れ替えてから実行してください(アディショナル・トラッ
クにあるデータを出力したい場合も同様です)。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
1. メニュー選択表示で“DigitalOut”を選択して、[ENTER/
YES] キーを押します。
3. 希望のデジタル・アウトを選択して[ENTER/YES] キーを
押します。
選択したデジタル・アウトが設定されます。
現在設定されている項目が点滅します(初期設定では“SPDIF”
が点滅します)。
4. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP
モードから抜け出します。
点 滅
バー/ビート・リゾリューション・モードの設定[Resolution]
「バー/ビート・リゾリューション・モードの設定」メニューでは、バー/ビート・リゾリューション・モードのオン/オフを設
定します。初期設定ではこのモードはオフになっていますが、このモードをオンにすると、ディスプレイ表示のタイムベースが
BAR/BEAT/CLK のときにのみに限り、メモリー・キーへの登録時CLK(クロック)の桁を切り捨て、または切り上げて、常に
CLK の値を00にして登録されるようになります。つまり、自動的にリゾリューション(分解能)を拍精度に変換して登録するわ
けです。この機能を利用すると、CLIPBOARD IN/OUT 点などのデータとしてリアルタイムに登録(再生しながら- キーを押し
て、各メモリー・キーの順に押す)する際、自動的に拍精度での登録ができます。したがって、コピー・ペースト、ムーブ・ペー
ストなどを拍単位で行うときなどに便利です。
1. メニュー選択表示で“ Resolution”を選択して、[ENTER/
例えば、タイムベースがBAR/BEAT/CLKの状態で、001BAR 1
46 CLK を表示している値をCLIPBO ARD IN 点、また、
002BAR 4 51 CLKの値をCLIPBOARD OUT点としてそれぞ
れ登録したと仮定します。
YES] キーを押します。
現在設定されている項目(OnまたはOff)が点滅します(初期
設定ではOffが点滅)。
バー/ビート・リゾリューション・モードがオフの場合は上記値
のまま登録されますが、オンにして登録すると下記の値で登録さ
れます。なお、下記例は「拍子の設定」が4/4拍子に設定されて
いる状態で記載しています。
001 bar 1 46 clk┱ 001 bar 1 00 clk
(CLK 値46 は切り捨て)
点 滅
002 bar 4 51 clk┱ 003 bar 1 00 clk
(CLK 値51 は切り上げ)
2. [JOG] ダイヤルで“On”または“Off”を選択して、[ENTER/
YES] キーを押します。
●初期設定
:Off
選択した項目が設定されます。
●設定可能な項目 :OnまたはOff
★同一ディスク上の、すべてのプログラムに対して共通です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードすることは
できません。
3. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
142
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M IDIデバイスID の設定[DeviceID]
「M IDIデバイスIDの設定」メニューでは、本機をシーケンス・ソフトなどからのM M C (M IDIM achine Control)によってコントロー
ルする際に必要な、本機のデバイスID ナンバーを設定します。
なお、本機の送信デバイスID もこの設定に連動します。デバイスID は00~99の範囲で任意の値に設定できます。
ただし、本機が受信したメッセージのデバイスID ナンバーが[7F]の場合、本機はデバイスID の設定値が何であれ、それを認識し
て所定の動作を行います。
●初期設定
:00
●設定可能なデバイスID :00~99
★同一ディスク上の、すべてのプログラムに対して共通です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードすることは
できません。
点 滅
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
2.
[J
O
G
]
ダイヤルで希望の
M
ID
Iデバイス
ID
ナンバーを入力
1. メニュー選択表示で“Device ID”を選択して、[ENTER/
して、[ENTER/YES] キーを押します。
YES] キーを押します。
入力したデバイス・ナンバーに設定されます。
現在設定されているデバイス・ナンバーが点滅します(初期設定
では“00”が点滅します)。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
各トラックのイベント・チェック[NumberOfEvent]
「イベント・チェック」メニューでは、各トラックのイベント数がチェックできます。
本機における各プログラムの記録内容は、各トラック(アディショナル・トラックを含む)ごとにオーディオ・ファイル(および
0 ファイル)の連続で成り立っています。
イベント数とは、このオーディオ・ファイルと0ファイルを合計した数で表され、本機では各プログラム各トラックごとに最大
512イベントまで管理できるようになっています。通常の楽曲の長さ(約6分)の編集であれば、苛酷な編集を行っても理論上イ
ベント・オーバーを発生させることはありません。また、20分程度の長さの曲であれば、実際の使用上においてイベント・オー
バーを発生させることも、まず不可能と思われます。これは、本機のシステムが常にイベントが小さくなるよう、可能な限り最適
化(オプチマイズ)を行っているためです。しかし、本機の「24h記録可能」な能力を使い、部分的に細切れに録音、または単一
トラックのみに長時間の録音を行い、さらに多数の編集を行った場合には、イベント・オーバーに注意が必要です。
そのためには、録音/編集などの作業を始める前にこの「イベント・チェック」メニューを使って、各トラックのイベント数を事
前にチェックすることをお勧めします。
●オーディオ・ファイルとイベントについての詳細は、「VF160EXの基礎知識」の「イベント」の項を参照してください。
2. [JOG] ダイヤルを回すと各トラック(1~24)のイベン
ト数がスクロール表示され、確認することができます。
1. メニュー選択表示で“NumberOfEvent”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
“NumberOfEvent”メニューの第二階層表示に変わり、現在の
各トラックにおけるイベント数が表示されます(▼マークは下に
データが存在することを示しています)。***はイベント数を表
示。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
143
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ドライブのフォーマット情報[DriveInformation]
「ドライブのフォーマット情報」では、現在搭載しているカレント・ドライブのフォーマット情報が確認できます。
また、本機に何らかのトラブルが発生したとき、ここで確認できる情報を当社サービス部門へ連絡いただくことで、速やかなサー
ビス対応などに役立ちます。
1. メニュー選択表示で“Drive Information”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
以下のドライブ情報が表示されて確認できます。
“Drive Information”メニューの第二階層表示に変わり、現在使
用しているカレント・ドライブの情報が表示されます(▼マーク
は下にデータが存在することを示しています)。
1. 現在搭載しているハードディスクのメーカー名/型式
2. フォーマットの方法
3. フォーマット・タイプ
4. 同時録音可能なトラック数
5. フォーマット時のビット数
6. フォーマット時のサンプリング周波数
7. 現在のプログラム数
8. 現在のフリー・ブロック数
9. オーディオ・ファイル/イベント数の最大値とそのプ
ログラム・ナンバー
10. ドライブのトータル容量
11. ドライブの残容量(REM AIN )
12. ソフトウエアーのバージョン
2. [JOG] ダイヤルを回すと各情報がスクロール表示され、必
要な項目の確認ができます。
3. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
フェーダー・フィックス・モードの設定[FaderFix]
「フェーダー・フィックス・モードの設定」メニューでは、インプット・チャンネルの操作を音量に反映させるかさせないかを設
定します。
2.
[
J
O
G
]
ダ
イ
ヤ
ル
で
“
O
n
”
ま
た
は
“
O
f
f
”
を
選
択
し
て
、
<ご注意>
[ENTER/YES] キーを押します。
選択した項目が設定されます。
フェーダー・フィックス・モードは、次項「フェーダー・リコー
ル・モード」の設定が“Off”以外(CH, M STまたはCH & M ST)
に設定されているのみ機能させることができます。
On
すべてのモードにおいてチャンネル・
フェーダー/マスター・フェーダーを操
作しても、音量には反映されなくなりま
す。
●初期設定
:Off
●設定可能な項目
:OnまたはOff
振動や誤操作などでフェーダー位置が変
わってしまうのを防ぐことができます。
★プログラムごとの設定が可能です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロード可能。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
Off (初期設定)
チャンネル・フェーダー/マスター・
フェーダーの操作がそのまま音量に反映
します。
1. メニュー選択表示で“FaderFix”を選択して、[ENTER/
YES] キーを押します。
現在の設定(OnまたはOff)が点滅します(初期設定では“Off”
が点滅します)。
3. [EXIT/NO] キー(または [STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
点 滅
144
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フェーダー・リコール・モードの設定[FaderRecall]
「フェーダー・リコール・モードの設定」メニューでは、シーン・リコール時に各チャンネルのインプット・フェーダー/マスター・
フェーダーの設定をリコールするかしないかを設定します。
<ご注意>
“Off”以外の設定から“Off”に設定するとき、あるいは“C H&M ST”から“M ST”または“CH”などに設定するとき、“LevelAdjust
!Sure?”メッセージが表示されます。これは、シーン・リコールによりフェーダー位置と音量が不一致の場合がありますので、[ENTER/YES]
キーを押してレベルアジャストを実行してください。その際、フェーダーの位置によっては急に大きな音が出力されますのでご注意ください。
なお、レベルアジャストしないときは[EXIT/NO]キーを押してください。
2.
[
J
O
G
]
キーを押します。
ダ
イ
ヤ
ル
で
希
望
の
項
目
を
入
力
し
、
[
E
N
T
E
R
/Y
E
S
]
●初期設定
:Off
●設定可能な項目
:Off、CH、M ST、CH & M ST
入力した項目が設定されます。
★プログラムごとの設定が可能です。
Off(初期設定)
シーンをリコールしたとき、各チャンネ
ル・フェーダーおよびマスター・フェー
ダーの設定値を呼び出さず、シーンを呼
び出す直前のフェーダー位置がそのまま
採用されます。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロード可能。
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
1. メニュー選択表示で“FaderRecall”を選択し、[ENTER/
CH (Channel)
M ST (M aster)
CH & M ST
シーンをリコールしたとき、各チャンネ
ル・フェーダーのみの設定値を呼び出
し、マスター・フェーダーの設定値は呼
び出しません。
YES] キーを押します。
現在の設定(OnまたはOff)が点滅します(初期設定では“Off”
が点滅します)。
シーンをリコールしたとき、マスター・
フェーダーのみの設定値を呼び出し、
チャンネル・フェーダーの設定値は呼び
出しません。
シーンをリコールしたとき、各チャンネ
ル・フェーダーとマスター・フェーダー
両方の設定値を呼び出します。
点 滅
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
145
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ペア・フェーダーの設定[PairFaderSet]
「ペア・フェーダーの設定」メニューでは、奇数/偶数隣り合わせたチャンネルを同時に機能させるかを設定します。
通常VF160EX の各チャンネル・フェーダーは、チャンネルごとに独立して機能するようになっています。ペア・チャンネルの
フェーダーを設定すると、奇数チャンネルのフェーダーを操作するだけで、ペアに設定されている偶数チャンネルのコントロール
も同時に行なるようになり、ステレオ音源などをコントロールする際などに便利です。
なお、ペア・チャンネルに設定されたチャンネルは、フェーダーのコントロール以外にもチャンネル・パラメータ・エディット時
などにおいても機能するようになっています。下記<覚えておきましょう!>を参照してください。
●初期設定
:全ペア・チャンネルOff
<覚えておきましょう!>
●設定可能な項目
:Off、On(各ペア・チャンネル)
ペア・フェーダーに設定されたチャンネルでは、フェーダーのコ
ントロール以外に、下記の操作もペアで機能するようになってい
ます。
★同一ディスク上の、プログラムごとに設定できます。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードすることが
可能です。
●エフェクト・センド・レベルの調整
★電源をオフしても、設定内容は保持されます。
ペアになっているどちらの [CH STATUS/CH SEL] キーを押し
ても二つのアイコンが点滅し、[JOG]ダイヤルで2チャンネルの
エフェクト・センド・レベルが同時に調整できます。
1. メニュー選択表示で“PairFaderSet”を選択し、[ENTER/
YES] キーを押します。
●エフェクト・センドPRE/POST の設定
ペア・チャンネルの設定状況が表示され、チャンネル1&2が
反転表示になります(初期設定では全ペア・チャンネル“Off”
になっています)。
ペアになっているどちらの [CH STATUS/CH SEL] キーを押し
ても二つのアイコンが点滅し、[JOG]ダイヤルで2チャンネルの
エフェクト・センドPRE/POST が同時に調整できます。
●AUX センド・レベルの設定
ペアになっているどちらの [CH STATUS/CH SEL] キーを押し
ても二つのアイコンが点滅し、[JOG]ダイヤルで2チャンネルの
AUX センド・レベルが同時に調整できます。
点 滅
●AUX センドPRE/POST の設定
ペアになっているどちらの [CH STATUS/CH SEL] キーを押し
ても二つのアイコンが点滅し、[JOG]ダイヤルで2チャンネルの
AUX センドPRE/POST が同時に調整できます。
2. [JOG] ダイヤルで設定するペア・チャンネルを選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
選択したペア・チャンネルの設定(“Off”または“On”)が点滅
します。
●EQ (HI/M ID/LO)の調整
ペアになっているどちらの [CH STATUS/CH SEL] キーを押し
ても二つのアイコンが点滅し、2チャンネルのイコライザーが同
時に調整できます。
3. [JOG] ダイヤルで“Off”または“On”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
●SOLO 機能のON/OFF
選択した項目に設定され、操作-1と同様の表示に変わります。
[SHIFT] キーを押しながらどちらかの [CH STATUS/CH SEL]
キーを押すことで、ペア・チャンネルになっている二つのチャン
ネルのSOLO 機能が同時にON/OFFができます。
4. 他のチャンネルを設定するには、操作-2 と3を繰り返し
ます。
●チャンネル・ミュートのON/OFF
5. 設定終了後[EXIT/NO] キー(または [STOP] ボタン)を
押して、SETUP モードから抜け出します。
どちらかの [CH STATUS/CH SEL] キーを押すことで、ペア・
チャンネルになっている二つのチャンネル・ミュートが同時に
ON/OFFできます。
<ご注意!>
●INPUT (TRACK/INPUT)SEL の設定(Ch 9 ~16 のみ)
どちらかの [CH STATUS/CH SEL] キーを押すことで、ペア・
チャンネルになっている二つのチャンネルのINPUT SELが同時
に設定できます。
ペア・フェーダーに設定されている偶数チャンネルの
フェーダーを操作すると、下記メッセージが表示されペア・
チャンネルになっていることを警告します。
ペアになっている偶数チャンネルのフェーダーを操作して
も、音量には変化ありません。
●BUSS 録音時のREC ソースの設定
どちらかの [CH STATUS/CH SEL] キーを押すことで、ペア・
チャンネルになっている二つのチャンネルを同時にREC ソース
に設定できます。
●内蔵コンプレッサーの設定
どちらかの [CH STATUS/CH SEL] キーを押すことで、ペア・
チャンネルになっている二つのチャンネル(13-14、または15-
16)を同時にコンプレッサーの設定ができます。
146
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ファンタム電源の設定[Phantom Power]
「ファンタム電源の設定」メニューでは、インプット7と8(バランスXLR-3-31コネクタ使用)に搭載されている、ファンタム
電源のON/OFFを設定します。ファンタム電源を必要とするコンデンサ・マイクを使用するには、設定を“On”にします。
<ファンタム電源を使用する場合のご注意>
●ご使用前に必ず行ってください。
・本機のINPUT 7, 8 (XLR-3-31)にコンデンサ・マイクロフォンを接続するときは、そのマイクロフォンがファンタム電源が使
える機種であるかどうかを確認する。
・ファンタム電源は、コンデンサ・マイクロフォンを接続してからON にしてください。
・ファンタム電源のON-OFF、およびマイクロフォンの抜き差しは、必ず本機の出力をミュートする。
・INPUT 7, 8 (XLR-3-31)にダイナミック・マイクロフォンを接続するときは、必ずファンタム電源をOFFにする。
●下記のような機種には、ファンタム電源を使用できません。
・アンバランス出力のマイクロフォン。
・高インピーダンスのマイクロフォン。
・キャノン・コネクタのピン2/ピン3と、ピン1 との間で漏電しているマイクロフォン。
・旧型リボン・マイクロフォンのような、グランドのセンター・タップアウト・タイプのマイクロフォン。
<警告(重要です)>
ファンタム電源がON になっている状態で、INPUT 7または8端子(XLR-3-31)にアンバランス出力のダイナ
ミック・マイクロフォンを接続しないでください。VF160EX 内部のマイク・アンプが破壊されることがありま
すので、取り扱いには十分ご注意ください。
2.
[J
O
G
]
ダイヤルで“O
n
”または“O
f
f
”
を選択して、
●初期設定
:Off
●設定可能な項目
:OnまたはOff
[ENTER/YES] キーを押します。
選択した項目が設定されます。
★同一ディスク上の、すべてのプログラムに対して共通です。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードすることは
できません。
Off (初期設定)
On
ファンタム電源(+48V)はインプット
7、8に供給されません。
★電源をオフすると、初期設定(Off)になります。
ファンタム電源(+48V)がインプット
7、8に供給されます。
1. メニュー選択表示で“Phantom Power”を選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
現在の設定(OnまたはOff)が点滅します(初期設定では“Off”
が点滅)。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
点 滅
147
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コンプレッサー・チャンネルの設定[Comp. Channel]
「コンプレッサー・チャンネルの設定」メニューでは、本機に内蔵されているコンプレッサー機能を有効にするチャンネルを設定
します。コンプレッサーは、チャンネル13-14、またはチャンネル15-16に機能させることができます。
なお、マスター・チャンネルはこの設定に関わらず、常にコンプレッサーをかけることができます。
<ご注意>
<覚えておきましょう!>
本機に内蔵されているコンプレッサーは、ここで設定されたチャ
コンプレッサー・チャンネルに設定されたチャンネル(マ
ンネルとマスター・チャンネルのみに機能させることができま
スター・チャンネルを除く)には、EQ をかけることができ
す。ただし、マスター・チャンネル以外の設定チャンネルでは、
ません。
EQ のエディットはできません。
初期状態やコンプレッサーのエディット状態からEQ のエ
ディット・モードに入ると、[CH STATUS/CH SEL]キー
のLED 表示で可能なチャンネルか否かが確認できます。
つまり、LED(緑)が点滅しているチャンネルはEQエディッ
ト可能なチャンネルを示し、LEDが消灯しているチャンネ
ルはEQがかけられないチャンネルであることを示します。
●初期設定
:Off
●設定可能な項目
:Off、13-14、15-16
★個々のプログラムごと設定できます。
★設定内容はソング・データとしてセーブ/ロードできます。
★電源をオフすると設定内容は保持されませんが、シーン・メ
モリーとして保存することができます。
このとき、コンプレッサー・チャンネルに設定されている
チャンネル(LEDが消灯)にEQをかけようとすると“Can’
t Select!”メッセージが点滅し、操作は無効であることを
警告します。
1. メニュー選択表示で“Comp. Channel”を選択し、
[ENTER/YES] キーを押します。
例として、コンプレッサー・チャンネルが“13-14”に設
定されている状態で、ch13またはch14にEQ をかけよう
とすると、下の図のようにチャンネル13-14がコンプレッ
サー・チャンネルに設定されているため、EQがかけられな
いことを警告します。
現在の設定が点滅します(初期設定では“Off”が点滅)。
点 滅
点 滅
2. [JOG] ダイヤルで希望のコンプ・チャンネルを選択して、
[ENTER/YES] キーを押します。
“Off”以外に“13-14”または“15-16”が選択できます。
Off (初期設定)
13-14
マスター・チャンネルのみコンプレッ
サーがかけられます。
チャンネル13と14がコ
ンプレッサー・チャンネ
ルに設定されていること
を示しています。
チャンネル13/14とマスターチャンネル
にコンプレッサーがかけられます。
15-16
チャンネル15/16とマスターチャンネル
にコンプレッサーがかけられます。
3. [EXIT/NO] キー(または[STOP] キー)を押していき、
SETUP モードから抜け出します。
148
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●
ソ
ー
ス
・
チ
ャ
ン
ネ
ル
に
エ
フ
ェ
ク
ト
を
選
択
し
て
い
る
の
に
エ
トラブル・シューティング
故障かな?と思ったとき、修理を依頼する前に下記説明を参照してください。
録音に関するトラブル?
●入力信号がレベル・メータに表示されない?
●入力レベル/ステレオ・バスL, R のレベルが振れている
のにモニター音が聞こえない?
READY トラックをインプット・モニターにして、メータが振れて
いるのにヘッドホンから音が聞こえてこない。
録音トラックの設定、およびチャンネル・フェーダー/マスター・
フェーダーが“0”の位置に上がっているのに、レベル・メーター
が点灯しない。
インプット・モニターにしてください!
[PHONES] つまみを上げてください!
[RECORD] キーのみを押してください。キーが赤く点滅して
READY トラックがインプット・モニターになります。各チャ
ンネル・フェーダーにはレコーダーの出力が立ち上がるように
なっています。そのため、READY トラックがインプット・モ
ニターにならないと、レベル・メータが振れないようになって
います。詳細は33、34、46、48 ページをお読みください。
[PHONES] つまみが絞られているとヘッドホンから音は聞こ
えません。また、外部モニタースピーカなどでモニターしてい
るときは [M ON OUT] つまみを上げてください。
MON OUT
PHONES
RECORD
STOP
PLAY
REWIND
F FWD
CLIPBOARD PLAY
LOCATE ABS
LOCATE REC END
0
10
0
10
AUTO PUNCH
PREV
NEXT
0
● BUSS 録音でエフェクト音が録音されない?
●フェーダーを上げてもレベルが上がらない?
READY トラックのチャンネル・フェーダーを最大 (+6)まで上
げても、録音レベルが大きくならない。
エフェクトをソース・チャンネルに選択してください!
BUSS録音において、ソース・チャンネルにエフェクトをかけ
ながら録音するには、下の図のようにソース・チャンネルを選
択する際にエフェクト1またはエフェクト2も一緒に選択しな
ければいけません。下記例では、ソース・チャンネルにインプッ
トH とエフェクト1が選択されています。詳細は46ページを
お読みください。
[TRIM ] つまみを適正位置に調整してください!
[TRIM ] つまみが“LINE”(左いっぱい)になっ
ていると、小入力信号の場合、レベルが上がり
ません。音の歪みなどが出ない程度に [TRIM ]
LINE
MIC
つまみを回してください。
PEAK
●DIRECT録音の録音トラックを選択しようとしたとき、ト
ラック9 ~16 で選択できないトラックがある?
[INPUT]-[TRACK]の設定で、[INPUT]になっているチャ
ンネルがありませんか!
DIRECT録音は、下の図のように [INPUT] - [TRACK] の設定
が基本的に全チャンネルが [TRK] の状態で行います。
チャンネル9̃16 のいずれかのチャンネルが [INPUT] になっ
ていると、そのチャンネルはDIRECT録音時の録音トラックに
は設定できません。
フェクトが効かない?
エフェクト・センド・レベルを上げてください!
各チャンネルのエフェクト・センド・レベルは、初期設定の状
態ではすべて“0”になっています。
エフェクトをかけたいチャンネルを選択し、[JOG] ダイヤル
でエフェクト・センド・レベルを上げるようにしてください。
詳細は53 ページをお読みください。
●DIRECT 録音でEQ を調整した音が録音されない?
DIRECT 録音ではEQ をかけて録音できません!
EQ をかけて録音できるのは、BUSS 録音の時だけです。
DIRECT 録音時、入力信号にEQ をかけることはできますが、
これはあくまでもモニター音として聞こえているだけで、原
音のまま録音されます。BUSS 録音では個々の入力信号にEQ
をかけ、その音を録音することが可能です。
149
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●ピンポン録音ができない?
編集に関するトラブル?
ピンポンする再生トラックがソース・チャンネルに設定
されていますか!
●
コ
ピ
ー
・
ク
リ
ッ
プ
(
ま
た
は
ム
ー
ブ
・
ク
リ
ッ
プ
)
を
実
行
し
て
も警告メッセージが表示されてしまう?
[BUSS-SOURCE] キーを押して、ピンポンしたいトラックを
ソース・チャンネルに設定してください。その後、[BUSS-REC
TRK] キーを押して、ピンポン先のトラックをREADY にして
ください。下記例は、トラック1~4、9~12をソース・チャ
ンネルに選択し、その信号をトラック15と16へピンポンする
場合の設定です。
CLIPBOARD IN およびOUTポイントを正しく登録して
ください!
CLIPBOARD IN ポイントとOUTポイントの関係は、必ずIN ポ
イント<OUT ポイントで登録してください。
逆に登録すると、コピー・クリップ(またはムーブ・クリップ)
が実行できません。詳細は36、73 ページをお読みください。
●コピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)したとき、
小節頭の前にある発音部分が欠けてしまう?
ALIGN SEL 機能を使ってください!
コピー・ペースト(またはムーブ・ペースト)を実行する際
“ALIGN SEL”機能を使うと、小節頭以前にある発音部分もく
るめてペーストすることができます。
詳細は74 ページを参照してください。
● 外部からのデジタル信号が録音されない?
SETUP モードにある“Digital In”を、入力するデジタ
ル信号(S/P DIFまたはadat)に合わせて設定してくだ
さい!
詳細は141 ページをお読みください。
●アナログ信号が録音できない?
今録音しようとしているトラックが、デジタル入力に設
定されたままになっていませんか!
SETUP モードの“Digital In”で、デジタル入力に設定されて
いるトラックへは、アナログ信号を録音することができませ
ん。デジタル入力の設定を“Analog”に設定し直してください。
詳細は141 ページをお読みください。
●録音したデジタル信号を再生したところ、ピッチがおか
しい?
VF160EX と同じサンプリング周波数のデジタル信号を
録音してください!
VF160EX のサンプリング周波数は44.1kHz/16bitになってい
ます。44.1kHz/16bit以外のサンプリング周波数では、ピッチ
が狂って録音されてしまいます。また、時刻のカウントもおか
しくなってしまいます。
150
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M IDIインプリメンテーション・チャート
(デジタル・マルチトラッカー)
M odel VF160EX
Date:
M IDIインプリメンテーション・チャート
Version: V1.00
送
信
受
信
備
考
ファンクション・・・
×
×
×
×
ベーシック
チャンネル
電源ON 時
設定可能
×
×
×
×
×
電源ON 時
メッセージ
代用
モード
*******************
×
×
ノート
×
音域
ナンバー:
*******************
×
×
×
×
ベロシティ
ノート・オン
ノート・オフ
×
×
ア フ タ ー
タッチ
×
×
キー別
チャンネル別
ピッチ・ベンド
×
×
×
×
コントロール
チェンジ
×
×
プログラム
チェンジ:
×
設定可能範囲
*******************
エクスクルーシブ
○(注1)
○(注2)
○
○
×
○
×
×
:クォーター・フレーム
:ソング・ポジション
:ソング・セレクト
コモン
×
×
:チューン
○
×
×
:クロック
:コマンド
リアル
タイム
○(注3)
:ローカルON/OFF
×
×
×
×
×
×
:オール・ノート・オフ
その他
備考
:アクティブ・センシング
×
×
:リセット
注1:M M C (Device ID=00 ~99, 127), M TC, Identity reply
注2:M M C (Device ID=00 ~99, 127), M TC, Inquiry
注3:START, STOP, CONTINUE
モード1:オムニ・オン、ポリ
モード3:オムニ・オフ、ポリ
モード2:オムニ・オン、モノ
モード4:オムニ・オフ、モノ
○:あり
×:なし
151
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VF160EX 対応M M C 一覧
●
コ
マ
ン
ド・リ
ス
ト
レ
コ
ー
ダ
ー
の
動
作
01: STOP
02: PLAY
STOP
PLAY
03: DEFERRED PLAY
04: FAST FORW ARD
05: REW IND
DEFERRED PLAY
F FW D
REW IND
06: RECORD STROBE
07: RECORD EXIT
09: PAUSE
REC
PUNCH OUT
STOP
40: W RITE
レスポンス/情報フィールド・リスト参照
レスポンス/情報フィールド・リスト参照
レスポンス/情報フィールド・リスト参照
設定データへのLOCATE
41: M ASKED W RITE
42: READ
44: LOCATE
46: SEARCH
CUE/REVIEW (±1 ~60 倍速)
47: SHUTTLE
4C: M OVE
CUE/REVIEW (±1 ~60 倍速)
レスポンス/情報フィールド・リスト参照
レスポンス/情報フィールド・リスト参照
レスポンス/情報フィールド・リスト参照
4D: ADD
4E: SUBTRACT
● レスポンス/情報フィールド・リスト
01: SELECTED TIM E CODE
03: REQUESTED OFFSET
04: ACTUAL OFFSET
08: GP 0
対応コマンド
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE
READ
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ/W RITE/M OVE/ADD/SUBTRACT
READ
09: GP 1
0A: GP 2
0B: GP 3
0C: GP 4
0D: GP 5
0E: GP 6
0F: GP 7
48: M OTION CONTROL TALLY
4C: RECORD M ODE
4E: TRACK RECORD STATUS
4F: TRACK RECORD READY
READ/W RITE
READ
READ/W RITE/M ASKED W RITE
51: RECORD M ONITOR
READ/W RITE
VF160EX 対応INQUIRY M ESSAGE 一覧
IDENTITY REQUEST: F0, 7E, <channel>, 06, 01, F7
IDENTITY REPLY: F0, 7E, <channel>, 06, 02, 51, 01, 00, 13, 04, **, **, **, **, F7
51: Fostex ID
01, 00: Device family code
13, 04: Device family number VF160EX
**, **, **, **: Software version
152
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保 守
●外装のお手入れについて
本体の清掃には、シリコンクロスなどの柔らかい布を使用してください。また、汚れが激しい場合には、水で薄めた中性洗剤液
を布に含ませ、軽く拭いてください。シンナーやベンジンなどの有機溶剤では絶対に拭かないでください。アクリル部や塗装
面を溶かしたり、表示文字などが消えてしまいます。
●アフターサービスについて
1. この製品には保証書が添付されています。お買い上げの際に販売店で所定の事項に記入してお渡しいたします。
記載事項をお確かめの上、取扱説明書などと一緒に大切に保管してください。
2. 保証期間はお買い上げ日から1年です。
期間中は保証書の規定に基づいて、当社サービス部門が修理いたします。詳細につきましては保証書をご覧ください。
3. 保証期間を過ぎてしまった場合、または保証書を紛失した場合などの修理については、お買い上げの販売店か当社営業窓口
へご相談ください。
4. 保証期間を過ぎた場合でも、修理によって機能が維持できる場合には、お客様のご要望により有料修理いたします。
5. この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するための部品)の最低保有期間は、製造打ち切り後6年です。
6. 当社営業窓口の住所および電話番号は、本取扱説明書の裏表紙に記載しています。
製品の主な仕様
記録/再生
記録媒体
記録フォーマット
: 3.5インチ, E-IDE規格ハードディスク
: FDM S-3 (*)
セーブ/ロード・フォーマット
: FDIO-1 (**)
: 44.1kHz
サンプリング周波数
量子化
A/D
: 16bit リニア(非圧縮)
: 20bit 64 倍オーバー・サンプリング、デルタシグマ変調方式
: 24bit 128 倍オーバー・サンプリング、デルタシグマ変調方式
: 約180分 (*1GB HD使用時のモノトラック換算時間)
: 16 リアル・トラック + 8アディショナル・トラック
16トラック同時の録音/再生が可能
: +/- 6%
D/A
記録時間
トラック数
ピッチ・コントロール
クロスフェード
: 10ms
記録/再生周波数
: 20Hz~20kHz
入出力
インプット1~6
コネクタ
: φ6mm フォーン・ジャック(アンバランス)
: 50kΩ以上不平衡
入力インピーダンス
基準入力レベル
インプット7、8
: -50dBV~+2dBV、連続可変
コネクタ
: φ6mm フォーン・ジャック(アンバランス)
: XLR-3-31タイプ(バランス)
入力インピーダンス
基準入力レベル
: アンバランス:50kΩ以上不平衡、バランス:1kΩ以上平衡
: -50dBV~+2dBV、連続可変
ファントム電源(XLRのみ)
: 48V(SETUPモードによりON/OFF切り換え方式)
インサート入出力
コネクタ
: φ6mm TRSフォーン・ジャック
出力(チップ)
負荷インピーダンス
出力レベル
: 10kΩ以上
: -10dBV
入力(リング)
入力インピーダンス
入力レベル
: 10kΩ以上
: -10dBV
153
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モニター・アウト
コネクタ
: φ6mm フォーン・ジャック
: 10kΩ以上
: -10dBV
負荷インピーダンス
出力レベル
ヘッドフォン
コネクタ
: φ6mm TRSフォーン・ジャック
: 16Ω~50Ω
: 20mW 以上(16Ω負荷時)
負荷インピーダンス
出力レベル
AUXセンド1、2
コネクタ
: φ6mm TRSフォーン・ジャック
(チップ:SEND1、リング:SEND2)
: 10kΩ以上
負荷インピーダンス
出力レベル
: -10dBV
ステレオ・アウト(L, R)
コネクタ
: RCA ピン・ジャック
: 10kΩ以上
負荷インピーダンス
出力レベル
: -10dBV
デジタル・イン
コネクタ
フォーマット
: オプチカル(16 bitまで有効)
: IEC 958 Part3 (S/P DIF)、Alesis Proprietary M ultichannel
Optical Digital Interface切り換え
デジタル・アウト
コネクタ
フォーマット
: オプチカル(16 bitまで有効)
: IEC 958 Part3 (S/P DIF)、Alesis Proprietary M ultichannel
Optical Digital Interface切り換え
M IDIイン/アウト
コネクタ
: DIN 5pin
パンチ・イン/アウト
コネクタ
: φ6mmフォーン・ジャック(オプション model 8051)
一般
外形寸法
質量
電源
: 402 (W ) × 110 (H) × 370 (D) mm
: 約6.1kg
: AC100V 50/60Hz(ACインレット・タイプ)
: 22W
消費電力
付属品
: 取扱説明書(本書)
: 電源ケーブル
: 愛用者カード
: 製品保証書(梱包箱に貼付)
* Fostex Disk M anagement System-3
** Fostex Data In Out-1
製品の仕様および外観などは、改良のため将来予告なく変更することがあります。
Adatおよび マークは米国Alesis社の登録商標です。
154
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ブロック・ダイヤグラム
BUSSES
ST REC EFF AUX
L
R
L
R
1
2
1
2
REC SOURCE SEL
X 8
OFF
ON
GRN: PLAY
PEAK
(To HDR)
INPUT A DIR
RED: REC
OFF: CH OFF
(From HDR)
REP TRK1
PAN
3 BAND
EQ
A/D
A/D
INPUT A
(+4 ~ -50dBV)
REP TRK2
REP TRK3
REP TRK4
REP TRK5
REP TRK6
CH ON
CH STATUS
(To HDR)
PEAK
PEAK
PEAK
EQ PARAMETERS
GAIN
INPUT B DIR
PLAY
REC
HI GAIN
HI FREQ
HI Q
TRIM
TRIM
TRIM
REP TRK7
REP TRK8
INPUT B
(+4 ~ -50dBV)
MID GAIN
MID FREQ
MID Q
EFF 1
EFF 2
AUX 1
AUX 2
LO GAIN
TRIM
TRIM
TRIM
PEAK
(To HDR)
INPUT C DIR
EQ A/B/OFF
A/D
A/D
INPUT C
(+4 ~ -50dBV)
(To HDR)
INPUT D DIR
PRE/POST
POST
PRE
INPUT D
(+4 ~ -50dBV)
TRK 1-8
X 8
REC SOURCE SEL
PEAK
(To HDR)
INPUT E DIR
ORG: INPUT
GRN: PLAY
RED: REC
OFF
ON
OFF: CH OFF
A/D
A/D
INPUT E
(+4 ~ -50dBV)
INPUT
A
PAN
3 BAND EQ
(or COMP)
INPUT
INPUT
INPUT
INPUT
INPUT
INPUT
INPUT
B
C
D
E
F
(To HDR)
INPUT F DIR
CH ON
CH STATUS
EQ PARAMETERS
GAIN
INPUT
PLAY
REC
G
H
HI GAIN
HI FREQ
HI Q
INPUT F
(+4 ~ -50dBV)
MID GAIN
MID FREQ
MID Q
(From HDR)
REP TRK
9
+48V
EFF 1
EFF 2
AUX 1
AUX 2
REP TRK 10
REP TRK 11
REP TRK 12
REP TRK 13
REP TRK 14
REP TRK 15
REP TRK 16
LO GAIN
PHANTOM
(SETUP)
EQ A/B/OFF
INSERT
(-10dBV)
BAL
PEAK
(To HDR)
INPUT G DIR
UNBAL
PRE/POST
To ST MASTER
POST
PRE
A/D
A/D
TRK 9-16 / INPUT A-H
X 2
INPUT G
(+4 ~ -50dBV)
(To HDR)
INPUT H DIR
To REC BUSS MASTER
+48V
TRIM
REC SOURCE SEL
EFF SEND1 (To EFF1)
EFF SEND2 (To EFF2)
PHANTOM
(SETUP)
OFF
ON
INSERT
(-10dBV)
To AUX1/2 MASTER
ASP EFFECT
PROCESSOR
EFF SEND
EFF SEND
1
2
BAL
PEAK
EFF MUTE
EFF 1/2
UNBAL
INPUT H
(+4 ~ -50dBV)
TRIM
REC BUSS
(From AD)
REC ASSIGN MODE
BUSS MODE
DIRECT MODE
REC BUSS
MASTER
TRK
TRK
TRK
TRK
TRK
TRK
TRK
TRK
TRK
1
2
3
4
5
6
7
8
9
REC
REC
REC
REC
REC
REC
REC
REC
REC
TRK1 REP
To DATA OUT
ST MASTER / MON
INPUT
A
DIR
(From AD)
INPUT DIR
TRK2 REP
B
D/A
D/A
ST BUSS
3BAND
COMP
L
(From AD)
INPUT DIR
TRK3 REP
TRK4 REP
TRK5 REP
TRK6 REP
TRK7 REP
C
EQ
CH ON
ST BAL
EQ PARAMETERS
COMP PARAMETERS
ST MASTER
(From AD)
INPUT DIR
HI GAIN
HI FREQ
RATIO
THRESHOLD
ATACK
D
R
To METER
HI
Q
ST OUT
(-10dBV)
(From AD)
INPUT DIR
MID GAIN
MID FREQ
GAIN
E
MID
Q
COMP ON/OFF
LO GAIN
L
(From AD)
INPUT DIR
F
EQ A/B/OFF
R
MON GAIN
(From AD)
INPUT DIR
MON OUT
(-10dBV)
G
(From AD)
INPUT DIR
TRK8 REP
TRK9 REP
TRK10 REP
TRK11 REP
TRK12 REP
H
PHONES
16TRK
HDR
PHONES GAIN
TRK 10 REC
TRK 11 REC
TRK 12 REC
TRK 13 REC
AUX 1/2 MASTER
AUX
AUX
1
BUSS
BUSS
D/A
w/METER
AUX
1
MASTER
AUX 1/2 OUT
(-10dBV)
TRK13 REP
TRK14 REP
2
D/A
TRK 14 REC
TRK 15 REC
AUX
2
MASTER
TRK15 REP
TRK16 REP
TRK 16 REC
DATA IN
S/P DIF
or
ADAT
DATA OUT
FOOT SW
PUNCH I/O
S/P DIF
or
ADAT
ST OUT (From ST)
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国内営業・企画販促グループ
〠 196-0021 東京都昭島市武蔵野3-2-35
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© PRINTED IN JAPAN FEB. 2004 8588 045 000 FX
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